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BLADE of ARCANA
〜 嵐来る 〜

シーン8スレイドの話
シーンタロット 【 アクア 】−逆位置−
レイン
スレイドさんに聞きたい事がいくつかある。
GM
おう、いいぞ。
フェイム
登場します。
GM
お前ら、さっきまで湖にいたんだろう(笑)。帰ってくるの早すぎだ(笑)。
フェイム
馬を飛ばしてきたんです(笑)。
レイン
いやぁ、懐かしくてつい8時間ばかり会話をしてしまったんですよ(一同爆笑)。
フェイム
殺す気か(笑)。
レイン
元々悪かった顔色が一段と悪く(一同笑う)。
GM
う〜む8時間……リゼル昏倒だな(笑)。
ラック
場所的時間的制約に縛られないのだから別に良いじゃないか。
GM
言い忘れたが、リゼルの顔には包帯が巻かれているから。
レイン
スレイドの言っていたアレか。では、スレイドさんの元に戻って話しをしようか。
スレイド
「おお、リゼルの様子はどうだったか?」
レイン
「少々顔色が優れないようでしたね。」
スレイド
「そうなんだ。この長雨が降り出してからずっとああなのだ。」
レイン
「……彼女は貴方の言ったような事を夢に見ているようですね。湖の中から恐ろしい怪物がやってくると……。」
GM
スレイドは余裕のない瞳で君を見つめる。
スレイド
「……もしかしたら、10年前の事件が大きく絡んでいるのだろうか。」
レイン
「ヴェイクスはどのような人物だったのですか?」
GM
まず分かっているのは、リゼルの父親で殺戮者だということだね。
スレイド
「奴は力を得るために魔神と契約し、あのような事件を起こした。」
レイン
「契約ですか……代償の様なものはあったのでしょうか?」
ラック
堕ちた……。
レイン
だけかなぁ……。
スレイド
「だが、理由が何であれ、わしらがリゼルの父親を奪ってしまった事には変わりはない。今やっている事も、ただの自己欺瞞かのぅ……。」
レイン
「そんなことはありません。貴方は立派に彼女を育て上げているじゃないですか!」
スレイド
「そうか……そう言ってくれると気も楽になる。」
レイン
「リゼルは随分と大きくなりましたね。」
スレイド
「そうだろう。」
GM
スレイドの表情に笑顔が戻るね。
レイン
ふっ、『年寄りを喜ばせたくば、孫の成長を祝え』だ(一同爆笑)。
ラック
登場する(コロコロ)『3』成功。 <空中歩行> で帰ってきて、スレイドの家の前にひらりと着地するぞ。
GM
こんな長雨の中で <空中歩行>? 少し控えた方がいいぞ(笑)。
ラック
それもそうだな(笑)。
レイン
で、どうした?(笑)。
ラック
『バーンッ!!』と家の扉を勢い良く上げてだな、「スレイドォー!!」と叫ぶぞ。
GM
驚くよ(一同爆笑)。
スレイド
「なんじゃなんじゃあ!? ラックか?」
レイン
「扉は手で開けましょうよ。」(一同爆笑)。
フェイム
なに、蹴り開けていたの?(笑)。
ラック
そうなってしまった(笑)。「奴が出た!! シャ、シャジオフが!!」
スレイド
「なんじゃとぉ!?」
フェイム
例の魔獣だっけか?
ラック
いいや。魔獣の名前だ。
フェイム
何で!? 俺が魔獣かって聞いたら違うよって言ったじゃないか!(一同笑う)。
スレイド
「奴が出たのか!」
ラック
「今湖で……街の住民が何人か犠牲に……。」
レイン
「例の魔獣の話ですね?」
スレイド
「ああそうだ。奴は今も、トリエル湖の底に眠っていたんだ。」
レイン
「ということは、封印が解けた?」
スレイド
「かもしれん。ディングバウがついに完全な眠りについて、封印が解けたのだろうか。」
レイン
フェイム、話についてきてるか?
