小和田は山奥の中にある何もない駅で、その周囲の何もない雰囲気の良さから「秘境駅」として人気が高い駅である。
また皇太子妃雅子さまの旧姓の漢字が同じだったことから(読みは「おわだ」だが)、ご成婚の年は入場券が飛ぶように売れ、休日はJRの職員が出張するほどのフィーバー振りだったと言う。また付近で「十二単婚」という結婚式まで行ったカップルもいた。
現在はすっかり静かな駅になっており、駅前の使われなくなった自販機や放置されたままでボロボロの「十二単婚」の式場がかつてのブームを物語っていた。
ここへは車で行くことが出来ない駅で(というより危険)、駅の存在価値がないように思われるが、駅から歩いて20分くらいの所に民家が1軒あり、その民家もこの駅を降りないと行けない所にある。他にも飯田線の保線作業員もこの駅を降りて現場に向かうことから、車で行くことの出来ない場所へ行く人にとっては重要な駅であると言えよう。(当然全国の秘境駅ファンの為にも…)