※VTR中のナレーション(塚原アナ担当)は全文掲載。トークと芸人コメントについては話し言葉のため、要点をまとめています。
※東北地方(山形除く)では当日25:40より放送。また、山形放送局では26日26:30より放送されましたが、アンジャッシュ・児嶋のTシャツ(卍(まんじ)がプリントされたもの)にモザイクがかけられていました(HN「大将」さんより)。なお、全国放送ではモザイクはかけられていませんでした。

オープニング

塚原アナのあいさつ。今日のオンバトは、「プラチナ&ゴールドバトラースペシャル」と題して、番組に偉大な足跡を残した挑戦者の爆笑の名作をお送りする。そして今日は、番組の初代司会者・伊藤アナも司会を務める。伊藤アナが司会をしていたのは、もう7年も前になる。今日はオンエアバトルの歴史を紐解いて、オンエアバトルの魅力に迫ってみたいと思う。
まずは歴代チャンピオン「プラチナバトラー」の紹介。
(VTR)プラチナバトラー、それはチャンピオンのみに与えられる称号。初代チャンピオン・DonDokoDon。2代目・3代目チャンピオン・ルート33。4代目チャンピオン・ハリガネロック。5代目チャンピオン・アンジャッシュ。6代目チャンピオン・アンタッチャブル。7代目・8代目チャンピオン・タカアンドトシ。そして、今日最初に登場するのは、こちらの2組です。

5代目チャンピオン・アンジャッシュ、6代目チャンピオン・アンタッチャブルの登場
(塚原)番組の1回目と2回目から挑戦してくださっているんですよね。(山崎)第1期生みたいなもんですよね。(伊藤)顔みたいなものですからね。(山崎)顔ではないでしょう。(柴田)顔は伊藤さんですよ。(塚原)このセット、いつもと違いますでしょ?おふた組のために、きらびやかに。(山崎)大道具さん、ほんとにすいません。(柴田)美術さん関係、ほんとに・・・(山崎)[スタッフのほうに一歩進んで]ありがとうございます、ほんとにすいません・・・。

(塚原)プラチナバトラーとしてのベルトをつけた写真も、こちらにご用意いたしました。チャンピオンをつかんだっていうのは、また違いますよね。(渡部)東京の芸人さんって、肩書きがあんまりないじゃないですか。(山崎)関西の方とかは結構コンクールとかあるじゃないですか。(塚原)アンジャッシュの連覇を阻んだのが、アンタッチャブルのお二人。(児嶋)悔しいけど、アンタッチャブルならしょうがいないかなと。(渡部)我々コンビ名が似てるじゃないですか。ギリギリまで楽しめるんですよ、毎年。「アン」までは楽しめると。(山崎)前回[アンジャッシュが優勝したとき]も僕ら2位だったんで、途中までは楽しめたんですよ。(渡部)ここ[アンタッチャブルが優勝したとき]も、ギリギリまできましたよ。(児嶋)「タカアン・・・」で反応したよ。(渡部)俺らいねぇだろ!

(塚原)もう1つ、番組には栄光のタイトルがあります。「ゴールドバトラー」というタイトルがあるんですけども、認定条件がありまして、
まず「挑戦回数が15回以上で、オンエア率が7割5分を超えていること」、または「通算オンエア回数が20回を超えていること」。そして「今も同じグループで活動していること」。
現在までに25組の方がゴールドバトラーに認定されているので、さっそくご紹介したいと思います。
※ここから、塚原アナが紹介していくごとに山崎のコメントが入る。
(ゴールドバトラーの紹介)ますだおかだ、陣内智則、アメリカザリガニ、アンタッチャブル、江戸むらさき、ホーム・チーム、いつもここから、テツandトモ、アンジャッシュ、ダイノジ、ドランクドラゴン、$10、田上よしえ、ラーメンズ、博多華丸・大吉、スピードワゴン[(山崎)逆に・・・]、はなわ、タカアンドトシ、キャン×キャン、ユリオカ超特Q[(山崎)Qさん出た!]、飛石連休[(山崎)連休さん。]、号泣[(山崎)キュウでつながってますね。]、三拍子[(山崎)サンで。]、カンカラ、磁石。
(塚原)25組の皆さんは、オンエアバトルの顔・・・。(渡部)伊藤さんの頃から出てる人多くないですか?(伊藤)1段目、2段目はそうですし、3段目も半分以上が僕がやってた頃のみなさんですから。本当にオンエアバトルを支えてくださった皆さんですよね。(児嶋)野球で言ったら2000本安打みたいなもんじゃないですか?(伊藤)ここに入ってる人たちは、野球で言ったら名球会。(渡部)おんなじこと言ってますからね。(伊藤)ボケ殺しって言われてましたからね・・・。

