《ゆっくりと解説する河上万斉・2》奇跡への軌跡
2020/09/07に配信
「ゆっくり万斉」が銀魂屈指の人気キャラ・河上万斉のすべてを全3回にわたって解説。
第二回では万斉が歩んできた道のりを追います。
※内容には個人的な見解がかなり含まれておりますので閲覧ご注意ください。
バーチャル配信者「ゆっくり万斉」、そして解説AIの「ゆっくろ万斉」でござる。先日より、大人気キャラである拙者について解説する配信を全3回にわたってお送りしている。
「ゆっくろ万斉」、今回もよろしく頼んだでござる。
承知した。では早速始めよう。
第二回となる今回は河上万斉の登場した物語を追いながら名場面を解説する。題して《奇跡への軌跡》でござる。
ここでひとつお詫びと訂正でござる。前回予告では「戦いの歴史」と申したが、調査の結果「実はそれほど戦っていない」事が判明したため、このような題目となった。ご了承願いたい。
(バサッ)
まずは『河上万斉(以下、万斉)』というキャラの初登場について。
前回でも少々触れたが、実は原作とアニメでは初登場となる話が異なっている。
原作は「紅桜篇」だが、アニメでは「一日局長篇」が先に放送されたため、万斉の初登場もこちらとなった。今回は原作に沿った順序で解説するでござる。
原作、アニメのどちらを先に観たかで初登場の印象が変わるかもしれぬな。
では原作での初登場回となる「紅桜篇」から。
物語中盤に鬼兵隊の一員として名が出てきた後、終盤に宇宙海賊・春雨を引き連れ満を持しての登場。僅かな出番ながら鮮烈な印象を残した。
この登場、謎の強キャラ感あるござるな。
アニメでは宇宙海賊・春雨との交渉へ向かう場面が追加され、鬼兵隊内での役割がより明確になっている。アニメ劇場版・新訳紅桜篇でもこの場面は採用されている。
新訳紅桜篇では拙者かなり待遇良かったでござる。
「TV版の再編集」といわれた映画だが、万斉の登場場面は全て新規映像に差し替えられている。
劇場版の拙者、「胸板バーン」といった感じでござるよ。
次はアニメでの初登場となった「一日局長篇」。
これも出番は僅かだが、表の仕事が音楽プロデューサー「つんぽ」である事、そして高杉晋助の名を呼び捨てにできるほど近しい関係である事が分かる重要な話となっている。
アニメでは紅桜篇の前の「顔見せ」として使われた話だが…。
原作では紅桜篇の後で、実は次の「真選組動乱篇」への布石であった事が判明する。
「拙者らの野望」というのは「紅桜篇」ではなく、「真選組動乱篇」の話だったというわけでござるな。
そして次は万斉といえばこの長篇、実写映画にもなった「真選組動乱篇」。
それまで「寡黙」「クール」だと思われていた万斉が白夜叉相手に激昂する姿は多くのファンを驚かせた。
それまであまり出番や台詞が無かったため勝手に付いたイメージに過ぎぬよ。というより、ほかの連中が喋りすぎなのでござる。
随所に相手を「音楽」に例える台詞が登場し、ほかにないキャラクター性を強く印象付けた。アニメ放送時には人気もうなぎのぼりとなり、まさに万斉黄金時代であった。
その後 没落するかのような言い方は誤解を招くので止すござる!
ここでアニメオリジナルの登場回についても触れておこう。台詞はないが、おまけコーナーなどに登場している。
124話のアイドル・寺門通の話では凄腕プロデューサーとして紹介され、152話おまけ「金魂」ではスナイパーとして松平片栗虎を狙撃、209話「冷血硬派高杉君」では武市変平太と共に教室にいる様子が確認できる。
そういえば、寺門通のプロデューサーとしての姿はこれが最後か?
