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私の山日記2018

 この年の主な出来事。正月からクルマに異変、1/2 クルマ用正月飾り交通安全のお札が剥離。1/4 障害物が無いのに、警告音、そして自動ブレーキが作動。 1/6 後輪左空気圧ゼロでパンク状態、 タイヤには異常なし。7/1 北高尾縦走路では脱水症状に。 10/13 要倉山イノシシに威嚇され敗退など例年にないことがいろいろありました。 また高尾山登山詳細図(吉備人出版)のバリエーションルートなども数多く歩きました。


宝 篋 山(ほうきょうさん)

2018年(平成30年)1月7日

 1/2 クルマ用正月飾り交通安全のお札が剥離、縁起が悪いと感じました。 1/4 娘の帰宅時、迎えのため最寄り駅に、駅前で方向転換中のことです。 前方に障害物が無いのに、警告音、そして自動ブレーキが作動し強制的に停車、前進が不可能になりました。 やむなく少々後退、すると自動ブレーキが解除され、普通の状態に戻りました。 娘曰く、眼に見えない何かが行く手を遮ったのだと。 1/6 朝、ガソリンスタンドへ、クルマにガソリンを入れ、タイヤの空気調整を済ませ帰宅すると後輪左空気圧ゼロでパンク状態、 即応急タイヤに交換し、ディーラーさんにパンク修理を依頼、しかしタイヤには異常がなくパンク個所が見当たらないとの事、 そのまま帰宅し様子を見ることになりました。その後タイヤに変化はありませんでした。 この様に普通でないことが一日おきに続くと、山歩きのエネルギーが激減し、中止と決めました。 数時間後、中止という言葉はクルマ利用の山歩きの中止に変化、そして公共交通機関利用の山歩きに変貌、我ながら身勝手な考え方だと思いました。 
 行政が係るコミュニティバスを山歩きで利用すること、ブログで多く見かけます。 つくば市付近は充実しているようなので、以前から気になっていた宝篋山歩きを計画しました。 電車を乗り継ぎ つくば駅へ、つくば市のコミュニティバス「つくバス」に乗車し、今日の出発点小田東部バス停に向かいました。 家から約2時間、クルマ利用と比べ大差のない時間に驚かされました。 小田休憩所から沢沿いの常願寺コースを尖浅間(とがりせんげん)山頂へ、そこからは一旦降り、なだらかな尾根を宝篋山に登りました。 噂通り、この山からの筑波山は素晴らしかったです。 そして山口コース(1)から大池・平沢官衛入口バス停に降りました。 バス待ちは1時間以上でした。北条大池で日向ぼっこと休息、そして平沢官衛遺跡見学等で時間調整し、バスと電車で待ち合わせの下館駅に向かいました。 下館駅のホームに降り立つと線路の向こうにK君の姿、思わず手を振ってしまいました。 それからK君のクルマでファミレスへ、昔の仲間の近況を知ることができました。 約50年ぶりに、現れた私に少々戸惑いがあるように感じました。 思い出しました。卒業後まもなく、当時の最寄り駅(都内足立区・京成電鉄千住大橋駅)付近の喫茶店でM君と2回ほど会いました。 用件は金銭を借用したいとの事でした。 私は懐かしい、逢いたいという気持ちのみでK君に電話しました。 しかし相手のK君は、いろいろな気苦労をしたのではないかと想像できます。 旧友との再会はいろいろな意味で難易度が高いと思った一日でした。


筑波山林道コースから湯袋峠へ

2018年(平成30年)1月21日

 西側から筑波山に上り、東の湯袋峠に降る、以前から歩いてみたいと思っていたコースです。 湯袋峠(石岡市)付近は公共交通の無い不便なところ、JR石岡駅までは16.8km (徒歩約3時間半)距離が長いので、諦めていました。 昨年12月、東筑波ハイキングコースの一部を歩きました。 そのコースの起点は国民宿舎つくばね、湯袋峠の近くです。 駅まで一般道を3時間半歩くよりは、たとえ林道歩きが多くても、東筑波ハイキングコースの方が楽しいと思いました。 西の林道コースから上り、東の湯袋峠へ、そこからは筑波山の中腹・つつじが丘(西方向)に戻る、そんなプランが出来ました。 つくば駅6:55発のシャトルバスで筑波山口に、歩き始めて約1時間、地図上に記載のない、通称林道コース(西南尾根)の取付きに到着しました。 このコースは林道沼田新田酒寄線から筑波山自然観察路の第二展望台(富士見岩)までの急勾配の尾根です。 それを1時間20分で登れたので、自分的には好調だと思っていました。 男体山から御幸ヶ原を抜け女体山へ、下山はキャンプ場コース、さらに沢コース(関東ふれあい道)を湯袋峠に向け降りました。 その後は県道150号線を国民宿舎つくばね方面まで歩きます。 スタートから4時間半経過、疲労からか?両膝内側に痛みが出ました。 国民宿舎からは林道歩きです。勾配の少ない林道も痛みのため鈍足歩きでした。 痛みが酷くならないように丁寧に歩き、つつじが丘まで登り、バスに乗車し帰宅、それがベストだと考えるようになっていました。 昨年、八ヶ岳権現岳登山で股関節を傷め、途中下山を強いられたことが脳裏に、憂鬱な思いで歩いていました。 時々立ち止まりGPSで現在地の確認、そんな時の出来事でした。 急に両膝の痛み消え、歩行が軽やかになりました。 東筑波ハイキングコースの後半、林道が途切れ登山道に変わる地点があります。 その地点からつつじが丘までの上りは、昨年の12/23は35分、今回25分、つつじが丘から白雲橋付近の鳥居までの降りは前回38分、今回27分、 トレイルランの方々の時間と比較にはなりませんが、私的には好調時の数字です。 そして白雲橋付近からの舗装道路は、のんびりとバス停のある北条仲町まで、つくば道を歩きました。 今回は歩行距離23.8kmを8時間弱で歩きました。累積標高差は上り1470m 降り1485m です。久々に充実感のある山歩きが出来ました。


高尾山から陣馬山

2018年(平成30年)2月4日

 高尾山から陣馬山へ、朝7時41分京王線高尾山口駅到着、少し歩き清滝ケーブルカー駅で簡易アイゼンを付けました。 隣の登山者は本格的なアイゼンを装着、アイゼンの試し履きだと思っていました。 積雪は稲荷山の登りのみと思っていましたが、大誤算!スタートからゴールまでの約9割が雪の上でした。 皆6本爪以上のアイゼンを装着しているのです。 私のように土踏まずだけの簡易アイゼン(4.5×5.5cmサイズ)使用者は見かけず、凍り付いた急斜面の下降では苦労しました。 今日は藤沢駅まで歩く予定でした。 途中の陣馬登山口バス停に数人がバス待ちをしていました。 並んでいる登山者に尋ねると、バスの到着は7分後だとか、予定を変更しそのバスに乗車してしまいました。 帰宅後、今日の歩行距離をGPS記録で見ると19.5km、目標だった20kmには届かず残念、次回は20km超えを目指します。 昨年10月に購入したスマホ、ようやく慣れてきました。 数日前、山と高原地図のアプリと最新の地図をダウンロード、スマホのGPS機能を利用した山歩きは始めてです。 スマホは登山道を外さずに歩けば問題ないと思いますが、拡大しても等高線が見づらく、正確な位置(スマホ画面上の16mmが実際の距離500m)が分かりにくいと感じました。 一方ガーミン(GPS)は地図が古く不満がありますが、驚くほど拡大(画面上の9mmが僅か5m)でき、GPSの誤差が少ないと思います。 当分2つ持って山歩きをします。 今日のコースは高尾山口駅→稲荷山コース→高尾山→奥高尾縦走路→陣馬山→一ノ尾尾根→陣馬山登山口バス停、 国土地理院の標準時間は7時間10分、それを7時間50分で歩く、鈍足です。でも雪の上が主だったので大満足です。


御 前 山

2018年(平成30年)2月18日

 朝の目覚めが悪く、布団から容易に出ることができませんでした。 家を出るのもモタモタ!予定時間の3分遅れ、急ぎ足と小走りで最寄駅常磐線始発乗車、千代田線新御茶ノ水からJR御茶ノ水駅まで予定の急ぎ足でした。 (朝から急ぎ過ぎた理由未だ不明、隣駅の武蔵野線の始発は29分後、武蔵五日市発の藤倉行バスは同じバスです) 武蔵五日市駅で予定のバスに乗車、終点の藤倉では迷子になりました。 (御前山は以前にもの登ったことのある山、油断から下調べ無しでした) 漸く登り始めた陣馬尾根、登山道の消失が複数か所ありました。 その場所は傾斜15〜35度位の山腹つけられた30〜50cmの登山道、砂状の土が崩れ埋もれています。 枯葉の下は解けた雪が凍り付き不安定な状態、滑落の危険がありミスが許されない状態でした。 (普通の雪道、滑り止めを付けずに登るのが私の若い時からの癖です) 狭い登山道では滑り止めを付ける余裕がありません。岩や木の根の手掛かりを探し、腕力で通過しました。 一か所手掛かりがなく、少し引き返した場所がありましたが、上側も下方も迂回出来そうな場所がありません。しばらく悩みました。 自己確保用のロープ類は持参していなかったので、ストックを支点に這うような感じで通過しました。 予定より1時間遅れで御前山到着、その後サス沢山で簡易アイゼンやストックをザックに収納、 ここからは急ぎ足で降ろうと思い、数歩の降ると、濡れた斜面でバランスを崩し尻もち、 さらに数十メートル降り、枯葉に隠れた凍結箇所で2回目の尻もち、不覚でした。 その先には2017年7月滑落事故有の掲示、そしてザイルが100m位張られていました。 奥多摩湖バス停到着は1時間半遅れでした。 そこから奥多摩むかし道を奥多摩駅まで3時間半歩く、気力が失せていました。 今日の計画は武蔵五日市駅7:39発バス→藤倉→小河内峠→御前山→サス沢山→奥多摩湖→水根→奥多摩むかし道→奥多摩駅でした。 無理な計画だったのか、それとも時期を選べば可能だったのか、悩むところです。


筑 波 山(女の川ルート・坊主山北北東ルート)

