http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃_┌───┐ 中学英単語 第445回 together ┃ ┃_│\☆/│ ┃ ┃ └───┘ 20130715 毎週月曜日発行 Chick Tack ┃ ┗━━┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┳━━┛ ┃┃ ┃┃ ┗┛ ┗┛ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩ 445.together(to・geth・er) <発音>―――――――――――――――――――――――――――――――― ★[t∂ge'δ∂r トゥギャザー] 第2音節に強勢があります。よく出題されます。 <品詞と意味>――――――――――――――――――――――――――――― ★[副詞] 比較・最上級なし ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(1)一緒に We go to school together.「私たちは一緒に学校へ通っています」《中1》 Together they swam to the ship.《中2》 (“Collins コウビルド英英辞典 改訂第5版”トムソンコーポレーション) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#cobuild 「彼らは、みんな一緒にその船めがけて泳いだ」 副詞の位置は説明が難しくて困ります。多く例文に当たり、位置を確かめな がら習得していってください。 The houses stood together.「家が立ち並んでいた」《中2》 (三省堂『英語語義語源辞典』小島義郎・岸曉・増田秀夫・高野嘉明他編) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#dewme ←「家々が一緒に立っていた」 今までの3つの例文は、〔主語〕が全て〔複数〕であることに注目しておい てください。複数の主語たちが「一緒に」という意味で使っています。 Mix the butter and sugar together.《中1〜3》 (“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#ldoce 「バターと砂糖を一緒に混ぜなさい」 どうしても〔目的語〕が優先されるため、together は後に回されるのが普 通です。 例文中の〔他動詞〕は mix で、〔目的語〕は the butter and sugar です。 〔目的語〕が〔複数〕です。この目的語2つが「一緒に」ということです。 Mix the flour together with the milk.《?》 (“Macmillan English Dictionary: For Advanced Learners of American English”Palgrave Macmillan) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#meda 「小麦粉を牛乳と一緒に混ぜなさい」 “together with A”で「Aと一緒に」という意味になります。 〔目的語〕は the flour と〔単数〕になっています。動詞の目的語と前置 詞の目的語が「一緒に」ということを表しています。 They both spoke together.《中2》 (“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 8th edition”) (“Oxford ADVANCED AMERICAN Dictionary: For Learners of English”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#oald 「彼らは二人とも一緒に話した」「彼女たちは同時に話した」 「同時に」という意味で使われることもあります。 〔主語〕が〔複数〕。 That bottle of champagne together with those chocolates will make a nice present.《高校?》 (“Cambridge Advanced Learner's Dictionary 2nd edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#cald 「それらのチョコレートと一緒のそのシャンパンのボトルは、すてきなプレ ゼントを作るでしょう」 →「そのボトルのシャンパンをそのチョコレートと一緒にプレゼントすると、 すてきな贈り物になりますよ」 〔主語〕は that bottle of champagne と〔単数〕です。 <教科書採用状況>――――――――――――――――――――――――――― ★★★★★★ 6/6 <語源>―――――――――――――――――――――――――――――――― _ _ to と gaedere(aeは1文字)がくっ付いて togaedere という形が、古英語 期にできました。 現在 gather「集める」という英語の動詞がありますが、古英語期の形は gad(e)rian で、gaedere は副詞でした。 gaedere で「一緒に」という意味で、to が付いて「一緒になる方向で」 という感覚で使われました。「一緒に」「同じ場所で」という意味では、 aetgaedere(どちらのaeも1文字)という単語がありました。aet の部分は、 現在の at です。 14世紀に togeddre, togedere となったこの語は、dd, d の部分が th の 発音[δ]になり、やがてつづりも th になっていきます。 古フリースランド語に togadera がありました。中世高地ドイツ語の gater と関係がありそうです。 現代のゲルマン語系諸言語は same と同語源語を使っていることが多いよう です。オランダ語もそうですが tegelijk という単語も使われています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回は tomorrow です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ All together (now). で「さあ、みんな一緒に」や「せーのー」という掛け声 として使えます。 あまり聴くことはないかもしれませんが、The Beatles に同名の楽曲がありま す。にぎやかで楽しげな曲です。 now はあったかどうか知りませんが、日本のポップアーティストが一堂に会し た国立競技場のイベント名にもなっていました。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 先週は本当に暑かった。頭から汗が流れ落ち続け、しばしば作業を中断して、 タオルで拭わなければいけませんでした。何をするにも時間が掛かりました。 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2013 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |