楽してガッポガッポ!
一攫千金、誰でも夢みることですね、誰だって楽してお金が手に入れば
やりたいと思うでしょう、人間の欲とは果てしないものでして、それがあるからこそ
今までの繁栄がありそして悲劇が起こるのだと思います。
そんなこんなで今回はお金の話です。
つい先日飯塚君と一緒に遊んでいた時のことです、
「あのさあお前大学でたらどうすんの?」
あまりにあまりな生活を繰り返す後輩を見て優しくとろかす俺は聞きました。
「北海道から始めて全国民から100円づつ貰えば俺は大富豪です」
うちのサークルきっての守銭奴&浪費家は言いました、
彼の斬新かつ驚異的な計画に目から鱗の俺
「1人から1円づつ貰っても1億なのにお前その100倍儲けようってか!?」
「はい、とりあえず10年かけてやります!」
「すっげぇな!すっげぇな飯塚!」(22歳
「はい、誰にも言わないで下さいよ?」(19歳
「え、具体的にどうやるの?なかなかくれないよ?100円なんて」
「服装はミノ1枚です、で、土下座しまくります」
「まじで!?本気だね飯塚君それなら俺やるもん!100円やるもん!下手すりゃ500円位やるかもしれんあ!」
「気づきましたね?」
「ま…まさか…お前…」
飯塚の究極的に練りこまれた計画の真髄を知ってしまい震える俺、
「そう、人情につけこめば200億も夢じゃないです!」
「すっげー!すっげー!」
「あー、でもどうやって税金逃れようかなー?200億も稼いだら税金ですんげー持ってかれますもんね」
「そうだな、半分位か?しかも絶対ニュースになると思うそんなことしてる奴がいたら」
「そうっすよね、『只今の飯塚君の所持金2億6千万』とかやられたら絶対100円くれませんよね」
「せっかくだからミノも良いやつ着たいしな」
「そしたら俺ジャンパー買っちゃいますもん」
「タクシーにも乗るだろうな」
「リムジンですよ!2億あったら!そこまで落ちぶれてないすよ!」
「あー、無理っぽいな、その運転手からも100円もらわなきゃだし」
「チップあげて『ごめん、100円返して』って言えばどうでしょう?」
「それはありだ」
「ありですよね」
「ってかさ、10年でやるとするよね」
「そうすね」
「大体今日本人て1億2千万人とかでしょ?」
「はい」
「そうすると10年でやるから1年あたり1千2百万人」
「はい」
「一月あたり100万人」
「はい」
「3日で10万人」
「はい」
「1日あたり3万3千人の人から100円づつ貰うわけだ」
「そうですね」
携帯の電卓で計算して驚愕の数字を叩き出した俺、
「1時間あたり1375人よ?」
「まじすか!?計算間違ってません?無理じゃないすか!」
「1分あたり約23人、3秒に一人でも間に合わないよお前、っていうかせめて3日で10万人のところで無理って気付いてくれ頼むから」
「えー!?だって例えば俺が今智史さんにちょっと100円下さいって言っても」
「うん、ちょっと待って…(財布から100円だす)…はい」
「もう10秒経ってますよ!ふざけんな!」
「無茶苦茶だなお前、10秒なら3人はもういってなきゃ駄目だ」
「本番までに練習しといて下さい!」
「わかったけど俺だけ練習してもなんの意味もないぞ?」
「じゃあわかりました!20年かけます!」
「そうすると6秒に一人でよくなるね」
「だいぶ楽にできます」
「でも無理だよ」
「じゃあ100年!あぁ〜!死ぬ〜!人生短けー!」
「大体出会ったその瞬間に100円くれる人なんていないしね」
「そうっすねー、一人10分はかけたいですもん」
「そうだね、よっぽどうまくいって10分だろうね、とにかく全員なんだから」
「言い方だと思うんですよ、だから、『100円でいいんで下さい』って土下座で」
「なるほどねー、でもさ、10分に一人だと1時間で600円だねそういえば」
「900!(うちの店の時給)」
「うわ、働いた方が早いんだ…」
「夢も希望もない」
「ちょっと引くね」
「はい…一人千円ならどうすかね?」
「じゃあお前俺に千円今よこせよ」
「なんでですかヤですよ」
「そういうことじゃない?」
「そっかー!無理だー!」
とまあこんな感じです、1時間位真剣に話しましたけどどうあがいても無理っぽいです、
中高生のこれを見た人はもし友人が
「日本人全員から@@円づつもらったら超大金じゃね!?」
とか言ってる人を見たらこの事実を教えてあげてください、
社会人でこんなこと言ってる人を見たら逆に応援しましょう。
「世の中舐めんな!」って旗に書いて送り出しましょう。
以上、どこかでやってる気がしてならない
「国民全員からお金もらってお金持ちになれるか?」検証でした。