2018年(平成30年)4月1日

 前回の山歩きから約40日、半日歩きコースとしました。 裏筑波・男の川橋をスタート地点とし、女の川ルートから女体山、キャンプ場コースを降り、男の川橋を通過し坊主山北北東ルートから男体山へ、 そして男の川コースから愛車が待っている男の川橋に戻りました。 久々の山歩きだったので、自分の体力チェックを試みました。 坊主山北北東ルートの標高445m地点からの登りは僅か27分で息切れ、標高差は約177mでした。 降りは御幸ヶ原から男の川コース下降地点までの標高差91mは約9分、自分の筋力不足を痛感しました。 今日の歩行距離は9.5km累積標高差950mを4時間15分要しました。 今回の山歩き、女の川ルート、筑波高原キャンプ場付近、坊主山北北西ルート下部、男の川上部でカタクリの花を数多く見かけました。 登山者の少ないコースを歩くことは、自然との触れ合いが多くなるのでは、その様な事を感じた春の山歩きでした。 最近の山での飲み物、お気に入りは“BOSSとろけるカフェオレ”生クリーム入りのコーヒー飲料です。 普段は甘い飲み物はほとんど口にしませんが、山でのこの甘すぎるカフェオレは疲労減少効果は大だと(現在)思っています。 (数字的には今まで使用していた“AMINO VITAL クイックスタート”の方が多分上!です)


筑 波 山(蜜柑園ルートから林道沼田新田酒寄線へのトラバースルート)

2018年(平成30年)4月8日

 今回の筑波山はつくば駅6:55発のバス→筑波山口バス停→六所皇大神宮(跡)→白滝コース(六所の滝→沢コース→白滝神社)→つつじが丘→東筑波ハイキングコース→ 筑波高原キャンプ場→キャンプ場コース→女体山→男体山→蜜柑園コース標高302m地点左折(トラバースルート)→林道沼田新田酒寄線→筑波神社入口バス停から乗車。 おおよそ6時間くらいのコースだと思います。先週山歩きをしたので軽いコース設定だと考えていました。 しかし、御幸ヶ原から男体山の軽い登りが辛く感じました。さらに蜜柑園コースの急な降りは、太ももが悲鳴!限界に近い状態でした。 桜の季節、“美しいはなびら”が宙を舞い、登山道に点在しています。 カタクリをはじめとする草花が更に彩を添える、その様な素晴らしい春の山歩き、素敵な一日を過ごせました。


御前山と奥多摩むかしみち

2018年(平成30年)4月22日

 何故か、奥多摩むかしみち、山でもないのに歩いてみたいという何かが、心の奥深くにありました。 2月18日の御前山から奥多摩むかしみちへの計画は疲労と予定時間超過等でリタイヤ、失敗でした。 人生は山登りと同じ・・・、数々の峠が有るようです・・・。 今がその峠を越える時だと思い、再チャレンジしました。 自分試しの山歩き、出発前から気合を入れ張り切って家を出ました。 (三浦雄一郎氏、90歳でエベレスト登山へ・・・私は若造です!・・・) バスの終点藤倉から1時間程歩き休憩、口にしたのは、昨夜作った酸っぱいおにぎり(白米飯にちらし寿司の素を混ぜたもの)と甘すぎるカフェオレ、 普段では考えれない組み合わせです。 そこからは小河内峠、惣岳山、御前山へと徐々にペースを上げました。 順調だったのは奥多摩湖までの降り半分、その後は鈍足でした。 水根入口の自販機で水分補給、その後氷川まで自販機が無かったのは大誤算、 唯一の水は水根のタキノリ沢で空のペットボトルに詰めた沢の水のみ、乾いた喉で、むかしみちを歩きました。 山歩きから帰宅時までの水分補給は約3リットル、真夏のような暑い一日でした。 山と高原地図のコースタイムは8時間15分、それを8時間2分、まだまだです。 (距離22.5km累積標高差+1447m -1501m 平均速度2.7km/h)(スマホの歩数47210歩、今年の新記録です) 今回の山歩きの数字をもとに今年の計画を進めたいと思います。 次回も山と高原地図のコースタイム8時間以上の山歩きを考えています。


本社ケ丸(ほんじゃがまる)角研山(つのとぎやま)鶴ケ鳥屋山(つるがとやさん)

2018年(平成30年)4月29日

 昨夕から腕時計が行方不明(置き忘れ)、散々探しても見つからず少々イライラ、3日程前から浅い眠りが続き、毎日の睡眠時間は約4時間程度、原因不明の寝不足でした。 山歩きを一週間延期すべきだと思いましたが、連休の交通機関の混雑を考え、強硬しました。 笹子駅からの国道歩きは当然ながら鈍足で多くの登山者に抜き去られました。 途中登山道を尋ねられ、現在位置を間違えてしまい、その人に迷惑をかけたりもしました。(スマホの山と高原地図で現在地確認を怠り、申し訳ないことをしました) 数時間歩いても、頭の回転と体調が整わず相変わらずの鈍足、今日は時間を気にせず、計画通りの山歩きに専念… 疲れが出たら十分休息をとり、先に進む、そんな歩き方、としました。 スタートから本社ケ丸までは何とか登れましたが、その先は疲労感を強く感じ、目標時間より数時間の遅れを覚悟し先に進みました。 一度として快適な脚運びができないにもかかわらず、駅到着は予定時刻より13分遅れ、何かの間違いだと思いました。 今日の食料品は500ミリリットルのペットボトル飲料が4本、アミノバイタル・クイックスタート2個、バナナとデコポン、カステラと厚焼き玉子、菓子類など詰め過ぎてザックが重い、 そして現在の体重はベストよりも約3キログラムオーバー、気温の高さも加わり、一日中体と頭が目覚めず、鈍足のままの山歩き、反省すべき点が多々ありました。


姥子山・雁ケ腹摺山(うばこやま・がんがはらすりやま)

2018年(平成30年)5月17日

 今までは馬橋駅4:45始発電車に乗り、東京メトロ新御茶ノ水駅から急いでJR御茶ノ水駅に移動し高尾行に乗車、八王子駅で始発の松本行列車の乗ること、 私の場合、それが中央本線山歩きの最速コースだと思います。 今日は平日、いつもと違う時刻表、新松戸駅5:14発の武蔵野線から中央線八王子駅へ、休祝日と同じ松本行に乗車できました。 空席の目立つ列車で予定通り大月駅7:19着、身支度を整えてから、タクシーで金山鉱泉の登山口まで乗車しました。 今日は体調がよく感じられ、脚も重くない、にもかかわらずコースタイムが短縮できない、原因は何か、などと考えながら歩いていました。 途中、姥子山への登りで、姥子山は西峰のみとし、東峰の往復をカットすればマハイバ前15:10バスに乗車が可能なのでは、と予定外のことを思いつきました。 (山と高原地図では雁ケ腹摺山・マハイバ前間のコースタイムは3:30、雁ケ腹摺山12:00に出発、その後20分短縮すれば乗車可能) 雁ケ腹摺山12:00発、マハイバ前バス停には予定より早く14:38着、今回は下りのみ快調、登りは鈍足でした。 次回は登りのコースタイムを少し短縮出来れば、と思います。 平日の山歩き、何年振りでしょうか…。 その平日に人気の少ないマイナーな山域を選んだこと、後日後悔しました。 休祝日に混雑する人気の山を選択し、ゆったりとした山歩きを楽しむべきでした。 数年前、この山域を歩いた時、見知らぬ登山者から姥子山・雁ケ腹摺山はつまらない山だと、聞いた事がありました。 クルマで大峠まで入り雁ケ腹摺山と姥子山のピストンは4時間未満、少々物足りないコースに感じます。 それに比べ、クラシカルな金山鉱泉からマハイバ前バス停コースは8時間強、充実した山歩きが楽しめるコースだと思い計画しました。 計画通りの山歩きでができませんでしたが、決してつまらない山と感じたことはなく、充実感もあり、心に残る山々でした。


大蔵高丸・破魔射場丸・大谷ケ丸(おおくらたかまる・はまいばまる・おおやがまる)

2018年(平成30年)6月3日

 天気予報通りの好天で富士山が素晴らしい!にもかかわらず、スマホの写真が酷い!(スマホの設定ミス?)腕が悪いのだと思います。 一眼レフカメラ、またはコンパクトカメラがあれば、もう少しましな写真が撮れたかも。 今回は20km超えの山歩き、必要最低限の装備以外は、たとえ1gでもザックの重量を減らしたい状態、カメラを持参する余裕がありませんでした。
秀麗富嶽十二景(富士山を望む優れた景観がある場所、 山梨県大月市が1992年に定めた12山域19峰)、初めて知ったのは2010年(平成22年)岩殿山(いわどのさん)でした。 あまり意識はしていませんでしたが、今回の大蔵高丸・破魔射場丸で秀麗富嶽十二景が完登のようです。 以前下ったことのある焼山沢真木林道から湯ノ沢峠登山口へ、沢沿いの登りは前より歩きやすくなった感じがしました。 湯ノ沢峠から大蔵高丸に登り、破魔射場丸、大谷ケ丸、コンドウ丸、大鹿峠へと進み、そこから笹子駅に降りました。 今日の歩行距離は22.4km、標高差累積登り1222m降り1583m、平均時速3.1km/hと、ここまで(私的には)まずまずの数字、 歩行7時間05分(山と高原地図のコースタイム8:10)は少々不満の残る数字でした。


 一昨年、自分の健康をチェックするアイテムとして自分専用の血圧計と体組成体重計をクレジットカードのポイントで入手しました。 血圧は1日2回朝と夜測定していました。 この冬までは順調に下降し、降圧剤減量が可能かと思っていましたが、最近は足踏み状態です。 血圧の知識も少し増えたので、家での血圧測定は至適血圧120/80以下であれば合格と考えを改め、これ以上ストイックになるのを止めました。 最近の気になる数字は体組成計の筋肉量と体重です。 約一ヶ月前に購入したドクターエア・スーパーブレードスマートというエクササイズのツールに腰掛け、テレビを見ながら腰回りや腕のゼイ肉減少を試みています。 (自分が動かず、楽にゼイ肉減少とは、少々疑問があります) 現在は多少引き締まった程度ですが、半年先が楽しみなツールです。 腰回りにはワンダーコアが効果的ですが、最近使用していません。ジョーバは埃を被っています。 軽いジョキングは外の方が楽しいので、ランニングマシンは雨の日に少し使う程度です。 これからは、家にあるツールをもっと活用し、ゼイ肉減少、筋肉量アップを目指すつもりです。 そして体組成計の数字が楽しみになることを目標とします。2018/6/15


筑 波 山

2018年(平成30年)6月24日

 “雨の山歩き、遠慮したい!”から“雨具を付けても山を歩きたい”に気持ちが変化、少しだけ筑波山を歩くことにしました。 筑波山男の川橋にクルマを止め坊主山北北西ルートから男体山・御幸ヶ原・女体山へ、 そしてキャンプ場コースを降り戻る計画です。 過去のコースタイムから歩程時間を割り出さず、適当に3時間半位かな!の軽い見積で出かけました。 今日はコースの半分以上は滑りやすい状態なので慎重な歩きをしました。 にもかかわらず2時間半で終わったこと、コース設定の失敗でした。 筑波山は山と高原地図にないコースを歩くことが多いので、過去のコースタイムを地図に書き入れる必要があると思いました。 そしてもう少し充実した半日コースを設定したいと考えています。


