旅の恥は書き捨て
〜 New York City, NY 〜
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***** 1/1/2003(Wed) *****


ラジオシティ・ミュージック・ホール
(Radio City Music Hall


以前はグラミー賞の会場としても使われていました。世界的に有名なコンサートやショウ、グラミー賞授賞式などの大きなイベントが催される超一流ホール。また、このホール専属のダンスカンパニー「ロケッツ」によるダンスレビューや、ホリデーシーズンの『クリスマス・スペクタキュラー』なども、毎年恒例のショウとして広く知られている。


ここでは、ホールの中を見学させてもらえる「バックステージ・ツアー」に参加しました。初日の国連ガイドツアーと同じような感じで、職員さんがいろいろと解説してくださるんです。さすがに一流ホール、内装がめっちゃくちゃゴージャスでした。メインロビーには、2トンもある豪華なシャンデリアと、天井をぶち抜いてしまいそうなほどの大きさのクリスマスツリーがドドーンと飾られていました。そのきらびやかな様を目の当たりにして、完全に口がポッカーンと開いてましたね、私ってば(笑)

ホール内の客席にも座る事ができました。ほど良くクッションの効いた席に腰を下ろしながら、「もしかしたら、アタシの座ったこの席に、有名人が座ったかもしれんのやなぁ」とか思ったりして、気がつけば顔がニヤニヤ。私、めっちゃアホやん(笑) ちなみに、このホールのキャパは5882席。ぐえっ、どんだけ広いんや!!

この他にも、衣装部屋や控え室、リハーサル室など、かなり奥の方まで見学させてもらえました。一時間ほどのツアーですが、とても満足できる内容です。エンターテイメント関連に興味のある方、NYにお出かけの際には、ぜひ一度参加してみてくださいね。


ラジオシティ・ミュージック・ホールには、「ロケッツ」という専属のダンスカンパニーがあります。ロケットダンス(ラインダンス)で有名なのだそうですが、ご存知でしょうか?実はこの「ロケッツ」、固定メンバーによるカンパニーではなく、演目毎にオーディションが行われ、毎回たくさんのダンサー達が受けにくるそうです。しかしながら、誰でもオーディションを受けられるワケではなく、厳しい応募条件があります。


@身長165cm〜167cmである事
A女性である事(人種不問)
Bジャズダンスとタップダンスに堪能である事


.....あらら、アタシ、身長でハネられるぢゃん
記念受験でもしようかと思ったのに(^^;)


ツアーの最後で、「ロケッツ」のメンバーのお一人とお会いする事ができました。笑顔がステキな、とてもチャーミングな女性でしたよ〜。ステージ衣装を身につけてはったんですけどね、足がスラッとしてて、めっちゃキレイなの〜〜!! えーえー、もちろん一緒に記念撮影してもらいましたがな(笑)

「ロケッツ」の練習は、短期集中型。オーディションでキャストが決まると、それから公演までの約3週間、毎日朝から夕方まで延々レッスンが続くのだそうです(驚) 「練習、かなりハードですよぉ〜〜」と、メンバーのお姉さんは笑いながらおっしゃいました。そりゃそーでしょうねえ。しかし、あんな細い体のどこに、そんなハードな練習に耐えるパワーが隠れてるんでしょ?? ダンサー業ってホント、ハンパな根性じゃ務まらないんですねー。










  

ロックフェラー・センター(Rockefeller Center)


世界一有名なツリーかもしれません。19の高層ビル群から成るエリア。巨大クリスマスツリーが飾られるロウアープラザを始め、米国三大ネットワーク局の一つであるNBCや、ラジオシティ・ミュージック・ホール、世界中で広く読まれている『Life』誌の本社、タイム・ライフ・ビルなどが入っている。

ロックフェラー・センターと言えば、毎年大きなクリスマスツリーが飾られる事で有名。映画『ホームアローン2』にも映ってますよね。これまでNYは3月にしか来た事がなかったので、ロックフェラーのツリーをナマで見るのは初めて。評判どおり大きかったですよ〜。その高さはなんと23メートル!! 通りを数本挟んだ遠い所からでも、ハッキリ識別できました。前回のツリーが12メートルほどだったそうなので、今回は、より迫力のあるツリーだったのでしょう。

また、このツリーに飾られたイルミネーション用の電球は3万個。今回は12月4日に点灯式があったそうですが、それを見るためには、真っ昼間から6時間ほど並ばないといけなかったのだそうです。並ぶの好きね、人間って(笑)

元旦は、一日中あいにくの雨模様。その上、夕方からは強風も吹き始めました。これがまた、マジで飛ばされるんじゃないかと思うぐらいの豪快な吹きっぷり。当然、のっぽなツリーもブルブル揺れてました....(怖)

