ティールーム(99.8 - 12)


各部屋では 十分におはなしできなかった犬の
こと、植物や野鳥などの自然、その他のトピッ
クスのお部屋です。
また豊能町についてのご案内を通して、皆様に
「豊能町への小旅行」や「短期/長期滞在」の
気分を味わっていただけたらと思っています。
            


No.196(1999.12.22)パイン・ツリー
    
    
    NHKラジオの番組「英語会話」を聞いていますが、クリスマス・シーズンなので
    アンデルセン原作のストーリーが取り上げられ、朗読されました。

    森で育ったパイン・ツリーが、生育途中夢見たとおりに切り出され、ある家のリビン
    グで立派なクリスマスツリーとして栄光を浴びた後、屋根裏部屋に放置されて枯れ、
    挙句の果てにはマキとなって暖炉で燃され灰になるという話である。

    森の中で生育中には、周りにはたっぷりとスペースがあり、太陽を十分に浴び、ピク
    ニックにやって来た子供たちに、
    「かわいいツリーだね。」
    などと褒められていたのだが、パイン・ツリーは自分がいかに幸せであるかを全然理
    解せず、まだ見たこともない世界を、もっともっとすばらしいものだろうと憧れてい
    たのである。
    現実は厳しく、パイン・ツリーの結末は悲しい。
    
    私たちはどうだろうか?
    クリスマス・シーズンに自分の幸せをかみしめてみましょう。


No.195(1999.10.13)マクロレンズで2倍楽しむ
    
    
    現在使用のオリンパスC-1400XLに時々マクロレンズを附けて撮影をしていますが、
    これが意外な映像を見せてくれます。(1999.11.10からはC-2500Lを使用)

    たとえば「豊能町の自然」の写真では、つくしの坊やのアップでは表面がまだぴった
    りとくっつきあっていましたし、つくしの先端の胞子を捕らえてみると胞子がまだし
    っかりと内臓されているもの、すでに放出された後の状態がはっきりわかりました。

    アリウムギガンジュームは全体を構成しているひとつひとつの小さな花が、まるでガ
    ラスのアートのよう、透き通った紫色があっと驚く美しさで感動ものでした。
       
        ひとつひとつがマクロレンズを通して見ることで別世界を覗くことができます。つま
    り、世界がもうひとつ存在するのですね。ひとつの対象物に2つの世界!そんな訳で
    ますます撮影に多忙なこのごろです。


No.194(1999.8.17)自然のへの畏怖
    
    
        お盆休みにキャンプに出かけ、河の中州にテントを張ったものの、急な増水のための
    災難にあうというニュースが報道されています。

    後悔先に立たずといいますが、後になってみると何度か助かっていたかも知れないタ
    イミングがあったようです。しかし、ダムの放流による急な増水の警報が繰り返され
    たにもかかわらず前例のみによる独断を下して避難をしなかったのはとても無念なこ
    と。
    
    「自然」が身近でなくなりつつある現在、それが時とした猛威をふるうということを
    私達は忘れがち。つい楽観的な予測をしてしまうことがあります。  自然に対して
    あなどることなく、畏怖の念を持つことが大切なのですね。
    「警報」や「危険」という言葉から最悪の場合を連想する訓練も必要かも知れません。
    「最悪」は一旦起きてしまうともう巻き戻しはできないのだから。
    
    ご冥福をお祈りいたします。


    

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