フェイム
五分五分?(一同笑う)。
スレイド
「ラック、また我々の手で封印せねばならんかもしれんの。だが妙な話だ。奴を操っている者がおらん。10年前はヴェイクスだったが、今回は誰だ?」
レイン
……すっげぇ嫌な予感がする。
GM
ここでシーンを切ろう。
シーン9シェロスキルヘ
シーンタロット 【 イグニス 】−正位置−
ラック
リザベートに逢いに行こう。
レイン
登場(コロコロ)『11』成功。
ラック
「至急リザベート伯にお会いしたい。」
GM
君なら顔パスだろう(笑)。
レイン
「彼の知人にして、“ハイデルランド”の騎士レインでございます。」
GM
彼の知人ならオッケイだろうという事で。
ラック
だが、知人でも何でもないんだよな(笑)。俺は知らないと言う。
レイン
それはお前がボケているだけだろう(笑)。
ラック
知らないって言うよ(笑)。「……しかしこの女、どこかで見たような気がするが、何故こうも付きまとう? これが英雄の役得って奴か?」
GM
君が知らないと言うのなら、門番は訝しげにレインを見るね(笑)。
レイン
どうしよう……。
フェイム
仕方ない、登場しよう(コロコロ)『1』クリティカル。
GM
じゃあ出てきてください。
フェイム
「リザベート伯に会いにきました。」
門番
「おお、フェイム殿。」
フェイム
「あと、この人は俺の知り合いです。」
門番
「ふむ、まぁフェイム殿の知り合いというのであれば。」
レイン
た、助かりました。ありがとう。
フェイム
経験値の時の申告よろしく(笑)。
GM
ではリザベートに合えると。執務室にはウルリカとクラフトの姿も見えるね。
リザベート
「これはラック殿ではございませんか。」
ラック
「突然だが、伯もご存知かも知れませんが、先ほど湖の方で……。」と。
リザベート
「この長雨は、10年前の事象と酷使しています。もしかしたら、魔獣復活の予兆かもしれません。」
ラック
「しかし、ディングバウの封印の方は?」
リザベート
「残念ながら、彼は休眠期に入ってしまったのです。それで封印が緩んでしまったのかも。」
ラック
「そうだったのか……。」
フェイム
そんな事を今更聞くの?
ラック
俺は初耳だ(笑)。知ってたら教えてくれよ。
フェイム
ああ、すまんな。
ラック
「シャジオフについての文献はないでしょうか?」
GM
そうするとクラフトが調べてくれるね。では <事情通> で判定してくれ。
レイン
<交渉> じゃ駄目か?(笑)。
GM
<交渉> じゃ駄目だな(笑)。
レイン
(コロコロ)『4』成功。
ラック
(コロコロ)『2』で成功。
クラフト
風の元力と非常に関わりの強い魔獣のようですね。」
ラック
シャジオフってさ、使役する者が必要なの?
GM
基本的には使役する者がいるはず。
レイン
例えば、使役する者が死亡した場合、その権限が血縁者に受け継がれるなんてことは?
GM
そういう事はないだろうな。
ラック
どっちにしても、動かすとしたら殺戮者だろうな。または魔神か。
GM
ではシーンを切っちまっていい?
ラック
シャジオフを引きずり出す方法は?
レイン
封印を解けばぁ?(一同爆笑)。
フェイム
駄目だよそれ(笑)。
GM
その辺は情報としてシナリオ集にない。ではシーンを切ります。
シーン10黒い霧
シーンタロット 【 エルス 】−正位置−
GM
今回はマスターシーンだ。時間は少し遡る。君達がスレイドの家を出てまもなく、といった時刻だね。
レイン
先に、リゼルから夢の内容について深く聞いておくんだった。
GM
舞台はリゼルの自室。彼女は部屋にいて、突然自分の内から声が聞こえる。
ヴェイクス
「……よ。……娘よ。」
GM
眠っていたリゼルは、何者かの声で目を覚ました。顔には苦痛の色が浮かんでいる。
リゼル
「やめて!」
GM
彼女は叫ぶが、声は次第に強さを増していく。
ヴェイクス
「我が意にしたがえ、娘よ!」
GM
空間から湧き出した黒い霧が、彼女の身体を完全に包み込む。
霧が晴れ、中からリゼルが姿を現した時、その瞳には信じられないほど禍々しい輝きが宿っていた。
机の引き出しから短剣を取り出し、彼女は部屋を出た。そしてスレイドの部屋へ……。
シーン11スレイドの死
シーンタロット 【 クレアータ 】−逆位置−
レイン
スレイドの元へと直行します。
ラック
行く理由がないよ。
レイン
うるさい、直感だ。第六感だ(笑)。
フェイム
そんなものがあったのか(笑)。
GM
べつに胸騒ぎってのは問題ないぞ(笑)。
レイン
それに、俺はこの街で寄り付くところはスレイドの家しかないし。
ラック
登場。『同行者』で。
フェイム
俺も『同行者』で。
GM
では全員登場と。舞台はスレイドの家。
レイン
『コンコーン』「ただいま戻りました。」
GM
反応はない。扉を開くと、辺り一面血の海だ(笑)。
レイン
「スレイドさん!?」と叫んでみる。
GM
血の海の中にスレイドが倒れている。胸には1本の短剣が突き刺さっている。手当てをしても、命は助からないだろう。
レイン
生きているの?
