disease 3
犬の高脂血症
・・・高脂血症・・・
血清中の脂質あるいはリポ蛋白の濃度の上昇を指す
血清中の脂質の種類:脂肪酸、リン脂質、コレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)がある
血清中のリポ蛋白の種類:トリグリセリドを多く含むキロミクロン・超低密度リポ蛋白(VLDL)、
コレステロールを多く含む低密度リポ蛋白(LDL)・高密度リポ蛋白(HDL)
その他2種類のリポ蛋白がある
〜高脂血症の診断〜
12時間絶食後の採血で脂肪血清が認められる時は常に異常で下記の2種類ある
(食後数時間で採血の場合は健康な場合でも「食後の高脂血症」がみられる)
・・・内存する疾患による二次性高脂質血症・・・
もっとも一般的:甲状腺機能低下症・糖尿病・膵炎
それほど多くない:副腎皮質亢進症・肝疾患・妊娠・薬物由来・
肥満・ネフローゼ症候群・グラム陰性敗血症
・・・原発性高脂質血症・・・
ミニチュアシュナウザーの特発性高脂血症・特発性高キロミクロン血症
リポ蛋白代謝の遺伝性欠損に起因し、
特発性高リポ蛋白血症は1975年ミニチュアシュナウザーで最初に報告され、
ミニチュアシュナウザーにおける特発性高リポ蛋白血症の病因はまだよく理解されていないが
高トリグリセリド血症が主な異常と考えられており、
トリグリセリド(中性脂肪)濃度がときには正常値の100倍に達する
≪特発性高リポ蛋白血症≫罹患犬の症状
無症状
てんかん様発作
急性の失明
眼球混濁
腹痛や嘔吐などの膵炎の様な症状
肝肥大が触診で出来る場合もある
〜高脂血症の治療〜
内存する疾患による二次性高脂質血症:内存する疾患を治療したり、食餌療法
特発性高脂質血症:Hill's r/d&マクトンオイル
脂質低下剤は薬剤の安全性と有効性が確立されるまで犬での使用は推奨できない
・・獣医さん用の本より抜粋・・
〜その他の情報〜
4歳令以上のミニチュアシュナウザー注意
食餌はお米とカッテージチーズも有効とアメリカの文献にある
ボケ予防・改善の「メイベットDC」が中性脂肪&コレステロールを下げる働きがある
ミニチュアシュナウザーは大型犬並みの運動量が必要
・・2001.12まで獣医さんのHPに相談してわかった事・・
【お願い】
2002.09月、M動物病院にて初めて聞いた、
『ミニシュナだから、脂質(中性脂肪やコレステロール)の代謝異常は当たり前・・・
「なぜ?!」と聞かれたら、ミニシュナだからしようがない!!』
唖然としました。
私自身、実際にはティキの中性脂肪値とコレステロール値しか知りません。
そこで皆さんのミニシュナちゃんの値を個人的に知りたくなりました・・・
是非教えてください!!
文献によると、ティキより中性脂肪値が高くても無症状なシュナちゃんもアメリカにはいるそうです・・・
下記ティキメールにコピー&ペーストして送ってくださいね♪
よろしくお願いします!!
ミニシュナちゃんのお名前:
生年月日:
性別:
去勢もしくは避妊手術の有無:
「MSC#」もしくは「しゅなDEねっと#」:
中性脂肪値:
コレステロール値:
血液採取時の食後経過時間:食後 時間
病気(てんかん発作・眼球混濁・甲状腺機能低下症・膵炎・糖尿病など)の有無:
補足説明