2007年12月22日、シーラカンスが見れるということで、 東京工業大学に行きました。 出かけるのが遅く、着いたのは昼ごろです。
解剖はテレビ中継で見るようになっていましたが、 既に大分進んでいました。 といっても、大分丁寧に行っているようで、ようやく内臓が見えた程度です。 解剖しながら、いろいろ話をしているのですが、何を話してるかは聞き取れませんでした。 時々、秋篠宮殿下が写っていたので、解説していたのかもしれません。
別室にもう1匹のシーラカンスが展示してありました。
かなり大きいです。
独特の足の様なひれの形がはっきりわかります。
ひれの先は少し欠けています。
うろこはかなり大きいです。
よく見るとうろこが所々剥げています。
剥げたうろこは、大きく内部は真っ白です。
触ってみるとうろこはかなり硬いです。
背中側のうろこやひれにはとげが生えています。
眼は冷凍していた影響なのか、凹んでいます。
大きな口にはとがった歯が少し生えています。
お腹の中には26個の卵があったそうで、 別に卵の票品が展示されていました。 直径10cmぐらいの大きな卵です。
13時半から記者会見がありました。 シーラカンスは最大2mほど、水深200mに前後に生息しています。 魚から陸上動物に移行する中間に位置すると考えられますが、 まだよくわかっていない事が多いそうです。
解剖したのは2004年に取れたもので120cm、45kgだそうです。
展示されているのは2007年に取れたもので、166、105kgだそうです。
年齢を特定する方法がわかっておおらず、
年齢は不明だそうです。
元々大きい個体の解剖を予定していましたが、 内臓が全て取り出されていることが確認されて、 急遽小さい個体で解剖することになったそうです。 解剖した半分は展示標本にする予定だそうです。
浮き袋は脂肪が詰まっています。 食べ物を丸呑みするそうで、胃はかなり大きいそうです。 運動能力は低く、全速で泳いでも人が簡単に追いつくぐらいだそうです。 そのため、餌を追いかけるのではなく、目の前に来たものを食べているそうです。 また、ほとんどなんでも食べるそうです。
性別は外見ではよくわからず、体内で受精するのですが、 接合器官はなく、繁殖方法はわかっていません。
会場は普段は研究の一般向けの発表場所らしく、 いろいろな展示がありました。 子供たちはシーラカンスよりそっちが面白かったみたいです。 発電とか免震とか色々ありましたが、子供に人気は、 「ロボットの両眼運動制御」という展示です。 カメラが動いて、色々な所を見ています。 カメラに写るのが面白いらしく、前にたかって手を振ったりしていました。
Presented by Ishida So |