冬季限定で設置されているロックフェラープラザ前のスケートリンクでは、今回は滑らずじまい。そばからチラッと見ただけでした。実は初めてNYに来た時、記念に一人で滑ったんですよ(笑) 雨降りにもメゲず、この日もたくさんの人が滑ってはりました。










  

セレンディピティ3(Serendipity 3)

アッパーイースト・エリアにあるカフェ。連日、ここのフローズン・ホット・チョコレートを目当てにやって来る多数の客で賑わう。

映画でチェックしてみてくださいね♪実はここ、先ほど日本でも公開された映画『セレンディピティ』にも出てきたお店なんです。せっかくNYに行くんだからという事で、公開終了間際にTさんと慌てて映画を観に行ったんですね。その中で、主演のジョン・キューザックとケイト・ベッキンセールが飲んでいたフローズン・ホット・チョコレートに興味をそそられ、是非飲みに行こう!!という事になったワケなんです。

この店の存在を知らなければ、絶対に素通りしてしまいそうな小ぢんまりした店です。通りの真ん中にひっそりと建っているのを見つけて中に入ると、意外にもビックリするほどの客だらけ。テーブル待ちの列が、店の入り口までズラーッと続いてました。一時間待ちだと言われたので、名前をリストに載せてもらって、近くのデパート(ブルーミングデールズ)へ暇つぶしにいったぐらいです(苦笑)


さてさて、朝食も取らずに朝から歩き回っていた私達はお腹空きまくり。席につくなりバーガーとカプチーノ、そしてお目当てのフローズン・ホット・チョコレートをオーダー。食べ物は一つずつしか頼まなかったので、店員さんが「シェアするんやね?」と聞いていた。あたりめーだ、いくら大食いコンビだとは言え、こんだけ一人で食えねーよ(笑)

まずはフローズン・ホット・チョコが運ばれてきた。


「でっ、でかっっっ!!」


案の定、グラスの直径は私の顔とほぼ同じぐらい(笑) フローズン状態のチョコレートの上に、呆れるほどコテコテに乗っけられたホイップクリームをジッと眺めながら、二人はしばし唖然としていた。


「これ........一人じゃ食えんよな」
「トーゼン」
「頼むの、一つだけで良かったな」
「バーガー(お腹に)入らんようになるわ」
「でもさー....甘そうやな」
「うん.......なんせアメリカやし」


咳き込みたくなるほどの激甘フレーバーを想像しながら、恐る恐るスプーンですくって口に運んでみた。

「あれ? そんなに大甘ちゃうで」
「ホンマや、ウマイやん!!」

スタバのモカ・フラペチーノみたいなカンジで、すっごく美味しかったです。二人ともあまり得意ではないホイップクリームだけを脇によけ、それ以外はあっと言う間に平らげてしまいました。あとのバーガーとカプチーノも順調に食べきって「はい、ゴチソウサマ」 これでも充分食べ過ぎか?(笑)

後で知ったんだけど、このフローズン・ホット・チョコレートは、なんと43年もの間、この「セレンディピティ」の代表メニューとして活躍しているんだそうです。古くはグレース・ケリーやマリリン・モンローも食べた事があるというほどの有名メニューで、呼称もちゃんとトレードマーク(←正式な表記は「Frrrozen Hot Chocolate」)として登録されているとのこと。どうやら単に映画に出てきたから人気が上がったんじゃなくて、由緒あるメニューだったようです。たかがフラペチーノと思っていたら、バチが当たりそうですね(^^;)


このあと、マンハッタン最大の売場面積を誇るメーシーズ(Macy's:大型デパートメント・ストア)へNew Year's Day Saleに出かけ(30%〜75%オフという一日限りの大安売りだったんです)、閉店時間ギリギリまでねばってホテルへ帰宅。そのまま眠りに落ちてしまいました。


結局、この日の食事は「セレンディピティ」の一食だけ。うわ〜〜〜〜!!










▲▼この日のオマケ 〜 地下鉄▼▲
地下鉄の料金は、一律1ドル50セント。一駅だろうが、路線の端から端までだろうが、料金は同じ。料金の支払方法は、メトロカードというプリペイドカードが主流です。日本のJスルーカードみたいなもんですね。


地下鉄をメインに使用する観光客には「Unlimited Pass」がオススメ。17ドルで7日間乗り放題という定期券のようなパスで、一日に4回も5回も乗り倒していた私達にとって、「Unlimited Pass」はめちゃめちゃおトクなアイテムでした。


ちなみにこのメトロカードには「18分ルール」というものが存在します。つまり、改札口で一度スキャンさせると、その後18分間はそのカードが使えないという仕組み。複数の人間で一枚のパスを使い回しできないようにするための対策なのでしょう。結構スグレモノですね。