安田しん二のスポーツ観戦日記
2003年6月編

私、安田しん二が一スポーツ・ファンとして書く、独り言のコーナーです。
これは私の個人的な意見で、独断と偏見によるものであります。
そこのところをどうか御了承ください。

2003年6月2日月曜日
 昨日の伝統の一戦、『ジャイアンツvsタイガース』は、ジャイアンツがその前日の悪夢の逆転負けを吹っ飛ばすかの様なサヨナラ劇を演じました。9回無死ランナー1塁、相手の守護神ウィリアムスから、高橋由伸は目の覚める様な凄い打球をライト・スタンド最上段に打ち込みましたね。これで今回の対戦成績は2勝1敗。ゲーム差7.0で、とりあえず首の皮一枚で繋がってるって感じです。
 ジャイアンツはこのリリーフ陣の不調をどう乗りきるか、注目が集まります。昨日はそのリリーフ陣が頑張りました。でも、大切なのは一回だけではなくいつもそれを要求されると言うところです。抑えの河原純一は、今はちょっと復活のめどがつかないので、とりあえず岡島、前田、真田と言うところで日替わり抑えって事になりそうです。でも、そういうのって脆いんだよなぁ〜……。誰か救世主が現れると良いのですが……ン〜………。

2003年6月14日土曜日
 NBAではニュージャージー・ネッツとサンアントニオ・スパーズが熱戦を繰り広げていますが、私の目線は早くも来季のマーヴェリックスの戦力補強へ行ってます。
 NBAファイナル終了後の6月26日に行われるドラフトですが、マーヴェリックスは29番目と58番目のピック・アップです。ですから当然アメリカ国内の有望と思われる新人は獲得出来ないです。ですからもしかすると、ヨーロッパ辺りから余所のリーグのプロを獲得するのではないかと私は思います。
 マーヴェリックスはドラフトではあまり大きな期待は無いものの、今年のFAにはジェイソン・キッド、ティム・ダンカン、ゲイリー・ペイトンと言った3人の大物が控えてますので、当然これらの選手に触手を伸ばしたいところです。しかし、ガードではスティーヴ・ナッシュ、ニック・ヴァン・エクセル、マイケル・フィンリーと足りてますので、ゲイリー・ペイトンやジェイソン・キッドの獲得は無いと思います。やはり、ティム・ダンカンはマーヴェリックスでなくても、どのチームでも欲しい選手でしょう。私はまずダンカンがスパーズを出るとは思ってませんが、マーヴェリックスはインサイドに強いダンカンの様なフォワード・センターが欲しいのは事実だと思います。ちょっとリスキーですが、今季持病の肝機能障害で1試合も出場出来なかったマイアミ・ヒートのアロンゾ・モーニングが、来季はプレイ出来ると医者からお墨付きを貰ったらしいのですが、ヒートはもしかするともうモーニングとは契約しない可能性が有ります。そうなりますとマーヴェリックスはモーニング獲得に乗り出す事間違い無いです……と私は思います。もしモーニングを獲って、彼が実力を発揮しますと、マーヴェリックスは実にパーフェクトなチームになりますよぉ。いずれにせよ、このシーズン・オフはマーヴェリックスの動向から目が離せませんね。くれぐれも昨年(シアトル・スーパーソニックスのラシャード・ルイス獲得失敗)の様な、失敗はしてもらいたくないです。

 ジャイアンツは崖っぷちに立って、『甲子園球場』での対阪神3連戦、昨日は二岡智宏と江藤智の2本ずつのホームランで快勝しましたが、あと2試合、ゲームを獲らないとなりません。何しろ、今のジャイアンツはピッチャー、特に中継ぎ・抑えがガタガタです。割りと好調な真田裕貴や前田幸長だって、まだまだ完璧とは思えません。やはり打ち勝つしか無いのですね。それにしても、ロベルト・ペタジーニ君の緊急帰国はどうなってるんでしょうか?ジャイアンツはつくづく外国人には泣かされていますよね。今日もクリス・レイサムがファームから上がって来ますが、今までの経緯を見てると期待は出来そうに無いですし……。

