■2003年9月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●遺伝子組み換え動物、安全性議論は11月から?


 2000年から4年にわたって日本で開かれた、コーデックス委員会バイオテクノロジー応用食品特別部会でまとめられた「遺伝子組み換え食品等の安全性評価に関する国際規格」が、6月30日から7月7日にイタリアで開催された同委員会総会で採択された。今後、このコーデックス規格が国際規格として機能し、各国での安全性評価の基準となる(本誌2003年4号参照)。

 採択された国際規格は、「リスク分析のための原則」「遺伝子組み換え植物食品の安全性評価指針」「遺伝子組み換え微生物食品の安全性評価指針」「アレルギー誘発性に関する添付資料」で、会議では議論に至らず積み残した「遺伝子組み換え動物食品の安全性評価」に関しては未定のまま、日本での特別部会は幕を閉じることになった。
 11月に国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)共催の「GM魚に関する専門家会議」が始まる。この会議では、GM魚だけでなく家畜も検討課題にのぼる可能性が強まった。