■2025年11月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

ニュース


●企業動向
●新たな細胞培養食品の開発

 10月8日から3日間開催されたBio Japan 2025で、オルガノイドファーム社(神奈川県藤沢市)が試作品を展示した。同社は2021年に日揮株式会社が100%出資して設立したベンチャー企業で、細胞培養肉の開発を進めている。今回の展示では、細胞培養牛肉やそれを用いた料理などを展示した。同社は、2027年にパイロット実証施設の開設を計画している。〔Foovo 2025/10/13〕

●シンガポールの培養肉企業が日本に拠点を開設

 魚の脂肪細胞を培養して食品化を目指すシンガポールのインパクファット社が、2025年10月1日、日本での拠点を開設した。同社は東洋製罐グループホールディングスなどからの出資を受け、シンガポールと日本で研究・開発を進めていく予定である。〔日経バイオテク 2025/10/2〕
●自治体動向
●愛知県がゲノム編集食品表示を求める決議

 愛知県議会は10月15日、ゲノム編集食品の表示を求める意見書を採択し、内閣総理大臣、衆参両院議長、農水省・消費者庁宛に提出した。都道府県議会が決議を挙げたのは、今年3月に岩手県議会が採択したのに続き6議会目。また山梨県北杜市も9月30日に同様の意見書を採択した。市町村としては、今年6月に北海道江別市で採択されたのに続き、今年だけで4議会目である。