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初心者の教科書




■板の見方

<慣れればわかる?>
私が板を読めるようになったのは、株をはじめてからだいぶ経ったあとでした。


板は慣れればすぐわかる…確かにはじめたころから板はよく見ていたし、なんとなく意味もわかってました。 それでわかった気になってたのですが、よくよく板を見てみると…『おや?』と思うことが結構ありました。


<板の状況その1>
売り
株価 買い
20 1431
20 1430
  1429 20
  1428 20


なぜ1430円に買いの数字が出ていないのか? これが一番の謎でした。 例えば私がここで1430円を指値注文したとすると、1430円の買いのトコに表示が追加されるのか…?



ひさびさ読み返してみたら…はじめはいろいろ迷っていたんだナと。。。



上に書いたような疑問は“止まってる板”しか見なかったためによくわからなかったのかナと思います。 動いてる板(リアルタイムの板)を見てたら、すぐに謎は解けました。 注文すればすぐ売買が成立し、1430円の売りの数字が減っていくだけでした。



<板の状況その2>
売り
株価 買い
20 1431
  1423 20
  1422 20


続いての謎は“数字の飛んでる板”を見たときです。 なぜ証券会社は1429円〜1424円までの数字をリストに表示させてないのかと。 この値では注文を受け付けていないのか? そのように思ってしまいました。


これは単に…その値段で注文をしてる人がいなかっただけなんだナと… このようなとき株価はガクンと動きます。



<その3>
最後に迷って行きついたのが、そもそもこれって… 市場全体の数字なのか、それとも個別の証券会社の数字のみなのかナと…?  私はSBI証券を使っていたので、もしかしたらSBI内の数字だけで、 他の証券会社も合わせれば売買数はもっと大きいのかも!?



…このような所に辿り着きました。ホントわからないときというのは、疑問が亜空間に拡がっていきます。



<株価と板の関係>
最後に株価と板の関係を確認しておきます。 これがわかれば成り行き注文も気軽に出しやすくなります。


例えば現在の株価が2500円の場合、板は大きくわけて次の2つのケースがあります。

売り 株価 買い   売り 株価 買い
20 2510   20 2510
20 2500   2500 20
2490 20   2490 20
2480 20   2480 20







どちらも2500円のときの板ですが、左の板で成行注文を出した場合、そのまま2500円で買えます。 しかし右の板で成行注文を出すと2510円で取引することになります。



状況は刻々と変わるので、成行注文を出すときは動いてる板を確認してみてください。



とりあえずこのへんを理解しておけば困ることはないと思います。 あとは買い気配、売り気配で値がつかないときの板、もしくは板の情報をいかに読むかということですが…。



板情報とチャートでデイトレに勝つ



デイトレは賛成しかねますが、板にはいろいろな情報が載っているということのようです。





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