 ヤンキースの松井秀喜はやっと本来の力を出しつつ有りますね。ジャイアンツ時代はダウン・スイングを心掛けていた松井でしたが、ここのところ、それではダメだと言う事で、レベル・スイングぎみにバットの振り方を変えて来たと言う事の様です。なんでもメジャーのピッチャーの球は、ダウンで打つとみんなゴロになっちゃうんだそうです。「よぉ〜っし、パパぁ、明日はホームランだぁ!!」………牛丼屋さんのかなり古いコマーシャルみたいですが、これからはホームランが見れそうな気分になって来ました。

2003年6月16日月曜日
 NBAファイナルはサンアントニオ・スパーズがニュージャージー・ネッツを破り、4年振り2度目の優勝を飾りました。
 提督こと、デヴィッド・ロビンソンもこの試合を最後にユニホームを脱ぐ事になり、彼は有終の美を飾った事にもなります。
 MVPは今日トリプル・ダブルを記録したティム・ダンカン。彼のMVPには誰も文句は無いでしょう。
 私はいまだに、「もしもあの時ダーク・ノビツキーが怪我しなかったら……」なんて思ってしまうのですが、ファイナルのスパーズは文句無く強かったです。ネッツも健闘しましたが、今日は特に逆転されてからは攻撃に焦りが見えてました。ジェイソン・キッドも来年はFAです。この悔しさをどういう形に変えて来季に挑むか注目です。私が思うに、もう一人のFAのダンカンはスパーズに残るでしょうね。

 昨日のジャイアンツは悔しいの一言に尽きます。2安打しか出来ないんじゃ、いくらピッチャーが良くても勝てませんよね。木佐貫洋は気の毒でしたね。それにしても延長10回で1−0とは……。
 これで阪神とのゲーム差は9.5です。これはちょっと厳しい……。

2003年6月25日水曜日
 ジャイアンツは昨日、横浜ベイスターズに完敗しましたが、私は何故かもう悔しくもなんとも無くなってしまいました。まさか首位の阪神とこれだけゲーム差を離されて(11.5ゲームです。これが限界でしょう……)、“メイク・ミラクル”は起きないだろうと、こんな私でさえ思わないのであります。ただ、7年前の“メイク・ミラクル”は、今と同じ11.5ゲーム差から始まったのですが……、でもまさかねぇ〜……。
 結局、ストッパーとして期待して獲得したサンタナ投手、彼が活躍する前にジャイアンツはぶっ倒れてしまった感じです。援軍は間に合わなかった……(たしか7年前のあの時も、私が完全に諦めたところから始まった様な……)。

 やはりジャイアンツがもはやこれまでって時に、残された楽しみは、松井秀喜とイチロー等の日本人メジャー選手の活躍です。ここのところ絶好調のイチローは、もう首位打者射程距離圏内に来てます(打率.356で首位のモーラは.361。但しモーラは、イチローに比べて圧倒的に打席数が少ないので、打率の上下は激しいはず)。オールスターの人気投票でも、外野手部門で1位ですし、名実ともにメジャーのトップ選手の道を歩んでますね。
 松井秀喜の方も昨日のタンパベイ・デビルレイズ戦で、今まで10−0と苦手としてきたザンブラノ投手からヒットを放ち、メジャーの投手にもいよいよ慣れてきたって感じです。アメリカは地域によって温度差が激しいので、時差も含め、移動はとても厳しいはずですが、せめてニューヨークの気温が上がってくれば、更に活躍出来る材料は増えると思います。今までは「打てそうな球」を見逃してる事がよくありましたが、昨日の松井は苦手な球をファールし、好きな球を見逃さずに打ってましたね。こうなってくると今後更に期待できますね。更に積極性も出て来れば、ホームランの数はどんどん増えるはずです。

2003年6月26日木曜日
 昨日のジャイアンツ、かろうじて勝ったと言う感じですが、サヨナラ押し出しデッド・ボールでも勝ちは勝ちですよね。内容は決して良く有りませんが、このまま地道に頑張って行って貰いたいです。そう言えば阪神にもマジックが点灯しました。このまま突っ走っては欲しくはありませんが、その勢いは充分感じられすね。とりあえず、阪神の“夏の死のロード”を待ちましょう。

