教えてダーリン
あなた自身のことを一番知ってる人って誰でしょうか?
たまたま蜘蛛を助けたなんていう正に本人も知らない情報もあ の閻魔ノート(俺命名)をひとたびめくればあら不思議!すべ て詳細にわたって書いてあるじゃないスカ!よく漫画とかでも閻 魔様があの閻魔ノートを見ながら死んでしまった人を目の前に並べて面接をして
ったら魂ごと初期化されてしまいそうだ。 そんなわけで、閻魔はきっと我々のことをすべて知っています、ならば教えてもらいたいじゃないですか自分の人生のデータを。 やってみました、シュミレーション。 地獄か天国かの面接が終わって、 「質問は?」(閻魔 「あの、俺の人生の記録ってわかりますか?」(智史 「わかるよ」 「教えてください」 「たとえばねー、君が一生で使った井上って単語は9825回」 「うわ、おもしろい!他には?」 「心のそこから『愛してる』って言った回数が2回」 「よくわかんないけど少なそうっすね」 「しかも同じ日」 「まじで!?えーっ、いつ言ったんだろう…?」 「小二」 「低学年!」 「あと5分早く起きてれば10000円拾えてた日が45回。」 「えー!?3文どころの得じゃないっすね、早起き」 「5分早く起きてれば骨折してた日は529回」 「随分人生綱渡りだったんだな、俺」 「死にたいって言った回数は446245回、埼玉県の歴代4位。」 「うわ俺超マイナス思考!」 「もし告白してればつきあえてた女の子は4人」 「ほひゃん!?そんなにいたんすか!?うわー!死んでも死に切れねー!」<死者 「あとはねー、君トランプの大貧民の才能が世界一だったよ」 「まじすか!?そういえばあんまり負けたことないような…」 「1999年7月8日に『ルンバ!』って言った回数も世界一だったね」 「なにしてた!?大学一年夏の俺!」 「1998年のワールドカップ最終予選日本が本戦出場を決めて日本中が沸きに沸いてたあの 瞬間何してたか覚えてる?」 「あー、確か見てませんでした、学校で話題についていけなかったの覚えてます」 「あの全国民が一体になってたそのとき君はね、『もし俺が目が覚めたら堂本光一になってたらどうしよう?』って考えてたよ」 「なんでそんなことまでわかるんすか!?っていうか恥ずかしい!すごく!」 「『やべー、超もてるじゃん』とか思ってたみたいよ、」 「すいません!勘弁してください!」 「そう?じゃああっちの棘がいっぱいついてる扉からでていって、」 「はい…。」 多分こんな感じだと思うんですよ、閻魔がここまでノリノリかどうかはわかんないですけど、今から皆さんも閻魔に聞くことを考えといたほうがいざっていうとき焦んなくていいかもしれませんよ? |