第36集(2008年11月1日〜2008年12月30日)


2008年12月30日(火)

年末の最後の最後で損保業界がでっかい屁をこいたような気がする2008年なのですが、それはさて置き、今日
の私は年末の仕事を終わらせてとりあえずあとは来年です。

2008年も残すところあと今日と明日のみとなりました。私は明日から1月3日まで帰省します。整体院も日記も
その間休業します。皆様、よいお年を。




2008年12月29日(月)

本当は昨日書くべきお話だったのですが、今日書くことに致します。

予感はしてましたが、いざ実際報道を目の当たりにしてしまうと
驚いてしまうものです。

三井住友海上など3損保、経営統合で最終調整

12月29日3時9分配信 読売新聞


 損害保険2位の三井住友海上グループホールディングスと4位のあいおい損害保険、6位のニッセイ同和
損害保険の大手3社は28日、2009年秋にも経営統合する方向で調整に入った。

 本業の収入である連結正味収入保険料(2008年3月期)は3社合計で約2・7兆円に達し、長く首位を保っ
ていた東京海上ホールディングスの約2・2兆円を抜き、国内最大だ。少子高齢化に加え、米国発の金融危機
で自動車販売の落ち込みが激しく、保険料収入の約4割を占める自動車保険は長期低迷が見込まれている。
統合により経営基盤を強化し、勝ち残りを図る。

 3社は年明けから統合の具体策を詰める。第1段階として共同で持ち株会社を設立し、3社を傘下にぶら下げ
て合理化を進め、第2段階としては持ち株会社の下で3社が合併し、関連業務をそれぞれ統合する案が有力と
みられる。

 統合後も当面、各契約者との契約内容は変わらないようにする。

 三井住友は、メガバンクの一角を占める三井住友フィナンシャルグループとの関係が深い。あいおいはトヨタ自
動車が大株主で、営業面でも協力関係を築き自動車保険に強みを持つ。ニッセイ同和は日本生命保険の営業
力を背景に、損害保険商品販売で攻勢をかけている。

 統合により、顧客基盤を相互に融通することが可能になる。また、重複分野を合理化することで浮いた資金を
システム投資などに振り向けることもできる。

 01〜04年の業界再編で、主要損保は東京海上、損害保険ジャパン、日本興亜損害保険を含む6社体制とな
っており、今回の統合でこれが崩れる。損害保険業界のさらなる再編の呼び水になる可能性があるほか、銀行、
証券、生命保険など業態の垣根を超えた金融再編に結びつくことも考えられる。


最終更新:12月29日3時9分



昨日、私は損保会社社員だった時代のことを書きました。実は私には旧住友海上の社員だった時代があるのです。

私が社員だった頃、住友海上は東京海上、安田火災、三井海上に続く業界第4位の会社で、万年4位のように言われ
ていました。

業界3位になるべく直上の会社三井海上をライバル会社視し、追い上げの営業をかけていったのも今は昔のお話で、
その当時は「3位になるのもお前が生きてる時代のうちは無理。」と言われていました。

しかし、後に三井海上と住友海上は合併し、三井住友海上火災保険株式会社になったのは皆様ご存知の通りです。
この当時でさえメガバンクの誕生や生損保の業界再編が企業の恐竜化のように見えてたのですが、今回は究極形態
になった感があります。 東京海上日動や損保ジャパンも今の状況をただ指をくわえて見ているだけとは私にはとても
思えません。ここから先を見るのが怖い気がします。


2008年12月28日(日)

60分ヒーリングセッションを実施しました。

本日セッションを受けられた方(以下Hさん、仮イニシャル、女性)は今の会社で勤められるようになってからというものの、
頭がぼーっとしたり、人の名前を思い出せなくなってしまったり、腰の痛みに苦しんだりするようになってしまったとのこと
でした。

いろいろ見たところ、Hさんのお勤めの会社はその場にいること自体が健康を害してしまうようなところがあるということが
わかりました。「今のお仕事以前ではそんなことは無かったでしょう。」と私が聞くと、やはりそうでした。この会社の方は
いろんな病気にかかって退職されるケースが多いとも聞かされました。

Hさんが現在お勤めの会社のトップは過去にいろいろ会社を作っては潰しまた作っては潰しをされてた方で、普通の方で
はとてもついていけないようなところがおありのように思えました。Hさんに聞いてみると、普通なら一度会社を潰してしま
ったらそう簡単には再起出来ないところなのに、この方は簡単に再起されるのだそうです。お仕事の内容はどちらかという
と博打的な感じを受けました。並の方では長期間勤め上げることは困難です。それが経理等の事務のみであったとしても
です。

会社のオフィスに入った途端、外とは違って中で仕事をしている人の、それも複数の負の想念に満ちている職場です。お
かしくなる人が多数いても全く不思議ではないと私はHさんにお伝えしました。トップの思考や行動から言っても泥舟のよ
うな会社です。また、トップの方自体が自分の会社が潰れようがどうなろうが比較的平気でいられる方です。よく言えば肝
が太い豪傑なのですが、悪く言えば魔物や物の怪に憑依されやすい人です。

Hさんは専門学校を卒業された後、複数のお仕事をご経験されたのですが、今の会社はハローワークでお知りになったと
のことでした。 ハローワークに常時求人を出している会社の中には社員の退職が激しいからという理由で求人を出してい
るところもあり、注意が必要です。

私は「この会社はとてもじゃないが一生いられるところではありません。出来ることならば転職をした方がよいと思います。」
とHさんにお話ししました。

Hさんは今の会社のことや健康のこと以外にもいろいろと思うところがあるようでした。例えば現在お付き合いをされてる男
性のこともそうでした。彼なのですが、彼を見ているとなかなか結婚に踏み切れないのだとのことでした。

理由を聞いてみると、やはり今この問題を抱えているカップルが非常に多い問題でした。例えば、「派遣社員であって正社
員ではない彼では結婚生活が不安で結婚出来ない。」「彼の今の仕事では将来出世出来そうに無いので結婚生活が不
安で結婚に踏み切れない。」「彼が全く結婚する気でいない。」「もし結婚して今の共働きの状況で子供が出来たら生活が
破綻しそう。」等々の問題です。

これらの問題につきましては私もいろいろ思うところがありますので、また別の機会に書きたいのですが、何の仕事をしてい
るにせよ、今の関係にいつまでも決着をつけられない男性ならば彼氏彼女の関係を解消したほうが私はよいと思います。

いろいろお話が進んでいくうち、Hさんの感じが変わって来ているのに気づきました。来院されてすぐの時はかなり固まった感
じだったのが柔らかい感じに変わられました。

私はHさんに幼い頃に遡って本当になりたかったものについて質問しました。その後はHさんの中高生の頃のお話になってい
きました。Hさんは高校時代弓道部だったとのことで、ちょっと驚きました。先日真弓の木のお話が出たばかりです。また、リコ
ーダーがお好きで、ガンダムの曲とかいろんな曲を吹いていたとも聞き、これまた驚きました。これも例の100円リコーダーの
ことを日記に書いたばかりです。Hさんは買って吹いたことがあるそうです。

そんなこんなでいろいろなお話が出た後、自己ヒーリングのことをお話しし、ちょっと余興でお茶の味を変えてみるということも
してみました。

Hさんとはいろんなお話をしましたが、最後に「何故、私は講座の受講料やセッション料を有料にしているのか。」というお話に
なりました。実はこれは私のサラリーマン時代の体験で得たことも理由になっているのです。

サラリーマン時代、私は損保会社にいました。そこで営業をしていた頃、営業の成績の項目の1つに「代理店の資格試験を受
験する人を何人出すか?」というものがあり、もちろん多く受験者を出すほど営業成績は高く評価されるのですが、とにかく多く
の人に受けてもらうためにはいろいろなことがある訳です。

受験者の方の中にはいろんな方がいらっしゃいます。本当に資格を得たくて受験される方もいらっしゃれば、「会社に言われて
渋々。」とか「損保社員が受けてくれというので仕方なく。」「受けて受かったら褒美にいいもの食わせてくれるというので。」等
の理由で受験される方もいらっしゃるのです。

本当はしてはいけないことなのですが、動機が不純な方やいやいや受験の方の中には損保社員が受験料を支払い、自分は
無料で試験を受けたという方もいらっしゃいます。

そうです。そういう方は受験してもなかなか合格しませんし、仮に合格しても代理店としては定着しません。全く営業数字を追
う上で受験者の頭数を増やすだけのために損保社員が自腹を切っているというアホな話なのです。逆に、受験料を自ら支払
われた方は事前にお勉強をされ、合格率も高く、また合格後はお仕事に活かされています。

私はそういったことを過去に経験しましたがゆえ、やはり来院される方には真剣になっていただきたいと思うのです。そんなこ
とをHさんに語り、今年のセッションの予定は全て終了しました。来年も宜しくお願い致します。





2008年12月27日(土)

目が回るくらい忙しい日でした。


2008年12月26日(金)

クリスマスが終わってしまうと、急激に世間は年末モードに入っていきます。という訳で、今日の私は「らぁめん 達人」で
今年最後のつけ麺を食べました。

最近の達人は行列が出来たり、営業時間を迎える前に麺やスープが無くなって終了したりというケースが増えてます。
少しずつではありますがラーメン好きに知られつつあるということなのでしょうか?それはともかく、また来年も食べたい
です。今年は最後ということで。


2008年12月25日(木)

クリスマスです。2日連続でお酒とケーキとチキン攻めに遭っています。女性もいます。ではお色気があるのかというと
全くそんなことは無く、隣でドラえもん教徒のあの人が「カルビ」とか言うてます。皆様も体調管理には注意しましょう。


2008年12月24日(水)

クリスマスイブです。今年の私はモスチキン5本パック他を酒肴にして楽しんでました。クリスマスソングはあえて避
け、DIMENSIONのアルバム『MELODY〜Waltz for Forest〜』を聴いていました。勝田さんのソプラノサックスは
やはり凄いです。

ソプラノサックスは芯が無いふやけた音になることが多いのですが、DIMENSIONのサウンドはそんなことはなく、
十二分に存在感があるソプラノサックスです。そして7曲目と8曲目はアルトサックスの曲なのですが、8曲目はそ
うです。あの『IF』です。

セラピストがサロンのBGMに使用するいかにも癒しといった感じの曲とはジャンルが異なるのですが、私はこのア
ルバムの癒しの要素が好きです。


2008年12月23日(火)

100円ショップの「キャン・ドゥ」でいろいろものを見ていたら、ソプラノリコーダーまで100円で売られていたのに驚
いてしまいました。株式会社日本パール加工のもので、ジャーマン式のリコーダーでした。

実際に買って吹いたわけではないのでコメントは控えます。


2008年12月22日(月)

東陽町でお昼を迎えましたので、しばらく散策してラーメン屋にでも入ろうかと思いました。

東陽町といえば以前半チャンラーメンの「あかしや」について書いたことがありましたが、ここはちょっと入ったところ
に結構ラーメン屋がある町なのです。

それらのラーメン店の中には絶賛されているお店もあれば、「究極のマズい店」として知られているお店もあります。

究極のマズい店はネットで検索してみると、 「口に含むと旨みが薄く、そのくせ、飲みこんだ後に不快な香りが舌の
上に残るという奇跡のスープ」とか、「たまにこういうものを食べると、おいしいものの有り難さがよくわかります。」と
か、もう散々な言われ方をされています。

私なんかここまで酷評されてるのを読んでしまうと、逆にどんな奇跡的なラーメンを出っしょんか知りたくなって食べ
に行ってしまうのですが、今回はこのお店については書きません。

ですが、ちょっとだけ書きますとこのお店、「噂ほどひどくはなかった。やはり自分で食べてみないと最終的な自分と
しての意見は出せない。」と私は思いました。

特にお店の方、タバコのマナーをなんとかして、客がいないからってぶらぶらしたり他の店員さんとだべったりしよら
んで、カウンターもっと綺麗に掃除して、チェーン店の麺とか入れないでテボや使わんと平ざるで麺あげして、最初か
らちゃんと麺とスープを作って、チャーシューもハムか思うような味気ないもんや仕入れんと厚手のちゃんとしたのを
仕込んで、メンマも既成の味付けメンマじゃなくて最初の塩出しからやって丁寧に自分で味付けして出したらいいも
ん出せるんだからもっとなんとか出来るのにと私は思ったのですが。あ全部か。


・・・・・・という訳で、今日は「杏屋」(江東区東陽4−9−3)に入りました。今回初です。注文したのは鶏白湯ラーメ
ン(700円)です。あっ、最初に断っておきますがここは究極のマズい店ではありませんよ。

出て来たラーメンは私の好みではありませんでした。(だから東陽町歴が長い私もずっと行かなかったんですが、)

どこが好みではないかというと、ニンニク使い過ぎです。午後仕事があったらアウトな水準です。普段の私なら絶対
食べていません。が、今日はいいのです。

スープはニンニク臭が強いニワトリスープで、いい素材を使っているのはもの凄くわかります。それだけにニンニクを
どう見るかで評価が極端にわかれそうです。私はこの味の路線はアリだとは思いましたが、これがサラリーマンの街
のラーメンというのはどうかいなとも思いました。麺は「亀戸矢辺製麺」のもので、 これは「尾道ラーメン麺一筋」の麺
の製麺所です。ここの麺はやや平たい太麺で、シコシコ感が有って生きた麺です。

材料は全て国産の信用がおけるもののみ使用されていますし、お店の方も凄いいい方でした。私は仕事柄ニンニク
臭はアウトですので、ニンニク臭が無いか、あっても弱いメニューがあればもっと行きたいお店です。私が行った時の
BGMが笠置シヅ子の歌だったというのも個人的には高ポイントでした。


2008年12月21日(日)

きらめきヒーリング講座上級編を開講しました。

本日の受講者の方(以下Kさん、仮イニシャル、男性)は会社員兼セラピストの方で、奥様もセラピストです。

最初はKさんのお子様のお話から始まりました。その後は安山岩や凝灰岩といった石のお話、四国の結晶片岩や
花崗岩のお話が出て来ました。(何の講座なんだ。)

これは余談ですが、四国のサヌカイト(讃岐岩)や香川県屋島の畳石も安山岩の一種です。四国は結晶片岩等の
変成岩が大量にある地で、有名どころとしては徳島県の阿波の青石(緑泥片岩)がそうです。青石は愛媛県にも
あります。

地学のお話が少々出た後は、講座の内容に入っていったのですが、途中でKさんのご家族のお話が入っていきま
した。

Kさんは会社員をされている一方で、奥様とセラピストのご活動をご自宅のサロンにて行われているのですが、こ
れはそのご活動をされる前のお話です。

Kさんは将来セラピストとして活動をしていきたいということからオステオパシーを学ばれ、各種手技療法について
も学ばれ、奥様もKさんとは別方面のセラピストのお勉強をされていたそうです。

そして、Kさんはあるサイキックな療法の先生(以下Gさん、仮イニシャル、男性)のところにその療法を修得しよう
と行かれたのでした。


すると、G先生はKさんに「あなたは私のところに来る人じゃない。あなた
にはとっても可愛い奥様がいらっしゃるでしょう。彼女が私のところに来る
人です。」と語られたのだそうです。

もちろん当時、G先生はKさんの奥様とは面識がありませんし、写真を見
せてもらった等のこともありませんでした。

なんでそんなことわかるんやねんとw 私は爆笑してしまいました。

いや、G先生がなんでわかったかということもそうなのですが、「G先生が
下心無しで根っから真面目にそう言われてる。」 ということが私にはわか
っただけに無茶苦茶面白かったのです。

Kさん曰く、この話は義理のお兄さんにお話ししてもお兄さんに爆笑され
てしまうのだそうです。Kさん、マジおもろいよこの話w

ちなみに私は入門編でKさんの奥様にお会いしたことがあります。とても
可愛い奥様です・・・・・・とか言うてる場合ではありません。Kさんの奥様
が今度はG先生のところにお勉強に行かれました。