陣馬山から北高尾山陵・狐塚峠まで

2018年(平成30年)7月1日

 公共交通利用で高尾駅から先の中央本線は、私の場合、(遠距離は特急利用なので別)八王子駅6:35始発松本行が最速だと思います。 平日は新松戸駅5:14発でも乗車可能ですが、土日祝祭日は都合のよい電車がないので別ルートを使用、乗換はほぼ小走りでした。 @馬橋駅4:45→西日暮里→新宿-(京王線)→京王八王子駅改札―約400m途中信号機あり・小走り→JR八王子駅改札口と A馬橋駅4:45→千代田線・新御茶ノ水駅―地下3階から大急ぎで地上へ→JR御茶ノ水駅→JR八王子駅の2ルートでした。 今回はいつもと違うBルート、乗換時間に余裕がありました。 馬橋駅始発4:45→千代田線・国会議事堂前駅・丸ノ内線→新宿駅→京王線・高尾駅JR乗換(八王子駅6:35始発松本行)→藤野駅のルートでした。 今日の山歩きは暑さのためか、最初から調子が上がりません。 陣馬山・標高855mで朝食の予定でしたが、お腹が空いたので、手前の栃谷尾根・標高766m地点で一回目の大休止、そして着替えました。 北高尾山陵・黒ドッケを過ぎた地点で今日4回目の大休止、残りの歩程は3時間少々、気合を入れる意味でまた着替えました。 その地点から体に異変が、今まで大量に噴き出していた汗が急に止まったのです。 水分補給を多めにしても汗が出ません。 汗が止まった後は皮膚から塩が噴き出す、などとは若い頃の話、今は非常事態と考え予定を変更、次の下山可能地点・狐塚峠から小下沢林道に降りました。 帰路、高尾駅と西国分寺駅で各500ミリリットルの水分補給をしましたがほとんど汗が出ません。 そして帰宅後、350ミリリットルのタンブラーに氷と水を入れ、立て続けに3杯・・・漸く大量の汗が吹き出しました。 人一倍汗っかきの自分を忘れ、水分摂取量と排出量のバランスが崩れた初期的な脱水状態、大失態でした。 藤野駅から下山地点の狐塚峠までは約6時間(山と高原地図5時間25分)鈍足でした。 《今回全コースのGPSログ歩行距離19.3km 所要時間7:37:46 累積標高差(+)1195m(-)1093m平均時速2.5km/h》 予定のコースは藤野駅→陣馬登山口→栃谷尾根→陣馬山→堂所山→関場峠→黒ドッケ→富士見台→地蔵ピーク→小仏関所跡付近→高尾駅でした。 特徴としては、スタート時間が早い、帰路の待ち時間が少ない、北高尾山陵(今回2回目)はアップダウンが多い、 目標値・歩程時間8時間以上、距離20キロ以上をクリア(山と高原地図8時間15分)などです。 年複数回のトレーニングに最適だと考え、陣馬北高尾トレーニングコースと勝手に命名、少々浮かれ気味だったことが失敗の原因かもしれません。


高尾駅から狐塚峠まで

2018年(平成30年)8月4日

 久々の山歩き、前回の残りのコースを逆方向から歩きました。 今日のテーマは猛暑の低山歩き、脱水症状対策が重要なポイントです。 半袖半ズボンで高尾駅に、ゆっくりと朝食を取りたかったのですが、お店は開店前、仕方なく朝食用にいなり寿司とおはぎを購入、予定より1時間早く出発しました。 1時間ほど歩き、地蔵ピークでゆっくり朝食、その後も1時間に一度のペースで20分ほどの休憩を取りました。 高尾駅から狐塚峠まで、山と高原地図のコースタイムは3時間15分、それを4時間5分(休憩50分)の鈍足歩きでした。 小下沢でも一休み、疲れを感じなかったので景信山に登ることを考えましたが、何らかの不安を感じたので取りやめました。 林道歩きから舗装された都道へ、下からの照り返し前回より強くなかったのでバスに乗らず、駅まで歩くことにしました。 蛇滝口付近からは車道を歩かず、駅近くの甲州街道まで小仏川沿いにある木陰の遊歩道を快調に、そして疲労感なく高尾駅に到着しました。 しかし武蔵野線車内で1時間程の居眠り、すると隠れていた猛暑の疲れが急激に、下車駅から家まで辛い歩きでした。 《今回全コースのGPSログ歩行距離14.7km 所要時間6:23:51 累積標高差(+)722m(-)718m平均時速2.3km/h 休憩時間合計70分含》 今日の山歩きは、汗の量を減らす(鈍足)ことと休憩と水分補給、脱水症予防にこの方法が自分にとってベストなのか否か、今後いろいろと勉強したいと思います。 自分好みの水分補給もテーマの一つでした。 軽度の脱水症状に良いとされる経口補水液は不要でした。 自販機と違い生ぬるい温度で飲むミネラルウォーターやスポーツドリンク、そして刺激の強いレモン系と炭酸系、山での味は団栗の背比べでした。


景信山・八王子城山

2018年(平成30年)8月11日

 最近の不摂生が気になり体重計の上に、68kg超え、今日の山歩きは辛いものと予想しました。 小仏バス停から15分程で大量の汗と疲れ、計画通り最後まで歩くことができるか、そんな心配がありました。 約1時間の登りは3回休憩で頂上へ、一息入れ小下沢方面へ下山、途中すれ違った青年が変な笑い!自分のおかしなところを探しました。 水を被ったようなシャツの裾から汗の雫、半ズボンの前部分が濡れていました。尿のコントロールが出来ない年寄りに見えたようです。 シャツを着替えても相変わらずの汗、半ズボン全体が汗で濡れた頃、小下沢に着きました 林道を約20分、GPSで位置確認をしながら矢倉沢の取付きに移動しました。 このルートは国土地理院地図は記載なし、山と高原地図では登山道(難路)と表示、富士見台付近の案内板には小下沢への悪路とありました。 沢の中の登り、ロープや鎖の付いた急斜面の直登、足場の悪いザレ場、今日一番の緊張感と充実感、疲れましたが大満足のルートでした。 富士見台から八王子城山までは見覚えのあるコース、その先川原宿大橋バス停までは初めてのルートでした。 残り約50分、超鈍足に、今日の食事は朝バス停のベンチでサンドイッチを2切れ食べただけ、昼食は食べていません。 シャリバテと思い、赤飯のおにぎりを食べようと思ったのですが食欲がありません。 仕方なくアミノバイタル・ゼリーで一時しのぎ、先に進みました。 猛暑の低山歩き今年2回目、少々コツが解ってきたように思えます。 前回は小仏関所跡付近から小下沢までコースタイムの129%で疲れを感じない山歩きが出来ましたが、 今回は122%で少々早い、他にも要因がありますが、疲労を感じながらの歩きでした。 次回は区間ごと細かくコースタイム130%で設定、疲れを感じない山歩きが出来ればと思います。 今回の失敗はGPSの操作ミスによるGPSログの消失でした。


 今迄、山歩きの服装は長袖長ズボンと決めていました。しかし今年は猛暑!! 8月は半袖半ズボンで山歩きをしました。 8/11着用の半ズボンは膝の破れた山用の長ズボンを短くしたもの、山での使用は今回が初、薄紺色なので汗の濡れが目立ち不合格だと思いました。 8/4使用の半ズボン(1/2パンツ)は10数年前ネットで購入した山ズボン、コンバーチブルタイプです。 チャックで一部を切り離すと3/4パンツ、更に切り離すと1/2パンツに変化するものです。 長所は黒色なので濡れが目立たないこと、短所は尻ポケットの位置と深さ不足でした。 年代物の工業用足踏みミシンに油を差し、試行錯誤、かなりの時間を費やし半ズボンの改良作業をしました。


小仏城山北東尾根ルート

2018年(平成30年)8月25日

 前回の矢倉沢ルート(昭文社・山と高原地図破線部分)がとても楽しく印象的だったので、 今回は小仏城山北東尾根ルート(地図破線部分)を辿りたいと思いました。 インターネットで情報を探していると、このルートに関しては、昭文社の地図より、吉備人(きびと)出版の地図の方が詳しいコースガイドがあるとか、 早速取り寄せました。 縮尺1/12500、昭文社の4倍、等高線も見やすく、全82のコースやルートがグレード化(A級・B級・C級)され難易度が分かりやすい素晴らしい地図でした。 今日のコースは日影バス停から小仏城山北東尾根ルートで小仏城山へ、小仏峠に移動(ここまでは昭文社の地図歩程とほぼ同じペース)、美女谷橋(地図歩程40分より9分遅れ) に降り、底沢美女谷コースから底沢峠(90分を22分遅れ、バテ気味)に登り、 明王林道コースから陣馬高原下バス停(地図歩程とほぼ同じペース)に降りる、高尾陣馬縦走路の登り返し的なプランでした。 《GPSログ歩行距離11.81km 所要時間5:43:29 累積標高差(+)976.19m(-)854.1m平均時速2.0km/h》 終了後の感想は標高差1000メートル以上20キロメートル近く歩いた疲労感、嬉しかったことは歩程時間の1.088倍で歩き(予定は1.3倍) 1時間早いバスに乗車できたことでした。 冬の山、ほとんどの人がダウンやジャケット着用、私はフリースで歩いています。 夏山ではほとんどの人がシャツ1枚、私はシャツ0枚、それが丁度良いと思います。 しかし裸で歩くわけにはいかないのでシャツ1枚に、その結果が大汗に、困ったものです。 半袖でも山用のシャツは休息中体を冷やさないために保温性のある繊維が含まれているそうです。 猛暑の低山、山用のシャツは私には不向きと考え、今回の着替えはジョキング用半袖Tシャツを着用しました。 (山中の水分補給ミネラルウォーター2.6リットル・着替えたシャツ3枚、大量の汗を含み重さが約1キログラム?に)


