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■株式分割(基本的流れ)

<楽天の株式分割>
私が株をはじめたころ、楽天の株は80万円ほどしてました。 欲しい株ではあったのですが、ちょっとこの額は手が出せません。 なので買いたい候補から外して他銘柄を探したのですが…

しばらくすると楽天の株は10万円ほどになっていました。 どうやら楽天の株は株式分割をしたようです。

株式分割は“投資家に買いやすくするため”などの理由で行われます。 2分割や3分割が多いですが、楽天の場合は10分割でした。

でもちょっとおかしいですね。10分割をしたのなら、株価は8万円のはず… ここに株式分割に皆が群がる理由があります。



<株式分割の流れを知ろう>
株式分割のおいしいところを知る前に、しっかり流れを抑えておきましょう。 まずおおまかな流れですが、下記の3つの節目があります。

分割発表 → 権利取得最終日(分割日) → 効力発生日

まず企業が株式分割を発表します。 このとき併せて分割数と権利取得最終日(分割日)なども発表されます。 通常株式分割が発表されると、株価は上昇していきます。

株価が上昇していくなかで、今度は権利取得最終日を迎えます。 この日の取引終了時点でその銘柄を持ってると、保有銘柄が分割されます。 このとき同時に“新株をもらう権利”も取得してします。

例えば楽天80万円×1株持ってると、いきなり口座にある株が8万円×1株になります。 見かけ上資産は減りますが、“効力発生日”になると残り9株(新株)が自動的に表示されます。 このとき特に手続きはありません。

最近(06.01〜)は権利取得最終日から4〜5日後に効力発生日が設定されるようになりました(参考: 株式分割の日程表 )。 ここで注意が必要なのは、新株分については効力発生日にならないと売ることができないという点です。 手元の口座に株が無いので売れないのは当然かもしれませんが、いくら株価が上昇したり下降したり… 資金が必要なことになってもその間新株は売れなくなります。 (残った旧株を売ることは可能です)

続いて株式分割が発表されてから、株価がどのような動きをするか見ていきましょう。





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