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■白銀ジャック

いきなり文庫化

『東野圭吾版のホワイトアウト?』

白銀ジャックというタイトルを見て。 東野圭吾さん自身、スノボにハマっていたようで、こういう作品を書きたかったのかナと。 以前にエッセイも出しています。

レビュー評価はイマイチのようで。。。

で、今回の作品ですが、スキーリゾート、そこの中間管理職、パトロール隊、 スノボ客、過去ワケアリの客…ゲレンデを舞台にパズルが組み合わされます。 そんななか事件として起きるのが“白銀ジャック”です。

展開が展開だけにズルズルと惹きこまれていきますが、 なんかこぅ、、、さらに“ぐぃっ”と引き込まれる心の衝撃みたいなものは無かったかと思います。 面白いんだけど淡々と展開が進んでいくみたいな… また女性パトロール隊員、勝気なスゴ腕女性スノーボーダーなど魅力的になりそうな登場人物も出てきますが、 なんとなくその後の発展が中途半端な気がしました。

というわけで。どうしてもホワイトアウトと比べてしまうのですが… やはりホワイトアウトのほうがスケール感があったかもです。 ちなみに個人的には映画と原作、どちらが好きだったかというと。

やはり“転”の部分がうまくハマる推理作品は印象大です。