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BLADE of ARCANA
〜 憎悪の波紋 〜

シーン4後悔先に立たず
シーンタロット 【 デクストラ 】−逆位置−
GM
ではフェイムのシーン。
レイン
『同行者』で出ます(泣)。
GM
すまんな。
ここは“フェルゲン”の中央広場。君達は噴水の淵に座っている。
レイン
先の例もありますし、辺りに気を配っています。
ラック
下手に隠れるよりも、エキストラにまぎれた方がいだろうな。(コロコロ)クリティカルで登場!(シーンタロット:表)。
フェイム
チッ。
レイン
いや、お前のシーンだから(笑)。
フェイム
あれ?(笑)。
GM
君達二人に向かってエリノアが、
エリノア
「フライブルク泊があれほど頼み甲斐の無い方とは思わなんだ。しかし少々かっとなってしまったようだ。」
GM
と、流石に無礼に飛び出してきた事を後悔しているようだ。
エリノア
「わしは短気すぎるのかのう。やはりかような陳情には、根気と金子が必要か? そちはどう思う?」
GM
と、君達に視線を送る。
レイン
困ったな(笑)。「エリノア様、貴方の気高い意思はとても貴重なものですが、今は期を待つ時だと思います。」と、さっき聞いた話を説明したい。でも、きっとこのキャラの性格からいって、王のいる時に正々堂々と汚名を晴らしたいとか思っているんだろうな。
フェイム
自分の手で?
レイン
う〜ん、王が失権したドサクサに紛れてみたいな方法でなく、ちゃんと正式に晴らしたいって感じかな。
ラック
しかし、王に問いただしても無駄だと思うぞ。
レイン
俺もそう思う。でもこの娘はそんな事理解していないと思う。
フェイム
そうだな。
GM
では君の説明を受けた。
ラック
では僕はフランクフルトをガリガリ食いながら様子を見守っていよう。
レイン
だからお前は! フランクフルトなんてこの世界に無い上に、それはフランクフルトじゃない!
ラック
広場でフランクフルトは定番だろう!
レイン
フランクフルトは現代の食い物だろう、もっとファンタジーしろ! 大体フランクフルトのどこを食べたらガリガリなんて音が出るんだ! せめて骨付き肉にしろ。
ラック
おお、確かに(笑)。では果汁ドリンクを飲みながら、鳥のから揚げをポリポリ食ってる。
レイン
うむ、ファンタジーだ。
フェイム
そうか?(笑)。
ラック
しかし、同じ兄妹でクリステンとは大違いだな。
GM
ああ、クリステンが水ならエリノアはだよ。
レイン
油を通り越して炎か(一同笑う)。
エリノア
「おぬしの言いたい事はわかる。じゃがわしは諦め切れん。」
レイン
「諦めではありません。確実に勝利を得ない限り、“ベルカディッツ家”の再興どころか、貴方の身まで危うくなるのです。そうなったら一族の血が絶えてしまう事になります。今は耐え、もっと期が熟すのを待つべきです。」
エリノア
「だが、まだ多くの証拠が揃っておる。希望がある限り、わしは諦めとうない。申し訳ないが、わしの我侭に付き合ってはくれぬか?」
レイン
そうですね……。
ラック
ほんっとうに我侭だなぁと思いながら。
レイン
うん。……いやっ!(一同笑う)。「私は、まだ時期尚早かと思いますが……どうしてもやると言うのであれば、最大限の助力をいたします。」
エリノア
「うむ。」
レイン
そしてそこの戦士!(一同爆笑)。本当にここにいるのか(笑)。
GM
騎士じゃなくなった(笑)。
ラック
これは一度、クリステンに報告した方が良いかな。退場します。
GM
じゃあラックは舞台から退場した。
エリノア
「おぬしは寡黙よのう。」
レイン
寡黙と取っていただいて良かったな(笑)。
エリノア
「ここから一番近いのは、ツァイトラー男爵の屋敷じゃな。」
ラック
え?
エリノア
「なかなかの有力者で、王家にも近しいようじゃ。」
ラック
ツァイトラーって、ゴッタードの事?
GM
うん。ゴッタード・ツァイトラー男爵だ。
ラック
それってあの豚?
GM
うん。その豚だよ(笑)。
レイン
豚かよ(笑)。
ラック
・・・・・・すまんGM、そこまで聞いていた事にしてもらって良いか?
