備中神代は芸備線との接続駅で、伯備線と芸備線の線路がこれから分かれ始めようかと言う様な所に駅がある。よってホームは1番線と2番線が伯備線用、駅入口からいちばん遠い3番線が芸備線用と完全に使い分けされている。
備中神代の隣の駅は布原であるが、伯備線の電車はすべて通過してしまうので駅名標にも布原の名前がなく、新見まで飛んでしまっている。だが芸備線の駅名標の方にはきちんと布原の駅名が表示されている。
この駅には芸備線の0キロポストが置かれており、備中神代から広島方面へ行く列車が下り列車ということになる。よって広島から三次や
備後落合方面の芸備線の列車は上りと言うことになるのだが、この0キロポストはかなりボロが来ていて雑草の中にひっそりと立っているので160キロ弱にも及ぶ長大なローカル線にしては何とも寂しいスタートである。
この備中神代はかつて木造の駅舎があったが撤去されてしまい、入口の庇の部分だけが残されてちょっと変わった建造物になってしまっている。
(2002.12.17)