お決まりネタ

(VTR)
・いつもここから「悲しい時」(1999.5.31) ※管理人注:放送では1999.5.31と表示されていますが、1999.5.30の誤りだと思われます。
・テツandトモ「何でだろう」(1999.4.25)
・江戸むらさき「ショートコント」(1999.9.26)
・はなわ「佐賀県」(1999.3.28)
・ユリオカ超特Q「おまじない」(2004.4.18)

(山崎)テツトモさんとかで、オンエアバトルが認知されてきたというのがありますよね。(渡部)一番の功労者じゃないですか?
(塚原)爆笑オンエアバトルがスタートした頃の話をぜひ聞かせていただかないと。(渡部)我々オフエアですからね、第1回目。(山崎)それで、事務所に震撼みたいなね、激震が流れたんですよ。(柴田)「アンジャッシュが落ちるわけない」と。東京で一番面白かったんですから。それが落ちたんですから。(山崎)事務所の電話が鳴り止まなかったんですから。「アンジャッシュが落ちたぞーっ!!」・・・新しいネタ番組がNHKで始まると。アンジャッシュは事務所が一緒だから、先輩のアンジャッシュが行って落ちたって言われて「えーっ!」って・・・。(渡部)最初の頃12組中7組オンエアとかでしょ、周り見渡したら全然知らない人たちばっかで、これは大丈夫だと。一緒の回に北陽やはなわらがいて、楽屋にみんなを集めて励ましていた。落ちたら、誰も楽屋に来てくれないんですよ。で、アンタッチャブルがその2本目だったんですよ。いつもライブで出るような芸人が落ちるのは番組がおかしいんだと思ってたら、アンタッチャブルはトップ通過だった。(山崎)そんときは、アンジャッシュ超えちゃったなと・・・。
(塚原)一般の方が審査するっていう番組の厳しさが・・・。(山崎)慣れてない部分があったと思うんですよね。(伊藤)たくさん入れたらいいのか、それとも入れないほうがいいのか。(山崎)今まで審査員という経験のない人が、中学校のとき審査員部だったとかね・・・あるわけじゃないじゃないですか。お互いに初物どうしの顔合わせだったんで、思いというのがありましたよ。(柴田)辛口でしたよ、お客さん。(山崎)いやそれはない!それはないと思う!(伊藤)落ちたときに、柴田さんすごいキレてたことありましたよね。(山崎)初めて落ちた大阪大会ですよね。(伊藤)マジギレじゃないですかね。(柴田)恥ずかしギレでしょうね、多分。なんせ、あのときトンガッてたから。(渡部)球が入らない時点で、お客さんに腹立ててるわけですよ。(児嶋)ほんとは自分が悪いのにね、どっかのせいにしたいんですよ。(山崎)何でだろう、何でだろう、って思って、結局(テツトモの)「何でだろう」が生まれたんだもんね・・・。(渡部)他の人のネタですから。

(塚原)伊藤アナは初代司会者として苦労が・・・。(山崎)伊藤さんを見習って、受け継がれていくわけですよ。(渡部)「あなたたちです!」って、伊藤アナオリジナルじゃないんですか?(伊藤)セリフとしては決まってたんですけど、あのポーズは僕が、こういうふうにやりましょうと。だんだんやってくうちにエスカレートして、クルクル回してやったりとか・・・。(渡部)ものすごいスベってたやつですよね?・・・伊藤アナが勉強熱心だなと思ったのが、都内のライブに足を運んでくださるようになったことですね。結局、ライブが終わった後に(伊藤アナが)女子高生とかに囲まれてるわけですよ。そのうちライブも見ないで、終わった頃に来るようになっちゃって。(児嶋)「出待ち」待ち。
(塚原)アナウンサーとして、今までにない番組を担当する、ニュースと違うし・・・。(伊藤)皆さんと同じテンションにもっていかないといけないっていうのがありましたよ。で、ブチキレそうな感じのテンションで(「あなたたちです!」を)やってましたよ。皆さんのおかげですよ。(4人)いやいや、それは伊藤さんのおかげですよ。(塚原)あのときが伊藤さんの人生のピークだったと・・・。何かあるとよく「俺オンバトやってたんだよ」と。(伊藤)1年しかやってないんですけどね。(山崎)伊藤さん長い感じするもんね。(伊藤)うれしいですね。それだけ皆さん、オンエアバトルを愛してくださっているというのがあるんでしょうね。