するとG先生、「おお、あなたが私のところでお勉強をする方です。」

G先生お見事です。やってくれてます。



Kさんとしてはなんでやねんというお気持ちになりそうなお話なのですが、Kさんの奥様はそう
ですね。私もわかります。(全然説明になっていない。)

Kさんの奥様はとても敏感な方で、サロンの施術でも「この人は私が施術すべきではない。」と
いう方についてはKさんに
「パパお願い。」をされるのだそうです。


パパは大変です。並のパパだと「こいつ、手抜いてるんじゃないか?」と不満に思うのかも知れませんが、
Kさんは「これは手抜きが理由ではない。」と見抜かれました。そうです。手抜きが理由ではありません。

Kさんの奥様は、逆に、「この方は私が施術しないといけない。」という方については「私がします。」とパパ
をサロンに入って来ないで状態にしてしまうのだそうです。

もーおもろくていけません。私は奥様がなんでそうされるのかがわかるだけに爆笑してしまいました。Kさん、
奥様はこれは手抜きとか好き嫌いで仕事してるんじゃないですよ。わかってあげて下さい。

カリキュラムのお話がなかなか進まないんですが、まあ無事に終わればいいかとお話を進めていきましたら
今度はご実家の敷地内に新しい施術の場所を建てることでご質問、ご相談をお受けしましたので回答しまし
た。

Kさんはその施術場の鬼門の方向に真弓という名前の木を植えようと思うと語られました。私は真弓の木を
見たことが今まで無かったのですが、比較的背の低いとても可愛らしい木なのではないかと質問したらその
通りでした。

Kさんによりますと、真弓は古代において弓を作る木であったそうで、赤い実がなり、サルビアみたいな花を
持った女の子が立っているような可憐な木だとのことでした。お話をうかがう前に私は遠隔で真弓の植物霊
を見てみたのですが、とても可愛らしい木だと思いました。この木は施術場の鬼門に植えても大丈夫です。


2008年12月20日(土)

今日の私は「カフェデンマルク」西葛西店(西葛西6−14−1 東京メトロ東西線西葛西駅構内)でミネストローネ
(320円)と、北海道野菜カレーパン(190円)を買って食べました。

カレーパンは出来たて表示が出ていてほくほくのおいしさでした。ミネストローネはトマトを使ったイタリアのスープ
です。ファーストフード店のものとしてはモスバーガーで冬期販売されているものが比較的求めやすいのですが、
カフェデンマルクのミネストローネはやや高価な分深い味がします。


2008年12月19日(金)

先月から今月にかけていろいろなことを書いてまいりましたが、少し「ヒーリング雑感のコーナー」で更に詳しいこ
とを書いていかないといけないと思っています。 しかし、今は時間がなかなか取れず、本格的に書くのは来年か
らになりそうです。申し訳ございません。

さて、今日はアラハバキ神のお話の続きを少しだけ書こうかと思います。

アラハバキ神社は主に東日本や、西日本ですと山陰地方や四国地方等で見られますが、あまり通常の神社に
祀られる神様のようには認められていないようです。 それ以前の問題として存在そのものの有無すらも疑われ
ています。これはアラハバキの話そのものが偽書の古史古伝『東日流外三郡誌』に端を発していると誤解され
ているからだと思います。

確かに、『東日流外三郡誌』そのものは偽書なのですが、問題はこの偽書があろうが無かろうがアラハバキ神を
祀る神社が実際問題として国内に存在するということなのです。特に旧国名で陸奥、出羽、武蔵、三河、出雲、
安芸、周防、伊予等には多いです。その意味において、例えば同じ偽書の類でも『秀真伝』の「天照大神は男神
だった。」というお話とは根本的に異なるお話だと言えます。

一般には、「アラハバキ神は土偶とはイコールではなく、縄文神でもない。」というのが常識になっています。『東
日流外三郡誌』が偽書である以上、これが常識になるのが私も当然だと思います。


しかし、例えば『東日流外三郡誌』を偽書と明言する谷川健一氏は、これまでの民俗学のアラハバキ神の解釈
を受けついで次のように述べられています。

1.もともと土地の精霊であり、地主神であったものが、後来の神にその地位を奪われ、主客を転倒されて客人
  神扱いを受けたもの。

2.もともとサエの神である。
  外来の邪霊を撃退するためにおかれた門神である。

3.客人神としての性格と、門神としての性格の合わさったものが門客人神である。
  主神となった後来の神のために、侵入する邪霊を撃退する役目をもつ神である。


また、中山太郎氏は、民俗学者として著名な折口信夫氏の説を更に進められ、『地主神考』の中でアラハバキ神
について次のように述べられました。

1.天孫民族が、我国に渡来せぬ以前に、先住民族によって祀られた神

2.天孫渡来後において、天孫民族以外の異民族によって祀られた神が、年時の推移によって、天孫民族の祀っ
  た神に取って代わられたもの

3.同じ天孫民族が祀った神が、何等かの理由によって、他の天孫民族系の神と変更されたもの




谷川氏、中山氏がそれぞれ挙げられた1.2.3.いずれの説にしても、その起源が非常に古いものである場合、
縄文時代に遡ることは可能性として無くはないと私は思うのです。実際、古神道の起源は縄文時代に遡れます。
だとしたら精霊が土偶の姿に見えたのも故無きことではなかったのかも知れないとも思いました。

もっとも、アラハバキ神を祭る神社の多くは磐座(いわくら)を御神体としているため、出雲の磐座信仰との関連
を指摘する方も中にはいらっしゃいます。そして「磐座=巨石信仰」が学問上確認されるのは古墳時代以降と
いうこともあり、アラハバキ神は縄文時代よりも新しい神であるという説もあります。しかし、磐座は時代を下っ
ていくうちに途中から派生してきたものであるという可能性もありますので、これだけをもって「アラハバキ信仰
は古墳時代が最古」とは断言出来ない面もあります。

古神道については全くの門外漢でほとんど知識が無いに等しい私ゆえ、記述は難航しましたが、今日のところ
はここまで。


2008年12月18日(木)

2008年12月14日(日)にきらめきヒーリング講座入門編を受講されたBさん(仮イニシャル、男性)からメール
をいただき、その内容に驚いてしまいました。そうです。土偶のお話です。

Bさんによりますと、やはり埼玉のご自宅周辺の土地では縄文土器がよく出土するのだそうです。更に、大宮氷
川神社では、現在では門客人(まろうど)神として祀られているアラハバキ神が江戸時代までは主祭神として祀
られていたといわれていたということまでがBさんのメールにありました。

このアラハバキ神、 正体については諸説あるのですが、土偶そっくりなお姿をされてると言われることもあること
からか、縄文神という説もあります。私が天眼で見たのって、もしかしてそういうことなのかも知れません。大宮
氷川神社にそんな伝承があるなんて今まで見たことも聞いたこともありませんでしたから、Bさんのメールを読ん
で、本当にびっくりしてしまいました。

これはBさんからメールでご紹介をいただきましたブログです。

『アラハバキ神と大宮氷川神社』


このアラハバキ神、本当に縄文時代の土偶とイコールの存在なのか否かは肯定説、否定説、いろいろあるような
のですが、私が見たのは確かに土偶君のお姿だったのです。うへ〜。


2008年12月16日(火)

「あっ、そうだ、もうあれ(以下省略)。」と思った私はセブン-イレブンに入り、週刊少年ジャンプ2009年第3号を
手に取ってぱらぱらっとやってみました。

巻頭カラーは西義之先生の新連載『ぼっけさん』の第1話でした。チャンピオンではちょっと前から蛇の漫画が連
載されてますが、ジャンプは狐の漫画を連載開始しました。少年誌はもののけだらけの様相です。こんなん流行
らしたらいかんがなと思いました。

それはさて置き、「今回は狐の話をせんといかんということかのー。」と思った私は「狐の話は今までに何度か書
いたからもうええやんか。」という手抜きの気持ちが正直あったのですが、今までに書いていないことを書くという
こともありかなとも思い直し、今回書くことに致しました。もちろん、ここで書くのは食肉目の動物として世間一般
に知られる狐のことではなく、「もののけ」「動物霊」と称される存在としての狐についてです。

動物霊としての狐は蛇よりも現世利益を求める人と関係を持ちたがります。商売繁盛やお金儲けの類から蛇よ
りも商店や会社の神棚やビル屋上で祀られたりすることもあります。しかし、例によって反対給付を求めたがり、
礼を失すると激怒する性質を有しています。

では、狐は龍や蛇と比較して精神世界関係のことに興味を持つ人達と無縁なのかというと、そうではありません。

彼等の特徴としては、「綿密な、しかしよくみると間が抜けたところがあり、実践すると生活が無茶苦茶になる教
義を作りたがる。」「やたら本を出したがる。」といったところがあります。

宗教団体で短期間に大量の中身が無い本を出版して信者を獲得しようとしている団体、内容をよく検証してみる
と実に非科学的な内容なのに、「宗教と科学の一致」などと豪語して若者を集わせ、奉仕活動や珍味売りや霊
感商法等をさせる団体のトップは主に狐にやられています。蛇が主導している団体とは異なり、信者に神秘的な
修行を極力させないように仕向けるのも狐の特徴です。

狐は稚拙ながらも教義や信仰の世界観を有することから狸よりも上を行くようなところがあるのですが、奇跡的現
象や神秘的な修行の類には極力向かわせないようにします。この点で蛇とは個性が異なります。しかし、現世利
益的な意味において、自分達から人間に働きかけるということはするようで、それがために信仰の対象になってし
まったような面があります。

狐といえば、「狐憑き」が有名なのですが、この「狐憑き」のように完全に意識を乗っ取られた状態とまでは行かな
くとも、比較的軽度な状態で狐に憑依されている人は実は多いです。数としてはその状態の人の方が圧倒的に
多いと言えます。それも向学心旺盛な、しかし、その向学心の背景にあるものが不純なインテリ層に多いのです。

方向性としては、立身出世欲や権勢欲が強い向学心だと龍が、立身出世欲や権勢欲といった野心ではなく、下
心的な向学心(例えば、勉強が出来るようになればモテるとか、将来いいところに就職できてお金持ちになれる
とかいった下心が動機の向学心)だと狐が憑きやすいです。両方ある人は龍、狐、共に入ってる人も多いです。
彼等はその人格の隙に入ります。もちろん、隙が無ければ無いほど彼等は憑きにくいです。

これらは主に眷属からはぐれた者のうち、この物質世界に何か影響を及ぼそうという野心を有する者が行うことが
多いのですが、狐はそういう者達ばかりなのかというとそうではなく、中には稲荷の眷属の仕事をしている者もい
ます。

この稲荷神、日本では大別して伏見稲荷大社の宇迦之御魂大神(神道系)と、豊川稲荷の荼枳尼天(仏教系)
があります。系統は全く別なのですが、共に稲荷と呼ばれ、狐が眷属としてついています。

神道系の稲荷神は、宇迦之御魂大神(うかのみたま、倉稲魂命とも書きます。)の他、豊宇気毘売命(とようけび
め)、保食神(うけもち)、大宣都比売神(おおげつひめ)、若宇迦売神(わかうかめ)、御饌津神(みけつ)等とされ
ています。

神道系の総本宮である伏見稲荷大社で有名なものとして千本鳥居があります。天野こずえ先生の『ARIA』
第1巻にこの千本鳥居がモチーフとなった話が掲載されていますが、オチは書かないことにします。


2008年12月15日(月)

久々に爆睡出来た1日でした。こういう日もたまにはいいものだと
思います。




2008年12月14日(日)

きらめきヒーリングヒーリング講座入門編を開講しました。

本日の受講者の方(以下Bさん、仮イニシャル、男性)は会社員の方で、お仕事が楽しくて充実した毎日を送られ
てるとのことでした。

1日のうちのかなりの部分を占めるお仕事が楽しいというのは極めて重要なことです。Bさんのお話をうかがい、
私も嬉しくなってしまいました。

Bさんは趣味も充実されてて、「スキーですか?」と質問したら正解でした。続いてBさんご出身の札幌(ご出身が
北海道の札幌とうかがったのはスキーのお話が出てから後のことです。)とラーメンのお話になっていきました。

私は大学時代に札幌に行ったことがあり、その時にラーメンのはしごをしたことがあるのですが、札幌のラーメン
店のラーメンは概ね量が多いことが多く大変でした。最後の方で食べたのについては完食はしましたが、味がよ
くわからなくなってしまっていましたので、申し訳無いことをしたと思います。また機会があったら食べに行きたい
です。

Bさんの札幌の高校時代のお話も出ました。Bさんはバンドを組んだことがあったとのことで、その当時はハード
ロックやニューミュージック、特にオフコースがお好きだったと聞き、小田和正さんや鈴木康博さんのお話になっ
ていきました。オフコース解散後は小田さんのお話がよく出ますが、鈴木さんのファンも実は多いのです。

ところで今回、カリキュラムの最後の方ではBさんのご自宅で時々起きる怪奇現象について解説しました。Bさん
の家では時々ラップ音がしたり、Bさんの就寝中に布団の上にふんわりと何か雲のようなものが乗っかるような
感覚があることがあり、ちょっと薄気味が悪いとのことでした。

いろいろ見てみて、その姿が見えましたので絵にしてBさんにお見せしました。なんか土偶のような姿をした精
霊のようでした。Bさんが現在お住まいのご自宅の土地は、元は畑や近くに沼があった土地だそうで、その土
地の妖怪だとわかりました。

妖怪とはいっても、布団の上に乗っかる等の行動以外は特に悪いことをする訳ではなく、性格的にもなにか泥
臭いながらも、のほほんとした感じを受けましたので、ちょっと土俗的で不気味な感じがする他は大きな問題に
なるようなことはないと答えました。

この妖怪、どうも縄文時代に土偶のモデルになった存在のようです。Bさんが現在お住まいの埼玉県は縄文時
代に製作された土偶が出土することがあり、ちょっと気になりました。しかし、土偶とはちょっとびっくりです。これ
が土偶が滅多に出ない西日本のお話ではなく、土偶が比較的よく出て来る関東地方のお話というのも興味深
いです。

関東地方は有名な大森貝塚をはじめ、比較的縄文時代の貝塚が多い地方です。




2008年12月12日(金)

2008年12月8日(月)の日記に書きました内容につき、お問い合わせのメールをいくつかいただいてますので、
この場にて回答を致します。

まず、ムササビの飼育についてですが、日本国内に野生動物として生息している種につきましては、原則として
飼育はしてはいけません。例外的なケースとして、自然環境で生き続けることが出来ないという状態の個体を発
見した場合にその個体を保護して回復するまで飼育することは人によっては許されています。

ここで、「人によっては」と書きましたが、このケースにおいても誰でも飼育出来るという訳ではありません。ここで
は東京都の事例を挙げますが、他の道府県では一部異なることも有り得ますので、詳細につきましては居住され
てる道府県にお問い合わせ願います。

病気の鳥獣、親が死亡したかはぐれたかして、後は餓死するか、キツネか野犬かタヌキの餌になるしかないよう
な状態で放置されているムササビ等の幼獣や雛を発見した場合は、まず東京都に通報します。

通報を受けた都は、発見者からの一時保護飼育の申請が無い限り、都の指定する保護委託店(正式には「東京
都野生鳥獣保護委託店」)にその鳥獣を委託するよう発見者に伝えます。

発見者は教えられた委託店(具体的には都の指定した小鳥店、ペットショップ等)に鳥獣を連れていき、所定の
「一時保護飼育報告書」の収容欄に、病鳥、病獣、または幼獣・雛を発見・収容した旨を記入し、委託店に該当
鳥獣を渡します。これで、発見者の責任は果たせたことになります。

そうです。これは、発見者が必ずしも飼育可能な環境を有するとは限りませんので、その場合どうするかを書い
ています。

発見者自ら、あるいは発見者とは別の一個人や団体が発見者からの相談を受けてこれらの野生動物の一時飼
育をしたいという場合は、これも東京都への通報と申し出は当然必要ですが、その後は以下の流れとなります。