大嵐山北尾根ルート・逆沢林道ルート

2018年(平成30年)9月16日

 今日の山歩きの主な目的は大嵐山北尾根ルートと逆沢林道ルートです。 北土代沢林道を600mほど歩き、滑りやすい急登りを尾根に向かいました。 木々の葉は雨上がりで濡れ私の衣服にまとわりつきます。 道標のない尾根からナビを頼りに慎重に大嵐山に進みました。 そして北高尾山陵縦走路を西に進み、小下沢への下降点送電線の鉄塔のある場所へ移動、 そこは背丈ほどの夏草におおわれ、ルート探しに一苦労、藪漕ぎ状態でプラ階段を探しながら降りました。 逆沢林道入口付近に到着、予定通り18送電線新多摩線ルートの取付きを偵察、10m程登りルートを確認しました。 草に覆われ岩ゴロの林道、終点までの約1.5kmは飽きました。 終点からは本格的な登り、100mくらい進むとルートが二股に、谷側の広い道を行くと尾根には到達せず、150m程で踏み跡が消えました。 ナビを使用し間違えた二股地点に引き返す途中、ナビの画面にルートポイントが、現在地の20m上部です。 登りやすい所を探し藪漕ぎで尾根到着、その後順調かと思いきや、 逆沢の頭(さかさざわのかしら)手前200mからは雨で踏み跡が流されルート探しに苦労しました。 逆沢の頭からは比較的順調、景信山ではベンチに腰掛け、二つのコースを歩ききった充実感と満足感で満ち溢れた休息時間でした。 緊張感が途切れたのか、高尾山への下山口を忘れウロウロ!恥ずかしい! 何度も歩いているコースなので事前に調べもせず適当に、と考えていました。 小仏城山は巻き道を利用しうまくスルー、そこからは頭に地図がなく不安げな歩き、地図を広げず、ナビも見ず、横着を決め込んでいました。 高尾山は頂上を通り観光客と共に金比羅神社付近まで混雑コースを歩きました。 そこからは静かな金毘羅台コースから高尾駅まで、今日は6時間超えの山歩きを楽しみました。


送電線「新多摩線」ルート・小仏峠越えコース

2018年(平成30年)9月22日

 今日も先週と同じ高尾駅7:35発定期バスの臨時便(10分程速い発車)に乗車、夕焼小焼バス停へ、歩き始めて僅か5分、本降りの雨に見舞われました。 折りたたみ傘を取り出し舗装された林道を歩くと徐々に雨量が少なくなり、林道終点では傘無しでも歩ける状態になりました。 ここからが送電線「新多摩線」ルートの本格的な登りになります。 景色の見えない霧の中をひたすら登ると北高尾縦走路・三本松山到着、少し移動し74鉄塔へ、先週背丈まであった夏草はきれいに刈り取られ、快適に小下沢に降れました。 (前回、この場所での藪漕ぎは僅かの距離ですがナタを使用したいと思いました。家にあるナタは重量があるので藪漕ぎの装備品から徐外、その他は用意しました。 ナタで思い出したのは亡き悪友のことです。腰にナタ、お尻に尻皮、マタギスタイルが多かったと記憶しています) 小下沢からの取付きも先週偵察済、楽にクリアし高尾陣馬縦走路に到着しました。 しかしこの付近が私にとって今回最大の難関地点でした。 昨夜遅くまでウエブ上の写真で下降地点の確認を行いましたが、国土地理院地図・吉備人出版地図・ウエブの写真、この三点が頭の中で結びつかず困惑、昨夜は時間切れで寝てしまいました。 下降地点と思われる場所も自信が持てず、あえて東に進み、他の下降地点が無いことを確認してから、その場所に戻り降りました。 (登りで引き返すことは安易ですが、下りでの道間違えは辛いので常に臆病です) 美女谷橋から西小仏口に移動し、小仏峠越えコースから小仏バス停までの予定でしたが、少々物足りない感じでした。 時間も早いので、気持ちの良い小仏川沿いの遊歩道で高尾駅に向かいました。


 日本百名山・谷川岳、私の山日記では若い頃、内緒で登ったマチガ沢一ノ沢を含め4回ほど入山、全部予定通りの山行でした。 百名山などの有名な山は出来る限り、混雑している土日を避けて歩きたいと思っていました。 半月位前、10月1日(月)が外出可能になったので谷川岳を計画しました。 【10/1(月)新松戸5:35=南浦和=大宮=水上=谷川岳ロープウェイ=天神平-トマノ耳-オキノ耳-一ノ倉岳-茂倉岳-茂倉新道-土樽駅15:24乗車予定。】 谷川岳は標高2000m未満ですが気性の荒い難しい山、群馬新潟両県の好天を必要とします。 明後日は台風24号の影響で山歩きが無理な状態、早めに諦めました。


要 倉 山

2018年(平成30年)10月13日

 今日の山歩きは高尾駅からバスに乗り関場下車、要倉山から本宮山、そして和田峠に抜け、陣馬山、明王峠、 それから明王イタドリ縦走コースとイタドリ縦走コース(南部)で藤野駅に下山、そんな予定でした。 今回は一部ルートが見つからず少々苦労したこと(台風などの影響で踏み跡が流されたと考えられます)と、 藪漕ぎが多かったこと、そしてイノシシとの遭遇です。 要倉山から先に進む時のことでした。遠くで藪が揺れる音と何か動物らしき声が聞こえました。 鈴を鳴らしながら先に進むと、更に鮮明に・・・鈴を鳴らすと、グウォ〜! ・・・鈴を鳴らすと、グウォ〜! ・・・ ホイッスルを吹くと反応なし、更に鈴を鳴らすと、グウォ〜!・・・イノシシに威嚇されていると感じました。 先に進むことは困難と考え引き返すことにしました。 関場バス停から1キロメートル離れた林道入口に戻ったのは11時30分、これから明王峠に登り藤野駅に降るのは時間的に無理です。 かといって、このままバスに乗って帰るのも物足りないので高尾駅までのんびりと歩くことにしました。


高尾山

2018年(平成30年)12月30日

 前回の要倉山に登った翌日までは母は元気でした。 その後寝込み約20日間自宅治療と30日間入院、そして老衰で101歳11か月の天寿を全うしました。 現在の私は運動不足で筋肉が不足している状態、49日の納骨までには体力を回復し山歩きを再開する予定でした。 しかし、健康診断の結果が悪く、28日の大腸癌の精密検査では癌らしき大きなポリープが見つかり、切除することになりました。 忌中の期間なので神社が祀られている山は慎まねばなりませんが、高尾山は薬王院という仏閣の山なので・・・
 二ヵ月半振りの山歩きは高尾山でした。 今日は新松戸駅で出会った労山所属の登山者と高尾駅まで山の話、楽しい時間を過ごせました。 京王線高尾山口駅8時10分到着、1号路から男坂を登り薬王院へ、参拝をすませ案内板通り頂上方面に進むと目前に大きな赤い鳥居が、 仕方なく引き返し、本坊の脇から冨士道を通り頂上に向かいました。 頂上では付近のベンチに腰掛けカップ麺にポットの湯を、遅めの朝食でした。 下山は4号路・いろはの森コース・日影林道を経て都道516号線へ、11時40分高尾駅到着、3時間半の軽い山歩きでした。

 
 
 
 

私の山日記2019

 昨年暮れ(12/28)の大腸内視鏡検査時のことです。検査中、何気なくモニター画面に視線が、思わず「えぇ〜え!」大声が出てしまいました。 すると「ポリープが取り切れなかった場合は追加の手術があるかもしれません」と検査技師の即答でした。(自分のポリープは90%以上が癌だと確信) 脳裏に浮かんだのは《人間ドックの検査では異常なし、その半年後、直腸癌で余命3カ月の宣告》実弟のことでした。 19年前に父、そして昨年母を見送り、介護という文字が消え失せ、これからは自分の好きな生き方が出来ると思っていました。 残りの人生は癌との闘いで終焉……(神は残酷なことをなさる、とその時は思いました) その前に出来る限り山歩きをすることに、12/30・1/2・1/5 と急ぎましたが、入院するまでは山歩きが出来ると気づき、間隔を空けました。 その後ポリープ切除、病理検査は癌と判明、3/4最終検査、他に癌は見つかりませんでした。(癌との闘いは一時的な延期なのか?長期間無いのか?私には解りません) 心臓病を含めた次回の検査は来年2月です。それまでは大いに羽搏こう、と思った矢先、3月中旬頃から左膝内側の筋肉に違和感が、まれに軽い痛みに出ることがあります。 このことは、《無理な山行はしないように》という、神からの暖かいメッセージかもしれません。


高尾山・小仏城山

2019年(平成31年)1月2日

 今回も高尾山、朝寝坊したので予定よりスタートが30分遅れました。 京王線高尾山口駅から稲荷山コースへ、途中お稲荷さんが祀られていたので、心の中でお詫びをしながら頂上へ向かいました。 頂上からの富士山、3日前は雲一つないシルエット、今日は半分ほど雲に覆われていました。 高尾山から小仏城山へは並行して数本の登山道があります。今日は高低差の少ない北側の道を進みました。 小仏城山では南側の芝生休憩地で早めの昼食、前回と同じカップ麺でした。 降りは転ばぬよう、のんびりと、ゆっくりと・・・登山道が終わると私設の休息所、おばちゃんが登山者が少ないと嘆いていなした。 そういえば高尾山頂上はいつもの土日より人が少なかったようです。 おばちゃん自慢の手作り草餅を3個頂いて持ち帰りました。 家で食べた草餅は香りが抜群、しかし少々固くなっていました。その場で食べるべきでした。 今日も4時間半の軽い山歩きでした。

 

高尾山・景信山

2019年(平成31年)1月5日

 朝、インスタントコーヒーで豆乳入り微糖コーヒーを作り、数年前まで使用していたポットに詰めました。 念のため横置きにすると液漏れが、仕方なく景品でもらったポットに詰め替えました。 数時間後、山でコーヒーを口にすると、ほぼ水に近い温度、ポットとして機能のない見掛け倒しの景品でした。 今回は高尾山口駅から1号路を経て初めての、みやま吊橋から山頂へ、小仏城山は山頂を通らず巻き道を利用しました。 景信山の登りで疲れが出てきました。エクレアの甘味で少し元気を取り戻し先に進みました。 普段家ではコーヒー以外の甘い飲み物や食べ物、ほとんど口にしません。しかし山では疲労回復用にチョコレートなどの甘いものを持参しています。 ヤゴ沢は標識のないコース、下降地点が不安だったので暫く躊躇、思い切って降っていくと、下から登山者が登ってくるので一安心できました。 ヤゴ沢のような岩や石の多い下降路は苦手です。今日はこの部分のみコースタイムオーバー、他は順調で16.7kmを5時間13分で歩けたので良かったと思います。 2か月半のブランクから3回目の山歩き、徐々に体調が戻りつつあると感じました。


高尾山・陣馬山

2019年(平成31年)1月12日

 朝、いつもより10分早い電車に乗り府中本町駅経由分倍河原駅へ、そこから京王線で高尾山口駅に向かいました。 この乗り継ぎは、府中本町駅から武蔵野線でゆったり座って帰る予行演習でした。 高尾山口駅8:10頃到着、1号路・冨士道で山頂へ、その後は小仏城山・景信山・堂所山全て巻き道利用し陣馬山頂上へ急ぎました。 12時42分山頂通過、陣馬高原下バス停には13時42分到着、1時間に1本のバスは約40分待ち、 7時間近くのコースを5時間半で歩けたので、自分へのご褒美として、 以前から立ち寄りたかった山下屋さんで手打ちそばと生ビールを頂きました。