GM
そうだな、いいよ(笑)。
ラック
「馬鹿か、あの豚のところに行ってどうするんだ!」と思いながら(一同爆笑)、急いでクリステンの所に報告に行こう。
レイン
ツァイトラーに<事情通>(笑)。
GM
いいよ。ダイスに+1していい(笑)。
レイン
(コロコロ)『5』で成功。
GM
成功か。う〜ん、スーパー成り上がり男爵だね。
一同
ギャハハハハハハ!(爆笑)。
レイン
成り上がったということは権力はあるか。でも信頼は無いってか?(笑)。
ラック
蝙蝠野郎に信頼なんかあるわけないだろ(一同笑う)。
ヴァルト
どんな顔をしてるの?
GM
わっかりやすいぞ。(ルールブックをめくって)こいつだ!
一同
うわ〜〜〜(爆笑)。
フェイム
イラストが人間を表してるね(笑)。
レイン
……ちょっとその事について説明して良い?
GM
構わんよ。
レイン
「これこれこういう事で、先のフライブルク伯は中々に高潔な方でしたが、そのツァイトラー伯はどう考えても・・・・・・」
ラック
ただの豚にございます(一同爆笑)。
レイン
「貴方にとってプラスになる事はないと思います。」
エリノア
「ううむ、多少の事は我慢、我慢ではないのかの?」
レイン
我慢って問題じゃないだろうが(笑)。「百害あって一利なしでございます。」(一同笑う)。
エリノア
「う〜む、おぬしがそこまで言うのであれば。」
GM
と、考えを改める。きっと第六感で危険を感じたんだろう(笑)。
エリノア
「では、他の者を当たるかのう!」
GM
と、君に道案内をしてもらいながら訪問を続けるね。
ヴァルト
おめでとー。
GM
1シーンかっ飛んだな。
ラック
ゴッタードのシーンだろ? 飛んでくれていいよ(笑)。
GM
次のシーンだが、どこか行きたいところがあればそのシーンを演出するよ。因縁を持ったキャラクターとか。
レイン
残念だが、“フェルゲン”に誰がいるかとかよく分からないんだよね。
こうなったら“お館さま”に登場願うしかない(一同笑う)。
GM
君の“お館さま”強すぎ! マジで王国が転覆しかねないから危険!(笑)。
ラック
“お館さま”って誰?
GM
“黒騎士”ヴォルフガング・ホルハイムの事だ。
ラック
ふむ、僕の持っている有力者なんてロヴレンドぐらいしかないし。他にはガイリング2世とか(笑)。
GM
それ両方ともありえないから。特にないなら次のシーンに。
ラック
いや、だったらちょっとヴァルトと話がしたい。
GM
じゃあそういうことで。
シーン5街頭にて
シーンタロット 【 クレアータ 】−逆位置−
GM
ではヴァルトのシーン。
ラック
では『同行者』で出る。
ヴァルト
カモーン。
ラック
さっきのシーンでヴァルトを見つけていて、後を付いてきた事にしてくれ。で、裏路地に入ったところで声を掛ける。
GM
ヴァルトにとっては懐かしい顔だ。300年以上ぶりだ(笑)。
ラック
しかしこっちには前世の記憶なんて全く無い。「貴様何者だ。」
ヴァルト
あの幼かったあの子が、こんなに立派になっちゃって!(一同爆笑)。
ラック
「貴様何を笑っている。電撃を食らいたいか!」バリバリバリバリ。
ヴァルト
「いや、単なる感傷だよ。」(笑)。
レイン
登場する。(コロコロ)『4』成功。
ラック
む。GM、レインの存在に気づける?
GM
話が終わってからにしてくれない?