申し出に対し、都はまず担当職員または保護員を派遣して該当鳥獣を確認し、その一時保護飼育を申し出た人
が鳥獣保護に深い理解があり、しかも、鳥獣の飼育に経験があると認めた場合に限り、「野鳥獣保護協力者」と
して病鳥、病獣、雛、幼獣の飼育に関する「保護飼育依頼書」を申し出た人に交付してくれます。【注1】

この「保護飼育依頼書」は東京都鳥獣担当者と東京都鳥獣保護員の署名・捺印があって初めて有効な書類と
なります。

この書類には5つの条件が明記されており、保護協力者はこれらの条件を守ることが義務付けられます。


1.指定された飼育期間を守ること

2.病鳥、病獣や雛、幼獣が野外の生活に戻れる状態にまで回復したら、必ず自然界に返すこと

3.一時保護飼育が終了した時、または指定された飼育期間が終了した時は、その経過や結果
  について知事に報告すること

4.都から一時飼育を依頼された鳥獣は、他人に譲渡したり貸したりしてはならないこと

5.鳥獣の保護管理にあたって、他に迷惑がかからないよう注意すること




これだけのものが揃って初めて飼育が可能となります。勝手に自らの独断で野生動物の飼育は出来ませんの
でご注意願います。

この野生動物の範囲ですが、ムササビやタヌキやキジ等の野山の動物が入ることは誰の目にも明白でしょうが、
スズメやドバト等の人里に当たり前に生息する鳥獣も入っています。東京都にはハシブトガラスが多数生息して
いますが、やはり勝手に飼育することは出来ません。


続きまして、ムササビそのものについてですが、この動物、特に成獣は一般人は飼育したらいけないと私は思い
ます。発見者は居住都道府県に通報した上、都道府県担当者の指示に従った方が無難です。

と申しますのも、この動物は人間にも感染する可能性がある病原菌を保有していることが考えられ、また、野生
の成獣については野性の気質が当然ながらあり、警戒心から噛み付く、引っかくなどの攻撃をすることが多い
からです。特に病気の成獣には触れずに【注2】都道府県に通報するか、専門家の手に委ねた方がよいです。

私がうかがったのは母乳をもらったと思われる幼獣の保護飼育であり、自我が形成される前の段階からの飼育
であったことから特殊なケースであったと言えるかと思います。

最後に、こちらのサイトは私がうかがった方とは別の方の事例なのですが、今回とても参考になりましたのでご
紹介します。

『野生鳥獣のページ』


【注1】
「野鳥獣保護協力者」は個人に限らず、団体にも適用されることがあります。

【注2】
特に病気のノウサギには注意して下さい。ノウサギは野兎病に罹患していることが有り得ます。



2008年12月11日(木)

某所近くのCD店に千社貼札【注1】の自動販売機が置かれてましたので、こなみかなた先生の『チーズスイー
トホーム』
の絵柄のを選んでやってみました。

この千社貼札、現物よりも面白いと思ったのは、自動販売機の上にある映像がずっとチーズスイートホームで
あったことと、江戸っ子の叩き売りのノリで「さあさあやってみよう、作ってみよう、千社貼札、千社貼札〜!!」
と買え買えムードのアナウンスがずっと流れていたことです。こんなん延々と流っしょったらチーまでがなんか変
なもんに見えてしまいます。

で、アナウンスとは全然関係無いんですけど、自動販売機の横に描かれたチーの後ろ姿が実に秀逸です。こ
れは正面を描かないのが逆にいいのです。「背中で語っている猫」というのがなかなかやってくれています。


他の作品のもどんどん見てみたいです。


【注1】
「千社貼札って何?」と思われた皆様、ご参考までにこのサイトをリンクしておきます。

株式会社ななせ


2008年12月10日(水)

今日はちょっとだけ時間が取れましたので、こんなん読んでました。

『四国四兄弟』


2008年12月9日(火)

ジョージアコーヒーの新製品で塩キャラメル味が出ているのを知り、驚いてしまいました。思いの外流行って
るみたいです。



2008年12月8日(月)

「そういや最近あの話をしていないな。」と思い出した私はセブン-イレ
ブンに入り、週刊少年ジャンプ2009年第2号を手に取ってぱらぱらっ
と開いて見てみました。




『ぬらりひょんの孫』に「四国−坂出」が出ているの
に不覚にも私は大喜びしてしまいました。

ああ・・・坂出、懐かしの坂出、高松の隣の市、坂出。

坂出といえば、私が中学生だった頃、当時の社会科のE先生(仮
イニシャル、男性)が坂出の出身だったのですが、 それはある日
の社会科の授業が始まる前のことでした。

E先生が教室に入ると、いきなりA君(私ではないよ)が、

「坂出ゆうたら田舎やのー。」

と言うたのです。

それを聞いたE先生、顔色が急に変わり、「坂出は田舎ではない
っ!!」と必死になって言い張り、ついにはA君と坂出論争を始
めてしまいました。

ああなんてくだらんことに必死になっているというのでしょう。先生
頼むけんアホなこと言うとらんとええかげん授業始めて下さい。


・・・・・・・・・。


駄目です。全然授業が始まる気配がありません。


信じられんことにこの田舎合戦、授業中やという
のに20分も続きました。


2人が何か言う度に他の生徒は大爆笑。


A君は途中、「高松には『坂出リンチ』という、坂出の田舎のわけ
わからんところに一人だけ置いてきぼりにしてしまうという信じら
れんいじめがある。」とか、

「坂出は鎖国しとる。高松に輸出しとるもんいうたらもう潮干狩り
のアサリしかない。」とか、「言うたらいかんそんなこと。」というこ
とまで言うてました。

で、E先生、最後は坂出が田舎であることを認めてしまうのです
が、私は「坂出いうたらもう田舎でええやんか。」と最初から醒め
た目で見てました。もちろん高松も田舎です。田舎でええんです。

田舎には田舎のよさがあるんです。絶対政令指定都市になんか
なったらいかんのです。
そんなんは松山にプレゼントし
たらええ
んです。


高松は誇り高き
田園テクノポリスなのです。


そうです。りこげに言うてるけど、要するに田舎です。


高松の南部は山火事なんかで木から落ちて親から
はぐれてしまったムササビの赤ちゃんを育てる民家
もあるような超絶的な土地柄です。
【注1】


こいつら大きくなったら犬猫とは違って野性を自覚して人間から巣
立つんです。

幼獣の頃はあんなに可愛がってもらおうとなついてたんが大人に
なったら人から離れて森に巣立っていくんです。

でも、彼等は人間と暮らしたことを記憶してます。幼獣の頃人に救
われたムササビについて言えば、会ったその時の視線はとても野
性とは思えない優しい瞳をしています。 人に愛されたぬくもりの記
憶を有したまま野性を取り戻し、人から巣立っていくんです。


その時の別れはE.T.よりも泣けます。ハクビシ
ンだっているんです。柑橘類大好きな生き物です。
もちろん狸もいます。柿を食いにやって来ます。
ああ高松、どこが都会やねん。でも都会でなくて
ええんです。
























・・・・・・これで年末年始の帰省は微妙になったな。
あっ、実家の近辺は
一応新興住宅地です
んで。


【注1】
今まで聞かされた中で一番ぶっ飛んだのは、「コタツの中でムササビが子を産んみょった。」という話です。
ムササビは野生動物であるがゆえ、犬や猫とは同列に論じることは出来ませんが、飼育をしている人がい
ないわけではなく、特に田舎では野生鳥獣の一時保護の必要から飼育がなされることが有り得ます。この
場合、保護飼育依頼書という書類を都道府県に提出します。

ムササビの幼獣の場合、保護されるまでに母親の母乳を既にもらえている場合とそうでない場合とで生存
率が極端に異なります。もらえていないと死亡率が非常に高いです。

私はムササビについては、自然界の厳粛かつ荒削りでありながらもとても繊細な神々しさを感じてしまいま
す。よって例外的な事情がある場合を除き、飼育をしてはいけない動物だという認識でいます。保護飼育の
最後のお別れが悲しいのも、そして野山で彼等の鳴き声がした時にこれでよかったと思えるのも、恐らくは
そういった厳粛な本来は触れてはいけないものがこの生き物にあるからだと思います。

私は飼育をされた方のお話を聞いたことがありますが、何かと泣かされることが多い生き物だそうです。なか
なか口にしなかったミルクを最初に飲んでくれて新しい母親と認めてくれたことが嬉しくて泣き、野生動物な
のに不思議となついてくれたことに泣き、そして別れに泣き、最後にしんとした野山でふと出会った時に時間
と空気が止まった後、これでよかったと思えて泣きだそうです。やはりお山にいて欲しい生き物です。


2008年12月7日(日)

一昨日の日記の内容につき、ご質問のメールをいただいております。また、先月から今月にかけて書いた内容
についてのご質問のメールもいただいております。回答が遅くなっており、誠に申し訳ございません。今しばらく
お待ち下さいますよう、宜しくお願い致します。


さて、今日はニコニコ動画にこの曲の二種類の演奏がありましたので聴いてみました。

『古祀』
(作曲:保科洋、演奏:原田元吉指揮、ヤマハ吹奏楽団浜松 1984年度全日本吹奏楽コンクール全国大会金賞)


『古祀』
(作曲:保科洋、演奏:遠山詠一指揮、浜松工業高等学校 1981年度全日本吹奏楽コンクール全国大会金賞)



この曲は1978年に岡山大学管弦楽団の委嘱作品として生まれた『祀』という管弦楽曲が原曲なのですが、ヤ
マハ吹奏楽団浜松の依頼で吹奏楽曲としての編曲がなされ、曲名も『古祀』となったのでした。

この曲は全曲をノーカット演奏すると十数分かかるのですが、この2団体はそれぞれ全く別の箇所をカットしてコ
ンクール本番に臨みました。特に浜松工業高等学校吹奏楽部を指揮された遠山詠一先生はこの曲を大切に思
われていて、 転任先の浜松商業高等学校吹奏楽部でも1985年に同曲で全国大会に出場されたことがありま
す。(全国大会銀賞)



2008年12月5日(金)

雑務の後、ちょっと気になっていたラーメン店「だるまのめ」西葛西店(中葛西中葛西6−3−5第2福正ビル1階)
に行き、だるまらぁ麺(650円)を食べました。

ここのラーメンは「自分仕立て豚骨ラーメン」という名前の通り、いろんな調味料が入れられるのが特徴です。お
いしかったです。


ところで、昨日の日記について質問メールをいただいてますので、それについて少々書いておきます。

ご質問は、「庭木にしないほうがよい木はありますか?」というお話なのですが、これはあります。

非常に長くなりますので、今回全部は書けないのですが、ニュアンス的には「庭木にしてはいけない木」、「庭木にし
てはいけないわけではないが、どちらかというとしないほうがよい木」、「通常の庭では駄目であっても、ある程度の
広さがある庭であれば庭木にしてもよい木」、「庭木にしてもよいが、ある状態で植えてはいけない木」、「住人の霊
系により避けるべき木」等々、いろいろあります。


今回はこれらの中でも「庭木にしてはいけない木」について書きます。

私がみていて庭に植えてはいかんなあと思うのはイチジクの木、グミの木、ソテツ、カミヤツデ、キョウチクトウ、イチ
ョウ、キイチゴ、ポプラ、樫、椎、オリーブ、シュロ、山椒、椿、楡・・・etc.結構あります。

これらの植物は私が知る限り、無条件でやめといたほうがよいです。半分公園みたいな「○○庭園」とかではなく、
一般家庭の普通の庭の場合、どんな庭であってもNGの植物です。例えば柿なんかは能天気なところがあって、こ
の木は田舎によくある開放的で垣根や塀があって無いような半分畑みたいな広い庭だったらアリなんですが、これ
らの植物はそれも駄目です。


理由を簡単に書いときます。

1.その植物の種としての「総意」が庭に植えられることを嫌がっているケース
  ↓
  ソテツ、ポプラ、イチョウ、椎、シュロ、楡

2.植えられた場所(畑、果樹園、植物園、学校、公園、街路、庭・・・etc.)によって霊的作用が異なる植物のケース
  ↓
  イチジク、グミ、キイチゴ、樫、オリーブ、山椒

3.人間側の迷信の想念エネルギーの作用でお約束になってしまったケース
  ↓
  椿、食べられる実がなる木全般(イチジクやオリーブはダブルの意味で駄目ですね。)

4.他の植物が嫌がっているケース(生命力が強過ぎたり、他の植物の生育を阻んででも出しゃばったりする植物。)
  ↓
  カミヤツデ、キョウチクトウ


これらの中で今回はソテツとイチョウについて少々書きます。ソテツとイチョウ、この二つの植物は似ても似つかない
外観をしていますが、実はどちらも裸子植物です。

ソテツは学校、それも小学校や中学校といったところに植えられることを好みます。しかし寒いところではたとえ学校
でも植えないほうがよいです。もともとが南国の植物です。

ソテツは庭や鉢に植えると萎縮して極端に生長が遅く、また大きな株を庭に移植した場合もそれはそれで問題があ
ります。迷信と言われそうですが、庭だと不本意なところに無理矢理お嫁に行かされてるような違和感が植物側に
あるようなのです。変な喩えですが、なんか「植物版爬虫類」みたいな感じがする植物です。だから一部の方には大
変好まれるのかも知れませんが、庭はやめといたほうがよいです。嫌がってます。

イチョウは私立の広い敷地を持つ学園や大学や公園や並木道に植えられることを好みます。自然界のものではなく、
人工的な植林の場合、こういったところに植えられるよう、人間の意識にも働きかけて仕向けているようなところさえ
あります。


2008年12月4日(木)

今、植物霊についていろいろ調べています。今ならポインセチアやシクラメンが花屋さんをはじめ、いろんなところで
見られるかと思いますので、彼等についていろいろ調べてみるのも面白いかも知れません。

ポインセチアは本当に可愛い植物です。クリスマスが終わったら街の彩りとしては消えてしまうのですが、そんな人
間の身勝手さなど百も承知で、それでも人間や他の動物に素朴な愛嬌を振り撒いています。 また、人間側からの
愛情に素直に応えてくれる植物でもあります。 商業的にはお正月への模様替えの関係から無くなってしまうのが
避けられないのですが、家庭ではずっと大切にして欲しいです。

シクラメンはポインセチアと比べるとちょっとすねやすいところがあるのですが、大切に栽培するとやはり応えてくれ
ます。ちょっと癖があってすねやすい上、大変恥ずかしがりやの植物でもあります。愛情にストレートに応えてくれる
素朴な素直さではポインセチアのほうが上だと思うのですが、ちょっと変化球で自分との想いが交錯するシクラメン
の方がより好きという人がいても私は全くおかしくないと思います。


ところで、最初のうちは非常に有名な植物を除き、特に花屋さんで名前を知ることが出来ない樹木については何の
植物かわからない方も多いかと思いますので、今回はご参考までにこの本をお薦めします。

『葉っぱで調べる身近な樹木図鑑』(林将之著/主婦の友社)


ただ樹木の遠景を撮影しただけの写真を載せた図鑑とは異なり、樹木の葉をスキャナーで直接スキャンして本に載
せてますので、非常にわかりやすいです。この木にはどんな性質があるのかということをいろいろ調べていったら面
白いことにぶつかっていくかも知れません。


2008年12月3日(水)

最近いろんなことを日記に書いたこともあり、反響メールを多数いただいております。本当にありがとうございます。
返事が遅くなっておりまして申し訳ございません。今しばらくお待ち下さいませ。

ところで、般若心経についてご質問をいただきましたので、今回これについて少々書こうと思います。


ご質問の主旨はこの3点です。

1.般若心経は釈迦が言ったように書かれているが、お前が書いた解説の「小乗」は釈迦の
  時代よりもずっと後に言われるようになったものであり、これはおかしいのではないか?


2.「ガテー ガテー・・・」の呪文の意味は何?

3.「ぶっきゃん」って何?




