オヤジの日記
2002年 11月10日〜11月16日

10 SUN.  日立佐和さんとの試合は、フルセットに持ち込まれました。それまでの段階で何度か、勝てそうな場面があったのですが、ミスが出たり相手のファインプレーに阻まれて5セット目を迎えてしまいました。
 5セット目は、大きなミスも無く、むしろ相手のミスに助けられたりして勝つことができました。ただ相手スパイクが、入ったか入らなかったの際どいジャッジがあったのですが・・・あれはインだったかも知れませんね。かたじけない!

 結局、赤ロケは2勝1敗で東のリーグで2位となり、決勝ラウンド進出が決まりました。決勝ラウンドは次の週末、神戸で行われます。皆さん応援宜しくお願いします!
11 MON.  山形でのVカップが終わってチームは、そのまま福島入りしました。ここで合宿をしながら、バレーボール教室も開催されます。
 宿舎は、土湯温泉の「向瀧」という旅館でとっても景色の良いところです。お風呂もゆったりで選手達は大会での疲れを癒せそうで〜す!

(紅葉を背景にして向瀧旅館の全景)

 練習でお邪魔している体育館は、福島国体の時に新築されたものだそうですっごく立派で綺麗な施設です。とっても快適な環境で練習しています。
12 TUE.  福島国体記念体育館でも、Vカップ決勝ラウンドに向けての練習が行なわれています。練習も制限はされなかったので地元の方々には、公開練習となりました。

 さて夕方は、小中学生を対象としたバレーボール教室が開催されました。200人を超えるちびっこバレーボーラーに葛和監督をはじめレッドロケッツの選手全員での熱血指導となりました。NECの選手達も、とっても上手な小学生達に驚きながらも、熱心に指導していました!
 

 トレーナーの僕は、ウォーミングアップと終わりの体操を任されましたが、中々上手くチビッコ達を動かすことができなくて喉が枯れてしまいました。恐るべしチビッコ軍団!葛和さんの言うことは聞くんだけでどな〜!(笑)
13 WED.  この日も、午前、そして午後と練習をした後でバレーボール教室が開催されました。今度は、対象はママさんや高校生達です。人数は少ないのですが、何だか違った意味で熱気むんむんの講習会となりました。
 小学生の講習会とは違い、いきなりNECの選手のスパイクやサーブを実際に体感するコーナーもありました。NECの選手達のスパイクを何十人ものママさんや高校生がコートに入ってレシーブにチャレンジすると言う企画です。実業団の選手のスパイクを怖がらずにたっくさんの皆さんが喜んでコートに入っていく姿にびっくりしたのですが、選手達もその期待に応えてボカボカと力一杯スパイクを打っていました。ボールをぶつけられた方も、痛いはずなのに大喜びをしていて、最初は「ある種のいじめだ」と思って見ていた僕は、考えを改めることになりました。喜んでいただけるんですね、こう言う痛み?

 もう一つ、昨日と雰囲気が違ったのは、サインを求める参加者の動きです。まず、ママさん達の方がとても積極的であるという点、そして選手以上に葛和監督が人気があるという点です。本当に皆さん、お疲れ様でした!
14 THR.  この日は、大学の講義があり、福島の土湯温泉から世田谷の日体大に向けての急ぎ旅を敢行しました。
 スタートは、福島市スポーツ振興公社の小澤さんに助けてもらい、向瀧旅館をだいたい5:55分頃に出発して福島駅に向かいました。小澤さんは、裏道をかっとんで下さり、余裕を持ってこの駅では朝一番となる6:34発の東京行き新幹線に乗ることができました。(小澤さん本当にありがとうございます)
 さて新幹線の中でもバタバタしていました。実は講義で使う資料が、昨日までに印刷できず、宿舎からのインターネット接続もできなかったために、新幹線の中から甲谷トレーナーに添付ファイルとして送信、そして彼に印刷して持ってきてもらうことになったのです。甲谷さんのプリンタでは、鮮明に字がでなかったために何とお父さんのパソコンに転送して印刷してもらったそうです。甲谷さん、お父さん、本当にありがとうございます。
 さて東京駅から、昼間だと20分ちょっとで渋谷に着くのですが、朝のラッシュアウアは別のようです。東京には8:24に到着したのに、人ごみの中、目的の山手線にたどり着くのに5分もかかり、止まる度に多くの人が乗降するので渋谷にはなんと8:50着!2階のホームから地下2階の田園都市線のホームまで転げ落ちるように走ったのですが、電車に乗ったのは8:55分頃。9:00の講義には絶対に間に合わないので走りながら携帯で研究室の池原先生にその旨を伝え、資料を印刷してくれた甲谷さんには桜新町の駅前に車をつけて待っていてもらいました。
 大学の講義は、20分経っても先生が現れないと休講扱いになるそうで、僕が教室にたどり着いたのは9:11。60名近い学生さん達に拍手で迎えられたのでした!

