オヤジの日記
2002年 12月1日〜12月7日

1 SUN.  もちろん日曜日も練習がある時には、いつもと同じ時間から体育館でテーピングを巻いています。だいたい8:30頃の僕(オヤジ)の日常です。今日は、そこに非日常的な人が飛び込んできました。

 このページでも何度かご紹介したことのある「ストレッチ・ポール(アメリカではフォーム・ローラー)」を日本で取り扱っている唯一の会社LPNの吉武社長が来られたのです。なんと今日の午後、池袋で開催される講習会のためにトラックにストレッチ・ポールを積み込み、朝4時に名古屋を出たのだそうです。

 日曜日の早朝は、都内だけでなく東名高速も空いているようで予定より早く横浜に差し掛かったので僕のいる体育館に立ち寄って下さったのです。

 オヤジはショックでした。吉武社長は、実は同年代なのですが、なんてパワフルなんだろう!って感動したからです。で、夜7時過ぎに横浜に戻って来ました。そしてなんと9時過ぎまで(講師だった日暮トレーナーも交えて)喋っていて、そして一人、トラックに乗り込み名古屋に向かったのです。(2時ごろ名古屋に着いたそうですが)何と言うバイタリティーなんざんしょ!

 僕自身、43歳にしては元気な方だと思っていました。しかし一日の間にトラックで(ベンツならできるかも)名古屋東京間を往復、2回の講習会をこなして、ラジオもCDもないトラックで真夜中の東名高速を一人で走るなんて…。そんなのできないと思う僕は、やっぱ歳取ったかも…。
2 MON.  ガソリンを入れに行きつけのスタンドに寄りました。前々から気になっていたあまりの車の汚さをチクッと刺激され、洗車することにしました。「待っている間に、昨日が締め切りだったはずの原稿も書けるし、丁度いいや。」と思い軽くOKしました。

 で、パソコンを開こうとしたら、「水垢がひどいので○○加工をした方が、綺麗になりますがどうしますか?」と言われ、何も聞かずに「ああ、それが良ければやって下さい。」みたいなことを言ったような気がします。

 約1時間、集中して原稿が書けたのでそのままEメールで入稿し、車もピカピカになっていてちょっと満足。得した気分を味わって…。

 お金を払うときに気付くのですよね。今日のスペシャル洗車は、9,300円だったのだ−−−。つかの間の満足感はどっかに行って超ショック。「そ、そんなに高いの!」の心の叫びを抑えながら、支払いを済ませ、次の目的地に。

 そこではエンジンも切らずに借りていたものをお返ししてものの2分で車に戻ったら…ボンネットの上と、フロントガラスのど真ん中に、鳥の糞が!!「何なんだよ−!」と思いながら車を走らせ始めたらものの5分もしないうちに今度は雨が降り始めてしまいました…。

 天中殺という言葉を思い出したのは久しぶりでした。
3 TUE.  NECの工場の目の前にローソンができたのは、そんなに昔のことではありません。まだ2年は経っていないと思うのですが、今日はそこで今回のVリーグのチケットを買ってみました。
 

 専用のマシンがレジの近くにあるのですが、僕のように要領の分からない人間でも、画面上に書かれているインストラクションを注意深く読みながら、慣れないタッチパネルと約10分の格闘でチケットをゲットすることができました。NECのチーム応援団席で3,000円。この不況の時期に決して安い買い物ではありませんが、これを買って観戦に来られる方々に満足していただけるような試合ができるように頑張ろうと改めて思いました。


 ちなみに東京大会の一番高い席は、アリーナ指定の5,500円でした。何十億とかの制作費をかけた映画が、レイトショーなら1,200円で観れるわけですよね。バレーボールは、映画のように何度も上映しているわけではありませんが、それでもこれだけの入場料を払って観ていただいているのだから、それだけのプレーをしなければ…と身震い(武者震い)がしてしまいました。一応僕も、チーム関係者の一人なので…。
4 WED.  関東地方は、冷たい雨が降っていました。しかし、チームの予定として企画されていた「必勝祈願」は、中止にはできず、寒い中を寒川神社まで行きました。恒例行事なのですが、今年も写真を撮りました。



 シャッターを押した瞬間に傘を開いたのは誰だ!寒川神社が完全に隠れてしまっただよ〜!
5 THR.  ついに今日から、Vリーグのための遠征が始まります。しかし、僕は今年から始めた大学の講義のため、午前中の練習に出られませんでした。やっぱり心苦しいです。選手が一生懸命練習しているのにそこに居れないのは…。来年は、大学の仕事、どうしようかなと、本気で悩んでしまいました。

 さてともかく気を取り直して山形に向かいました。もちろん山形は寒いだろうと言うことで出発の段階から完全防備のための分厚いジャンパーを着ていたのですが、今日の東京は、とにかく暑かったのです。

 結局、東京駅で新幹線に乗り込む時には、僕だけでなく数名の選手も半袖でした。そのままの格好で山形に着いたのですが、山形は寒かったのです。僕は慌てて長袖のシャツと用意していたでっかいジャンパーを着込み、マフラーまでしてしまいました。

 で、新幹線のホームで地元出身の高橋みゆき選手と歩いていたら、とっさに「山形もあったかいね。」と言われ、素直に「ハイ」と答えられず困惑してしまった僕は、オヤジ失格ですね。ここでオヤジギャグが炸裂するようでなければ…。自己嫌悪の一日でした。
6 FRI.  現地での練習は割り当てられた時間が決められていてあまり長くはできません。昨年と違い、道路に雪も積もっていなかったので僕もジョギングをしてきました。遠征先では、若手選手たちと共にランニングをするのがパターンだったのですが、今年は、選手全員でも14名、しかも誰が試合に出るか分からない状況なので、ひとりでの健康ジョッグにしました。

 お城跡の公園があってそこまで行って一回りして帰ってきたのですが、高校生らしき集団が走ったいた位で、僕のようなオヤジはどこにもいませんでした。それどころか、山形の通行人の皆さんに、とっても奇異な目で見られているような気がしました。山形では40過ぎのおっさんは、あまりジョギングなどしないのでしょうか?

 なんて思いながらホテルに戻ってきたら、やっぱり個人的にランニングに出ていた選手達に会いました。積極的に自ら体を動かす選手達を見て「いいぞ〜!」と思うのは、やっぱりオヤジなんでしょうか?
7 SAT.
 平常心を保っている振りをしながら、やっぱりVリーグの開幕初戦は緊張します。特に、今年は昨シーズン3回戦って一度も勝てなかったパイオニアさんだったので誰も口にはしませんでしたが、密かにリベンジを誓いながら、言いようのない不安もあったのではないでしょうか?

 試合は、セットカウント3−1でしたが、内容的にはかなりの圧勝でした。通産の得点では、101対82、そのうちスパイクポイントは、69対44。こんなはずではないと言った表情の相手チーム。細かいことを言い出したらきりがないのですが、本当に選手たちは頑張っていました。

 明日も頑張れ〜!

  

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