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東野圭吾のおすすめ本




■白夜行

<恋愛系と思いきや…>
東野作品を読み漁っていたときこの作品の人気の高さを知りました。


しかもちょうどドラマ化される直前に…旬な時期に読んだ作品です。作品の予備知識は全くなく、 ドラマの主役:セカチューコンビから想像するに“さわやかな恋愛ばなし”を想像しました。


というわけで。読んだらちょっとビックリです。



<“ちり〜ん”が秀逸>
簡単なあらすじは。

・ある廃墟ビル?の一室で質屋主人の遺体が発見されます。
・質屋の妻、店員、質屋に出入りしてた客、その客の恋人…いろいろ警察は取り調べますが、
・結局この事件は迷宮入りに。
・そしてそのとき小学生だった質屋の子と客の子が、
・中学、高校、大学、社会人へと成長していく物語です。


そしてその過程でいろいろな事件が起こります。


まずこの作品を読んでいて“別の東野作品”を思い出しました。 というより、その作品よりも白夜行の方が早く書かれているので、順序からすれば逆なのですが。


私は先に別の作品を読んでしまい… ちょと面白さを半減させてしまったかも?です。


にしても、、、白夜行も読んでると“ゾクッ〜”とさせられることが多いです。 全部で13章に分かれていますが、だいたい章の最後にはゾクッ〜とさせられる内容が書かれています。



特に…“ちり〜ん”にきました。。。



この作品で面白いナと思うのは、決して“真相”が書かれてないことです。 あくまでそこは読者の想像に委ねられ、しかも作品の中で2人は…直接会話すらしてません、確か。



ホント裏で何が行われていたのか想像が膨らみますが… ドラマではこの部分を取り上げてうまく描かれてましたネ。



アマゾンのレビュー(ネタバレあり)。数がスゴイことになってます。



というわけで。幻夜を読んだときはケチョンケチョンな感想を書きましたが、 改めて2つを読んでみると『なるほど…』という感じです。


多くの人が白夜行のファンなのがわかるような感じでした。 19年に及ぶ綿密なストーリー…ドラマから入った方も“描き方”が全然違うので楽しめるかと思います。


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