ティールーム(97-3)


                                               本日のお菓子は、  桃の里(和菓子)
                                               本日のお茶は、  長生の昔(伊藤園)
                                               でございます
                                               お熱いうちにどうぞ。

各部屋では 十分におはなしできなかった犬の                                 
こと、植物や野鳥などの自然、その他のトピッ
クスのお部屋です。
また豊能町についてのご案内を通して、皆様に
「豊能町への小旅行」や「短期/長期滞在」の
気分を味わっていただけたらと思っています。


No.55(1997.3.28) さくら、さくら ワンワン・ムーミンの朝のお散歩コースにさくらの木が一本、ほぼ目の高さ から上に枝が出ていて花芽をたくさんつけています。毎年春にはよく見てい るつもりでしたが、今年はホームページに掲載しようとウォッチングを開始 してみて、去年までのは「観察」ではなかったということがわかりました。 今日はあいにくの雨。写真こそ撮りそこねましたが、観察は十分にしておい たつもりです。 夕方から雨脚が強まり、気が揉めました。せっかくのつぼみを雨がぬらして しまったけれどだいじょうぶでしょうか (多分大丈夫でしょう。去年までは開花してからのみ雨の心配をしたもので すからね。) この木は毎年4月7日ころに開花してきたのですが、今年はどうでしょう? 次回の「豊能町の自然」でご報告します。
No.54(1997.3.27) マザー・グース・コンサートについて 今月17日(月)/20日(木・祝)にマザー・グース・コンサートのテレビ 放送(NHK)がありました。ご覧になりましたか? これは1997年2月1日東京で開催されたもので、62組132人の アーティスト、文化人、タレント、合唱団が、和田誠の訳詞、桜井順の作曲 による、新しい「マザー・グース」の歌を披露したのです。 司会は黒柳徹子、解説は鷲津名都江さんでした。 阪神大震災遺児のための心のケア施設建設への募金活動だったそうです。 月初めにマザー・グースのパロディを創作の部屋に掲載したので、パロディ に関するメイルをいただき、ちょうどやりとりをしていた矢先でした。 「いいタイミング」でした。 一番短い歌で20数秒でしたが、「歌手」はみんな楽しんで唄っていました。 リンボウ先生など意外な出演者が何人か見受けられたのも面白い点です。 創作の部屋には25日にマザー・グースの訳詩「コック・ロビンの死と埋葬」 (Yeemarさんによる)も加わりました。コンサートで最後に唄われた歌です。 御鑑賞ください。
No.53(1997.3.24) 星野富弘詩画集    星野富弘詩画集カレンダーを2年続けて愛用しています。 大学を卒業し、体育の先生になられて数ヶ月、クラブ活動の指導中に 脊椎を損傷され、自分の意志で動かせるのが首から上だけという状態に。 口に絵筆をはさんで描かれる絵は、植物や景色ですがとてもきれいで 温かさにあふれています。詩は御自分が日ごろ感じることを絵の周りに バランスよく配されています。 三浦綾子さんとの対談「銀色のあしあと」も読んでみました。お人柄が よくでていたのと、現状を不幸と考えてはおられないということが印象に 残っています。 書店などでよく見かけるようになりました。まだご覧になってない方には 是非お勧めします。
No.52(1997.3.22) 野間の大ケヤキ    豊能町に隣接する能勢(のせ)町に、大阪府下で一番、全国でも4番に入る 「野間の大ケヤキ」があり、国指定天然記念物(昭和23年指定、所有者 野間神社)として、町のシンボルとなっています。 今日、講演会と写真展があったので行ってきました。 樹まわり14・1メートル、高さ約30メートル、枝張り南北38メートル、 東西42メートルを誇るもので、樹齢は1000年だそうです。 近年やや衰弱が見られるというので樹木医の診療を受け、治療をおこなって いるとのこと。大学の先生の「ケヤキ」についてのお話と樹木医の治療の お話で、ヤドリギ除去や、樹木の寿命に関するお話が興味深いものでした。 樹木は、動物とは異なり、根が現存する限り上部の幹、枝、葉は新しいもの に入れ替わりながら生き長らえるものなのだそうです。ウーム!