アンジャッシュ、アンタッチャブルのネタ

(VTR)アンジャッシュ(2000.6.10)/アンタッチャブル(2002.8.31)
(渡部)まだあの頃は、柴田が酒飲んで出てた頃だよね?(柴田)バリバリのしらふ!飲めないから。・・・キレてたね、あれ。(渡部)テンション一番高い頃?(柴田)あれが一番高い頃です。山崎はテンション高くなり始めの頃の・・・。(山崎)あとね、バッチリネタができてない感じの。不安な感じがあるから。さぐりさぐり、思い出しながらやってる感じがあります。(渡部)逆に俺らは、すかしてコントしてる頃ですね。テンション低いんですよ、今見ると。 (伊藤)アンジャッシュならでは、のコントですよね。すれ違いネタっていうんですかね。(渡部)落ち着いてやってるころですね。テンションをあげてやっていかないと伝わるものも伝わらないなと、この6年でなんとなく気付いたわけですよ。(山崎)事務所で一番、児嶋さんが嫌われてた時期だよね。(児嶋)初耳だよ!(山崎)スーツがお似合いで。(児嶋)似合ってねぇだろ。

(塚原)アンジャッシュのお二人はコントだから、一言一句決めてって感じなんですか?(渡部)(アンタッチャブルとは)真逆ですよね。僕らは「てにをは」もこだわるというか・・・。(アンタッチャブルと)一緒にライブに出てたから、うらやましい。同じ楽屋で、自分たちはノート広げて朝からやってるのに、彼らは30分前くらいから来て適当にやってて、ウケてる。(児嶋)自分らがバカらしくなってくるんですよね。(柴田)前日とかにやってたりしてたんですよ。(山崎)同じネタやっても、一語一句同じネタがないんですよ。(柴田)同じネタでも、同じようにできないからスベることだってありますから。(児嶋)同じようにやっても、俺らスベることあるよ。(山崎)それはだって、児嶋さんは個人的なアレじゃないですか。(児嶋)個人的なってどういうことだよ!「俺嫌われてた」ってなんだ、さっきから!

コントで連戦連勝を飾ったゴールドバトラー

(VTR)ラーメンズ(1999.12.12)/ドランクドラゴン(1999.9.12)
(ドランクドラゴンのコメント)(塚地)どうも、「今の」ドランクドラゴンです。(鈴木)ずいぶん変わりましたね。(塚地)この「親子の漫才師」のネタは、実際にライブの練習中と本番で鈴木くんの言うことが違う、というのをネタにしてしまえというところから始まったネタですよ。/(鈴木)(オンバトは)すごいシステムですよ。これを確立したというのはすごいですよ。(塚地)当初は芸人は、出るの嫌がってましたからね。(鈴木)ちゃんと振るいにかけれるしね。スタッフが責任を取らなくていい、ていうのが一番いいんだよ。/(塚地)オンエアバトルは、我々の育った場所でもありますので、これからも長く続いて欲しいですし、いろんな若手芸人さんがへこんでいってくれるといいけどね。(鈴木)もうあんまり、出ないほうがいいよね。

(山崎)前の(ネタVTRの)見てから、あの(コメントVTRの)塚っちゃんを見ると、相当違いますよね。(渡部)ほんとに、「醜い」ですよね。(児嶋)汚い!
(伊藤)(ラーメンズとドランクドラゴンは)コントなんですけど、全然違いますよね。(渡部)同じ番組で、並びで出てるわけじゃないですか。審査するほうが大変ですよね。ラーメンズのコントと、アンタッチャブルの漫才を、どっちが面白いか決めるのは相当難しいことじゃないですか。(山崎)多少かぶってるけど・・・。(渡部)全然かぶってないよ!(山崎)ラーメン好きっていう意味で・・・。

