ティールーム(97.8)


                                               本日のお菓子は、 氷室(和菓子)
                                               本日のお茶は、   一期一会(井楽園)
                                               でございます
                                               

 各部屋では 十分におはなしできなかった犬の                                 
こと、植物や野鳥などの自然、その他のトピッ
クスのお部屋です。
また豊能町についてのご案内を通して、皆様に
「豊能町への小旅行」や「短期/長期滞在」の
気分を味わっていただけたらと思っています。
                                                      

No.98(1997.8.25) ワンワン・ムーミンの夏は? このところの残暑の厳しさはどうでしょう。夏前半の不順だった分まで大盛り       にしているようです。       犬たちにとって、夏は苦手な季節。       ある犬はエアコンの部屋を好み、外におかれている犬は前足で穴を掘っては腹       を底につけて涼をとるため、あちこちにたくさん穴ができてデコボコになると       か。       ワンワン・ムーミンの場合は、冷房は苦手、自然の風がいいのです。お散歩と       お遊び以外はずっとひるねで消夏です。ちゃんといちばん涼しい位置を陣取っ       ているのには感心します。       でも、夏は一番こわい季節でもあるのです。       数年前散歩途中で、角を曲がった途端かんしゃく玉が飛んできて、足にからむ       ようにして爆発したことがあり、大変なショックと恐怖を受けました。       以来、花火、かんしゃく玉、雷などには何ともいえない恐怖をいだき、音を聞       ただけでガタガタ震え、ポタポタとおおつぶのよだれ、つまり冷や汗です。 あちこち、ぬるぬるのよだれの水溜まりができてしまうので、人間はスリップ       要注意となります。       どんなに説明しても理解できないため、生涯怖がることになるのは可哀相なこ       とです。なにかいい方法はありませんか。
No.97(1997.8.24) マザーグース・コレクション すこし前にマザーグースのCDが手に入った。いずみ書房(株)から出された       もので、CD一枚とかわいいサイズのハード・カバーの絵本(Ladybird Books Ltd.の英語版)三冊と解説書(訳詩など)がセットになっている。       絵本は、 『Humpty Dumpty and other nursery rhymes』 『Incy Wincy Spider and other nursery rhymes』 『Hickory Dickory Dock and other nursery rhymes』       の三冊で、あわせて84のうたが載っている。       イラストは Jan Smith によるもので、やさしい色使い、動きにリズムがあり、       スピードさえ感じられる個所もあって詩のイメージがとても楽しいものになっ       てゆく。       もちろん、演奏と歌もいい感じ。詩によって歌手、演奏も変化がつけられてい       るのはうれしいこと。       ただ、楽しいリズムにさっと乗って一緒に唄おう・・・としても、思い通りに       はいかない場合もあるのです。       先ずは、ゆっくり調子のものからはじめましょう。       マザーグースについての最近の発見は、その鑑賞のしかた。       英詩そのもの、日本語訳詩、歌(音楽として)、そしてイラストも。書店の店       頭でも何種類もの絵本を開き、そのイラストの画風を比べてみてくださいね。
No.96(1997.8.16) ドイツ旅行 その6 ベルリンの市内では、うんと背の高いひとが男女ともによく見かけられ、その 身長には圧倒されましたが、ミュンヘン辺りになると様子が異なります。 日本人と変わらない身長のひとが大半です。一国内でこれだけの身長差は意 外ですね。 ガイドさんのお話によると、ドイツはワイン圏とビール圏に分かれます。 北西部はワイン圏、ミュンヘンなど南部はビール圏です。ワインはフランスに 比べ、日照時間が少なく赤ぶどうはそれほど色づかないため赤ワインとロゼワ ンの生産量はワイン全体の各1割ずつだそうです。主となる白ワインの方がお いしく、お勧めだそうです。 アイス・ワインなど、大きいリスクを承知でつくらるワインの話も、教育制度 のこと、職業に関するお話などもとても興味深いものでした。
No.95(1997.8.04) ポニーちゃん、SAYONARA 犬・猫ちゃんの部屋の3番目登場のポメラニアンの「ポニー」が死んだ。 7月19日のことであった。 まったくの「ぽっくり死」である。11歳なので高齢ではあるし、普段か ら心臓があまり強くはなかったのだが、お散歩には元気にでかけ、家族に は愛敬をふりまき、数日前にサマーカットのおしゃれをしたばかりだった のに・・・。 夕食を皆より先に食べている時、パタンと倒れてそれっきり、30分後に は意不明、獣医さんもなすすべがなく。 極楽往生というのでしょうか。 でも、飼い主にとってはまったく予期していなかったこと。家族の一員が なくなるのですから喪失感は絶大で、寂しさもひとしおです。 長くかかって衰退していく老犬の話が多いだけに、私にとっても信じられ ないことでした。 うちの場合もそろそろ心の準備は必要ですね。 難波さんには「ポニーちゃんサヨナラ会」を予定しています。
No.94(1997.8.04) ドイツ旅行 その5 「中世犯罪博物館」 ドイツ唯一の犯罪博物館では、過去約700年(12-19世紀)にわたる 立法、司法(拷問、死刑、名誉刑罰等の処罰)の歴史を明らかにしている。 ドイツ語、英語、日本語での案内書が用意されている。 まず地下へ、最初に断頭台の模型や首切り斧の陳列があって驚く。死刑執行人 のマスクは首から上をすっぽり包み顔を隠すものであった。 もっと軽くて面白いものが沢山ある。 木のカラー:服装規定に反した女性用。 辱めのマスク:おしゃべりの過ぎる女性用。うんと長い舌が口から出ている。 飲ん兵衛用の樽:居酒屋に常連の大酒飲みを懲らしめるため。 大きなロザリオ:不熱心な信者用。 二輪首かせ:ふたりのいがみ合う女性用。 水責め用の檻:目方をごまかしパンを小さく焼いたパン屋用。 かせ木:男性をさらし者にするため。 鉄の乙女:不道徳の女性を懲らしめるためのマント(鉄製)。 辱め用のロバ:怠け者の生徒用。。 汚名の笛:へたな楽士用。 これらの道具は、町の中心にある広場で人目にさらされたり、町中をひきまわさ れたりして罰を受ける時に身につけさせられるもの。大衆にはひと目でどんな不 名誉を負っているかがわかるようにできているところが面白い。 でも、当時は文盲の人も多かっただろうから、これは当然の工夫なのかも。 こういった品々を見ていると中世のローテンブルクの住人たちの生活がいきいき と展開し始めますね。 重いところでは、 針のイス:魔女裁判の頃の拷問道具。「針のむしろ」ではなくイス全体に スパイクのような針が出ているものです。 「魔女」であるとの疑惑はどのようにして持たれたのでしょうか。「魔女 の宅急便」の現在に生きるわれわれには想像を絶するものです。

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