No.51(1997.3.21) 虫の味 図書館にあった新刊の一冊で「虫の味」という本、文字通り虫を食べてみた 時の味についてでした。(篠永 哲、林 晃史 著・八坂書房) イナゴやはちの子以外の虫を食するというのは知りませんでしたが、アフリカ 各地でシロアリは食されているとのこと。アジアでの他の例も挙がっています。 ゴキブリ酒、ユスリカのふりかけご飯、カブトムシの串焼き、カマキリの から揚げ、虫粥、あおむしジュース、ミノムシ天ぷらなど30種以上を、 試しておられます。 ヘビトンボの幼虫は「孫太郎虫」といって「小児のかんの妙薬」で、昔から 用いられている漢方薬だそうですが、若いお母さんがたは知らない場合が 多く、虫というだけで不快感を持つとのこと。 そういえば古来からの民間療法は、あまり引き継がれてないように感じます。 著者は「孫太郎虫」を、干物、黒焼き、チョコレート漬け、から揚げで試し、 チョコレート漬けは、奥様に気づかれなかったと書かれています。 「虫」を食べてみようとするなら、「火」を通すことがポイントだそうです。 私は、今のところは「愛でる」だけにとどめます。
No.51(1997.3.19) うぐいすの初音    この春、鴬のさえずりをはじめて聴いたのは3月8日の朝。 厳密には「聴いたと信じている」のです。なぜなら、はっきりと 「ホーホケキョ」と聞こえて嬉しくなってしまったのは、 春眠暁を覚えずと言うべき夢うつつの状態だったからでした。 でも、今朝聴いたのは確実。ワンワン・ムーミンのお散歩の時 だったから。「春」が耳から飛び込んで来ますね。 うぐいすが、「ホーホケキョ」となくのは、春から初夏にかけての 恋愛期間のみです。実は、晩秋から冬にかけて庭などにやってきて ないているが、「チッ、チッ」という地鳴き(俳句などでは笹鳴き と呼ぶ)であるので、気づかない人も多いのです。 「ホーホケキョ」も、地域によって「方言」があるそうで、たとえば 「ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ」などと語尾が変化するようです。 うぐいすの成人度(成鳥度?)によって上手く鳴けないこともある らしいですよ。 この辺りでは7月初旬ころまでさえずりを聞くことができます。 さあ、耳を澄ましてスタンバイ。
No.50(1997.3.18) 豊能町の歴史 その3    昭和28年町村合併促進法の制定により、東能勢村は同30年4月 隣接の茨木市の高山地区を編入、翌年吉川村と合併、さらに33年には 京都府亀岡市の牧、寺田地区を編入しました。 近年、吉川地区に大規模なニュータウンとしての宅地開発が進み、 昭和51年には、人口8千人を突破、翌52年4月「豊能町」として 発足しました。・・・・・(豊能町施設案内地図より引用)
No.49(1997.3.17) 豊能町の歴史 その2    もうひとつの前身である旧吉川村の統治は、源満仲(みつなか)及び その一族が所領し慶長年間以後は能勢(のせ)氏あるいは高槻(たかつ き)藩の支配下にあり、またその間徳川氏の天領にもなりました。 明治に入り兵庫県川辺(かべ)郡の統治より離れ、大阪府の管轄になり、 明治22年市町村制の施行にあたり前記の五か村が合併し東能勢村と 称し吉川は吉川村となったのです。・・(豊能町施設案内地図より引用) その3に続く
No.48(1997.3.16) 豊能町の歴史 その1    ひじょうに古く1万年以上もさかのぼることができます。 豊能町川尻にある川尻遺跡の発掘調査の現場から、旧石器時代、 縄文時代の遺物、平安時代の遺構、中世の遺物が出土している そうです。 豊能町の前身である旧東能勢(のせ)村の開拓は、天養年間(1144年) 鳥羽天皇の頃に、貝川三位長乗一族郎党36人が木代(きしろ)の庄に 移り住んでから始まるといわれています。 その後、幾多の変遷を経て明治4年には廃藩置県の令により、高槻( たかつき)藩より脱し、兵庫県に編入、豊崎郡に属し、同5年現在の 大阪府の管轄となり、余野(よの)村、川尻村、木代(きしろ)村、 切畑村、野間口村となりました。・・・(豊能町施設案内地図より引用) その2に続く。
No.47(1997.3.15) まざあ・ぐうす    創作の部屋に3月はじめにマザー・グース(Mother Goose Nursery Rhymes)のひとつであるソロモン・グランディのパロディを3つ 掲載しています。 マザー・グースは、伝承童謡ですが、なかには残酷な内容のものも あり、為政者への風刺なども含まれます。 残酷な内容に関しては、最近(1990年代)のマザー・グースには、 その部分を書き換えてハッピーエンドにしたものも出ています。 これは、幼児に対する悪影響を考慮されてのようです。 聞くところによると、日本の昔話も、残酷なところが、いつからか 書き換えられているそうです。 例えば、 「かちかち山のたぬき」の最後は、たぬきの泥船が沈むのではなく、 みんな仲直りをして、しあわせに暮らすのだそうです。 果たして、これは子供たちにとって善い事なのでしょうか?