漫才で連戦連勝を飾ったゴールドバトラー

(VTR)スピードワゴン(2003.3.15)
(スピードワゴンのコメント)(小沢)オンエアバトルに出てた頃はアツかったね。こっち(ハート)の問題だけど。/(小沢)長崎は461で落ちたんだよ。(井戸田)461だったら大体合格するんだよね。(ネタ順が)4番目ぐらいで、余裕かまして楽屋にいたんだよね。(小沢)結構ウケてて、ボールもバッて入って。(井戸田)2位か3位ぐらいで通過するんじゃないかなって思ってたの。(小沢)ヤバいから、今日はヤバいからって(冗談で)言ってたら、ほんとにヤバい結果でした。(井戸田)ふた開けたら6位で落ちましたよ。まさかの。/(小沢)でもまあ、オンエアバトルっていうのはプラネタリウムみたいなものですよ。(井戸田)オンエアバトルがプラネタリウムみたいなもの?どういうこと?(小沢)未来のスターばかりだぜって・・・(井戸田)甘ーい!

(VTR)博多華丸・大吉(2003.11.29)
(博多華丸・大吉のコメント)(大吉)我々もゴールドバトラーということで、ありがとうございます。(華丸)僕らのきっかけになった番組ですからね。(大吉)そうなんですよ。ただ皆さんの印象に残ってないと・・・我々はチャンピオン大会とか、夏休みスペシャルとか、そういうのに一切呼ばれたことがないと。(華丸)呼ばれなかったですよ。交通費かかりますからね。/(華丸)8連勝まで行ったんですよね。(大吉)そうそう。で、4連敗したと。(華丸)あのときちょっと、天狗になってましたね。相撲で言うと勝ち越したね、とか言って。(大吉)なんで15で区切ったんだろうね。・・・今のとこ我々5連勝。このあと6連勝、7連勝向けて。我々卒業したとはひとことも言ってないんでね。(華丸)まだ出れるんですか?(大吉)出れます。(華丸)果敢にもアタックしていただくと。それでは参ります。「オンエアバトルに、アタックチャーンス!」[←「アタック25」児玉清のマネ]

(VTR)ますだおかだ(1999.11.14、計量シーン含む)
(ますだおかだのコメント)(岡田)きっちり漫才やってる。(増田)僕は今でもちゃんと漫才やってますよ。(岡田)わたくし今は壊れてますからね。こういう姿もあったんだなって、NHKさんありがたい。どんどん流してほしい。17連勝、パーフェクトという金字塔を打ちたて、栄光のまま我々卒業ですよ。(増田)タカアンドトシが抜く前に、番組終わりません?もう。もっと言えば、タイムマシーン3号がパーフェクト出す前に番組終わって欲しかった。(岡田)ホンマやこれ・・・なかなかオンエアバトルしぶといのよ。/(岡田)オンエアバトル、これからもどんどん続いてほしいと。(増田)そうですね。(岡田)最後に本音を言ってください。(増田)本音はね・・・オンエアバトル終わって!焼きもち焼いちゃうねん。出てるみんながうらやましいんですよ。(岡田)って思うぐらい素晴らしい番組だということ。(増田)そしていつまでも気になる番組であるということですよ。

(伊藤)覚えてますね、ますだおかださんのパーフェクト。大阪大会でしたよね。(山崎)岡田さんってあんな感じだったんですね。(児嶋)かっこいいよね、あの頃の岡田さん。(伊藤)あの時ね、545はあるんだって思いましたね。(渡部)奇跡ですよね、奇跡。ありえないですもん。(塚原)番組の歴史の中でたった2回なんですよ。伊藤さんが1回目で、私が去年タイムマシーン3号のお二人のときの2回目。ゲストのお二方も、高得点いっぱい出してますよね?(伊藤)アンタッチャブルさんだって、あと1個入ればっていうのがあったんでしょ?(塚原)北見で541KB。(渡部)入れてない人分かったの?(山崎)分からないですよ。それが悔しかったですけどね。
(塚原)オンエアバトルで、オンエアされる秘訣は何でしょう?(児嶋)[フリップ]「ネタが終ったら深々とお辞儀をする」。最初の頃はちょっとカッコつけてたりしちゃったんですよ。(渡部)暗転して暗い中でお辞儀をするんですよ。これは、明るい中のお辞儀の3倍効果があるよ。(山崎)いやぁ、アンジャッシュっていやらしいですよね。(柴田)そこまで緻密だとは思わなかった。
(山崎)(秘訣は)ないですよ。ガチンコ勝負ですから、ネタを頑張るしかないんですよ。ただそれ以外で、[フリップ]「偉い人と仲よくなれ!!」・・・。(渡部)一番関係ないですよね、この番組にね。(山崎)ガチンコでね!(渡部)この番組で一番いらない部分ですもんね。