まず、1.についてですが、般若心経は釈迦が直接遺されたお経ではありません。後世において、「釈迦の弁」という
形式をとった形で別人が創作したものです。

般若心経の成立年代は、厳密なものは現在不明ではあるのですが、少なくとも2〜3世紀にインドの龍樹(ナーガー
ルジュナ)が般若経典の注釈書である『大智度論』を著した時期か、その後の時代の成立ではないかと言われてい
ます。


次に2.ですが、これは過去いろんな仏教学者が意味を解説されています。が、私はこれは意味を探究するのではな
く、真言(マントラ)としての1つの完成形をここに記したという点を重く見ています。言語としての意味よりも、そのマン
トラが身体およびその他の情報に働きかける効果のほうが重要ということです。「ぎゃてい ぎゃてい・・・」と読んでは
言語的には他言語として変換されただけでその意味を伝えられていたとしても、マントラとしてはその効果が破壊され
ているのです。


最後に3.は、これはまあ、冗談です。真面目に捉えないで下さい。

「キリスト教信者=クリスチャン」なら「仏教信者=ぶっきゃん」でええ
じゃないかと。



2008年12月2日(火)

12月に入り、街のお店はクリスマス一色に変わりました。クリスマスツリー(ただし作り物のモミの木)やポインセチア
の鉢植えを本当によく見かけます。

ポインセチアの鉢植えは外観だけではなく、植物のキャラクターとして本当に可愛いものを持っています。クリスマスが
終わったらお店から消えてしまうことが多いのですが、終わっても大切にして下さい。


2008年12月1日(月)

ニコニコ動画を見ていたら、こんな動画に出会えました。

『ぶらばん!こうしえん’08(視聴音源早回し)』



画像については特に何も言わないことにします。「甲子園で鳴っているあの曲はこれだったのか。」ということをお知り
になりたい方は観てみて下さい。

さて、私の高校野球の思い出といえば、予選の演奏で雷が鳴り出してその場から逃げたくなったことです。


2008年11月30日(日)

きらめきヒーリング講座入門編を開講しました。

本日の受講者の方(以下Kさん、仮イニシャル、男性)はタッチフォーヘルスや整体のお勉強もされてる方で、前半は
自己ヒーリングのカリキュラムまでどっと進みました。

しかし、自己ヒーリングのカリキュラムまで進むと、今度は余談の嵐になりました。Kさんの前職について、Kさんから
デスクワークが多かったことを聞くと、私はKさんはデスクで1日中というのは苦痛に思われるタイプだと思いましたの
で、率直にその旨をお話ししました。

カリキュラムを進めていくうち、Kさんは昔々密教についていろいろ本で学ばれ、般若心経についても暗誦出来るよう
になったとうかがいました。ここで般若心経についてのお話を少々しました。


これは通常よく仏壇の前であげられる般若心経の全文です。

◆漢訳  (玄奘三蔵訳を元にした流布本)

  ぶっせつ ま か はんにゃは ら  み た しんぎょう
 仏説摩訶般若波羅蜜多心経

かん  じ  ざい  ぼ  さつ    ぎょう じん はん  にゃ  は  ら  みっ  た  じ   しょう けん  ご  うん  かい  くう

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 
 ど  いっ  さい  く  やく    しゃ  り  し      しき  ふ  い  くう      くう  ふ  い  しき      しき  そく  ぜ  くう
度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 
 くう そく ぜ  しき     じゅ  そう ぎょう しき  やく  ぶ  にょ  ぜ      しゃ  り  し      ぜ  しょ ほう  くう そう
空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相 
 ふ  しょう ふ  めつ    ふ  く   ふ じょう     ふ  ぞう  ふ  げん    ぜ  こ  くう ちゅう
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 
 む  しき    む  じゅ そう ぎょう しき   む  げん  に  び  ぜっ  しん  い     む  しき しょう こう  み  そく  ほう
無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 
 む  げん かい   ない  し   む  い  しき  かい   む   む みょう やく     む  む みょう じん
無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽 
 ない  し  む  ろう  し   やく  む  ろう  し  じん     む  く しゅう めつ どう     む  ち  やく  む  とく
乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 
 い   む  しょ とく  こ     ぼ  だい さつ  た     え  はん  にゃ は  ら  みっ  た  こ
以無所得故 菩提薩gaiji2.gif (297 バイト) 依般若波羅蜜多故 
 しん  む  けい  げ  む  けい  げ  こ      む  う  く  ふ     おん  り  いっ  さい てん  どう  む  そう
心無gaiji1.gif (264 バイト)礙 無gaiji1.gif (264 バイト)礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 
 くう ぎょう ね  はん   さん  ぜ  しょ  ぶつ    え  はん  にゃ  は  ら  みっ  た   こ
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 
 とく あの  く  た   ら  さん みゃく さん  ぼ  だい   こ  ち  はん  にゃ  は  ら  みっ  た
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 
 ぜ  だい  じん しゅ   ぜ  だい みょう しゅ    ぜ  む  じょう しゅ   ぜ  む  とう どう  しゅ
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 
 のう  じょ いっ  さい  く     しん  じつ  ふ  こ     こ  せつ  はん  にゃ  は  ら  みっ  た  しゅ
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 
 そく  せつ  しゅ わっ   ぎゃ  てい   ぎゃ てい    は  ら  ぎゃ てい    は  ら  そう ぎゃ てい
即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 
 ぼ  じ   そ  わ  か    はん  にゃ しん ぎょう
菩提薩婆訶 般若心経 




この漢訳され、日本に入って来た般若心経の最後の「ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか」
の箇所は、実はそのまま読んではいけないのです。

この箇所は本当はこう読みます。

「ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ スヴァーハー」



なんでそういうことを言うのかですが、般若心経は漢字だらけで一見りこげ
なことを書いてるように見えますが、実はこないなことを言うとるお経だから
なのです。


ブッダが「パーラミター」とか言うて極意のお話
をしよるでー。みんな聞いてえな!!



観音菩薩が「パンニャ・パーラミター」の修行をしていた時に深い境地に達し、
その時、肉身の持つ属性はすべて「0」だと直感したのです。

この直観力が「智慧」なのです。それで何の悩みも無くなったんですよー。


シャーリプトラくん。君は釈迦十大弟子の中でも智慧第一などといわれている
けれど、なぁ〜んにも知らないだろう。教えてやろうか。物質というのはすべて
「0」の属性を持っているんだよ。「0」のあり方が物質なんだよ。ぶぶ。

もう一回言ってやろうか。この世に存在するものは本来「0」なの。「0」はこの
世に存在する本来的あり方なの。目に見えるものだけでないよ。ぶぶ。
あなたが感じたり、考えたりするような精神世界だって同じなんだから。ぶぶ。

いいですかシャーリプトラくん。この世の成り立ちというものを「0」と観る境地に
なるとですね。この世のあらゆる現象は、「生まれもしないし、無くなりもしない、
汚いものも無いし、綺麗なものも無い、増えもせず、減りもしない」と見えてくる
のです。ぶ。

ですから、この境地で観るこの世というものは、肉体などというものは無く、感じ
たり、思ったりするような精神世界も無く、目や耳や鼻や舌や皮膚などの感覚器
官も無いし、その感覚器官によって感じるものだって無いということなんだよ。
みな夢幻の如くなりなんだよ。わかりますか?

あなた達小乗ぶっきゃんの連中が後生大事にしている、無明から始まり老死に
至る「十二縁起」の教えだって真理じゃないよ。「0」の世界ではそんなもの通用
しないんだよ。ぶぅ。

それとね、あなたたちが真理だと言っている「四諦」の教えだって同じだからね。
そんなことを修行だなんて言ってやっていたって何の得ることもないし、智慧だ
ってつかないよ。あなた達のやっていることなんてそんなものだよ。ぶぶぶ。

じゃあどうすればいいかだって?それは「パンニャ・パーラミター」の修行に決まっ
ているじゃあないですか!大乗仏教の修行者である菩薩はみんな「パンニャ・パ
ーラミター」をやっているんだよ。ぶ。

だからさあ、菩薩の心境にはこだわりというものが無いし、こだわりが無いから恐
れというものが無いし、一切の見当違いのアホな考えから離れることが出来るん
だよ。だから悟りの世界である涅槃に行けるんだよ。ぶぶ。

でね、過去世・現世・未来世のホトケさん達は、みんなこの「パンニャ・パーラミター」
の修行をやったから、最高の悟りを開くことが出来たんだよ〜。ぐふふふふ。

だから、知っておいたほうがいいね。「パンニャ・パーラミター」は、大いなる神々の
「呪文(マントラ)」であり、大いなる明らかな「呪文」であり、無上の「呪文」であり、並
ぶものの無い「呪文」なのです。ぶ。

この「呪文」こそ、一切の苦しみを除くことの出来る真実にして確かなものなんです
ね。ぶぶぶ。

ですから、「パンニャ・パーラミター」の「呪文」を教えてあげましょう。ぶぶ。


そうですね、「呪文」とはこれなんです。

「なーんみょーほーれんげー・・・」
「ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ 
スヴァーハー」



ぐふふふふふふ、これにて般若心経おしまいw

      
          



実は、このお経は仏壇の前で唱えるものではないのです。唱えるのは最後
の「ガテー ガテー・・・」 の箇所だけであり、 その他の箇所はぶっきゃんの
解説であるに過ぎません。

また、「ガテー ガテー・・・」を唱える理由も坊さんが「葬式で死者を成仏さ
せるために唱えるものではない。」ということはこの内容を見ればもはや明
らかです。

般若心経は決して葬式仏教で稼いて税金がかからないお金でおベンツに
乗ってバーやチャバレー通いを日課にしとるような生臭坊主の商売道具で
はないのです。現代の葬式仏教界での利用のされ方は完全に間違いです。



2008年11月29日(土)

ニコニコ動画をいろいろ見ていたら、これがありましたので聴いてみました。

『アルメニアンダンスパートU』より最終楽章『ロリからの歌』
  (作曲:A.リード、演奏:高浪晋一指揮 玉川学園高等部 1980年度第28回全日本吹奏楽コンクール全国大会金賞)


この曲、吹コンでは時間制限の関係から最終楽章がノーカットで演奏されることは滅多に無いのですが、この演奏はノー
カットで演奏された非常に珍しい事例として語り継がれています。今回聴けて嬉しかったです。


2008年11月28日(金)

某所にあのWさんがこんなもんを持って来ました。







とっても可愛いブタさんの超音波式加湿器です。


アキバで買って来たらしいです。まず自分ちに置いて、
某所と、あと、ほか何箇所かに配って回ったみたいで
す。



1つ余ったのでどうしたらいいか聞かれましたが、口が
裂けても「○o○°ーにプレゼントしたら?」なんてこと
は言えませんでした。




















・・・・・・で、あの先生のとこにもあるんでしょうか?


2008年11月27日(木)

今、森永製菓株式会社の塩キャラメルにはまってます。

塩づくりの長い歴史を持つフランス・ブルターニュ地方のミネラルが豊富なことで有名な塩を100%使用した、高品質の
キャラメルです。バターの濃厚な風味と、甘さを抑えたほんのりとした塩味がたまりません。疲れた時にちょっと食べる
のがとてもいいです。 


2008年11月26日(水)

昨日の日記の内容の反響メールをたくさんいただき、大変驚いております。返事を書くのに時間がかかっていて申し訳
ございません。今しばらくお待ち下さい。

「現時点でこんなことを書いて本当によかったんだろうか?」と一瞬考えてしまったのですが、逆に「ここまで書いたのな
ら更に解説が必要になって来るだろ。」ということも思ってしまいました。

アースエンジェルについて誤解があるといけませんので、書いておきます。その大半のケースは天使のエネルギー体が
人間の肉体にオーバーシャドウしている状態(仮にこれを「状態その@」とします。)であり、厳密な意味における「転生」
では無いのですが、稀に魂の構成要素が本当に人間のものではなく、天使が人間の魂の役をしているケース(仮にこ
れを「状態そのA」とします。)もあるのです。「状態その@」と「状態そのA」の混合型の方も更に稀にいらっしゃいます。


「状態その@」、これはわかりやすく言えば魂の転生ではなく、「合体」というべき状態です。「合体している天使=今、
肉体を有して生きているその人間」とは言えない状態だと言えるのですが、一方的に自らの身勝手なことを行ってい
く「憑依」とは異なる点として、天上界のお墨付きをいただいた上での現象であること、合体者(天使)が被合体者(人
間)の魂を尊重していること、どんな有能な霊能者であろうと霊能者による除霊、浄霊の類が一切通用しないこと(憑
依された状態はその人本来の姿ではなく、憑依する者の私怨や悪戯によるものであるため、除霊、浄霊の類が有効
に働きます。)、憑依が人生の途中から発生することが大部分で、受精前からその人を狙うことは一族レベルでの怨
恨等を除いて通常は見られないことと比較して、「合体」は受精前からどこで成されるかが決まっていること等が挙げ
られます。


この「状態その@」のような現象があることを読者の方々は信じ難いかも知れませんので、過去の文献からこ
のようなものがあるということをリンクしておきます。

『パウロの黙示録』




この『パウロの黙示録』は黙示文学の一種で、新約外典にあたります。この文書の成立年代は4世紀の後半のようで
す。外典にあたるゆえ、一般のキリスト教信者の方であっても馴染みは薄い文書ですが、他の文書には見られない極
めて重要なことが書かれています。この文書に記載されている「傍らの守護天使」はオーバーシャドウの天使であった
のではないかと私は思いました。


  話かわって、わたしがある天使に黄泉の国へ案内されたときの模様を申しあげよう。

その国には、大空にあまたの天使と悪霊が満ちていた。憤怒の形相をして、髪と口から火
花を発している天使たちがいた。これは罪を犯し神を信じない人の魂を地獄へ連行する役目の、
憐れみのかけらも持たない天使であった。また、黄金の帯をしめて、手に棕櫚の葉と神の印を
持った光り輝く天使たちもいた。その顔は柔和で慈愛に満ちていた。心の正しい人々の魂を神
の御許へ導く案内役だったのである。 

わたしが案内役の天使に、死人の魂がこの世から身罷る際の様子を見せてもらえないかと
頼むと、天使は下界を見るように促した。地上を見下ろすと、人間の悪が火の雲となって世界
を包んでいたので、思わず溜息をつき、涙を流した。また天使に促されるままに瞳をこらすと、
今まさに一人の人間が息を引き取ろうとするところだった。これは心の正しい人で、生前のあら
ゆる善行が絵のように彼の前に映し出されていた。息を引き取る前に、善天使と悪天使が彼の
枕もとに殺到したが、悪天使は彼の中に入ることができず、彼の魂は善天使に導かれて天に昇
ってきた。神の御前にかしこみながら出て礼拝すると、傍らの守護天使が彼の生前の善行を神
に証言した。すると神の声があって、その魂を大天使ミカエルに委ね、楽園につれてゆくように
と告げた。この御言葉を聞いて天使たちは一斉に神を讃美してこう歌った、「主よ、あなたは正
しく、あなたの裁きは正しい」。


                              (参考文献、邦訳「聖書外典偽典6」佐竹明訳)





「状態そのA」は本当に特殊な状態です。聖書の上で有名なのはヤコブと大天使ウリエルの関係ですが、実はこれが
唯一の事例なのではなく、聖書での記録が無いだけで、実際は他にもこのようなケースが存在します。

私が見たところ、日本は意外にこの「状態そのA」の人が多いです。【注1】もしかしたら、アメリカやヨーロッパ諸国より
も人口比率としては遥かに高いかも知れません。また、年代としては1960年代以降のお生まれの方の比率が圧倒的
に高いのです。

この傾向を見て、「欧米と東アジアの国の中では唯一極端にキリスト教の浸透が少ない日本に何故?」と私は思った
のですが、日本に極端にキリスト教の信仰が浸透しなかった歴史的経緯は、むしろあちらの世界での意図的な要素
も理由としてあるのだと気づきました。

それは、赤い血塗られた歴史でなわれた縄と、白い聖水の縄でなわれた海外のキリスト教の赤い血の縄の部分を入
れることを日本古来の神霊界が拒否した一方で、白い聖水の縄の部分は認めていたことがあったということです。