ラック
OK。「貴様、何故エリノアをつけている。」
ヴァルト
「それを貴方に言う必要は無いでしょう。」
GM
……おお、火花が散っている(笑)。
ラック
「返答次第によってはここで消えてもらう。」
ヴァルト
「それこそ、貴方こそなぜあの娘を追っているの?」
ラック
「……遺言だからだ。」
ヴァルト
「誰の?」
ラック
「……一つ聞きたい。君はエリノアの敵なのか、味方なのか?」
ヴァルト
「今のところ、敵ではないわ。」
ラック
「ひとつ情報交換といかないか? お互い敵ではないのなら……(低い声で)手を組めるだろう。」(一同爆笑)。
フェイム
それじゃ悪代官だよ(笑)。
ヴァルト
怖いよ怖い〜(笑)。
ラック
「どうだろう。」
ヴァルト
う〜ん。依頼内容では特にそうはなってないよね。
GM
うん。エリノアを監視しろって事だな。
ヴァルト
「別にいいけど……私の知っている情報は少ないわよ。」
ラック
「かまわんよ。」
レイン
どうやら、二人とも敵ではないようだな。
ラック
「いやいや構わんよ。互いの信用を交換しようじゃないか。」
レイン
お前の口から信用ねぇ(笑)。巨人バリに笑っちまうぜギコハハハハハ!(一同爆笑)。
ラック
失礼な奴だ(笑)。では僕の方から言おう。
「僕は彼女の兄に頼まれて、エリノアの事を護っているんだ。」
ヴァルト
「私は、とある人物から彼女を厄介ごとから護れと命令されている。」
ラック
「彼女はこの街に兄がいる事を知っているのか?」
ヴァルト
「エリノアがですか?」
ラック
「いや、気づいていないだろうとは思うが……。」
レイン
物陰で首を振っていよう(一同笑う)。
ラック
「兄がいると知っていれば、最初から接触しているだろう。」
ヴァルト
「そうですね。今のところそのような様子は無いですね。」
GM
先の戦火で互いに離れ離れになっているからね。お互いの生存も知らないよ。
ラック
「どうやら彼女の目的は一族の再興のようだな。」
ヴァルト
「でも、今は危ないと思うのよね。」
ラック
「それは俺もそう思う。」(笑)。
ヴァルト
「諦めてくれれば嬉しいんだけど。」(笑)。
ラック
「とりあえず僕は、彼女の兄に全てを伝えて対策を練ろうと思う。お前も来るか?」
ヴァルト
「良いのですか?」
ラック
かまわないと思うけどね。
ヴァルト
だったら付いて行きますが?
ラック
「いざとなったら君にも手伝ってもらうけどな。」
ヴァルト
「彼女を護るためなら構わないわよ。」
レイン
凄い。なんて交渉上手なんだ。一方的に手伝わせる約束を交わして、自分からは何も条件を出していない(一同笑う)。
ラック
言われれば手伝うさ(笑)。さて、そろそろ<知覚>でもするか。
ヴァルト
しましょうか。
ラック
(コロコロ)『8』。
ヴァルト
<心眼>を使って、6以下成功(コロコロ)『8』で失敗。
レイン
『8』以下を出せばいいんだな? <隠密>で(コロコロ)『15』で失敗(笑)。物音を立てるね。『ガッターン!』
ラック
「! 貴様何者!?」すぐに空を飛んで先回りする。
ヴァルト
「どこへ行く!」(笑)。
ラック
「挟み撃ちにするぞヴァルト!」
ヴァルト
待って、まだ名乗っていない!(一同笑う)。
ラック
ああ、そうだった!(笑)。
GM
互いに名乗ったことにしておけ(笑)。
ヴァルト
そうだね(笑)。
レイン
では、突っ込んできたラックの前に、よく目にしているであろう魔剣をぬっと出すぞ。
ラック
「貴様レインではないか。いったいここで何をしている。」
レイン
「その言葉、そっくりそのまま貴方に返しましょう。」
ラック
(PL、鶴の構えのように手を広げて)「……その化けの皮を剥いでやる!」(一同爆笑)。
ヴァルト
「レインさん、気にしないで!」(爆笑)。
GM
ヴァルトも追いついた事にしていいよ。
ヴァルト
ありがとうございます。
ラック
「レイン、君はいったいここで何をしているんだ。」
レイン
「だから、その言葉はそのまま貴方に返しますよ。これまでも貴方達の影がチラチラ見えたので気になってはいましたが、いったいどういう魂胆が?」
ラック
「君はエリノアを保護しているようだね。」
レイン
「そうです。」
ラック
「とりあえず僕はエリノアの事を影ながら防護している。」
レイン
さっきの話も聞いているし、その言葉は信じます。
ラック
友人だしな。「兄の生存についても聞いてしまったようだな。」
レイン
「ええ。」まぁ、そんな博打のようなものに手を出したくは無いがな。
ラック
「まぁ、君がエリノアの護衛をしていると言うのであれば、当面は問題ないだろう。」
レイン
今でなければね(レインのみがシーンに登場しているので、エリノアの護衛ができていない)。
「私としましては、貴方がたのする事に文句はありませんが。そうですね、彼女に助力をしてくれるような人物の当てがあれば教えていただきたいのですが。」
ラック
「まぁ、あればね。」
レイン
「情報交換は、エリノア様の事ですので全てオープンという訳にはいきませんが、私が良いと判断した事は流しても良いですよ。」
ラック
「その範囲で何か情報はあるかい?」
レイン
そうだね。「エリノア様は今、非常に焦っている。力を貸してくれる相手ならば誰彼構わずといった状態です。」と伝えよう。最悪なところでは、あのツァイトラー伯に助力を申し出ようとしたことだ(笑)。
ラック
ああ、あれはヤバかった(笑)。
GM
やつは貴族というよりスーパー悪徳商人だからな。
ラック
「では僕は兄のところへ戻ろう。連絡は例の宿に入れればいいよな?」
レイン
「お願いします。」
ラック
「とりあえず今は行動を自粛させてくれプリーズ!」
レイン
「分かりました。」
ラック
ではヴァルトよ、行こうか。
シーン6街頭にて
シーンタロット 【 グラディウス 】−正位置−
GM
ではフェイムのシーン。
レイン
やっぱり絶対登場した方が良いですか?