 人には色々な一日があると思います。この日の僕は「多くの人に助けられ支えられて万事上手く行く」そんな日だったのでしょうか?他にも、葛和監督、飯村トレーナー、細口マネージャー、日高さんなど多くの人の理解や協力によって無事に1日を過ごすことができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さん、ありがとう!そして、僕が皆さんを助ける日が来たら頑張るよ!全力で!
15 FRI.  神戸への移動日です。選手達も、昨日の午前中の福島での練習が終わって横浜に一旦帰って来ていたので横浜から宿舎がある明石への大移動でした。
 NECの移動では、たいていの場合、指定席に乗るのですが、席は「くじ引き」で決まります。マネージャーの策略で野郎ども(男性スタッフ)が横一列に並ぶこともあるのですが、最近は公平に(選手は嫌がっているかも知れませんが・・・)抽選です。
 昨日は、僕の隣は、高橋選手でした。「寝るから!」と言われ、「どうぞ。」と答えてパソコンをいじっていました。名古屋駅の近くを通過中にインターネットに接続したら、いくつかのメールが入ってきました。その中に、「サッカーを愛する人に」というタイトルの添付ファイルがありました。
 何気なく普通に開いて読んだら、勝手に涙がドバーッと出てしまいました。駅に止まって目を覚ました高橋選手にも読んでもらったら、・・・しばらくじいーっとパソコンを見ていて、振り返ったら大粒の涙を目に一杯に溜めていて・・・それを見たら、また僕も涙がこぼれてしまいました。

 それは、ワールドカップの際に、和歌山で合宿をしたデンマークのトマソン選手の話です。トマソン選手と耳と口が不自由な少年との出会い、約束、そして別れのエピソードが書かれているのですが、それがすごく良い話なんです。
 このメール、不思議なことに3人の人から送られて来ていました。押し付けがましいチェーンメールではないと思うのですが、この話に感動した人が回しているのでしょう。本当に良い話は、誰かが条件をつけなくても、一人歩きするのでしょうね。
16 SAT.
 突然、新しいパソコンをゲットしてしまいました。これまで使っていたパソコンは、電池がくたばってしまい、試合中のデータを取ることができない状態になっていました。思えば、10年以上も前からベンチにパソコンを持ち込み色々なパソコンを使ってきましたが、どれも本体より先にバッテリーが駄目になっていました。
 今回ゲットしたパソコンは、セカンドバッテリーを入れると普通に5時間はもつようです。底につけるでっかいバッテリーではなく横に差し込むタイプなので重さもそれほど変わりません。これは機動性があるかもしれません。もちろんNEC製ですが、業販ようのバーサプロのシリーズでVA11Jというタイプです。セカンドバッテリーの変わりにDVDを入れることもでき、かなり気に入りました。

 で、早速、この日の試合に使ったのですが、この新しいパソコンのデビュー戦は、0−3で黒星スタートとなりました。まあ、限りなくパソコンのせいではないと思いますが、今回のVリーグではチームでもっと大きなパソコンを用意してくれる可能性もあるようです。データの部分でも負けないように頑張ります。

  
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