(伊藤)皆さんのおかげで、番組がずっと盛り上がってきていると・・・。(児嶋)番組のおかげですから。(山崎)せめて、8年は続いてほしいね。(渡部)8年で終わらすなよ!

タカアンドトシ登場

(VTR)[第8回チャンピオン大会計量シーン]/17戦17勝、6回連続1位オンエアなど、数々の番組記録を樹立した、史上最強のチャンピオン、タカアンドトシ。

スタジオでの紹介の後(タカ)どうも、ノブ&フッキーでーす!/(塚原)お二人はプラチナバトラーとゴールドバトラー両方手にしている、番組を代表する挑戦者ですけどね。(伊藤)後期では、オンエアバトルの顔になってる。(塚原)顔というか、まさに・・・。(トシ)そんなことないですよ。(タカ)いや、その通りですよ。
(塚原)今でこそお二人絶好調なんですけど、第6回チャンピオン大会では11組中10位だったんですよ。(タカ)初めてチャンピオン大会に出させてもらったんですけどね。ここ取っとかないと売れないと思ったんですよ。絶対落とせないぞ、絶対優勝するんだ、って力入りすぎちゃって、本番空回りですよ。(トシ)こない、いつもの笑いがこない、っていう・・・。初めてのチャンピオン大会っていう雰囲気が分からなかったんで。今までウケてたネタを詰め込みすぎて。(塚原)それまでお二人負けたことないから、初めて人の背中を見るっていうか。(伊藤)それまで順調に高得点で来てて?(タカ)いや、高得点でもなかったよね。(トシ)最初の頃、5回目ぐらいまではずっと5位で。(タカ)ずっとギリだったんですよ。(塚原)[これまでのタカトシの成績をフリップに出す]17戦17勝と、負けなしでは来ているんですけど・・・。(トシ)オンエアバトル史上最も地味な連勝ってずっと言われてましたからね。(塚原)その後がすごい。5回連続オーバー500、これは番組記録ですからね。
(タカ)オンエアバトルがなかったら、東京に来てなかったんですから。(トシ)札幌時代、唯一東京との接点がオンエアバトルだけでしたから。東京の芸人さんのネタを生で見たりとか、テレビに出たりっていうのはオンエアバトルだけでしたから。

「○○か!」漫才

(伊藤)今じゃ「○○か!」がすごく流行ってますよね。(トシ)喜んでいただいてますね。(伊藤)あれはどういうとこから誕生したんですか?(タカ)普通にネタ作ってて、ツッコミのセリフも僕が書いてたときに、僕がどういうツッコミをしたらいいか分からなくて、ボケに対して適当に「昔か!」と書いてたんですよ。連続で「昔か!」「昔か!」って書いてたら、(トシが)なんだこのツッコミはと。こんなヘタなツッコミしないぞと。「いや、でもそれ面白そうだからやってみようよ。お前はうまいのは分かったから、十分分かったから」・・・。(トシ)そんなこと言ってねぇだろ!(タカ)そんなぎこちないツッコミをしてみたら、って言って、舞台でやってたんですよ。そしたら先輩が楽屋で見てて、楽屋に行ったらマネされるようになったんですよ。何か面白いんじゃないかと思って、それだけで作ってみようみたいな感じで、生まれてきたんですよ。

(VTR)それでは、ご覧頂きましょう。タカアンドトシ、○○か!漫才ダイジェスト。
・・・2003.4.5「昔か!」/2005.2.6「大人か!」/2006.1.15「女子か!」→「上司か!」→「助手か!」→「ジェシカ!」