 明日はいよいよNBAドラフトです。今年の注目は、怪物高校生のレブロン・ジェームスです。多分クリープランド・キャバリアーズがいの一番に指名する事でしょう。マーヴェリックスはと言うと、1巡目の指名権は一番最後の29番目。2巡目も最後から2つ目の57番目と言う絶望的な順番です。NBAで活躍する選手のほとんどは、ドラフト1巡目の上位で指名される選手がほとんどですが、実はマーヴェリックスには2巡目指名だった選手は多いです。あのニック・ヴァン・エクセルもそうですし、イヴァン・エシュマイヤー、エデュアルド・ナヘラ、ポパイ・ジョーンズもそう、エイドリアン・グリフィン、エイブリー・ジョンソン、ラジャ・ベル、アントワン・リゴドーに至ってはドラフト外です。ビッグ・スリーのマイケル・フィンリーは21番目、スティーヴ・ナッシュだって15番目で、それほど上位ってわけではありません。でもしかし、現在のマーヴェリックスの場合、ドラフトで指名した生え抜きの選手は皆無で、今回のドラフトも何故かあまり期待は出来ないのですが……(一応生え抜きっぽいダーク・ノビツキーは、実はミルウォーキー・バックスが9番目指名し、その直後にトレードでマーヴェリックスに来てます)。

2003年6月27日金曜日
 ジャイアンツ……、情けない……。昨日は工藤公康が好投したのですが、9回に横浜の多村に痛恨の一発を浴びせられてしまいました。ちゃんとした救援・中継ぎがいれば、あそこは工藤続投ではなかったのですが……。なんせ現在まともなピッチャーがいないのです。今日から期待のフリオ・サンタナが1軍昇格しそうですが、2軍で1回投げただけでまだ調整不足っぽいです。ここで焦って投げさせて、上手く押えられれば良いですが、もしもそうでなかったら、せっかくの期待の救援投手、ダメになっちゃわないでしょうか?

 今日はNBAドラフトの日です。マーヴェリックスは1巡目でジョシュ・ハワードと言うウェイク・フォレスト大のフォワードと、2巡目にシュー・ユーヤン(読み方合ってるかなぁ?)と言う香港のセンター/フォワードを指名しました。
 ハワードは1m98cm、92kgと言う体格で、今シーズンのゲームでは、31試合全てにスターターとして出場し、得点を平均19.5ポイント挙げてます。一方のシューは2m12cm、95kgと言う長身で、26試合出場し、得点を平均21.8ポイント、リバウンドを合計218獲ってます。シューはマーヴェリックスではワン・ジィージィー(現在はクリッパーズ)に次ぐ2人目の中国人選手です。チームは益々国際化して行ってますね。ロケッツのヤオ・ミンもそうですが、中国の選手には未知の力が秘められてる気がしてなりませんね。やはり実際はNBAとの力の差は相当あるので、ルーキーの彼等に1年目から多くは期待出来ませんが、マーヴェリックス・ファンとしては来季もとても楽しみです。

2003年6月28日土曜日
 ジャイアンツの自力優勝が消えてしまいました。それにしてもまだ6月なのに……。フリオ・サンタナ投手も無安打無失点と好投し、いきなり148kmの速球も投げてみせましたが、(出て来るのが)今更遅すぎます。サンタナが悪いのではありませんが、自力Vが消える日に初登板、如何にジャイアンツがシーズンに入ってからドタバタしたのかが伺えます。順位も落としてしまいましたが、この際2位も3位も関係ないって感じですね。

 マーヴェリックスは早速、2巡目指名の中国人センターのシューをデンバー・ナゲッツに譲渡した様です。尚、ジョシュ・ハワードのナンバーは5の様です。

2003年6月29日日曜日
 松井秀喜が3割まであと一歩と言うところまで来てます!最近の松井は、もう完全にメジャーの投手とストライク・ゾーンに慣れたって感じです。ヒットの数も、このままで行けば200本も不可能ではありません。打点もかなり行けると思います(まず100打点は間違いない)。それから、四球が増えてるのも好ましいです。
 今日は変則ダブル・ヘッダー、対メッツ戦。昔は日本でも(特にパ・リーグ)ダブル・ヘッダーと言うのは良くありましたが、最近はめったにありませんね。今回は“変則”と言う事で、最初は『ヤンキー・スタジアム』(どうやら満塁ホームランを打ったらしい!)、そしてその後、『シェイ・スタジアム』に移動してのダブル・ヘッダーです。
 古巣のジャイアンツが、もう瀕死のの状態(昨日プロ入り初先発の19歳、林投手は良かった!顔も良いし、きっと人気でるよ)なので、ここはやっぱり松井が活躍して、我々ジャイアンツ党を元気付けてやって貰いたいです。よろぴくよぉ。


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