要するに「キリスト教の全てを受け入れるわけにはいかないが、赤く血塗られていないところについては認める。」とい
うことなのです。

キリスト教の日本での布教が、信教の自由が謳われた後の時代においてもほとんど進まず、信仰という意味において
は極端に広まらなかった一方で、その精神文化の美しい部分や、クリスマスなどの慣習、そして天使やスピリチュアル
なものに関することが日本では比較的受け入れられているのはそういった背景があるからのようです。
しかし、その後、ユダヤ教、キリスト教といった宗教の枠以前の問題に気づかされることになるのですが、それは今回
は書くのを保留します。


【注1】
このような人が生まれて来る理由はいろいろあるようです。今回その全てを書くのは大変ですのでやめておきますが、
1つには物質世界の魔の跳梁による悪化や、人々の悪想念から来る種々の問題を食い止めるために、ある程度重要
な地域に天使魂の人を生まれさせているようです。日本はその重要地域のうちの1つなのです。本人に自覚は無いか
も知れませんが、喩えていうならば、「いっぱい邪気を放つものがあるよどんだ部屋の中に白炭を置いてるような効果」
がその人にはあるようです。

具体的な現象面では、「自分の側に風が吹いてるわけでもないのに、他人が吸ってるタバコの煙が必ず自分のところ
に来るので困る。」ということがあったりします。イルカや池の鯉や禽舎の鳥に異様に好かれるとかいった人も、その天
使魂の素性やキャラクターによってはいます。これは厳しい天使魂だとそうではないことも有り得ますが。

タバコの煙のお話はそれがあるからといって、即その人が「状態そのA」という訳では無く、そうではない人のほうが数
としては多いのですが、「状態そのA」の人にはまず間違いなくこの現象が幼少の頃から見られます。そういうことがあ
ってか、特に幼少の頃に極端にタバコを嫌う人が多いです。

また、幼い頃はわかりにくいのですが、特に女性は長じるに従い、ラファエロの美人画のような感じを受ける女性になっ
ていきます。たとえ元が美人じゃなくてもそんな感じを受ける女性になります。漫画で言うたら女神さま漫画とかメイドさ
ん漫画に出て来るヒロインとか、あの感じです。 これは遺伝子がどうであれ、魂がそのような人間になるようにしてるん
だと思います。



2008年11月25日(火)

ブックオフでこの本を見つけて買いました。

『バイタルセラピー』(増田蘭修著/元就出版社)



一気に読みました。アセンション、フォトンベルト、アースエンジェル、スターピープル等、書かないといけないかなあと思
っていたことが載っていました。今回はこの中でアースエンジェルとスターピープルについて書こうと思います。

アースエンジェルとは、天使達が人間として生まれてきた人達(正しくは、天使のエネルギー体が人間の肉体にオーバ
ーシャドウしてきている状態)を指し、スターピープルとは、他の天体からエネルギー体が人間にオーバーシャドウないし
はウォークインしてきた場合の人達を指します。

実は、私が整体院でお会いする方や、今までにお会いした癒しのお仕事をされてる方の中にアースエンジェルとおぼし
き人を時にお見かけすることがあるのです。実に稀ですが、街を歩いていてすれ違うこともあります。サラリーマン時代
以前に会った方の中にも「この人そうだよなあ。」という方が何人かいました。

共通している特徴は、幼少期から持っている「いわれもない不安感や疎外感」そして「この世界に何故自分がいるのだろ
う?この世界のほかに世界があるんじゃないだろうか?」といった異様な感覚です。しかし同時に深い洞察力と繊細な感
性をお持ちです。普通の人が興味を持たないことに興味を持ったり、あるいはその逆があったりしますし、 自分が興味を
持つものは世間一般ではマイノリティなものであるということもわかっています。

そして、これといった避けられる理由が無いのに人の集団に入ると自分だけ浮いてしまうという特徴もあり、特に思春期
から青年期にかけてそのことで「私は欠陥者ではないのか?」を自分を責めて徹底的に苦しみます。自分の意見が自分
が言った段階では集団の中で無視、もしくは黙殺されてしまうのに、後に自分が言ったことが現実のものになったり、他
の人がずっと後で言った「自分が先に言った意見」がすんなり通ったりすることもあります。 (要するに洞察力と先見性は
優れているが、浮いているために自分発では意見が採用されない。)

これといった病気でもないのに身体が弱く、また社会生活では身体能力が制限されているような感覚や、原因不明の頭
痛等の身体の痛みに苦しむ人もいますし、肉体よりも微細な情報が通常ではないがゆえに、肉体と微細な情報との不具
合に苦しむ毎日を送られてる方も中にはいらっしゃいます。 アトピーや摂食障害、鬱や対人恐怖症、不安症、睡眠障害、
メニエール病に似たような症状に苦しむケースが多いようです。

また、エーテル、アストラルの情報が汚れている人の間合いに入ると、その人に変な体臭や口臭がしたりアレルゲンがあ
ったりする訳でも無いのに激しく咳き込んだり、くしゃみが何度も出たり、痰がある訳でもないのにいがらっぽい感覚で声
がしゃがれたり、吐き気をもよおしたりすることでも苦しんだりします。

そういった方々の「魂と肉体との不具合」を解消させるためには、まず、その事実を認識することから始めます。自身の生
体波動を高めることで肉体と微細な情報とのギャップを小さくし、備わっているエネルギーに対応出来るようになって来る
と次第に落ち着いて来ることが多いです。ことと次第がわかってくると生きやすくなってきます。


2008年11月24日(月)

日記の更新をする時間がなかなか取れず、今日ようやく書く時間が取れました。


日記の更新が止まっていた間、このような報道がなされました。

元厚生次官ら連続殺傷 小泉容疑者「保健所にペット殺され腹立った」

                                     産経新聞 2008年11月24日(月)08:05
 □夫妻殺害、再逮捕へ

 元厚生次官ら連続殺傷事件で、警視庁は23日、銃刀法違反(携帯)容疑で、「事務次官を殺した」
と車で出頭したさいたま市北区、無職、小泉毅(たけし)容疑者(46)を逮捕した。埼玉と東京の2つの
事件への関与を認めており、所持していたスニーカーの靴底は、東京の現場周辺の足跡とほぼ一致
した。小泉容疑者は「昔、保健所にペットを殺され腹が立った」「年金行政をねらったのではない」など
と供述しているという

                  ◇

 ■連続殺傷認める供述 「2事件とも同じ刃物使用」

 埼玉県警と警視庁は週内にも合同捜査本部を設置。事件の重大性から、さいたま市の山口剛彦さん
(66)夫妻の殺人容疑での再逮捕を優先させる。山口さん夫妻の事件では「剛彦さんを先に刺した」と
供述。さらに、東京都中野区の吉原健二さん(76)の妻、靖子さん(72)刺傷についても犯行状況を説
明したうえで、「2事件とも同じ刃物を使った」とも話している。

 警視庁によると、小泉容疑者は22日夜、東京・霞が関の警視庁本部に「おれが事務次官を殺した」と
レンタカーの軽乗用車で出頭した。逮捕容疑は、警視庁本部正面玄関前に止めた車の中で、刃渡り20
センチのナイフ1本を携帯した疑い。ナイフは細い片刃で柄の部分まで血が付いており、「自分のもので
まちがいない」と容疑を認めている。

 警視庁と県警は23日、靖子さん刺傷の殺人未遂と銃刀法違反容疑で、小泉容疑者の自宅と出頭時の
車を捜索した。

 捜索では車内からスニーカー数足を押収。1つは吉原さん宅周辺の足跡とほぼ一致、1つは山口さん
宅周辺の足跡と似ていた。ほかに、吉原さんあての配達伝票が張られたものを含む段ボール箱2個と
血の付いた手袋も押収。小泉容疑者は以前、宅配業者に勤務していた経験があるという。

 小泉容疑者が殺傷事件の犯行時を含む17〜19日に利用したレンタカーも押収。クリーム色の軽乗用
車で埼玉県警浦和署で検証する。

 小泉容疑者は出頭時、「コイズミツヨシ」と名乗っていたが、警視庁のその後の調べで、名前は「タケシ」
と判明した。




組織ではなく、個人レベルの犯行ではないかということ、そして、あっけないほど急な展開が待っているのではないかと
いう感じはしていましたが、逮捕された小泉毅容疑者の犯行動機は実に不可解なものです。

「昔、ペットの犬を保健所に殺されたことに腹が立った。」ということが犯行動機とのことですが、こうした動機が今回の凶
行に繋がったというのはやはり釈然としません。

もちろん、 年金が理由であってもこのような犯罪行為は決して許されるものではなく、「自分はテロを行ったのでは無い。」
という小泉容疑者の発言もテロ以外の何物でもないと言えるのですが、「昔、犬を保健所に殺されたから。」という犯行動
機だけでは説明がつかないものがあるように思えてなりません。犬の殺処分の話は実は動機の本筋ではなく、この人物
は本当のことをまだほとんど語っていないとしか私には見えないのです。

小泉容疑者については、「執念深い性格で、近所とトラブルを起こしていた。」と新聞やテレビで報道されている割にはこだ
わっていることに杜撰な認識しかないこと、 そして、逮捕された後に報道された供述内容に秋葉原無差別殺傷事件の加藤
智大被告と共通する手前勝手さが出ていることに憤りを感じました。



2008年11月22日(土)

某所での対話

阿部「ぐふふふふ、Wさん、見ましたよ。『幻仔譚じゃのめ』の第3話。」

W「阿部さん、どうだった?」

阿部「まあ、いろいろ思うところはあったけど、今回のあの4つ目の化け
   物、あれは何?なんかキツネとニワトリとイカ足してない?」

W「イカは足してません。」

阿部「ああ、イカは次の漫画だったか。いや、それはいいとしていきなり
   キツネですか。」

W「はい、キツネです。あとニワトリ足してます。」

阿部「Wさんはどこ描いたの?○○と△△と××と◎◎の絵?トーンも
   やってたね。」

W「はい。うちは○○と△△と××と◎◎の絵を描きました。そして先生
  の力作の妖(あやかし)にもトーン貼りました。」

阿部「すごいじゃない。」

W「阿部さん、ところで今回シャーペンカチカチやってた変な男の子出てた
  でしょ。」

阿部「ああ、おったおった。今回主人公がクラスメートから『邑の家はおか
   しなことをやっている。』とか『怖い。』とかやたら変な目で見られよっ
   たけど、はっきり言うてシャーペン男が一番ヤバいやんか。あれ、誰
   も言わんのなw」

W「彼はうちらの間では『カチカチ君』と呼ばれてます。」

阿部「そういや、まだ名前出とらんかったな。妖もやけど。」

W「先生に『阿部さんがカチカチ君を気に入ってくれました。』と言っときま
 すね。」

阿部「言わんでよろしい。」(というか、私のこと言うとんかい!!)




2008年11月21日(金)

元厚生事務次官宅連続襲撃事件の新聞の報道を見ていて、テロは断じて許されないと思いますし、国家はテロ行為そ
のものやテロリストの要求に決して屈してはいけないとも思います。

しかし、その一方で現在の年金制度について、政府は太平洋戦争でポツダム宣言を受諾した時のように敗北宣
言をしないといけないのかも知れない
と思うこともあります。

「私は年金の制度は一度破綻すると思う。」と書くと、まるで戦時中に「日本は負ける。」と言うことがタブーであった時の
ことのようにこの発言がタブー視されてしまうかも知れないのですが、今は国内に言論の自由がある時代です。

年金問題を曲がりなりにも解決させるには、一度政府が(今は認めたがらないでしょうが、)国民に向けて破綻について
の敗北宣言をすること、そして年金制度についての大幅な変更と国民の側の大幅な認識の変化が必要であるように思
えてならないです。

それは何かというと、「年金制度は『将来の自分のためにお金を払ってやる制度』なのではなく、『若い世代が年配の世
代に見返りを求めないで行う制度』という認識に変わらないと、もう制度を維持出来ない。」ということです。

かつて、国会議員の中に年金を未納していた人が続出したことがありました。これは彼等の発想が「年金は自分のために
行うもの」であったからです。「自分は裕福で年金をいただく必要が将来無いほど稼ぐ能力があるから、年金を払う必要が
全く無い。」という発想だったから、払わなかったのです。それで国民を失望させ、払わない人をかえって増やしたという悪
循環を作ってしまいました。また、一般の国民で年金を払わない層の理由は「払う力が無い。」という理由を除けば、「今
払っても、将来破綻するから払い損である。」と年金制度が見限られているからです。

実は、このいずれも認識としては「年金は将来の自分のため」という思考があります。しかし、この思考ではもう年金は
維持出来ないことをまずは政府が認めることです。私は今起きている事件を見ていて政府の将来の勇気を思うのです。


2008年11月20日(木)

文教堂書店に入り、この本を買いました。

『オーラソーマブック』(武藤悦子著/三笠書房)

2008年5月20日現在までに公表されたオーラソーマのボトル全107種のグラビアと簡単な解説が全て載っています。
しかも、オーラソーマ本の中ではずば抜けて安価な本です。

読んでみて、オーラソーマについてその概要に触れてみたい方に特にお薦めしたい本だと思いました。


ところで、お話変わって恐縮ですが、昨日の日記の金毘羅さんの記述につき、メールを数通いただきました。

まず、ご質問のメールのお話からいきます。「讃岐の金刀比羅宮の主祭神は正確には大物主命なのですが、これに
ついてどう思いますか?」というご質問をいただいております。

確かに、大物主命は無関係ではありません。それは私も認めます。が、その一方で、「金刀比羅宮の主祭神の大物
主命は、参拝者の認識や知名度という意味において、例えば伊勢神宮における天照大御神や、出雲大社における
大国主大神とは大きく事情が異なる。」ということもまた見逃せない事実なのです。あちらの世界のことについて申し
ますと、これは極めて重要なお話です。

実際問題として、参拝者の認識として、神道にお詳しい方や熱心な信者の方を除き、「金刀比羅宮の主祭神はこんぴ
らさんであり、こんぴらさんは海運の神様」という認識の方が圧倒的に多いという事実があります。この意味において、
「伊勢神宮の天照大神様にお参りに行く。」や「出雲大社の大国主命様にお参りに行く。」(わざと字を変えてるの、わ
かりますよね。)というケースとは金刀比羅宮参拝の場合、大きく異なることになります。

重要なのは、「参拝に来られる多数派の方々がどのような認識で参拝に来られているか?」なのです。これがその神
社の(一般人の)目に見えない世界を決めてしまうのです。金刀比羅宮について言えば、大物主命の色よりも、海神
金毘羅さんの色の方が圧倒的に濃いということがあります。龍の影響を受けているのも海神関係であることを見ると
納得がいきます。

更に、金毘羅さんはヒンドゥー教のガンジス川に棲むワニを神格化した水神クンビーラに起源を有し、名前が似ている
ヒンドゥー教のクベーラ神は毘沙門天の前身であり、この両者は全く別の存在というご指摘のメールもいただきました。
これは私の認識誤りでした。申し訳ございません。訂正致します。

この関係のことで言えば、以前、「ヒーリング雑感」第95回にこんなことを書いたことがありました。


【注2】
素性や格は千差万別ですが、政財界にはその状態で人間に影響を及ぼしている龍が結構います。芸能界にも多
いです。
私が面白いと思ったのは、サラリーマン時代にお会いした損保代理店のBさん(仮イニシャル、男性)で、この方は
某県で一、ニを争う挙績を誇る営業力抜群の特級代理店の方で、最初にお会いした時には龍や毘沙門天や金毘
羅さんにご縁がある方だなあという感じを私は受けました。後にご自宅の事務所にお邪魔した時に室内に熱帯魚、
それも海水魚の水槽がたくさんあるのに驚きました。もちろん、水槽が大量にあるなんてことは訪問して初めて知
りました。私は「竜宮かよ!!」というツッコミを内心入れていましたが、実はBさん、この魚達に心身の健康面や
コンディション面でかなり助けられているのです。