(伊藤)切り返しがね。最初トシさんがツッコんで、最後タカさんがくるみたいな。(トシ)それも途中でできたんですよね。最初の頃は入ってなかったんですよ。最初は僕が一方的にやるだけだったんですけど、いつの間にか切り返すところがウケてたんですね。(タカ)ほんとによく言われるんですけど、「漫才に革命を起こした」と・・・。(トシ)言わなくていいよ!人から言われる分にはいいんだよ!(タカ)ペナルティのヒデさんとか、あとアンジャッシュさんも言ってましたね。

(塚原)変わったといえば、ネタのスタイルだけではなく、タカさんの髪型も。(タカ)昔はいろいろな髪型してましたから。(塚原)そこでスタジオに、タカさんの髪型の歴史が一目で分かるボードをご用意いたしました。
【ボードで17回全ての髪形を紹介】
(トシ)(第1回目について)ひどいですね。ヒゲに金髪にピアス。(伊藤)実はトシさんも金髪なんですよね。(トシ)人生で1ヶ月だけだったんですよ。罰ゲームで金髪にさせられて。/(タカ)(第5回目について)犯罪者ですよ、犯罪者。雑誌見たら載ってたんですよ、こういう(左半分だけ金髪)のが。やってみようと思って、自分でやったんですよ。で、ヒゲ剃ってから調子が上がったんですよ。(トシ)6回目から5位じゃなくなったんで。やっぱ、ヒゲと髪型が邪魔してたんですよね。(タカ)もっと楽に通過できてたはずなんですよ。(塚原)・・・でも、トシさんずっと一緒ですね。(トシ)いいじゃねぇか別に!でもね、この頃(6回目)は8ミリでこの頃(7回目)は6ミリ・・・(タカ)分かんねぇよ!

(伊藤)変わってきましたよね、ネタとか全て・・・(タカ)漫才は正直だから、自分の精神状態とかを映し出すんですよ。すごいいい家庭に育ってるとか、愛情を注がれた人のネタっていうのは、見ていて気持ちいいし、面白いんですよ。(トシ)適当なことしゃべってんじゃねぇぞ!なに家庭環境に・・・面白い奴は面白いわ。(タカ)育ちが分かるんですよ。ネタで。(塚原)僕は育ちがいい、っていうことを言いたいんですか?(タカ)そう。(トシ)説得力がないから、これ(髪型のボード)で。どこが説得力あるんだよ、このヒゲ面で。(タカ)途中で変わってきたんだって。(トシ)途中で育ちがよくなってきたってことはないでしょ!(タカ)うるせぇーなっ!!(トシ)めちゃくちゃなんですもん、言ってることが。(タカ)いいじゃねぇか、思いついたんだから!根拠なんかねぇよ!

(塚原)髪型もネタも進化してきたお二人には、ぜひ狙っていただきたい、前人未到の記録がありますね。(トシ)3連覇ですね。あまり意識はしたくないですけどね。狙える立場にいるのは、光栄なことですから。(タカ)僕らは、他の10組との戦いじゃないんですよ。過去の自分らとの戦いになってくるんで、去年よりも面白いネタをやらないと勝てないと思うんですよ。すごいプレッシャーもあるし、ハンディキャップを背負ってると思うんですよ。だから、ぜひとも、甘く・・・。(トシ)やらしいな、お前!(塚原)それだけ自信があるってことですよね。(トシ)いやいや、自信はないですけども。(タカ)自信を持ってやりますけどね。(トシ)僕らができる限りの漫才をやりたいと思います。
(伊藤)3連覇なるかどうかっていうのは、盛り上がりますよ。盛り上げていっていただきたいと思います。私も見に行きますよ。ボールも入れたいですし。誰に入れるかは分からないですけどね。(タカ)お前いくらある?[トシのズボンの中の小銭を探そうとする](トシ)小銭で買収って無理だろお前!

エンディング

(伊藤)懐かしかったですね。今見ても、面白いものは面白いです。(塚原)またそういう機会設けたいですね。(伊藤)なんだったら僕、司会にいっちゃっても・・・。
→最後に2人で「あなたたちです!」