陣馬山

2019年(平成31年)2月17日

 腰回りと体重がアンバランスです。ウエスト82cmのパンツが履けるときは体重66kg位、85cmが丁度良い時は68kg以上が通常のウエストと体重の関係でした。 現在は体重66kg代、ウエスト82cmのパンツは無理で85cmを履いています。原因は筋肉量が不足しているのだと考えられます。 今日は和田バス停から和田第二尾根を登り陣馬山へ、ベンチに腰掛け景色を楽しみながら1時間程のゆっくりとした昼食、そんな予定でした。 菓子パンとコーヒーで昼食、頂上付近を二回り、その後は手元無沙汰、普段は5分程度なので滞在時間23分は少々頑張った数字です。 私には長時間休めない変な癖があります。 スタートからゴールまでの時間が気になることと、帰宅時間が遅くなると母が心配する事が原因でした。 今年のテーマは、のんびりと、ゆくりと、山歩きを楽しむことです。 次回からは炊事セットや一眼レフをザックの中に入れる予定です。 それから明王峠に移動し矢の音、イタドリ沢の頭、大沢の頭を経て藤野駅に戻りました。 高尾陣馬縦走コースはこの時期でも相変わらずの賑わい、それに比べ明王イタドリ縦走コースは整備された登山道にも関わらす人気がないようです。 今回は4時間半のコースでしたが物足りなさは感じず、丁度よい、と思いました。


筑波山

2019年(平成31年)2月24日

 つくば駅発つつじが丘行の始発バスは満員でした。(高尾駅なら増発がある人数)殆どの人が途中の筑波山神社入口バス停で下車しました。今は梅花の時期、筑波山梅まつりの期間中でした。 終点のつつじが丘バス停で降りた乗客は私を含め、僅か10名でした。 到着後おたつ石コースを登り始めましたが、5分で息切れ、その後も体のバランスが悪く、尻餅をつくことはなかったのですが、いつもよりふらつき気味だと認識しました。 女体山までの距離がとても長く感じました。そして御幸ヶ原から男体山往復、早めの昼食はカップ麺とコーヒーにしました。(他にパン類も用意、今日は食欲不振) それから御幸ヶ原コースを降り筑波山神社境内へ、参拝を済ませ、いつもよりゆっくりと神社内を散策しました。 今日は不調なので、このままバスに乗って帰るこをの検討したのですが、歩程は3時間台、酷すぎる数字なので迎え場コースからつつじが丘のバス停まで歩きました。


筑波山

2019年(平成31年)3月5日(火)

 体調不良で漸く歩きました。今回は12.5km、累積標高差は1000m以上なので、どこまで歩けるかが課題でした。 つくばセンター8:00の始発バスで筑波神社入口下車、カメラを手にのんびりと梅園見物、緩やかな勾配の林道沼田新田酒寄線は急がずゆっくり歩きました。 みかん園コースへのトラバースルート(便宜上・ルート名不明)からは本格的な山歩き、林道鬼ヶ作線からの薬王院コースの標高差300mは今日一番の急登でした。 その後は男体山→御幸ヶ原→女体山→キャンプ場→東筑波ハイキングコース→つつじが丘と予定通り歩くことが出来ました。


筑波山

2019年(平成31年)3月17日

 目覚ましの音で心地よい夢が突然中断されました。時刻は午前四時です。一時間半で山歩きの支度を済ませ、家を出るのが最近のパターンです。 新松戸駅から南流山駅へ、“筑波山あるキップ”を購入し、駅の時刻表を見るといつも乗る電車が守谷駅止まりの鈍行、この時点で自分がボケていることに漸く気が付きました。 つくば駅に到着後、一時間早い山麓までのバスを確認、頭の中で今日のプランの変更を試みましたが、無理な部分が多いので一時間暇を潰すことにしました。 今日の予定は【つつじが丘→東筑波ハイキングコース→日本ハムの森入口からキャンプ場コース中間点へ→女体山→御幸ヶ原→ユースホステル跡地→ 坊主山北東ルート→時計回りに男体山→蜜柑園コース→トラバースルートから林道沼田新田酒寄線→筑波神社入口バス停】 の予定でしたが、過去数度登り降りした蜜柑園コース、今日は以前にはなかった注意を促すトラロープが下降点に張られていました。 (蜜柑園コースの取付きにもトラロープが張られていましたが、そのコースより難しい林道コースは登れる状態でした) 仕方なく薬王院コースの中間点まで降りました。そこからは近道のトラバースルートへは進まず、ひたすら舗装された林道を梅園まで歩きました。 今日は今年初めての7時間超えの山歩き、歩程18.7km 累積標高差・登り1173m 降り1500m 数字的には不満足でも、感覚的には疲労感を含めた充実感は十分でした。


高尾山・景信山・陣馬山

2019年(平成31年)3月24日

 今日のザックの総重量は8.6kg、次回は一泊二日の小屋泊り、それを意識し、いつもより2kg余分なものを詰めました。 コースはJR高尾駅から金比羅台コース、高尾山から高尾陣馬縦走コースへ、陣馬山からは和田峠に降り、陣馬高原バス停に降りました。 1月12日の高尾陣馬縦走とほぼ同じ距離でしたが、前回の所要時間は5時間30分、今回は6時間50分と大差が出ました。 プラス2sだけが原因ではなく、体調も多少悪かったかもしれません。 次回のコースは、一日の距離は今回の半分、しかし累積標高差(今回+1230m -1050m)(次回+2060m -700m)が大きいので苦戦しそうです。 ペース配分を考え、バテないようにゆっくり登ります


高尾陣馬縦走路

2019年(平成31年)4月3日(水)

 平日の山歩き、おまけに宿泊も可能、そんなチャンスが訪れました。にも関わらず、決断できない何かが、一種の違和感です。突き進むと失敗することが過去にも多々ありました。 天候のことも考え、決定するのは月曜日と決めました。案の定未明の夢見が酷かったので即中止、先週と同じ高尾陣馬縦走路を歩くことにしました。 3月24日のJR高尾駅北口バス乗車場は数百名の登山者数に驚かされましたが、今日は60名程、普通でした。 駅から2.3kmの国道歩きはウォーミングアップ、高尾山ケーブルカーの清滝駅から山歩きがスタートしました。 稲荷山コースを頂上近くまで歩き、途中3号路から回り込むように頂上へ、今日も雪を纏った美しい富士山を望むことが出来ました。 前回の縦走路は全て巻き道を利用する計画(道間違えで景信山の頂上通過)でしたが、今回は累積標高差を増やすため、全ての頂上を通過することにしました。 景信山でカップ麺をたべようとベンチに腰掛けると、テーブルに「山火事防止のためコンロを使うときは売店に声をかけてください」の文字、 コンロでの湯沸かしが出来難い状態なので、カップ麺を諦めクッキーを食べました。 何年間も6.6kg以下のザックを背負っていたので、2s重いザックは辛いと感じます。テント用品を加えると更に重くなります。その重さに耐えれれるか、とても不安です。 今日は前回より多めに歩きました。歩行距離23.6km(前回より3.6km増)所要時間7時間50分(前回より1時間増)累積標高差+1502m(270m増)-1398m(350m増)


物 語 山

2019年(平成31年)4月13日(土)

 西上州の秘峰と呼ばれる物語山に行ってきました。戦国時代の財宝が隠されている伝説の山だとか。 新松戸駅から登山口までは複数の電車とバスで片道約4時間(鈍行で)、登山口から頂上往復も約4時間、少々物足りない感じがしたので今まで敬遠してきました。 手元にあるガイドブックの中で一番古い2003年版『昭文社・関東の山歩き100選』の中から未踏で時期が最適な山、として今回選びました。 町営のバスを降り少し歩くと、熊出没注意の看板、緊張しながらの林道歩きが始まりました。 この林道は洪水で大きく消失したり、落石で埋もれていたり、荒れ放題の所が多々あり、B級登山道に近い歩き難い状態でした。 林道が終わると、急な登山道、雪解け水がぬかるみとなり滑りやすい状態、所々にあるトラロープが助けとなりました。 西峰とのコルから上は数センチの雪があり、慎重に登りました。 展望の良い頂上でゆっくりと食事、そして安全のため滑り止めを山靴に付け降りました。 スタート地点付近に戻り、阿唱念の滝(あしょうねんのたき)に向かいました。 水平道も荒れていましたが、その先の階段状だという登りは、枯葉で埋もれ見えなかったり、崩落して消失した登山道など、人の歩いた形跡が見当たりませんでした。 無理して登っても、バスの時間までに戻れそうもないので中止し、荒船湖でのんびりした時間を過ごしました。 今回の山歩きにはプラスアルファがあります。JR三路線(武蔵野線・京浜東北線・高崎線)の乗り継ぎは少々面倒、 でも、懐かしい上信電鉄と下仁田駅は50年振りの再会、数多く通った妙義山のこと、車中で想い出が蘇ってきました。 町営の路線バス(通学児童優先のマイクロバス)では乗客が往復共私一人という贅沢なオマケ付き、今日の山歩きとローカル列車の旅、とても充実していました。


大寺山・鹿倉山(おおでらやま・ししぐらやま)

2019年(平成31年)4月28日(日)

 10連休中の山歩きは、奥多摩三条の湯にテント設営、二泊三日で飛龍山往復の計画でしたが、 三条の湯ホームページには雪上にトレースが無い(入山者がいない)と書かれていました。 人気のない飛龍山を取りやめ、隣の雲取山に変更、しかしキャンプ地の奥多摩小屋は3月で営業が終了しテント設営が出来ません。 山岳テントを担いで雲取山頂上を経て、雲取山荘まで登る自信がありません。 その前に重い荷物を背負って山歩きをする必要性を感じました。5リットルの水をザックに入れ大寺山・鹿倉山を歩くことにしました。 出発前に今回のコースを調べていると、下山路が[荒れている]との情報、急遽ボッカ (歩荷・山小屋への荷揚げのこと、昔の山岳会などでは重装備を荷揚げするための訓練をボッカまたは歩荷訓練と言っていました)を中止、軽いザックに変更しました。 朝、登山者で大混雑の奥多摩駅から小走りでバス乗り場へ、運よく座ることが出来ました。 深山橋(みやまばし)下車、橋を渡り登山道へ、新緑の奥多摩を堪能しつつ焦らずゆっくり進みました。 順調に大寺山・鹿倉山・大丹波峠を通過、峠からマリコ橋までが今回の難所です。 山と高原地図のコースタイム40分、[荒れている]との情報なので1時間に設定し難所に挑みました。 マリコ橋までの残り数百メートルは予想以上に酷い状態、《通行自粛または通行止め》が良いのでは、と感じました。 崩壊し凍り付いた登山道で苦労した経験から、冬場は〈ロープ(10m)・カラビナ(自己確保用)・捨て縄〉は常にザックの中に、今は入っていません。 これらのツールがあれば、より安全な山歩きが出来たと考えられます。 今日の山歩きの第一目標は[荒れている]難所を《安全》に通過すること、第二目標が《丹波発13時28分(次は15時45分)のバス乗車》、 両方ともクリアでき、気分良く帰宅の途につきました。