GM
今はね。彼は微かに唇を動かし、愛する娘の名前を呼んだ。
スレイド
「……リゼル……。」
レイン
駆け寄りましょう。
スレイド
「レインか……久しぶりに会えたというのにすまんな。」
レイン
「そんなことはどうでもいいのです。大丈夫ですか!?」
スレイド
「……ワシはもう駄目じゃよぉ。」(GM迫真のヨレヨレ演技に一同笑う)。
「いや、そんなことはいい。」
GM
そしてラックに視線をやる。
スレイド
「……10年前の亡霊が、今になって現れるとはな……。」
ラック
「ヴェイクスが?」
スレイド
「そうだ……すまんレイン、あの娘を、リゼルを頼む……。」
GM
そしてスレイドは事切れるね。
レイン
私らには回復系の∵奇跡∵がない。どうしようもないか。
ラック
「これで……残った英雄は俺一人になってしまったか。」
レイン
……最低だお前(一同爆笑)。
ラック
そ、そういう意味じゃないって!(爆笑)。
仲間を守れない英雄なんて……。
GM
そう言うと哀しいね。みんな <事情通> してくれ。
フェイム
(コロコロ)どうにも <事情通> って苦手よ(笑)。
レイン
(コロコロ)『1』クリティカル!
GM
道を歩いていた住民の中に、リゼルが“シェロスキルヘ”に向かっていったのを目撃した人がいるね。君達とは行き違いになったみたいだ。
レイン
その住民にスレイドさんの事を頼もう。あのままにするのはいただけない。
住民
「ええっ!? スレイドさんが!?」
GM
とか騒ぐけどね。
レイン
「よろしくお願いいたします!」では急ぎましょうか皆さん。
フェイム
馬に乗って?
レイン
当然。
ラック
飛ぶ。
レイン
いや、後ろに乗せてやるよ。
GM
この嵐の中、飛びたい奴には好きにさせろよ(笑)。
ラック
俺は一直線に進む。
レイン
一人で乗り込む気か?
シーン12過去よりの亡霊
シーンタロット 【 ステラ 】−正位置−
GM
舞台は当然“シェロスキルヘ”の一室。紋章官のクラフトと司祭のウルイカも一緒だ。
目の前にはリゼルが立っている。息づかいは荒く、疲労と苦痛の色が濃い。彼女は、力を振り絞るようにして語り始める。
リゼル
「湖が氾濫する前に……みんな……逃がして下さい。魔獣が……復活します。」
GM
そこまで語ったところで、リゼルの瞳が突如凶暴な輝きを発し始める。続けて彼女の口から紡ぎ出されるのは、あきらかに違う人物の声だ。
ヴェイクス
「クズが……小賢しい抵抗をしよる。」
GM
その輝きは、闇の幽鬼を彷彿とさせる。ラックには分かる。まぎれもなく、あの殺戮者ヴェイクスの声だ。
ラック
そうか……「10年前の亡霊め!」
GM
ではリゼルはラックに向き直るね。
ヴェイクス
「ラックか! 貴様の事は良く覚えているぞ! 貴様の雷によって我が心臓は破壊されたのだからな!」
レイン
「リゼルはどうした!」
ヴェイクス
「関係ない。今は意識の底に閉じ込めてあるが、まだ生きておるよ。」
GM
するとヴェイクスは突如窓をぶち割る。
ヴェイクス
「まぁいい。こんな所に用はない。」
GM
そのままヴェイクスは飛び去っていってしまう。
レイン
そんなところ追えないから(笑)。
フェイム
いや、追え!(笑)。
レイン
そうか、この時の為の <空中歩行> だったのか(一同笑う)。
ラック
ちなみにマスター、この <空中歩行> って、他人にもかけられるのか?
GM
『対象:単体』だからな。許可しよう。
ラック
ならばこの2人にもミヨンミヨンとかけてやろう。
GM
リゼルというかヴェイクスは、トリエル湖の方に向かっていたようだね。
レイン
ではリザベートに「すみません、私達は追います!」
リザベート
「ええ、後は私達に任せて、急いで奴を!」
GM
と言うね。
ラック
俺はその言葉を待たずして飛び出すぞ。とうっ!
GM
流石だな(笑)。
レイン
「街人の避難をよろしくお願いいたします。」では急いで後を追うぞ。
フェイム
……。
レイン
……会話無いけど、お前も付いてきてるよね?(一同爆笑)。
フェイム
来なくて良いなら行かないけどねっ(笑)。
レイン
うるっさい来い(一同笑う)。
ラック
「ヴェイクスめ、今度こそ闇の底に叩き落してやる!」
GM
いい感じだ。ではシーンを替えよう。


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