実は、武神である関係からなのか、毘沙門天を祀る神社にも龍が多いというのがあり、私も詳しく見ていなかったところが
ありました。当時の私は今ほど詳しく見るような力量も経験も無く、また、クベーラとクンビーラの区別がついておらず、漠
然と見た状態だけから即断し、詳細を深く追うことはしていませんでした。これは仏教や神道について解説している専門
書の中にもクベーラとクンビーラ、そして金毘羅さんと毘沙門天の起源を混同しているものがあり、そういったことも見たも
のの判断を混乱させたのかも知れないとも思いました。しかし、いずれにせよ、細かい判断を誤ったのは確かであり、自
分の早計につき、反省を致しております。

自分の見た情報だけで即断するのでなく、もっと既存の資料(もちろん、正しい内容のものに限りますが、)を見ることによ
る勉強も必要なのだということを経験しました。以後、気をつけます。


【おまけ】
『金の波 千の波』(歌:新居昭乃)

海の神関係のお話が続きましたので、ちょっとご紹介したくなりました。『ARIA』のED曲です。

久しぶりに聴いた新居昭乃さんの「普通の歌」。普通だっただけに非常に嬉しかったです。この曲とデビュー当時の曲と
『WANNA BE AN ANGEL』を収録したベスト盤出ないかなあと思うんですが。あとアニメ主題歌、ED以外で曲出ない
かなあとも。


2008年11月19日(水)

あれについて期待されてる読者の方が中にはいらっしゃるかも知れませんが、申し訳ございません、今日は昨日のお
話の続きです。

昨日の日記に和気清麻呂と宇佐八幡宮のお話を書いた私なのですが、八幡神社について前々から思っていたことが
実はあるのです。それは、八幡神社にはやたら鳩が多いということです。

以前、「八幡神社は龍がいることが多い。」とこの日記に書いた私ではあるのですが、後で「そういや鳩も多いんだよな
ここ。」というのも実は思ってたのです。 ローカルなお話で恐縮ですが、四国高松の石清尾八幡宮という神社にも鳩が
いっぱいいます。

絶対これはなんか歴史的経緯があるなあと思った私は、ネット検索をいろいろしてみましたところ、こんなサイトに出会
えました。

「八幡宮と鳩とイチョウの関係」


結局、文献としてははっきりしないことだらけなのですが、読んでいて面白かったです。

八幡様については文献上ははっきりしないことが多く、仏教の影響をかなり早い段階で受けたこともあり、更に実像が
残された史料からはわかりにくくなっているようなところがあります。また、「八幡神=応神天皇」という説【注1】もあり、
複数の説が混線して現在の状況に至ったような感もあります。

私が見ていて思うのは、八幡神社は長い間信仰され続けていった結果、仏教やシャーマニズム的な龍神信仰を混合
していき、しかも「武神としての力、水神としての力、または田畑の神、工芸の神としての力」がある神として信仰が地
元に根付いていく過程で大衆化も進んでいったのではないかということがまず挙げられます。

龍が何故出てくるかというと、あちらの世界の関係で言うと、八幡神社には巨大な龍体が見られることが多いのです。
物質次元の目では鳩が目立ちますが。【注2】

龍が何故多いのかは八幡神社の信仰理由も大きく作用しているような気もします。「武神としての力、水神としての力、
または田畑の神、工芸の神としての力」というのがそれです。この辺、インドのクベーラ神を起源に持つ金毘羅さんに
龍が多いのも理由が近いような気もします。

眷属の龍が多い八幡神社は清和源氏と縁が深く、【注3】厳島神社で有名な桓武平氏は眷属の蛇が多い弁財天と縁
が深いことは私も気になっていましたが、やがて両家は源平の合戦に至り、 平氏は滅亡しました。 残った源氏も鎌倉
幕府を3代将軍で(源氏としては)終わらせ、後は北条氏が執権に就いています。

ところで、3代将軍の源実朝が鶴岡八幡宮で暗殺された史実は有名ですが、ここでも八幡宮が出て来るのです。実朝
は実の甥である公暁の誤解により暗殺されました。


【注1】
この説は571年に宇佐神が大神比義(おおがのひぎ)という人物に「我は応神天皇である。」というお告げを下したと伝
えられていることに根拠を有しています。ですが、私は個人的にはこの説については重要視していません。その理由は、
八幡信仰の大元が応神天皇の時代よりも古い紀元1世紀頃の宇佐の首長による海神信仰にあるからです。
また、道教伝来後は当時の宇佐八幡宮に仕えていた巫女達が道教に基づく呪術を使った医術を駆使し、信者を集めた
ということもありました。その後、更に八幡信仰は仏教の影響を受けることになります。

【注2】
この鳩、動物の鳩としてはただ神社に飼われているだけのように一見見えますが、実は鳩は八幡神社のような「場」を
好んでここを拠点として生活をしています。これは余談なのですが、動物としての鳩はあちらの世界の存在に「神使」と
して使役されることもあります。

【注3】
八幡神社と源氏との関係の始まりは、後三年の役(1083年〜1087年)に勝利し、源氏を大きく発展させた源義家が
石清水八幡宮の社前で元服して「八幡太郎」と名乗ったことによります。その後、八幡神は源氏の守り神とされ、武神
信仰も進んでいったのでした。



2008年11月18日(火)

やっと日記の更新が可能な時間が取れました。

この土曜日に某所関係の私の知人(以下Wさん、仮イニシャル、女性)が新連載の漫画のアシスタントをすることにな
ったと聞きましたので、今日は漫画喫茶に入り、週刊少年チャンピオン2008年第49号と第50号を手に取り、ちょっ
と開いて見てみました。何の漫画がそうなのかですが、第49号から新連載の『幻仔譚じゃのめ』がそうです。

Wさんは「ちょっとHな漫画」と言っていたのですが、私が見た感想は「ヤスデや芋虫の化け物が出て来る怖い漫画」で
した。しかも、「もののけバトル」とかいう文字が冒頭で踊っています。

主人公の邑(ゆう)は、ただの人間ではなく、人間と動物の精霊が婚姻する「異類婚」の血縁関係によって生じた、もの
のけの蛇の力を持つ少年として描かれています。 この設定を知った私は、 「ただでさえここ最近、龍や狸といった動物
霊の話をすることが日記で増えてるというのに今度は蛇ですか。勘弁して下さいよー。」 と思ってしまいました。

しかも、私の知人がこの漫画のアシスタントをしてるのです。ああなんて偶然でしょう。あまりの恐ろしさに熱が出そうで
す。

作者の梅田阿比先生のコメントによりますと、この漫画、『蛇女房』という昔話をモチーフにしているそうです。もちろん、
そうなのですが、2話までの展開を見る限り、ウルトラマンや高田裕三先生の漫画の影響もあるような気もします。2話
からデジタル処理が入ったことによる印象の変化もあります。梅田先生の画風は描線が決して単純ではなく、月刊ペー
スでもおかしくない濃厚さや細かい描き込みがあることもあり、「Wさん、こりゃ大変だろなー。」と思いました。


さて、ここで動物霊の蛇について書くことになるのかなあと思いましたので、書きます。もちろん、ここで書くのは有鱗目
ヘビ亜目の動物として世間一般に知られる蛇のことではなく、「もののけ」「動物霊」と称される存在としての蛇について
です。

動物霊の蛇はヨガ等の修行をする人や、機械を使ってクンダリーニ現象を起こしますと謳っている団体を操作している
ことが多いです。彼等に働きかけてクンダリーニ覚醒と誤認させる現象の演出をしたり、天眼通を与えたりすることもあ
ります。【注1】また、機械等を使用して幽体離脱を起こすことを謳っている団体の現象を演出することもあります。



蛇は狐のように現世利益に走る人に憑依することもありますが、狐よりも神秘行的なものに興味を持つ人に憑依するウ
エイトが高い傾向にあります。【注2】また、神秘的な現象の演出により正しい法を見失わせ、道を誤らせます。

確かに天眼はあるのですが、そこから導き出される結論がとんでもなく横暴なものであったり、天耳通やチャネリング等
に盲目的に傾倒したりするようになるのです。

天耳通についてですが、「チャネリング」「メッセージ」「お告げ」等と称してべらべら延々と下世話な全くもうどうでもよい
ことやトンデモなことを耳元で言い続けるのは動物霊の特徴です。動物霊発ではないものは最小限のもので、かつ的
確な情報が簡潔に来ますし、「メッセージ」と称して長文を延々とやったりしません。本当に寡黙です。いい意味で人間
を突き放し、そして人事を尽くさせます。 会社社会でも部下や後輩に仕事を教えるのにべらべら全てをやるのは
出来が悪い上司や先輩だと相場が決まっています。
優れた上司や先輩は全てをべらべらやらず、まず部下や後
輩に考えさせ、工夫させ、発見させて育てます。いい意味で突き放すことが出来るのです。

「長文の天耳通は怪しい。」というお話に戻しますが、チャネリングや長いお告げや自動書記の長文は、その大
部分が動物霊のいたずらによるものですし、その内容も無価値どころか実行したり信じたりすると毒になるよう
なものが多いです。
【注3】そんな中、動物霊からではない正神界からの神託の事例として、例えば和気清麻呂の神託
がありますが、やはり簡潔なものです。【注4】

さて、「ヒーリング雑感」第95回に書きました通り、天眼通にせよ、天耳通にせよ、動物霊演出によるお告げはおかしい
ものが多いのですが、彼等の影響を濃厚に受けてしまった人達はそこでいかなるトンデモな内容が展開されても「それ
が全面的に正しい。」と見たことや言われたこと全てを鵜呑みにし、まっしぐらになってしまいます。そして、恐ろしいこと
に、新興宗教団体のトップや精神世界関係の指導者の脳を操作し、思想的に明らかにおかしいことを思いつかせてしま
うこともあるのです。【注5】

更に、これは動物霊の中でも蛇がよくするのですが、蛇はムラダーラチャクラやスワディスターナチャクラをおかしくして、
団体の関係者達を「わかっちゃいるけどやめられない。」という精神状態にしてしまい、その団体の風紀を徹底的に乱
してしまうようなことをよくします。彼等が濃厚に憑依した人達が多い団体が重いセクハラ事件を起こすことが多いのは
そのためなのです。

そんな動物霊の蛇なのですが、全てが悪の存在という訳ではなく、ライトウェイ(正しい道)に目覚める者も中にはいま
すし、神仏の眷属をしている者も中にはいます。ところで、梅田先生の漫画の蛇の一族はどうなのでしょうか?今後の
展開が気になるところです。


【注1】
狐も天眼通力を与えることがありますが、狐の憑依による場合は余計なものまで見せることや、常時カラーで通常の
視界で捉えるもの以外の映像をくっきり作ることで精神に異常をきたすことが多いです。彼等によらない天眼は必要
な時にのみ、最小限で見えます。

【注2】
現世利益方面ですと、弁財天を祀っている神社や宗教団体には蛇が多いです。出雲系神社にも蛇が多いですが、出
雲系は龍も多いです。龍の子分のようになっている蛇も中にはいます。面白いことに、龍と狐、狸はそのような関係に
はなりにくいようです。狸とは違い、蛇の中には神仏の眷属になっている者がいますが、はぐれている者も多く、そうい
った連中は稲荷のはぐれ狐のような気まぐれなご利益をもたらすこともあります。しかし、反対給付を求めることが多く、
礼を失した場合は激怒することが多いです。蛇の夢を見させて「何かあるのではないか?」と思わせて宝くじを買わせ
て高額当選をさせることがあるのも彼等です。しかし、そんな経緯で当たった場合は余程自分自身がしっかりしないと
逆に破滅の道に向かったりする恐れがあります。

【注3】
こういったものを読む時、私は「誰が言っているのか?」ということよりも、「何を言っているのか?」ということ
を遥かに重要視します。
会社社会では皮肉ではなく、「誰が言ったのか?」が非常に重要な要素なのですが、この
世界はそれに決して惑わされてはならないのです。どんなに偉い名前が挙がってきても、所詮それは「自称」である
に過ぎず、それだけでは本物の証にはなりません。よって私は言われた名前を無視はしませんが、参考程度にしか
名前のことは捉えていないのです。いろんな神仏や天使について書いている私なのですが、実は彼等について
信用をしている訳ではないのです
。あくまでも起きたことを参考までに淡々と書いています。「いろいろ書いていな
がら汚い!」と言われそうですが、決して名前を鵜呑みにはしないのです。 過去の歴史において、釈迦もムハンマド
もジャンヌ・ダルクも皆疑ってかかっています。 それくらいが丁度良いのです。 その一方で語った内容には厳しくメス
を入れます。どんな自称お偉いさんが何を言おうが、その内容が破綻しているようではお話にならないのです。「ヒー
リング雑感」
第95回の食人パーティーみたいな話を自称「創造の神様」が言われたからといってそれを鵜呑みにして
いるようではどうしようもありません。

【注4】
769年、和気清麻呂は女帝・孝謙天皇(称徳天皇)による弓削道鏡の取り立てに絡み、道鏡の神託は虚偽だという神
託を下し、それが天皇の逆鱗に触れ、別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)と改名させられて大隅国(現在の鹿児島県)
へ遠島となったのですが、後に不遇から脱することとなります。
この神託事件、元はと言えば道鏡の弟で大宰帥の弓削浄人と大宰主神の習宣阿曾麻呂(すげのあそまろ)が「道鏡を
皇位に付ければ天下泰平になる。」という内容の宇佐八幡宮の神託を奏上したことから始まったのでした。
その神託につき、称徳天皇は宇佐八幡から法均(和気広虫)の派遣を求められ、虚弱な法均に長旅は堪えられぬとし
て、弟である和気清麻呂を派遣したのでした。
清麻呂は天皇の勅使として宇佐八幡に参宮。宝物を奉り宣命の文を読もうとした時、神が禰宜の辛嶋勝与曽女(から
しまのすぐりよそめ)に託宣、宣命を訊くことを拒んだのでした。清麻呂は不審を抱き、改めて与曽女に宣命を訊くこと
を願い出ました。与曽女が再び神に顕現を願うと、身の丈三丈の僧形の大神が出現し、大神は再度宣命を訊くことを
拒むのですが、清麻呂は「天の日継は必ず帝の氏を継がしめむ。」という大神の神託を大和に持ち帰り奏上しました。
和気清麻呂はどちらかというと当時の歴史上の人物としては地味な印象があるかも知れませんが、私は小学生の頃
から「この方は凄い方だ。過小評価されている。」と思っていました。

【注5】
過去、出家を謳った新興宗教団体が毒物による無差別殺人事件を起こしましたが、これはポアの思想を履き違えた結
果によるものです。
チベット密教における本当のポアの思想は、無差別殺人事件を起こすことを「彼等にとって救いの手助けをして
いるのだから我々は良いことをしている。」と称する思想とは無縁の思想です。

元をただせば、ポアとは数ある仏教の教えのうち、密教に属する瞑想法による意識転移のことです。チベット密教には
この意識転移に関する伝授の儀式があり、それをポアの伝授と称しています。毒物を撒いて無関係な人達を無差別に
殺害する行為など、本当のポアの思想とは何の関係も無い、もののけや魔物の入れ知恵による曲解であるに過ぎませ
ん。松本智津夫他、オウム真理教の関係者は彼等にまんまとしてやられたのです。曲解を思いつかせ、正道を見失わ
せるのが彼等の常套手段です。

ところで、「ヒーリング雑感」の第87回で私はこのようなことを書いたことがあります。


第87回

前回話題にしたお話につき、週刊文春2008年1月3日・10日新年特大号の記事を読んで思ったことを今回
書きます。

今回家宅捜索を受けたヒーリングサロン「びびっととうきょう・青山サロン」ですが、平成18年に横浜市の会社
役員(当時41)が除霊代として490万円騙し取られたという詐欺容疑により、神奈川県警が捜査に乗り出す
ことになりました。

当時、会社役員は「あなたの会社は戦国時代は首切り場だった。成仏できない自縛霊がさまよっているから、
お清めが必要。特別祈願は二百万円からで、最高七千万円だ。」と、ヒーリングサロン「びびっととうきょう・青
山サロン」を経営する有限会社「E2(イースクエア)」の社長に言われたのだそうです。