GM
その方が良いねぇ(笑)。
レイン
……『同行者』で登場します。
ヴァルト
鎖が貯まらないねぇ(笑)。私達も出ていいの?
GM
どうぞ。
夕日に染まった街中、肩を落としたエリノアがとぼとぼと歩いている。意気消沈の態だ。一体いくつの縁のある家を尋ねただろう。だが、前向きな返事をしてくれた貴族は一人もいなかった。
エリノア
「もう駄目じゃ。傭兵伯に報いを受けさせる事など、わしの手に余ることだったのじゃ。この額の聖痕さえ本物であったなら。こうなったら敵わぬまでも一太刀、恨みの刃を浴びせるしかないのかの……。」
GM
と、エリノアから力の無い言葉が漏れた。
ヴァルト
これは出よう。(コロコロ)登場成功!
ラック
僕も出よう。(コロコロ)出た。
GM
どうしている?
ラック
とりあえず隠れていよう。頼むぞレイン。
レイン
「待ってくださいエリノア様。そんな事をしてしまっては、この先のお家再興の道も完全に閉ざされてしまいます。これ以上待つというのは酷かも知れませんが、今はまだ期ではないのです。」
ヴァルト
説得がんばって〜。
レイン
「貴方は焦ってはなりません。貴方の最後は一族の最後、その事を忘れてはなりません。」う、うっが〜〜〜!!!(一同爆笑)。
フェイム
ついに壊れたな(笑)。
レイン
もう疲れた。これ以上は舌が回らん(笑)。
ラック
僕はそのやり取りを屋根の上からニヤニヤ眺めていよう(笑)。
レイン
お前が抑えろといったから頑張ってるんだぞ!(笑)。「とにかく、今は耐えてください!」
ラック
さ〜レイン君の説得が終わりました。実況中継俺、解説ヴァルト。
レイン
つか、これでもまだグダグダ言うなら仕方ない、無理矢理にでも兄の下へ連行してやる。
ヴァルト
最後の手段ね。
レイン
私としても、できればお家再興させて上げたいですし。
GM
…………。
ヴァルト
『ただいま時間が止まっております(笑)。』
ラック
『エリノア嬢、この後どうするのでしょうか?』
レイン
まだ説得が足りないのか?
GM
いや、そういうわけでは……。
ヴァルト
分かったことは、エリノアの紋様は本物じゃないって事。
レイン
本物の持ち主はどうせ兄さ。
GM
う〜〜〜む。
ラック
……少しマジになった。「ヴァルト、いざとなったら飛び出るぞ。」
ヴァルト
「分かった。」
ラック
例え拉致してでも止めるぞ。(笑)。
レイン
もし暴走するようなら、クリステン生存の事実を言ってしまうが良いよな?