No.46(1997.3.14) サプライズ!!!    まあ、びっくり。 そして、ハッピー。 そして、サンキュー・ソー・マッチ。。 一ヶ月前のチョコレートのお返しに、レッドのベゴニアが届けられ たのです。 今日は何の日かを忘れていました。確か、リターン・ギフトは なしということになっていたはずでしたのに。 野田さんと山田さんのふたりが、平均年齢は20代初めの十何人か を代表して、わざわざ来てくれたのでした。 ありがとう皆さん。
No.45(1997.3.13) 真っ赤なウソ    またユーベルホール前でのこと。ホール前のテラスと貯水池の 柵との間に桜の木が何本か植えられています。 その桜の木に5羽ものウソ(鷽)がいたのです。ウソは、アトリ科の 鳥ですが、ガイドブックには、 「夏は高い山の林に、冬は低山にすむ太った鳥。」 と、書かれています。 なるほど、確かに太っていました。オスは、青灰色の体で、 頭、翼、尾は黒く、頬から喉が「赤い」のです。メスは頭は黒い ものの、他の部分はやや褐色をおびており、頬から喉も赤くはない のです。「赤」がないとかなり地味にみえますね。 よく見ると桜の花芽をついばんでは殻を「ペッ、ペッ」と捨てます。 かなりの勢いで次々と食べていました。 3羽がオス、うち1羽は少し小振りだったのでヤングでしょう。 仲間うちで「真っ赤なウソ」と呼んでいるこの鳥。あちこちで 観察されているようです。 でも、ここでお話したことは、「真っ赤なウソ」ではないですよ。
No.44(1997.3.12) ペットがいても旅行を    「犬を飼いたいけれど留守にできないでしょう?」 と、よく聞かれます。 うちの場合は、ベビーシッターならぬドッグシッターがいるのです。 何泊か留守をする時にはいつも、お向かいの家族にワンワンの 世話をお願いしています。 期間中その家族に急用ができることも考慮にいれて、あとふたりほど 友人を確保しています。 こうすると、犬にとっては、少なくとも住環境は変わらないし、 自分を可愛がってくれる人が来てくれるので、不安も感じないで すみます。食事もいつもと同じようにしてもらえるのです。 お向かいさんが旅行などされる時には、私がキャットシッターと なって、「だいちゃん」の世話をします。 これはお互いに大助かりでなんとも安心できる方法です。 しかも、「世話」や「散歩」を楽しめるのです。
No.44(1997.3.近日中) ガラスの動物園 その5:私の感じたこと    演劇「ガラスの動物園」を観ての私の感想を ティールーム(tea-973GM)に書いてみます・・・現在工事中。
No.43(1997.3.10) ガラスの動物園 その4:出演者他    南果歩/ローラ 香川照之/トム 緑魔子/アマンダ 村田雄浩/ジム 演出: 鴨下 信一 訳: 松岡 和子 鴨下信一さんは、昨日のテレビによると、白石加代子の百物語の 演出もされているようです。今後は、蜷川幸雄さんだけでなく、 鴨下さんの演出の演劇も注意してゆきたいと思います。 松岡さんは、売れっ子の翻訳家。訳者としてのコメントは、 「いろんな演出家で一つの作品を上演し続けていくということが、 作品の読み込みに対して訳者にとってもどんなに大切かが改めて 分かった。」 と、そしてかつては、一読者また一観客であった時の感想も思い だして比較しているのも面白いこと。幅広い世代に共感を呼ぶ作品 故のことです。
