1. The earth turns. 2. I go to school with my friends. |
“S+V”だけで成り立ってしまう最も簡単な英文です。普通、日本語の順番と同じになるのでわかりやすい。
ただし、例文2のように、副詞系の修飾語句がくっついていることが多いので、それをきちんと区別するようにしたい。
通常一番初めに書かれている「(代)名詞」がSになり、その後ろにVが置かれるので、「SはVする」と考えてみて、意味が通れば成功です。
1. | The | earth | turns | . |
冠詞 | S(名詞) |
普通、最初に現れる名詞か代名詞がSになるので、earth(地球)がS、turns(回る)がV。 SとVだけなので、第1文型。SはVすると考える。
地球は回る。
となります。「地球は回っている」と訳しても問題ありません。
2. | go | to school | with my friends | . | |
S | |||||
↑━━━┻━━━━━━┛ |
I(私)は代名詞なのでこれがS、go(行く)がV。私は行くとなる。この文は、これに副詞句が2つくっついています。副詞とは、主にVを説明してくれる(修飾するという)言葉のことで、2語以上がまとまって1つの働きをするときに句と呼んでいます。
to school(学校へ)と with my friends(私の友達と一緒に)が副詞句なので、Vの前に日本語訳してやる。すると、私は私の友達と一緒に学校へ行くという意味になります。
私は友達と学校に通っている。
と書かれていたりもしますが、同じ事だとわかりますよね。
3. He was at home last night. 4. There is a book on the desk. |
be動詞は、「〜です」「〜である」という意味のときは、C(補語)をとり、第2文型のVとなるのですが、「ある」「いる」という意味を表すときには、第1文型のVとなります。この場合、be動詞のあとの語句は、Cではなく、副詞系の語句です。特に、場所を表す語句がくることが多い。
3. | was | at home | last night | . | |
S | |||||
↑━━━┻━━━━━┛ |
「SはVする」の原則に従い、彼はいたとなり、at home(家に)と last night(昨夜)が副詞句なので、V(いた)の前に訳して、
彼は昨夜家にいた。
となります。最近は、at home の部分が home(単独で副詞)だけで書かれている文が多いようです。
4. | is | a book | on the desk | . | |
↑━━━━━━━┛ |
この文は、本来、
A book is (there) on the desk.
という文が、倒置を起したもので、そう考えるとやっぱり、S+Vですね。
日本語訳は、本がありますが骨組みとなり、V(あります)の前に副詞句(on the desk=机の上に)を入れてやる。
there は訳さなくて、「今から初登場の名詞(この文ではa book)を紹介しますから、よく聞いてくださいね」程度の気持ちを伝えています。
本が机の上にあります。――>机の上に本があります。
となります。
この文の a book のように、名詞の直前に、冠詞の a や the があった場合は、それも含めて名詞として分析するときがあります。名詞句という名称を使うのが普通です。
“Here is 〜.”“Here are 〜.”「ここに〜があります」も4.の例文と同じ文型です。
There is 〜.There are 〜.の文について、もうちょっと突っ込んだ解説は、こちらにあります。
Chick Tack 英語5文型 > 5文型目次 > [1]第1文型(S+V) > There構文