2005年1月 MALDIVES CRUISE

スマトラ沖地震

2004年12月に発生したスマトラ沖地震の津波のため、今回のモルディブツアーは行くか行かないか最後まで悩みました。結局、WEBで外務省の海外渡航情報を見て安全が確保されていると判断し、参加する事にしました。

実際に現地に行ってみると津波の直接影響については、少なくとも私が見た限りではほとんど見受けられませんでした。ただ津波の直接影響以上に観光客、特に日本人客が少なくなっている影響が深刻と感じました。

私は今回キャンセルをせずに、モルディブに行くという判断は、正解だったと思っています。ただ飛行機の中でスリランカの方と少し話をしたのですが、彼の国が大変な事になっているのに、自分はモルディブに遊びに行くことに後ろめたさを感じたことも事実です。

私は、これからモルディブに行くと決断される方も尊重しますし、大事をとってキャンセルすると決断される方も尊重します。

モルディブ旅行に行くか悩んでいる方の判断の材料となればと思い、私が現地で見たこと、聞いた事を主観を加えないようにして、なるべくそのまま列挙します。

 

「スリランカにはモルディブ以上に綺麗な海、綺麗な景色があって、私が小学校の頃までは観光客が沢山来ていた。でも内戦が始まって観光客が来なくなって国がどんどん貧しくなっていった。津波の影響はあるけれど、内戦のほうが大きな問題なんだ」

(飛行機で話し掛けてきた日本在住スリランカ人)

 

「津波で家財を流されてしまった。あなたがここでお土産を買ってお金を使ってくれる事で、私の7人の家族は今日1日はHAPPYになれる。」

(モルディブのローカルアイランドのお土産屋さん)

 

「津波があったので日本人はもっとお金を使ってくれても良いのに…」

(モルディブのローカルアイランドのお土産屋さん)

 

「首都マーレを歩き廻ったけれど、日本人を見たのは前週のクルーズを降りたゲストだけだった。」

「首都マーレのマーケットで救援物資の小麦粉が売られていた。」

(クルーズ前にマーレで1泊したゲスト)

 

「TOPシーズンでありながら、コロンボ〜マーレの飛行機で私が座ったブロックでは座席数160に対して30人ほどしかいなかった。」(私がカウント)

 

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