有限会社「E2」の杉本明枝社長(44)は、これについてこのように述べられています。


「お清めは、双方納得の上で合意書を交わしますし、その方が『どうしてもやってもらいたい』とおっしゃるので
やったのです。その後も三年以上通われてサロンの中心になっていた方なので、いい結果が出たのだと思っ
ておりました。 私には、脅すつもりも騙すつもりもありません。ご本人が騙されたと思うなら、私の力不足と説
明不足。不徳の致すところで申し訳なく思っております」


                         (週刊文春2008年1月3日・10日新年特大号 P.30より抜粋)



私はこれを読み、この方には会社役員に「除霊には大金が必要。」と説明をしている時点で「自分はおかしい
ことになっている。」とお気づきになっていただきたかったです。

と申しますのは、今回のお話にもし真の神仏が関わっておられるのであれば、「除霊だけに200万円
から7000万円が必要」ということは有り得ないからです。


神仏は(真の神仏ならばですが、)お金が欲しい訳ではありません。人間がお金が欲しいと思うので
す。また、悪巧みや悪戯を喜ぶ動物霊や魔物の類がヒーラーや霊能者を煽って「除霊には大金が必
要」と言わせるケースもあります。


こういったご発言をされる方の中にはいろんな方がいらっしゃいます。「自分はおかしいことを言っている。」
ということにお気づきでない方もいらっしゃれば、確信犯もいます。動物霊や魔物の類が判断力を失わせて
いるケースもあります。真の神仏ならば、指導している人間を犯罪行為にいざなったりはしません。

これは今回のヒーリングサロンの話とは異なるケースなのですが、(仮にKさんとしますが、) このKさんが
「自分は神がかった。その神様によると自分は天上界で一番レベルが高い魂の持ち主なのだそうで、世直
しをするために今回この世に生まれたのだそうだ。」と言い出し、しかも、「その神様が『今から(Kさんが前
々から気に食わないと思っていた)知人Sの家に行って金を取って来い。Sは悪い奴で、Sから金を取って
も罪にはならないんだ。Sは悪いことをして稼いでいるのだから、そんなSから金を取るのはむしろ良いこと
をしているのだよ。奴はお前がこれから世直しの活動をするのに必要な金を持っている。さあ、行ってやっ
て来い。』と言うのだが。」という話を私は聞かされたことがあります。

こんな犯罪行為を勧める「自称『神』」の正体は神などではありません。もちろんKさんには説明をしました
が、 こういった過激な話はわかりやすいものの、今回のヒーリングサロン社長の話も実はこれと五十歩百
歩の類の話なのです。

私がもし憑依等の理由で脳を冒され、このような発言をするような状態になったとして、もしわずかでも判断
力が残っていたとしたら、すぐにでも活動をやめ、団体の類をもし作っていたとしたら即解散をすると思いま
す。これはそれほどの不祥事なのです。そして、除霊に限らず、霊障等の問題に何らかの働きかけを行
って問題の解決を図ろうとする行為は私も行うことがありますが、それ自体は様々なケースがあると
はいえ、「このような大金を請求せねばならない理由が発生するケースは皆無である。」と私は断言
出来ます。


仮にお金がかかったとしても、せいぜい交通費や宿泊費、会場の賃借費等の必要経費プラス、経営の維持
に必要な金額までです。私の場合は最も高いもので、「きらめきヒーリング講座」全課程受講費用5万円です。
(2007年12月26日(水)現在、消費税を含む。)そんなもんです。

このヒーリングサロンは、「神世界」という団体のグループに所属しているとのことですが、この「神世界」は宗
教法人ではなく有限会社であり、全国百ヶ所以上にさまざまな名称でヒーリングサロンを経営しているとのこ
とです。そんな「神世界」ですが、週刊文春を読み進めていくうち、ここが出している「神書」という教典につき、
とんでもない話が書かれているのが目に入りました。


「神書」と題する教典は平成十一年六月に発行されたが、その後書きも、金・・・・・・。[この『神書』は人類
が初めて授かった神様からの商品であり、本来ならば現在の貨幣価値で一冊につき一兆円以上は欲しい
のだが]


                        (週刊文春2008年1月3日・10日新年特大号 P.31より抜粋)


この自称「神様」はお金が欲しいのだそうです。例えば旧約聖書の神は十戒を授けた時、モーゼにお金を請求
したでしょうか? また、神ではありませんが、大天使ガブリエルはダニエルやムハンマドにお金を請求したでし
ょうか?神仏や天使が人間にお金を請求しただなんて、私は今まで聞いたことがありません。もっとも、人間が
社会生活を営む上で止むを得ずお金の話をするのは、人間が肉体を持って社会生活を営む制限を有する存
在である以上、まだ話がわかるのですが、それにしても贅肉が多い請求金額というものです。

と、申しますのは、サロンを運営するのに必要最小限なお金をいただくことは、実際問題として止むを得ない部
分があり、それが無いと霊障等で苦しまれている方々への問題解決を図る立場の仕事の方々の活動がたち
まち立ち行かなくなり、それが霊障等の問題で苦しまれている方々の救済への道を結果的に閉ざしてしまうと
いう問題があるからであり、そういった問題については配慮が成されないといけないとは思うのですが、今回
問題になっている除霊に必要な代金は、サロン経営の維持に必要な金額の規模を大きく上回っています。必
要経費も恐らくは微々たるものであり、明らかに今回のケースは法外な金額であると言えると思います。


2007年12月26日(水)



この第87回に出て来るKさんの自称「神」による発言、「Sは悪い奴で、Sから金を取っても罪にはならないんだ。Sは
悪いことをして稼いでいるのだから、そんなSから金を取るのはむしろ良いことをしているのだよ。」 がオウム真理
教のポアの思想と本質的に全く同じである
ということに注目して下さい。これが彼等のやり口なのです。


2008年11月15日(土)

日記の更新が遅れておりますこと大変申し訳ございません。今の状況ですが、次の火曜日あたりまでは続きそうです。


2008年11月13日(木)

またまたクイックレストランの「Sガスト」に入りました。前回は「豚玉つけ麺」(420円)を食べてみたのですが、今回は「さん
まの塩焼き定食」(490円)と「キャベツの千切り」(60円)を食べてみました。

この価格帯でごはん、味噌汁、お新香、大根おろし付きのさんま一尾が定食になっているというのは、通常の定食屋さんで
はほぼ無理なのではないかと思われます。大量にさんまを仕入れることが出来て初めて可能な技なのではないかと思いま
した。

提供時間は凄く短いです。こんなに短時間ではアフターオーダー方式ではないことは明白です。一度焼いたさんまを温め直
すと、余計な魚臭さが出てしまいますのでこれはいかがなものかと思うのですが、早くくれというせっかちな人にとってはそん
なことは大きな問題では無いのかも知れません。

で、食べてみた感じですが、鮮度の良いさんまをよくご存知な方にとっては、これはNGが出るさんまなのではないかという
感じがありました。NGとは言っても,これはもちろん「食するのに不適な鮮度」という意味ではありません。内蔵を含め、ベ
ストの状態のさんまを食べるという意味においての鮮度がNGという意味です。

私も490円でそれを求めるのはさすがに筋違いだと思います。そんなことより、「今時ワンコインでお釣りが来る焼魚定食」
というコンセプトを高く評価すべきかという感想です。食後にいいさんまが食べたいと思ってしまうのがいささか残念な定食
ではあるのですが、お金が無い時は凄く助かりそうとも思われてます。コンセプトに理解がある方には好評な定食かと。



2008年11月12日(水)

少し前に報道された事件なのですが、今日はこの事件につき少々書こうかと思いました。

<砂風呂遊び>口に砂詰まり呼吸困難に? 宇都宮・中2重体

                        
11月9日20時28分配信 毎日新聞


 宇都宮市の市立城山中央小で8日夕、砂場で遊んでいた同市立城山中2年の男子生徒(13)が
意識不明の重体になったことについて、栃木県警の調べで9日、同生徒の口や気管に砂が詰まり、
呼吸困難になった可能性が高いことが分かった。

 同生徒は救急車で運ばれた際、一時心肺停止状態に陥り、病院では気管などにたまった砂を取
り除く手術を受けたという。ただ9日も依然、意識が戻っていない。

 これまでの調べでは、男子生徒は8日午後3時ごろから、同級生5人と同小で遊んでおり、男子生
徒を含む4人が、砂場に掘った穴の中に座って入り、残る2人が首の高さまで砂で埋める「砂風呂
遊び」をしていた。

 男子生徒を除く3人は砂から順次自力で抜け出し、砂をかける側に回ったが、男子生徒は最後ま
で抜け出せず異変に気付いた同級生が引き上げたところ倒れたという。【吉村周平】


                                          最終更新:11月9日22時10分




「最近の中学生は・・・。」と全ての中学生が該当者であるかのように書くべきでは無いのだとは思うのですが、さすがに全
てではないにせよ、「『どこまでのことをしたら人体にとって危険』というのがよくわからないまま、このような事件を引き起こ
してしまっている人がいるのではないか。」という気がしました。

「口や気管に砂が詰まり、呼吸困難になった可能性が高い」という一文を読む限り、砂をかける際、恐らくはおふざけが過
ぎて乱暴な砂のかけ方をしてしまったのであろうことは想像に難くありません。しかし、「これはひとつ誤ると命にかかわる
事態を引き起こす危険性がある。」と私は思いました。

私が小中学生だった時代や、更に上の年代の方々が小中学生だった時代は今とは異なり、もっと「何をしたら人体にとって
危険なのか。」ということを十分認識した上で遊びをしたり、喧嘩をしたりしていたように思います。【注1】

確かに今と比較して取っ組み合いの喧嘩が多かった荒っぽい時代だったとは思います。ですが、喧嘩でしてはいけない攻
撃への認識や、比較的安全な姿勢のとり方なんかについては暗黙の了解としてあったと思うのです。そういうのをちょっと
年上の子が教えたり、あるいは兄弟喧嘩等を見た親が教えたりしていたのです。

例えば、脛等において関節が曲がる方向とは逆の方向に強い蹴りの攻撃を仕掛けてはいけない(骨折の恐れがあります。)
とか、身体の中心ライン上には打撃を加えてはいけないとか、男子の急所に攻撃を仕掛けてはいけないとか、男子たるもの
喧嘩で髪を引っ張るとか噛み付くとか引っかくとかいった攻撃をするのは恥だとか、そういう暗黙の了解がありました。喧嘩
でも相手が泣いてしまったら攻撃を止めていました。防御についても、どんな体勢をとって相手に臨むのが攻撃されにくく、ま
た自分の身を守りやすいのかがわかっていました。【注2】

今は昔と比較して、頭ごなしに「暴力はいけない。」「喧嘩はいけない。」と言ってその全てを最初からさせないのが良いのだ
という意見が主流になってしまったせいなのか、あからさまな子供の喧嘩を見掛けることがめっきり少なくなってしまったよう
な気がします。【注3】しかし、それがために、もし、「どこまでのことをしたら人体にとって危険なのか?」という情報を子供達
に伝えることが出来なくなっているのだとしたら、私はそれは大きな問題だと思うのです。


【注1】
例えば、仔猫の兄弟はじゃれ合ったり軽い喧嘩をしたりすることで「何をしたら相手にとって危険なのか。」ということをつかん
でいきます。また、この幼い頃の経験が、大人になった時に餌を獲得出来るようになる基礎となるようなところもあるのです。
こんなことを書くと、「人間と猫とは違う。」といった反論をいただきそうなのですが、もちろん全く同じではないにせよ、幼い頃
の兄弟間や友人間の間合いの取り方というものが後々の人生に生きている人が多いような気がしているのは、決して私だ
けではないとも思うのです。
ところで、子供の成長段階として、私は胎児の時代は地球の脊椎動物の進化の過程を母胎で経験する時代と認識しており
ます。
誕生後は、情緒や情操を複雑に発達させていく上でいろんな過程を経ていくものとも思います。その過程の途中で、子供は
過去、人類が経験して来た狩猟の時代や農耕の時代を経験します。 昆虫採集に夢中になったり、花壇で花を育てたりする
ことに興味を持つ時代があるのはそのためです。しかし、今の教育界はその経過をどう思っているのかと私は思うことがあ
るのです。

【注2】
いろんな国で格闘技が生まれていますが、元はといえば、こういったことから生まれ、そして発達して来ているものも多いの
ではないかと思います。そして、「技を磨いて強くなったのなら、その分優しくならないと自他共に破滅の道を歩みかねない
危険がある。」ということも、ある程度強くなった人は気づかないといけないのです。

【注3】
ここで誤解があるといけませんので書いておきますが、私は責任能力を問える大人の暴力につきましては、例外的なケース
を除き、許されないものという意見でおります。
刑法について申しますと、例外的なケースを除く暴力につきましては暴行罪が適用され、暴行の結果、相手に怪我を負わせ
た場合は傷害罪が適用されます。
ここで言う例外的なケースですが、「正当行為」「正当防衛」「緊急避難」に基づく暴力が挙げられます。今回はそれらの中で
も「正当行為」について少々書きます。
「正当行為」の事例としてよく挙げられるものとして、ボクシングの試合等、格闘技や武道の試合での暴力があります。もちろ
ん、その格闘技や武道の決まりから外れた攻撃の仕方をしているのでは例外の対象から外れてしまいます。


(【注1】〜【注3】は2008年11月13日(木)に追記)


2008年11月11日(火)

ブックオフの105円コーナーで『観葉植物―こんなときどうしたら? (園芸クリニックシリーズ (2)) 』(主婦の友社編)という本
を見つけましたので買いました。

代表的な観葉植物の栽培トラブルへの対処法が載った本で、安価な本であるにも関わらず情報が豊富なのが気に入りま
した。いろんな観葉植物のグラビア写真が載っているのも高ポイントです。


2008年11月10日(月)

「ああそうだ、ここ最近あれについて書いてないや。」と思った私はサンクスに入り、週刊少年ジャンプ2008年第50号を
手に取り、ぱらぱらっと開いて見てみました。

あの『勇者学』の麻生周一先生が読切作品『劇団!インプロビゼーション』を描かれていたのがいきなり目に入りました。
ここで「これからかよ。」とか思わないで下さい。

たった4人しかいない演劇部が、「新入生部活動説明会」で新入生の入部希望者を獲得するために選んだ演目は、なん
と『桃太郎』。 ここで私は小学生の学芸会を思い出したのですが、当然普通にやらないよなあとも思いました。 ところで、
何気に「麻生周一の桃太郎!!・・・略して━━━━━━」と欄外に書かれていたのには突っ込まないことにします。


今回のタイトルに出て来る「インプロビゼーション」(Improvisation)という用語は「即興」のことで、この用語よりも世間一
般には「アドリブ」(ad lib.)という言葉がよく知られていますが、こちらはラテン語のad libitumが元になった用語です。

この漫画の演劇も、特に猿役を演じるのが嫌な立花君がペガサスの着ぐるみを着て登場してからは即興だらけになってし
まうのですが、木の役しかもらえてないし、全然アドリブもしとらん塚本君(例によって名前が全部見えてないんだけど、こ
れ塚本君だよね。)が一番いい味出してたような気がします。というか、木はいらんだろー木は。

『こち亀』は番組製作会社と一緒に動画作品を作って「おもしろ動画大賞」に応募して大賞賞金200万円をゲットしようとす
るお話だったのですが、動画製作費用が既に200万円超えてるだろというツッコミを入れられまくってました。あのでかい
カップ麺3個作るだけでもどえらい製作費がかかるような気がするんですが。

なんか、『SKET DANCE』は今回無茶苦茶キツい先生が登場しとるようですが、私はその先生よりもチュウさんが作った
「あんた落ち着きなはれ」に爆笑してしまいました。

『バリハケン』はいよいよまとめにかかってるのかと思われてます。今度こそ・・・・・・?