No.42(1997.3.09) ガラスの動物園 その3:劇中の音楽とユニコーン    ロビーでパンフレットと並んでミニ・ディスクとガラス製の ユニコーンが売られているのは、私には初めての光景でした。 最近の演劇には、音楽が効果的に使われる場合がまれではありません。 特にこの演劇には、音楽が独特のアクセントを与えています。 「ガラスの動物園」という主題曲が何度も繰り返し用いられ、場面 の情緒を強調します。 なんと美しい、また、なんとこわれやすいと感じさせる曲・・・ ガラス細工に焦点をあわせて、ローラを象徴しています。 ユニコーン一種類だけの販売でした。とてもきれいなガラス細工で、 透明感もすばらしく、きらきらと輝き、コーンの長さもたっぷり でした。 価格は一万円でしたが、もしかしたらあれは観客に予備知識 として観ておいてもらうためだったのでしょうか。 劇中でコーンが折れて、 「他の馬とおなじになってしまった」 というところの補足なのかも知れません。
No.41(1997.3.07) ガラスの動物園 その2:The Glass Menagerie    「ガラスの動物園」は、"The Glass Menagerie"といい、 私たちがよく知っている"Zoo"という言葉は使われていません。 "Zoo"というのは、ふつうの動物園のこと。広い、動物を見せる公園 という意味です。 "Menagerie"というのは、サーカスなど見世物小屋にある珍獣たちの檻。 集合的に風変わりな人々という意味もあります。 ローラのガラスの動物のコレクションだけでなく、ウィングフィールド 家の家族3人が世の中への適合が下手な珍獣であるという含みも 加わるのです。
No.40(1997.3.06) ガラスの動物園 その1:カタルシス    日曜日に友人と「ガラスの動物園」を新神戸オリエンタル劇場で 観劇。 これは、 アメリカの南部を舞台とするTennessee Williams の作品。 トムの追想という仕立てであるが、3人の家族:母親アマンダ、姉の ローラ、弟トムは、普遍的な家族メンバー。観客はこれらの人物に 共感を覚える。 今回は、特に母のアマンダの立場がよくわかり、同情しつつも 身につまされる思い・・・何度も笑っているうちに終わった。 終わってみると、思いテーマであったにもかかわらず、なんと すがすがしい感じがするのでしょう。心が「湯上がり」の状態 とでもいったところです。 これがいわゆるカタルシス(Catharsis)なのですね。 想像的経験(劇、特に悲劇を見ること)による感情の浄化、つまり、 劇を観ることによって、うっせきした感情が解放されて快感を味わう ことをいうのですが、 こんなにも効果の大きいカタルシス。これがアメリカでのロングラン の秘密でしょうか。
No.39(1997.3.02) ジョウビタキの水浴び    今やこのコーナーでおなじみのユーベル・ホール前の貯水池で、今度は、 ジョウビタキのメスの水浴びを見かけました。 やはり、ヒヨドリの時と同じ浅い流れの所でしたが、浴びかたは全く 異なっていました。 足の上部までの浅い水に、一瞬のうちに頭をおもい切り突っ込むのです。 しかも、首を横にひねっての突っ込みで、同時に両羽をバシャバシャ 羽ばたかせます。 スローモーションでもう一度見せて・・・と言いたいほどの速さ! どうも首はおなじ方にばかりひねっているようなのですが・・・よく 確認はできません。 ウエストから上の動きの豪快なこと。 これを5ー6回繰り返したら、水から上がり、飛び去りました。
No.37(1997.3.01) 「帰らないで」・他の犬の場合    ワンワン・ムーミンは、家に来られた人が帰る時に、ドーン・ドーンと 跳んで 「帰らないで」と訴えるというお話をしましたが、 あとふたつ、他の例があるので紹介しましよう。 今田さんのアリス(シェットランド・シープドッグ)は、玄関や、門の ところまでお客を送り、ワンワンと吠えて訴えますし、 花岡さんのべス(上に同じ)は、気配を感じるとリビングやら和室やらを 走り回って訴えるのです。 犬たちは皆一生懸命忙しそうにこのパフォーマンスをやるので、おいとま する者は、後ろ髪をひかれるのです。


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