大平山・晃石山(おおひらさん・てるいしさん)

2019年(令和元年)5月11日(土)

 入笠山5/11・12の天気予報は降水確率40%でした。テントを担いでの山歩きは諦め、降水確率10%の栃木県《大平山・晃石山》の日帰り山歩きに変更しました。 東武日光線・新大平下駅→謙信平展望台→大平山→晃石山→清水寺のコースは東武鉄道の大平山ハイキングコースマップから拝借しました。 新大平駅から大平山神社へ、奥宮までは順調でした。そこで変な好奇心が……西方向に進むべきはずが東方向のピークが気になり登ってみました。 ケルンが詰まれたピークから、さらに東に降る道は先ほど歩いてきた舗装道路と合流しました。好奇心が満たされた後には腹痛が、冷汗を流しながらのトイレ探し、予定外の道草でした。 大平山神社から先は山歩きらしい雰囲気に、富士浅間神社のある太平山頂上からぐみの木峠へ、そして晃石山、急な降りから清水寺(せんすいじ)、 そこからは関東ふれあい道をのんびりとゆくりとJR両毛線・大平下駅まで歩きました。 電車で栃木駅へ移動、《蔵の街とちぎ》は閑散とした風景、2〜3時間の散策予定でしたが、テレビでよく紹介される巴波川(うずまがわ)の船着場を観ただけで満足でした。 土曜日の昼なのにクローズの店がほとんど、適当な食べ物屋さんも見つからず、空きっ腹で新栃木駅まで歩きました。


赤薙山・丸山(あかなぎやま・まるやま)

2019年(令和元年)5月19日(日)

 前回の大平山(341m)・晃石山(419m)は標高が低く暑く感じたので、今回は標高の高い山を選びました。 午前8時東武日光駅到着、風が冷たく肌寒いのでフリースとアウターを着込みバス待ちをしました。約30分で標高1343mの霧降高原到着、 次のポイント小丸山までの標高差258m1445段の天空回廊と名付けられた木製階段を一気に登るつもりでしたが、 途中で体に微妙な異常(高山病の前兆に近い)を感じたので、一息入れてから、ペースを落とし手すりにつかまりながら登りました 小丸山から赤薙山頂上近くまでは風当たりの強い尾根道、寒いので風当たりの少ない道を選んで進みました。 頂上近くには所々に残雪が、赤薙山は標高2010m、この時期2000mを超えると寒いと痛感しました。 (冬の低山歩きに近い感じ) 下山時には風も弱まり、快適に小丸山に引き返し、丸山(1601m)から八平ヶ原を経由し霧降高原バス停に戻りました。 霧降高原はニッコウキスゲで有名な観光地、混雑を避け時期を外したので、ニッコウキスゲを観ることが出来ませんでしたが、 バスの車窓からは満開のつつじが、ちょっと得した気分で帰りました。


山梨県・竜ヶ岳(りゅうがたけ)

2019年(令和元年)5月25日(土)

 前回の山歩きの印象は寒かったことでした。今回は標高1485m少々低めの山梨県・竜ヶ岳としました。 異常気象なのか、温度が急に上がり朝から蒸し暑い一日でした。午前5時前に家を出て、電車を乗り継ぎ、本栖湖バス停到着は10時でした。 (電車・バス乗車時間は4時間、その他1時間) 今日はガイドブック(2014年版大人の遠足・日帰りやまあるきベスト130)通り、本栖湖畔を歩き、キャンプ場の中を通り竜ヶ岳登山口へ、 1131mの無名のピークから東屋のある展望台、そして笹原の台地を下山道分岐まで進み竜ヶ岳往復、下山は分岐点から本栖湖畔へ一直線のコースでした。 本栖湖バス停到着は13時30分(行動時間3時間30分)、真夏の山歩きのようにアセダクで戻ってきました。(顔や首筋がザラザラ、塩分?) 以前登った毛無山や長者ヶ岳・天子ヶ岳はクルマを利用したので、家から登山口までの距離・時間は気になりませんでしたが、 今回の公共交通利用の往復は約10時間、近いようで遠かった富士五湖、今度は合理的な、まとめて登る方法を考えたいと思います。 《山と高原地図31富士山》には未踏の山が5割以上あり、これからも訪れたいと思います。


入笠山(にゅうかさやま)テン泊

2019年(令和元年)6月1日〜2日

 朝一番、新松戸駅5時14分発の電車に乗車、その後電車を乗り継ぎ、中央本線・富士見駅へ、シャトルバスに乗車しゴンドラで頂上駅、到着は10時半を回っていました。 今回ようやく実現したテントを背負っての山歩き《のんびりと、ゆっくりと》が山歩きのテーマでした。 先ずは、30分程歩いた御所平峠にあるマナスル山荘本館で名物のビーフシチューを頂くこと、実現しました。入笠山頂上では360度のパノラマを楽しむ、 ザックを下ろさず写メを撮っただけ、悪い癖です。 今回の最高の目玉はテイ沢、やはり急ぎ足になってしまいました。 林道から高座岩・高見岩を経由し、今回の宿泊地、入笠牧場内の入笠JAハウス(山小屋・キャンプ場)到着、テント設営を終えた頃、管理人の三沢さんがやってきて長々と雑談しました。 彼は私とほぼ同年代で元登攀家、私が昔憧れを持っていた有名なクライミングルートを数多く登っているそうです。 その後、軽トラで牧場内にあるテレビCМの撮影場所、貴婦人の丘(通常入場禁止)を案内してくれました。 (近々プロモーションビデオの撮影が行われると三沢さんのブログに書いてありました。今後、貴婦人の丘は、入場料¥500で開放される構想があるとか) それから露天風呂に入り、夜は懇親会(飲み会)、常連キャンパーの海老名出丸(ブログ名)さん夫妻、三沢さんと知人のTさんМさん、そして私、大いに楽しませて戴きました。 (三沢さんのブログには私のことが書いてありました。酔っぱらていた私が言葉足らずで説明不足だったのか?三沢さんが誇張して書いたのか?訂正が必要な部分がありました) 2日目朝8時、出発準備完了、三沢さんや海老名出丸さんに挨拶し、牧場を後にしました。 御所平から先は荒れて歩き難い林道をひたすら、すずらんの里駅へ、疲れました。(4週連続の山歩きで脚が悲鳴) 10時50分、上り列車の発着を駅300メートル手前の交差点でみました。次の列車は1時間後、《のんびりと、ゆっくりと》の山歩きイメージにはピッタリです。 駅前広場のベンチに腰掛け一休み、そして駅周辺を散策、付近には商店等が一切なく神社、郵便局、製材所のみ、自販機すら在りませんでした。 11時54分の列車は鈍行・高尾行、ボックスシートに腰掛けると心地よい眠りが、何気なく外を見ると梁川駅付近、1時間以上の昼寝でした。 日帰りが可能な山を、一泊二日で歩く、とても贅沢な山行でした。


堂所山(どうどころやま)72route 82route 48奈良子峠尾根コース

2019年(令和元年)6月23日

 この時期の土曜日と日曜日、雨の降らない日が二日続くこと、難しいようです。 今日の天気予報は午後からの降水確率が高いので、山歩きの感が薄らがないよう、午前中少し歩くことにしました。 高尾駅北口のバスターミナル、今日は閑散としていました。通常、陣馬高原下行のバスは同時刻バス2台の運行、今日は1台でハイカーは僅か10名程、真冬より少ない人数でした。 今回は未踏の山下屋ルート(整備不十分で一般的でない小径)、取付きは今年1月に偵察済みです。準備を整え、軽くストレッチをし、急な小径を登り始めました。 八ヶ月振りのルート歩きに緊張、ウエブページの登山記録から拝借したトラックログ(歩いたGPS軌跡)を参考に、こまめに現在地をチェックしながら進みました。 そして迷わず北高尾山稜縦走路(一般登山道)に到着、堂所山からは歩きなれた高尾陣馬縦走コース、途中の明王峠はいつも賑わっている休息地、今日は人影がありませんでした。 それから奈良子峠から未踏の奈良子尾根を降り、陣馬登山口バス停を経て藤野駅まで歩きました。 今日は三時間半歩きました。その間レインウエアの着用を覚悟していたのですが、バックパックから雨具類を取り出すことなく終了したことはラッキーだったと思います。


筑波山・坊主山

2019年(令和元年)7月21日

 塩見岳はテント泊なので、好天が続く日を望んでいました。待ち続けること約一か月間、山歩きが無いのは辛いので、筑波山中腹の林道を歩きに出かけました。 つくばセンター8:00始発のシャトルバスはいつもと違い混雑無し、全員が座れました。私は筑波神社入口下車し林道沼田新田酒寄線を歩き始めました。 雨降りの場合は登らずにつつじが丘バス停まで歩く予定でしたが、今は曇り、少し登ることにしました。 仮名トラバスルートから蜜柑園ルートに出て、西ルートから坊主山に登り、男の川ルートから林道に降りました。 筑波高原キャンプ場をすぎた仙郷林道付近から霧が立ち込め視界が徐々に悪くなりました。 東筑波ハイキングコースの登山道部分は小さな沢を何度となく越える楽しいコース、過去何度も歩いていました。 今日は厚い霧で薄暗い林に変化、30m先がようやく見える程度、いつもより距離が長く感じられ、早く抜け出したい場所に変化していました。 今日の山歩きは約5時間、雨にも当たらず、景色や花を眺めながら、のんびりと、ゆっくりと、歩けましたが、 ゴールのつつじが丘バス停手前1時間は霧で余裕のない慎重な山歩きを強いられました。


南アルプス・塩見岳(テン泊)