ラック
……もしもの時はな。その前にこっちが拉致・監禁する。
フェイム
監禁かよ(笑)。
レイン
この雲の上のアホ供が。
ラック
そんな高くねぇよ(笑)。
ヴァルト
そうだよ。屋根の上だよ(笑)。
フェイム
アホは否定しないんだ(一同笑う)。
レイン
私達からは隠れられても、反対側からは丸見えだって事忘れるなよ(一同爆笑)。
ラック
それはそうとヴァルト、君の組織の方は拉致・監禁は大丈夫か?(笑)。
レイン
だから、あまり馬鹿な事言っていると<知覚>するぞコラ(笑)。
エリノア
「我が身を案じてくれるのはありがたいが、わしは少々疲れてしもうた。」
レイン
「まだ、もう少しだけ我慢してみてください。その時まで、私も力をお貸ししますから。」とにかく、自分ひとりの身じゃないよ、というのを訴えよう。
GM
うむ。
レイン
ついでにPL発言するとな、さっさと立ち直らないと拉致られるぞ! 気をつけろ!(一同笑う)。
ヴァルト
大丈夫だよ、冗談だよ。多分(笑)。
GM
では彼女は君の励ましを受けた後、
エリノア
「あい分かった。色々と世話をかけたな。ひとつ思い出したのだが、もしかしたら“スローハンド”が手を貸してくれるかもしれん。」
ラック
ブーーー!(吹き出す)。
フェイム
“スローハンド”?
レイン
誰それ?
ヴァルト
私も流石に吹き出すよ(笑)。
GM
“スローハンド”エリックだ。
レイン
ああ、エリックのことか。随分大胆な話だ(笑)。
ヴァルト
いやー! やめて来ないでー(爆笑)。
ラック
「あの“スローハンド”が知り合いなのか、あの女なかなかやるな、なぁヴァルト。
ヴァルト
「あ、ああ、そうだな。」(笑)。
エリノア
「じいから我が家の遠縁に当たる人だと聞いたのじゃ。諦めるのはいつでもできる。運を天に任せて、最後の機会に賭けてみたいのじゃ。」
レイン
「遠縁ですか?」
エリノア
「遠縁じゃ。」
ラック
「中々凄い家系のようだな。なぁヴァルト。
ヴァルト
「凄いねぇ……。」(笑)。
ラック
「よりにもよって“スローハンド”か、凄い知り合いがいたものだ。なぁヴァルトォ!」(爆笑)。
ヴァルト
もう何も言わない!(笑)。
レイン
“スローハンド”エリックを<事情通>する。多分知らんが(コロコロ)おお『3』、成功した。
GM
“エステルランド”1の犯罪組織の頭だ。テロリストと言っても過言じゃないな。
ラック
「凄いことになったなぁ、なぁヴァルト。返事をしないけど大丈夫か? なぁヴァルト。
ヴァルト
はぁぁぁぁ……(嘆息)。
レイン
しまったなぁ。エリックの事を知らなければ、何の疑いも無く行けたのに。
GM
おっと、<事情通>に成功した君は、この事も知っている。
『“スローハンド”エリックにはひとつの噂がある。それは滅亡した“ハイデルランド王国”エーリッヒ王子の、世を忍ぶ仮の姿だ』と言う噂だ。
ヴァルト
さっき、生きているか聞かれた人だね。
ラック
僕も同じ判定していい?(コロコロ)成功。
ヴァルト
私もやりたい。
GM
ヴァルトは知っていていい。
ラック
「そういえば、エリックといえばこんな噂もあったな、なぁヴァルト。」
GM
ちなみに、この噂の真相を究明しようとした者は、一人残らず闇に葬られ、二度と浮かび上がってこなかったという(笑)。
レイン
すげー。“カリオストロの城”みたいだな。
ラック
「怖い話だな、なぁヴァルト。」(笑)。
ヴァルト
(ジロッと見ながら)「怖いけど、彼女が行くなら私達も行かなくてはならないんじゃないか?」
ラック
「そうだな。」(笑)。
レイン
『カリオストロ家の秘密を知ろうとする者は、全て地下に落とされるのじゃ。』(一同爆笑)。
ヴァルト
馬鹿。あんた馬鹿(笑)。
ラック
「はぁ……俺の人生もこれで終わりか。」
レイン
私もそろそろ遠い目をしようかな。「思えば充実した良い人生だった……。」さて、“お館さま”でも呼びましょうか。
GM
呼ぶな(笑)。
レイン
ちょっと待て、エーリッヒと遠縁なの?
GM
そうだよ。
ラック
エリックに縁故の者がいるわけない(笑)。
レイン
「俺は別人だ。」ってしらを切られそうだな(笑)。
GM
“ベルカディッツ家”は“ハイデルランド”が滅んだ後も忠誠を誓っていた家だからね。何より前王権の遠縁にあたる。
レイン
もしもの時は、この指輪が役に立つかもしれない。
GM
もしかしたらな(笑)。ではちょっとシーンを切らせてもらうぞ。ヴァルト、“ブルーダーシャフト”からお呼びがかかった。
ヴァルト
うえ(笑)。ちょっと用があるので行ってきます(笑)。


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