★あらすじ
『木戸の椿 公事宿事件書留帳二』 澤田ふじ子


「木戸の椿」

 年の瀬の挨拶に源十郎と一緒に出かけた菊太郎は、困った様子の銕蔵たちと出会います。五歳の幼女がかどわかされたのでした。


「垢離の女」

 お信は、身投げ寸前の若い女と赤子を助け、長屋に連れ帰ります。


「金仏心中」

 楼主の車屋文蔵と口論していた遊女のお時の客になる、と菊太郎は申し出ます。その時、お時をかばっていたお鈴も一緒に揚げさせます。車屋文蔵は、骨董好きでした。


「お婆とまご」

 菊太郎は、居酒屋で難癖つけられていた若者を助けます。後に、「鯉屋」に若者・弥市の祖母のお勢が挨拶に来ますが、お勢は揉め事を抱えているようでした。


「甘い罠」

 大店の娘らしい少女が、「鯉屋」の様子を伺っています。その大文字屋の娘・お妙は、湯治に出かけたままの祖父の身を案じていたのでした。


「遠見の砦」

 「鯉屋」で働く喜六は、銕蔵と同心・曲垣染九郎が男を引き立ててくるのに出会います。喜六たちは鯉屋で雨宿りをします。その男、富吉は、ある男の目を潰した嫌疑が掛けられていますが、富吉は、自分ではないと主張します。


「黒い花」

 同心の福田林太郎は、昨夜は正体なく酔いつぶれたようです。その頃「重阿弥」では、燗番の光太夫が行方不明になってました。

1992.10 廣済堂出版/1996.2 廣済堂文庫/2000.12 幻冬舎文庫 



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