白滝を発車する普通列車


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時計台が特徴の白滝の駅舎
Shirataki
白滝
白滝の駅名標。今は遠軽町になったが、旧白滝村の中心地である。
まるで会議室風にテーブルとベンチ、旧白滝村の特産物が展示されている白滝の待合室。
 上白滝・白滝・旧白滝下白滝と立て続けに「白滝」とつく無人駅が連続する。今は信号場化されてしまった奥白滝を含めたエリアはいつしか「白滝シリーズ」と名づけられて、駅マニアが訪れてみたいスポットのひとつとなっている。

 白滝は旧白滝村の中心部にあるため、無人駅ながらも特急が1日2往復停車する。また駅周辺には信用金庫や郵便局、ガソリンスタンド等も存在する。

 時計台が付いた洋風の駅舎は1989年に建て替えられたもので、待合室内にはテーブルを囲むようにしてベンチが設けられている。そしてショウケース内には白滝の特産物を展示していて、中の雰囲気はさながら談話室といった趣がある。しかしケースはかなり空きがあって、少々寂しい感じだ。

 今回白滝に訪れたのは1日1往復しか停車しない上白滝の列車による乗下車を実現させるために、始発前にレンタカーで白滝を訪れて、朝の下り列車の時はここで車を置いて上白滝まで歩き、夕方の上りの時は上白滝に車を置いて、ここ白滝から列車に乗るという措置を取った。

 白滝から上白滝までの駅間距離は3キロ。通称遠軽国道と呼ばれる国道333号線は線路とほぼ並走しているので、約40分くらいで歩いて行くことができる。

 レンタカーは夕方頃に北見で借りて、真夜中遠軽町内を走ったために、白滝に到着したのは未明だった。しかしまだ列車が動いていない時間帯にも関わらずに駅舎内には鍵がかかっておらず、簡単に入ることができた。

 待合室が四六時中開放されていると分かっていれば、寝袋などを持っていれば一時的に夜を過ごすという方法も有りかも知れない。ただその場合は清潔に保ったまま駅を後にするというマナーも大切である。

                                                       (2014.9.7)