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[2]第2文型(S+V+C)


5. She is a student.
6. I was very happy then.

be動詞(Vbe)が、「〜です」「〜である」という意味を表すときは、第2文型です。この場合、“S+Vbe+C”の順になり、“S=C”の関係になります。be動詞が“=”の働きをしていることがわかりますね。C(補語)に成ることができるのは、名詞・代名詞形容詞です。

   
5. Sheis a student.

5.の例文は、名詞がCになっている文で、「彼女=学生」の関係が成り立っています。英文に be動詞が現れたら、“Vbeの前=Vbeの後”の関係が成り立つかどうかを考えてみてください。成り立たなければ、“S+V”の第1文型の使い方なので、「〜がある」「〜がいる」と訳せばよい。

彼女は学生です。

She is not a student. という否定文は、“She=a student”じゃないから第2文型じゃないの?」と、質問されると困ります。これは第2文型の否定文なので、第2文型なんです。
 疑問文も順序が入れかわったりしますが、Is she a student? もやっぱり第2文型なんです。


 
6.
I
was
very
happythen.
副詞1━
副詞2
  ━━━━━━━━━━┛

I(私)は代名詞なのでこれがS、was がV。was はVbeなので、その後ろを見てみる。happy という形容詞があるので、これをCと考えると、S(I)=C(happy)の関係は成り立つ。第2文型ですね。
 私は幸せだったという骨組みが出来上がります。
 very, so, too などは、形容詞・副詞の直前に置かれ、その形容詞・副詞を強めたり弱めたりして修飾します。これらも副詞と呼んでいます。
 then は、副詞ですね。Vや文全体を修飾します。


私はそのときとても幸せだった。

という意味になります。





7. He looked very happy yesterday.
8. The girl became a doctor.

be動詞以外で、第2文型のVとなれるものもあります。これらのVも、“=”の働きをしていることは、be動詞と同じです。ただし、ストレートに同じになっているわけではないんです。

 
7.
He
looked
very
happyyesterday.
副詞1━
副詞2
   ━━━━━━━━━━━━┛

この文は、6.の例文とよく似てますね。Vの looked を was にしてやれば、S(he)=C(happy)が成り立ちます。looked でも成り立っているんです。ただ、意味が「SはCのように見えた」と、ぼかして言い切りを避けているだけなんです。
 “look+形容詞”で、「(形容詞の状態)に見える」という意味を表すんです。ちなみに、“look like+名詞(代名詞)”で「(名詞のよう)に見える」という意味になります。like はVの「好き」という意味ではなく、前置詞で「(名詞)のような」「(名詞)のように」という意味を表しています。私は、“like+名詞”で形容詞句になっていると理解しています。

彼は昨日とても幸せそうに見えた。



8.
The girl
becamea doctor.

“the girl(S)=a doctor(C)”ですよね。第2文型。becomeは「〜になる」という意味なので、


その少女は医者になった。

be動詞のほかに、第2文型となるVは、中学校では、そんなにたくさんは出てきません。丸暗記してしまいましょう。

look[〜のように見える]  feel[〜に感じる」  sound「〜のように聞こえる」
become「〜になる」  get「〜になる」

look, get は、他の文型に使われたときは、違う意味になりますが、後方に名詞がなく、形容詞が来たときは、上記の意味になるでしょう。
[注意]この文の the girl; a doctor のように、名詞の直前に、冠詞の a や the があった場合は、それも含めて名詞として分析するときがあります。【名詞句】と呼ばれます。


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