2019年(令和元年)7月27〜29日

 土・日・月の三日間で塩見岳へ、梅雨・悪天候のため延び延びになっていました。好天が待ちきれず、思い切って往復の高速バスの予約をしました。 出発の前日、太平洋上の低気圧が台風に変わるという天気予報、それでも行けるとこまで行く…… 松川インターから鳥倉山登山口までの登山バスが不通の時はJR伊那大島駅(40分くらい)まで歩き、その日に帰宅と決めていました。 夏季限定の登山バス鳥倉線は土日のみ小型バス二台(平日は一台)で運行、その二台のバスの乗客は私一人でした。(台風上陸時に入山する馬鹿登山者) 台風の通過が予想されるのに三伏峠到着後テント設営、無神経な奴!と言われそうですが、以前、高所の稜線で台風に遭遇しているので何ら心配はありませんでした。 小屋で夕食を済ませ、シュラフにもぐり込もうとしたとき、突然コムラ返しに襲われました。 今日は3時間程歩いただけ、筋肉疲労ではなく水分摂取を怠ったことが原因だと思い、水分補給と軽いストレッチ、戻すのに1時間程かかりました。 その時、ボトルのキャップ締めが不完全で、ポーチの中が洪水状態、スマホ充電用のモバイルバッテリーが使用不能に、限られた電池残量での情報収集は苦労しました。
 二日目は塩見岳往復、最初は普通に歩けましたが、途中から失速状態、標高の高い山では時おりある酸欠状態、深呼吸しながらゆっくり進みました。 今日のハイライトは塩見小屋から天狗岩を経て塩見岳西峰・東峰、圧巻の稜線歩き、多くの名峰を眺め、久々に3000mの山を堪能しました。 塩見小屋から下は展望のない森林帯の登り降り、歩くことに飽きてしまいました。 この日の累積標高差は±1200m、山と高原地図の歩程は8時間50分、それが9時間50分かかりました。鈍足でしたが十二分に満足できました。
 下山の日、山小屋で朝食を済ませ、テントの撤収、昨夜も雨が降ったので、全体的に水分を含み、テント本体の底とその下のシートは泥水状態、 出来る限り水分や泥を落とし防水袋に入れバックパックの中に、置き忘れの無いように点検し下山しました。 午前9時10分のバスに乗車、最寄りの馬橋駅午後6時到着、南アルプス南部は山深く遠い山でした。


南アルプス・荒川三山・赤石岳・聖岳縦走(山小屋4泊5日)

2019年(令和元年)8月8〜12日

 8月7日、地下鉄東西線竹橋駅23時発の夜行登山バス《あるぺん号》に乗車しました。 翌朝、静岡県畑薙第一ダム臨時駐車場に到着、そこからは南アルプス南部の登山基地・椹島(さわらじま)まで東海フォレストの送迎バスに乗り換えました。 8時、椹島から今日宿泊する千枚小屋まで標高差1700mのコースを歩きました。 後から来る登山者に次々と追い抜かれ、相変わらずの鈍足かと思いました。(6時間50分のコースを7時間04分、自分的には普通です。皆が速すぎる!) 二日目は千枚岳から荒川三山と呼ばれる東岳(悪沢岳)、中岳、前岳、好天の三千メートル雲上散歩、最高でした。(午前中に小屋到着) 三日目も好天、荒川小屋から赤石岳に登り百間洞山の家に降りました。(午前11時到着) 百間洞山の家はトンカツで有名な山小屋です。 揚げたてトンカツは想像以上に美味、添えられている野菜類も豊富、ご飯のお替りなしで満腹になりました。 四日目、中盛丸山から兎岳までは好天、そして順調、聖岳の登りでは次第に視界がガスで遮られ、頂上では展望がありませんでした。 今日は8時間40分歩いて漸く聖平小屋到着、楽しみにしていたウエルカム・フルーツポンチ、疲れた体に染み渡りました。 五日目は下山です。この日は3時間ほど歩いところで疲れが出てきました。 出合小屋跡付近、昨年の台風で崩壊した斜面、ルートに疑問が生じ一時後退、目印の赤テープを再確認し、急斜面をトラバースしました。 聖沢登山口からは林道歩き、椹島との中間点で送迎バスに拾ってもらい、少々楽が出来ました。
荒川三山・赤石岳・聖岳の縦走は椹島をベースに周回コースを歩くのがスタンダードプランだとか、 聖岳から千枚岳への時計回りコースと千枚岳から聖岳への反時計回りコースがあります。 ウエブページのGPS軌跡データでは聖岳方面からの入山が有利でした。 しかし途中下山するような変な予感が脳裏から離れず悩みましたが、自分の直感を信じることに、少々困難な千枚岳方面からのコースを選択しました。 今回辛かったのは兎岳から聖岳への2時間10分のコース、大きな岩に阻まれて歩きにくく、3時間かかりました。 反対側の聖平からだと、ガラ場を登りきったところが頂上、聖平方面からの時計回り周回コースが正解だと思いました。
五日間の山歩き、一度も雨に当たらず、ほぼ快晴だったこと、ラッキーでした。そして気分良く、山歩きが出来た事、感謝しています。

〔後記〕今回の縦走はテント泊まりを予定していましたが、塩見岳ではザックの重さでヘロヘロに、急遽小屋泊に変更しました。 歩き方は通常より遅めで休息時間を十分とれば縦走は可能だと考えました。 四日目、兎岳で疲れがピークに、兎岳から聖岳までコースタイム2時間、所要時間3時間でした。 途中すれ違った登山者に「ここは逆方向に歩く方が楽ですョ」と声をかけてもらい、辛くても当然だと気分的に楽になりました。 バテバテの相当酷い顔で歩いていた様です。私のワースト記録・第三位です。 (昭文社山と高原地図コースタイムと実際の所要時間の比率150%)

北アルプス・北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳・前穂高岳

2019年(令和元年)8月25〜27日

 私が山登りに復帰したのは2003年8月のことでした。その二年後、槍ヶ岳から前穂高岳の縦走を試み、南岳で敗退しました。 さらに二年後の2005年7月、テントを担いで涸沢入り、奥穂高岳・涸沢岳を登りましたが、北穂高岳・前穂高岳は未踏でした。 今回は北穂から前穂までの縦走、日帰り用の小型バックパック(28リットル)で2019年8月25日朝、上高地に降り立ちました。 河童橋、明神、徳沢、横尾と梓川沿いの林道歩き、横尾谷から屏風岩を回り込むように涸沢への登山道、 景色を楽しみながら歩いていると、いつの間にか涸沢ヒュッテ、早速宿泊手続きを済ませ、生ビールのジョッキを片手にベンチに腰掛けました。 涸沢は相変わらず素晴らしい世界、美しい大自然が夜行バスの疲労感を癒してくれました。 次の朝(8月26日)は涸沢岳のモルゲンロート(夜明け頃、山肌が太陽の光を受けて赤く染まること)を観てから出発しました。 涸沢から北穂高岳へ、昨夜お世話になった涸沢ヒュッテが豆粒の大きさになったころ、北穂のテンバ(キャンプサイト)、そして頂上。 槍ヶ岳をバックに記念撮影、シャターを押してくれた人は写真がとても上手でした。その人は写真を撮りながら歩くので時々立ち止まります。 私は鈍足なのでとても遅く、ほぼ同じペースに、その人の名は佐藤さんといい、この付近のコースを熟知したベテランさん、 奥穂高山荘まで同行させて頂きました。(また9月末に涸沢に入るとか) 8月27日、奥穂高山荘から奥穂高岳に登り、吊り尾根から前穂高岳に登りました。 若い時の夢の一つが約50年後、ようやく達成できました。 二十代の頃の山登りの目標は《日本アルプス3000メート21座制覇》、資力のない自分には、《日本百名山達成》は無理だったからです。 (現在、日本百名山は43座登っています) 9月上旬、テント泊で剱岳を予定していましたが、最近の山行では3時間歩くと疲れが出てきます。 今回も紀美子平から前穂高岳を往復した時点で疲労困憊(気力喪失)、降るのが嫌になってしまいました。 (言い訳にはなりませんが、昨夜の穂高岳山荘では、左右からのイビキ攻撃で睡眠時間は約3時間でした) そんな状態でも、自分なりに頑張り、帰路の予約バス発車時刻15分前に上高地バスターミナル到着しました。 南陵から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳、そして岳沢に降った二泊三日の山歩きでした。 

〔後記〕またまた出ましたワースト記録、ダントツの一位は175.3%、8/26北アルプス北穂高岳から涸沢岳を経て穂高岳山荘まで、2時間30分のところ4時間23分かかりました。 つづいてワースト記録第二位、157.9%、8/27前穂高岳から岳沢への下山路2時間20分が3時間41分。 岳沢に着いた時、休息中の登山者の顔が遅いな此奴!と錯覚するほど疲労困憊でした。 ヘロヘロで登ったことも忘れ、次は、遅めのジョキング10kmを2回走ってから、剣沢でテン泊し剱岳に登る計画でした。 しかし何回走っても筋肉痛や急な雨降りで中断、憂鬱でしたが正解でした。 今の私の実力で剣沢からは無謀、早月尾根からの登頂を目指すべきでした。


南アルプス・北岳

2019年(令和元年)10月27〜29日
 

 台風19号の被害を甲府・広河原間のバス運行を判断材料に、山の状態が詳しくわからないままの山行でした。 病院の検査・診察を終えた翌日、ふと頭に浮かんだ名前は北岳、そして《自分の誕生日を3000m峰の頂で祝う!》長年の夢を思い出しました。 バスの運行・小屋の営業日・天候などを総合的に考えると11月3日登頂・4日下山はリスクが多いので急遽10月27日出発としました。 その前日に宿泊予定の白根御池小屋に予約の電話をすると、アイゼンとピッケルが必要?だと言う。 頂上付近が強風・吹雪等でピッケルが必要な状況なら無理せず引き返すことに(2003年、山に復帰したときのマイ・ルールはザイルとピッケルの使用禁止) 山麓で二泊三日楽しむのも悪くはないと考えました。 10月28日は晴天、冬用のチップに取り換えた新品のストック、10本爪アイゼン(タニアイゼン・40年以上前の鍛冶職人が作った当時の名品、新品で保存状態良好)、 穂高で使用したヘルメットを被り、雪の北岳に登頂しました。 スマホの自撮りが下手なので、記念写真のために20分以上の登山者待ち、諦めて10分程降ると下から登山者が数名登ってきました。 シャターを押して戴くために頂上まで引き返す元気が残っていなかったので、そのまま小屋まで下山しました。 草すべりの急な降りも疲れました。若い頃、五月の連休に登った北岳、この草すべりは雪で埋もれていました。 最初はグリセード(ピッケルを使用し靴底をスキー替わりに滑る方法)で降りましたが、疲労困憊のため尻セード(滑り台方式)で下降、そんな想い出が甦ってきました。 白根御池小屋、昨日の宿泊者は私のみ、今日は一人の登山者が加わりました。 小屋のスタッフ以外の話し相手がいること、とても楽しいことです。山の情報はウエブ上より、登山者同志の方が真実味を感じます。 (彼の薦めてくれた高機能登山用下着、購入・着用、お気に入りの一品になりました) 下山の日は小雨、そして筋肉痛、《3週間に一度の山歩きは筋肉痛を防ぐ》という体質だったこと、忘れていました。 帰宅後、脚の脹脛と太股に湿布薬を張りました。今年初めての筋肉痛だったと思います。 この時期、3000m峰に登頂できたこと、幸せです。引き締まった雪上、アイゼンを効かせ歩く音、とても好きです。 臆病な自分ですが、本格的冬山が恋しくなりました。