これ以降「本業」が忙しくなるのだから致し方あるまい。お通殿にはその後、坂田Pとかいう輩が付いたようでござるよ。
その後はしばらく出番が無く、大河ドラマ「龍馬伝」に便乗し万事屋に年賀状を送りつけた(原作294訓/アニメ204話)その年に久々の登場となった「悪党篇」。
宇宙海賊・春雨のクーデターに加担し、第七師団の神威と高杉晋助が手を組むことになる。
久々の出番、晋助たちと共にここぞとばかりに暴れたでござるよ。
この後、高杉晋助は何度か物語に姿を見せるが万斉の出番は無く…(カチャ)
実に3年以上の時を経て再登場した「将軍暗殺篇」。
一橋勢力と手を組み将軍暗殺へと動き出すが…、登場人物の多さと複雑な展開のせいで原作者に忘れられたか、台詞も見せ場も一切無し。全く活躍できず いつの間にかフェードアウトしており、出てきたと思ったら高杉晋助が満身創痍で担ぎ込まれてきたのをただ口を開けて見ているという、実に屈辱的な終わり方だった。
登場時は黒装束で恰好良かったでござるのにな…。思い出したくもないので次いくでござるよ。
「将軍暗殺篇」の後、鬼兵隊が裏切りに遭い壊滅状態となった事が語られる波乱の幕開けとなった「洛陽決戦篇」。
坂本辰馬率いる快援隊や白夜叉に救われた万斉は、負傷しながらもこん睡状態の高杉晋助を取れ戻すため孤軍奮闘するが…、まあ結局はできなかったんだよね。
悪意ある切り抜きは止すでござる!! 晋助との出逢いを回想したり白夜叉に認められたり、いろいろ見せ場はあったでござろう!!
そういえば、この話で初めて最大の謎だった素顔が登場し、これ以降も描かれるようになった。
(カチャ)皆が思っていた通りのイケメンだったでござろう?
万斉がサングラスやヘッドホンを外さない理由については、初登場の頃からファンの間で様々な推察があったが、どれもハズレだったな。こういうのって公式から設定出ると案外普通でシラケたりするよね。
……。
さていよいよ最終章となる「銀ノ魂篇」は、「洛陽決戦篇」からの流れで主人公側として登場する。
ダラダラしてたら よくわからん連中に幕府どころか地球ごと消されそうになってたから、鬼兵隊の面々と言い訳しながら慌てて乗り込んでいったカンジかな。ずっと悪役的立ち位置だったくせに、いきなり「奇跡」だの「英雄」だの言いだして、まったくどうかしてるよね。
どうかしてるのは おぬしでござる! 先刻からなんだか話し方がおかしいと思っていたが、一体どうしたでござるか?
拙者はどこもおかしくないぞ。そなたこそおかしいのでは?(キラーン)
(ハッ)…まさか、そのグラサンか!?
…あっ、お前何を!?
(ガタガタ)(カシャーン)
……うう…、拙者は一体…。
やはりそうであったか…。おぬしのそのグラサン、それは着けると今までのキャラ設定を忘れて別人のようになってしまう呪いのグラサン、通称マダオグラサンでござる。原作の拙者のグラサンが定番の三角からこれに変わった途端「パッと見、マダオ」「弱くなった」「喋り方が違う」「誰だお前」など、古参ファンからは大ブーイングであった。
それでは、音楽について語らなくなったり、相手の事を「お前」「そなた」などと呼ぶようになったのもこれが原因でござるか…。
今回は物語の流れに合わせてグラサンを変えてみたのだが、まさかこんな致命的なバグがあったとは…。
早く元のグラサンを着けるでござる。
(カチャ)……エラー修正、システム再構築完了。
…失礼した。では仕切り直して……。
最終章となる「銀ノ魂篇」、最期は「友」である高杉晋助と「奇跡」が起こる事を信じて…、
……河上万斉の軌跡はここが終着点でござる。
奇跡が起きたかどうかは皆の知る通り。
…湿っぽい話は らしくない、今回はここまでにするでござるよ。
承知した。では…
(シュルル)
これにて今回は終了でござる。最終回となる次回は「河上万斉の人気の推移」について解説する。
途中 トラブルもあったが、なんとか終える事ができて一安心でござる。
今回もご視聴感謝でござる。ではまた次回!!
☆ご視聴ありがとうございました! 次回の配信もお楽しみに! |