『ぬらりひょんの孫』は遂にあの四国八十八鬼夜行を束ねる玉章(たまずき)が正体を見せるのですが、「隠神刑部狸」(い
ぬがみぎょうぶだぬき)と名乗っていました。この狸、もちろん食肉目の動物である狸のことではなく、動物霊としての狸が
妖怪の元になっているのではないかと私は思いました。

狸は私も時に遭遇することがあるのですが、龍、蛇、狐よりも知性を感じないです。それに龍、蛇、狐とは異なり、眷属にな
っている狸とは私はいまだかつて遭遇したことがありません。元々そのような気持ちを起こすことが希薄な性癖を有する存
在なのかも知れないと彼等を見ていて思います。

狸に憑依された人は腹芸が得意になり、飲食に特徴が出ます。食べ方が極端に汚く、また食べ物について意地汚くなりま
す。好んで食べるものも偏食が多く、普通なら信じられないような食事バランスのものを大量に食べるため、太る可能性も
高いですし、太った分身体がだるくなり、腰が重くなるせいなのか、仕事、私生活、共に怠惰になる人が多いです。

狸は神仏の眷属になることが(私の知る限り)無いのですが、宗教団体や小規模な精神世界の団体のトップを動かしてるこ
とが時にあります。狸憑きのトップは腹芸が得意で、しかもその多くのケースにおいて風紀に動物的な乱れがあります。自
分に配偶者がいたとしても、そんなことはお構いなしに浮気をし、信者の異性に誰彼構わずお誘いの携帯メールを出したり
するようなことを平気でします。

龍、蛇、狐の場合は「法を説く」というレベルではないにせよ、教義や独自の世界観があることが多いのですが、狸の場合は
それらすらまとめることが無いことが多いです。「ただ自分のやりたいようにやる。」という本音が薄い内容の背後に見え隠れ
しているのが狸の特徴です。


そんな狸が四国の妖怪の大将というのは、なんか嫌だなと思うものがあるんですが、リクオ、もう君は勝ったようなもんだ。


スペードの尻尾の女の子の漫画は、今回巨大植物セリーヌちゃんが病気だということで、リト君たちがセリーヌちゃんを助け
るために惑星ミストアに行こうとするというお話だったのですが、リト君は本当に罪な男です。ララちゃんの妹のモモちゃんま
で真剣な眼差しで落としてどうする。それはさて置き、私はセリーヌちゃんがラーメンを豪快にすする姿がまた見たいのです。
彼等の活躍に期待したいです。

ところで、モモちゃんには植物と対話する能力があるという設定なのですが、有様は様々ですが、植物には人間との対話が
可能な要素があるなあと私は思います。彼等は対話が出来ない(厳密に言うと、対話の仕方を知らない)人間のこともいろ
いろと受け止めています。対話していなくても、どんな想いで接してくれているかなんて、もうあからさまに受け取っています。
それは切り花にもあります。人が可愛がってくれたら切り花も信じられないくらい長く花を維持し続けるのです。例えばチュ
ーリップの花でやってみてもいいのです。


2008年11月9日(日)

ここ最近多忙でしたので、一日ゆっくりと身体を休めました。こんな日もたまにはないといけないと思いました。明日から
また忙しくなって来ます。英気を養える日があるからこそ、多忙な日も送れるのだと痛感します。今日みたいな日に感謝
です。


















































「なんかあるかなー?」と思われた方がもしかしたらいらっ
しゃったかも知れませんが、これで本日の日記はおしまい
です。

こんな日記もたまにはいいですよね。え、ダメ?



2008年11月8日(土)

きらめきヒーリング講座入門編を開講しました。

本日の受講者の方(以下Nさん、仮イニシャル、男性)とはカリキュラムの最初の方でアクセサリーの類のお話をしまし
た。

Nさんは普段アクセサリーの類を身につけるということはなさらない方で、私もそういうところがあるのですが、私が「電
車とか乗って周囲を見回すと、最近はパワーストーンのゴムで伸縮する腕輪をつけてる人が多くなりましたね。」という
お話を振ったのです。本当に最近よく見かけます。それも決まってタイガーアイなのです。

お気づきの方が多いかも知れません。このタイガーアイ、パワーストーン本なんかではよく「金運がアップする石」と紹
介されている、どちらかというと外観も中身も強烈な石です。つけてる人も、背中に龍の刺青シールとか貼ってそうな
感じのパンチな人とかミナミの鬼みたいな人がこれでもかとでっかい珠のタイガーアイをつけてることが多いです。で
っかいのでなくても最近は一般のサラリーマンが仕事のオフなんかでつけてるのをよく見かけます。こういった人達が
つけてるタイガーアイ、想念エネルギーなんかいちいち読まんでも「金!金金!!」って言うてる感じがものすごくしま
す。

中国の比較的裕福な層の方々はこういうタイガーアイとかゴールドルチルクォーツとかいった濃いい石を好んでつけら
れてることが多いです。こういうのは(うまいこと扱えればですが、)金運を呼ぶのですが、龍も呼びやすいです。着飾
ることに無頓着な私にはとても出来ない話です。

Nさんとのお話がどっかに行きそうになりましたので、Nさんとのお話に戻します。Nさんとは石の性質について細かく
お話ししていきました。元はと言えば、Nさんがある所で「貴方が持っているアメジストはよくない。」と言われたことが
あり、それについて語り始めたのでした。

アメジストや水晶は邪気が入りやすい一方で、抜きやすい性質があり、それがゆえにメンテナンスが出来ているのか
否かが重要なポイントになります。私が「水晶はガン患者が持つのに良いとは言えない。持つならばスギライトの方が
ずっと良い。」と言うのには理由があります。邪気が入った水晶をそのままにしているというケースが多いからです。そ
れならばずっと浄化のサイクルが長くて済むスギライトの方がずっと良いと言えます。

邪気や想念エネルギー等の影響以前の問題として、石自体の元々の性質という問題もあります。癖が強い石は万人
が持てる石だとは言い難いものがあります。モルダバイトやセラフィナイト、ラピスラズリ等の石は、ニュアンスはそれぞ
れ異なれど強力な石です。 パワーストーンとしての目的以外で持たれる可能性が高いサファイアにもそんなところがあ
ります。外観に人気がある石ばかりなのが気になります。これらの人気石、実は使いこなすのは難しいです。強力過ぎ
て私は逆にお薦めしません。これらの石を能天気に薦めている本を読むと、「マジですか?」と驚いてしまいます。古代
エジプトの時代とかいった大昔ならともかく今の世の中ではこれらの石は強過ぎます。

Nさんとは気のタイプについても少々お話ししました。三枝誠先生がよくご著書に書かれている「汚穴」「睡穴」「互穴」
「閉穴」について出ました。【注1】

三枝誠先生が書かれた『整体的生活術』によりますと、アクセサリーのサイズは大きければ大きいほど汚穴をあらわす
らしいです。そして、大きなアクセサリーを好んでつけている人には邪気を発している人が多いらしいのです。今日の前
半ででっかいタイガーアイの腕輪のお話をしてたような気がするんですが、まあいいか。

三枝先生によりますと、人にはいくつものツボがあり、気がそこから出入りしていて、その気によって、人の性格がわか
るのだそうです。

身体からものすごい邪気が吹き出てくる穴が「汚穴」、反対に吸収されてしまいそうになる穴は「睡穴」、何も感じないの
が「閉穴」、相手と自分の気が気持ちよく交流するのが「互穴」と分類されています。


そして、これは人間関係においても発生するものなのだそうです。

「睡穴」…自分のエネルギーを吸われる(奪われる)関係
「汚穴」…相手の過剰なエネルギーを一方的に受けてダメージも受けてしまう関係
「互穴」…互いのエネルギーが交流し合う関係
「閉穴」…相互にエネルギーの流れが生じない関係



著者の三枝誠先生によりますと、「自己中心的で必要以上にエネルギッシュ」というのが一般的な汚穴の特徴なんだそ
うです。これを読んだ私は、あの『オバタリアン』に登場するおばさん達はこのタイプなんじゃないかと想像してしまいまし
た。

睡穴の例で三枝先生が書かれていたのは『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するねずみ男がそうだったと記憶してます。確かに
彼はいろんな人達から奪うのがウリの男です。

睡穴で私が思うのは、『こどものじかん』のヒロインの九重りんちゃんは睡穴で、しかも陰の肺体質の女の子の特徴がモロ
に出た絵柄なんじゃないかと。【注2】こんな子を彼女にした男の子はもう大変です。余程の器の人か、あるいは○○゛でも
ないととてもじゃないですが彼氏なんか務まりません。取りあえず振り回されてる青木先生には合掌。





ところで、あのハルヒの指定席でいつも一人でいる綾波さんを「この人は閉穴
だ。」と書いたら苦情のメールが届くのだろうか?



【注1】
「互穴」は「悟穴」と書かれたこともあります。

【注2】
『オバタリアン』のおばはんどもに限らず、漫画は特徴を極端にわかりやすく描くので典型的なのが出て来やすいです。
『こどものじかん』を最初に見た時、主要3人組のりんちゃん(陰の肺体質)と黒ちゃん(陰の腎体質)と美々ちゃん(陰
の脾体質)の描き分けがお見事と思いました。作者の私屋カヲル先生はさすがにそう意識して描かれた訳ではないと
は思いますが。しかし、そんなことよりこの漫画、とにかくヒロイン達と同年代の男の子達の影が極端に薄い・・・。


2008年11月7日(金)

これは本日の毎日新聞朝刊の記事コラム『余禄』の全文です。


 「人生とは、ネックレスの真珠のように次から次へ連なる出来事じゃない。ある出来事が次に起こること
を全く予測不能にする、それがさらに次の出来事を予測不能にする−−そういう出来事の連鎖なんだ。と
きにはそれが破滅的方向に向かうこともある」▲米作家マイケル・クライトン氏の小説「ジュラシック・パー
ク」(ハヤカワ文庫)で、遺伝子工学により復活させた恐竜パークの破局を予見する数学者マルカムの言
だ。物事は思い通りにならないが、なぜか人はその真理を認めたがらない ▲先端科学を素材にしたSF
で「未来を先取りする作家」といわれたクライトン氏が4日亡くなった。 ちょうどその日、日本では凍結保
存されていたマウスの死骸(しがい)からクローンマウスを作るのに理化学研究所のチームが成功したと
報じられた▲平たくいえば、シベリアの永久凍土に眠る1万年前のマンモスの死骸からマンモスを復活
させることができる。少なくともそれが実現可能なのがはっきりした。まさに「ジュラシック・パーク」の描く
未来が、戸口までやってきたのである▲チームは冷凍乾燥した細胞からもクローン胚(はい)を作り、はく
製のニホンオオカミを復活させる道も開いた。だったら生きた絶滅動物をこの目で見たいとの思いは誰し
も頭をよぎる。では滅びた生命が次々によみがえる未来は戸口をくぐるのか▲「現代の環境に恐竜を棲
(す)まわせる事自体、予測不可能事だ」とはマルカム博士の警告だ。「一度限りで逆戻り不能」という
生命現象の本質に人が手を触れることへのためらいやおそれもあって当然だ。「できること」と「すべき
でないこと」との間での熟慮の時だ。


                                      毎日新聞 2008年11月7日 東京朝刊



これを読んだのは今日の夕方なのですが、絶妙なタイミングで実験が成功したことに驚かされました。















































・・・・・・・・・で、全然関係無いんやけど、森進一さんの
『おふくろさん』が復活したのも絶妙のタイミングだった
のに驚愕しました。









こういうのはやはり「普通に『おふくろさん』を通せ。」という意味なのではないかと・・・・・・あ、・・・・・・いや・・・・・・何
でもないです。


2008年11月6日(木)

「ヒーリング雑感のコーナー」を更新しました。


2008年11月5日(水)

またまたTSUTAYAに行くと、この頃はSEAMOの『Continue』の他に福山雅治さんの『想〜new love new world〜』
もよくかかっています。

福山雅治さんといえば、最近は『ガリレオ』の主役としても有名で、俳優とミュージシャンの活動の両立をされてるので
すが、1990年代前半、この方が歌手デビューしてまだ間もない頃、私はCDショップでクラシックやジャズやフュージ
ョンのCDを買う中で、 たまーにB’zやミスチルや久保田利伸さん等のCDを買っていた中、実は福山雅治さんのCD
もしっかり買っていたのです。(証人ありw)

「この人は将来大変な人気歌手になる。」当時から私はそう思っていました。CDショップのお店の方は当時既に実力
派ミュージシャンとしての人気が確立していた方々と比べられたのか、普段はクラシックCDを買う私が福山雅治さん
のCDを買ったのを意外に思われていましたが、実は私は当時から見えていたのです。「この人は消えずに人気を保
ち続ける歌手になるだろう。」というものが。

福山雅治さんの音楽やB’zの音楽には龍の影響がありますが、派手ながらも共に堅実な性質の龍達です。龍の中に
は急激にブレイクさせ、異常に閃きやセンスの才をもたらして莫大な富を築かせたかと思うと、その後で急に手のひら
を返して奈落の底につき落とすようなことを平気でする者も中にはいるのですが、そういった性格の者ではないです。
福山さんもB’zのお二方も大変なナイスガイですが、浮利を追わない堅実さやユーモアのセンスや地に足がついた
誠実さがしっかりおありな方々なのだと思います。



2008年11月4日(火)

久々にちょっと遠方に外出しました。

行った先がどこなのかは、写真がありますので、省略します。


その外出先にガチャポンがいっぱい置かれていました。





うわー、明る過ぎる。写真ヘタ過ぎな私。


それはさて置き、一番左の上にあるガチャポンが妙に気に
なりましたんで、ちょっと近づいてみました。


これです。





なんか、女の子が叫んでいます。何を言ってるのか気になります。


という訳で、更に接近。






はあ、・・・・・・そうですか・・・・・・・・・。


2008年11月3日(月)

某所での対話

M子「阿部さん、これ買って来て!」

阿部「はい!」

(阿部、買い物から帰って来る。M子、買って来た牛乳について
 一言。)

M子「阿部さん、この牛乳いいのよねえ。」

阿部「はい。」

M子「そういや阿部さんは、
『何で牛乳は飲まれてるのに
  豚乳は飲まれてないんだろう?』」
って言ってなかっ
   たっけ?」

阿部「え?よう覚えてますね。」

M子「阿部さんはほんとに突飛なことを考えるのよね。」

阿部「豚丼があるんやから豚乳があってもええじゃ
   ないかと。」


M子「おいしくないからじゃないの?」

阿部「豚のは飲んだことが無いからなんとも言えないんですが、
   豚に限らず、犬乳とか、馬乳とか、鯨乳とかの食文化が何
   で発達しなかったんだろかと。」

M子「鯨乳ってどうやって取るのよ。」

阿部「いやー難しいでしょうね。ところでアザラシの乳って脂肪分
   が凄いらしいですね。幼獣が極寒の地で生きるのに脂肪が
   必要だかららしいですよ。」

M子「なんか、人間が飲めそうなのは限られてるような気がする
   わね。」

阿部「哺乳類っていっぱいいるのにねえ。」



2008年11月2日(日)

最近TSUTAYAに行くと、SEAMOの『Continue』が流れていることがあります。

ついこないだまでモー娘の『ペッパー警部』が流れていたというのに、なんという流行の変化の早さでしょう。とてもつい
ていけません。

そんなことはさて置き、この『Continue』、エルガーの行進曲『威風堂々』第1番をバックにSEAMOがラップを入れてい
るという曲です。

個人的にはKREVAの『国民的行事』のほうが好きなんですが、SEAMOのこの曲もなかなかやってくれています。


2008年11月1日(土)

11月最初の日です。ここ数日で夜が急に寒くなったような気がします。風邪を引かれてる方が多いかも知れません。う
っかりうたた寝とかしないように注意しましょう。

ところで、3連休ゆえあれが早目に出てることにはもう気づいてるんですが、連休明けまで目が回るくらい多忙なため、
見る余裕がちょっと無くなってます。申し訳ございません。



「かめかめ日記第37集」をお読みになりたい方はここをクリック!