思いつきで、急に北岳に登りました。

 

中央アルプス・恵那山

2019年(令和元年)11月15日

 11月15日(金)恵那山、11月16日(土)美ケ原・山本小屋から王ヶ頭往復し移動、霧ヶ峰・車山肩から車山に登り帰る、そのような計画でした。 (後日、この計画は山を楽しむ登り方ではない、と思いました) 未明からクルマを走らせ中央道・飯田山本インターへ、ナビゲーションシステムの指示に従い阿智村・広河原登山口ゲートの登山者用駐車場に向かいました。 ゲート手前でナビが誤作動し行き止まり道路に案内、引き返して無事駐車場に到着しました。そして恵那山4ルート中の最短、広河原ルートから登りました。 比較的急な登山道、頭頂部が頭上の大木の枝に当たり大きなタンコブが、痛かったです。それでも頑張って頂上往復しました。 今日の泊は国民宿舎です。遠い昔、学割が使える最後の年に一人夜行列車で九州一周の旅に出かけました。その時の宿泊は全部安価な国民宿舎でした。 今回は付近の有名温泉地も魅力的でしたが、その様な想い出から国民宿舎に泊まってみようと思いました。 夜中に咳・鼻水・悪寒・高熱、熟睡できませんでした。朝食を30分早めて戴いたのに、予定の美ケ原・霧ヶ峰はパスし、帰りました。 新たな目標を日本百名山に決めた初回がこの有様でした。百名山に限らず一つひとつの山を丁寧に登る、それが大事なことだと改めて思いました。 日本には3000メート峰が21座あり、今年は10座登頂(初登頂7座)少々浮かれ、弛んでいました。

 
 
 
 

私の山日記2020

 昨年10月28日の雪の北岳稜線、アイゼンを履いて歩いた心地良い感覚、脳裏から離れません。 今年は初歩的な雪山を少々歩いてみようと思いアイゼン・ピッケルとカンジキを購入しました。 厳冬期の山の怖さは憶えています。雪中氷点下のフォーカスト・ビバーク(forecast bivouac 計画的な露営)記憶にあります。 自分的なルールは《好天時以外は行動しないこと》です。


雪山歩き アイゼンとピッケルで 入笠山の頂上へ

2020年(令和二年)1月11日

 南アルプスの北端にある入笠山に行ってきました。 家を朝6時に出て、中央本線富士見駅へ、10時の無料シャトルバスに乗車、富士見パノラマリゾートのゴンドラで一気に標高1700mの白銀の世界に入りました。 身支度を整え、賑やかなスノボーラーやスキーヤーの世界から静寂な登山者の世界へと移動しました。 白一色の入笠湿原を抜け、凍り付いた車道を少々歩き、御所平峠付近でアイゼンを装着し登りに入りました。 途中アイゼンが外れそうになり、山靴が日本製なのでアイゼンも日本のメーカーを選べば良かったと後悔しつつ登りました。 山頂は好天の大パノラマ、北・南・中央アルプス、富士山、しばらく見入ってしましました。 復路は少々コースを変え、不必要なピッケルを手にくだりました。 電波塔のあるアカノラ山に寄り道、そして山頂駅に戻りゴンドラで山麓駅へ、シャトルバスの発車時刻までは1時間半ありました。 駅までの距離は約4km、退屈なので歩くことにしました。
(往路のシャトルバス内でのこと、後部座席の女性たちの噂話を耳にしました。昨年6月にお邪魔した、JAハウスの管理人Mさんのことです。 かなりの偏屈だというのが主な内容でした。Mさんはクライマーに多いタイプ、少々偏屈でも親切で良い人だと口を挟みたくなりました。ブログでは現在冬ごもり中だとか。)


雪山歩き かんじきで 入笠山林道歩き

2020年(令和二年)2月1日

 今回の主題は新規購入のかんじきで雪山を歩くことです。 コースは登頂後テイ沢から入笠牧場経由ゴンドラ山頂駅へ戻る予定でした。 今日も前回と同じ、特急あずさ3号で富士見駅、10時のシャトルバス乗車、ゴンドラ山頂駅から前回アイゼンを装着した御所平峠付近へ、そしてかんじきを付けました。 所々に踏み跡のある旧スキー場、トレースのない所を選び直登しました。小気味よい登りでした。 御所平峠から頂上に向かうコースと仏平峠に向かう林道間の山道を進みました。頂上から降ってくる分岐到着、時間が足りないので頂上はパス、先に進みました。 12時20分、テイ沢を歩いている時間にもかかわらず、まだ大河原湿原付近、時間切れ!かなりの鈍足!引き返すことにしました。 帰路は仏平峠から林道を進み、かんじきを付けたまま山彦荘まで歩き、アイゼンに履き替え山頂駅に戻りました。 今回は山頂にも立ち寄らず、予定のコースにも進めず、山歩きとしては失敗でしたが、かんじきで雪山を堪能できたこと、大満足でした。


雪山歩き 北八ヶ岳 北横岳

2020年(令和二年)2月24日

 昨日の“諏訪大社四社参り”は20q程歩きました。 好天でしたが、狭い道路では強風で田んぼに落ちそうな感じ、とても寒い日でした。 今朝は素晴らしい青空、ほとんど風もなく絶好の登山日和です。 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅からアイゼンを付け登り始めました。 このアイゼンは今回が3回目、昔のアイゼンと形状が違うので当初違和感がありましたが、漸く慣れてきました。 北横岳は人気の雪山、所々で渋滞していましたが、2時間で往復できました。 若い時の雪山歩きの感覚、少し戻ってきたようです。
この山は朝一番の特急で出発すると、スタートのロープウェイ山頂駅は昼頃、ロープウェイの終了時間は16時なので行動時間は4時間、日帰りが可能です。 私にはトラウマ(精神的外傷)らしきものがあり、その時間内で往復できる自信がなかったので、前日に茅野に入りました。 若い時の話です。1月末、小雪の中テントを担ぎ単独で赤岳鉱泉に入ったことがありました。 翌朝は好天、少々の積雪は気にもせず、身支度を整え出発しました。 中山乗越への登りは徐々に積雪が増え膝を超えるくらいに、この日は平日でトレースが無く一人でラッセルしました。 徐々に体力気力喪失、この状態で取付くのは危険と考え下山しました。 冬の八ッ赤岳、単独でも複数回登っています。ラッセルという初歩段階で敗退したこと、未だ脳裏から離れません。 前回の入笠山、途中で引き返したのは、この様なトラウマがあったからだと思います。





深峰歩道から筑波山

2020年(令和二年)3月7日

 娘の運転するクルマで筑波山に行ってきました。 朝6時出発、筑波山ユースホステル跡地にクルマを止め、深峰歩道から御幸ヶ原へ、そして女体山・男体山の両頂上に登りました。 四年前も娘と同じコースを歩きました。その時はかなりの鈍足、休み時間も含めると往復4時間超、今回は2時間少々、私が息切れ寸前のペースでした。 娘は朝の通勤時、ここ数ヶ月間は駅までの1.7qを歩いています。その積み重ねが今日の結果になったようです。 私自身、トレーニングの重要性を改めて確認できました。 両頂上参拝後、御幸ヶ原の茶屋でお団子を頂きました。観光客相手の食物屋としては予想外、とても美味しかったです。 スタート当初は微かに雪が、御幸ヶ原では本降りに近い状態、このまま降り続くと明朝は一面の銀世界になるのでは、と想像しました。 数多く登っている筑波山ですが、降雪時は初体験、いつもと違う山歩きでした。


つつじが丘から筑波山

2020年(令和二年)6月26日

 クルマでつつじが丘駐車場へ、おたつ石コース→女体山→男体山→御幸ヶ原コース→筑波山神社参拝→迎場コース→つつじが丘駐車場という周回コースを歩いて来ました。 雨上がりで、濡れた滑りやすい岩と泥の登山道、慎重に、ゆっくりと頂上まで登りました。 御幸ヶ原からの降りは体のバランスが悪く、尻餅三回、ズボンは泥だらけになりました。 相性の悪い御幸ヶ原コースの降りは、二回に一度の割合で“尻餅をつく”という場所、一日に尻餅三回は新記録でした。 筑波山神社からつつじが丘への迎場コースは自分的には頑張ったつもりでしたが、今日の山歩きは5時間超過、落胆しクルマに戻りました。 この周回コース、のんびり歩いても、いつもなら4時間台でつつじが丘に戻れるはずでした。 家に帰り、山と高原地図を広げるとコースタイムは4時間50分、所要時間5時間11分、予定よりプラス7.24%、少々悔しい思いが残りました。 新型コロナウイルスによる外出自粛・緊急事態宣言などの影響で、山歩きは三カ月と二十日振りでした。


筑波山 迎場コース

2020年(令和二年)8月31日(月)

 昨夜は眠りが浅く、起床予定時まで布団に入っているのは無理なので、出発時間を繰り上げました。 7時筑波山神社参拝の予定が5時、二時間早いスタートとなりました。 迎場コースからつつじが丘へ、そこからの、おたつ石コースは水分を含んだガスが東側から吹き上げています。 スマホを取り出し雨雲の様子をチェックしていると、上方から登山者が降ってきました。 天候を訪ねると『本降りで岩場が滑りやすい』とのこと、このまま進むか躊躇しました。 昨年も、今年も、山用の雨具は一度も使用していません。 今回雨具を使うと、今後ほぼ全ての山歩きで雨具が必要にる?などとクダラナイことを考え、引き返すことにしました。 雨の中でも我武者羅に登る気魄、今日はありませんでした。
(今年は途中下山が多くならないように……)


房州・鋸山

2020年(令和二年)10月6日(火)

 コロナの影響で、外出がしづらい昨今です。 急に娘が一人で鋸山に行ってくると言い出しました。私も参加、そして家族で行くことになりました。 往路の運転は娘、走行距離100km超えは始めて、ギブアップ寸前、ヘロヘロで到着しました。 JR浜金谷駅前の有料駐車場にクルマを止め、車力道から鋸山頂上へ、その後は娘の見学希望の石切り場を数か所回り、関東ふれあい道から下山しました。 本日の総距離6.1km 累積標高差・登り500m降り500m 約4時間で歩きました。 帰りは私が運転、平日なので約2時間で帰宅、比較的楽でした。 久々の山歩きなのに、筋肉痛がほとんどないのは予想外でした。

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