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BLADE of ARCANA
〜 剣の虜囚 〜



GM
ほい。ではアクトを始めます。今回の因縁はテキトーに選択してくれ。たまには自分で決めるのも良いでしょ。あと、内容は多少書き換えても良いよ。
レイン
なになに……(渡された4人分の因縁を読み上げる)。
GM
鎖だけは配っとくよ。ラックには【アクア】の逆位置。ヴァルトには【グラディウス】の正位置。フェイムには【ルナ】の正位置。レインには【クレアータ】の逆位置。
レイン
私は……(2)がいいな。
ラック
お前は(4)が良いんじゃないか? 悪さをしてたとは思えんが。
GM
いや、こいつはフェイムかヴァルトがオススメだ。というか君にはオススメしない。
レイン
なんでです?
GM
冒頭で剣が折れる(一同爆笑)。君にとっては大問題だろう(笑)。
レイン
そうだな(笑)。
ヴァルト
あたし(1)貰った。
レイン
(4)の内容を『彼の悪さには困らされたものだ』に変更しよう。
GM
上手いな(爆笑)。
ラック
マスター、因縁表の欄が埋まった。
GM
スマン、今度ここだけコピーしてこよう。では全員決まったな。
レイン
いやすまん、ちょっと待ってくれ。これだけ【共感】が低いと『忘却』が必要なんだ。“エリノア”を(コロコロ)忘れられない(笑)。では仕方ない次だ(コロコロコロコロ)……ラックの因縁が消えた(一同爆笑)。
ラック
よりによって俺かよ!(一同爆笑)。ひでーよひでー(爆笑)。
GM
一方的になったな(笑)。
導入0名工の許へ
シーンタロット 【 ファンタスマ 】−正位置−
GM
まずはフェイムの導入シーン。登場は……今回はご自由にどうぞだな。レインは出るべきかも(笑)。
レイン
じゃあ出ます(コロコロ)『4』成功。[鎖] も正位置!
フェイム ── PC(2)用シナリオ因縁   ◎借り/クラウス
 “刀匠”クラウス。高名なデクストラの彼は、特にその称号で呼ばれることを好む。より強い剣を! より美しい剣を! それが彼の生きる目的だった。かくいうあなたも、彼の武器には世話になった身だ。もっとも、なかば強引に譲り受けたようなものなのだが。
ラック ── PC(1)用シナリオ因縁   ◎幼子/ノア
 デクストラとして、さまざまなものを作り出そうとしていた少年。彼の瞳の輝きは、あなた自身にも希望を与えてくれたものだ。あれから数年、彼も青年と呼べる年齢になっている。彼の夢は、かなったのだろうか?
GM
君達は、辺りに出没する山賊団を退治する為に行動を共にしている。
ラック
俺もそこにいる。(コロコロ)成功。
GM
では君達は、盗賊団をバッタバッタと薙ぎ倒していく。
レイン
当然ですね。私達は騎士ですから。
フェイム
うらーうらー。
GM
相手はエキストラだからな。殴れば顔が吹っ飛ぶ、斬れば首がすっ飛ぶ。
フェイム
では微塵切りに(笑)。
レイン
止めて下さい(笑)。
ラック
僕は <空中歩行> で上空30mまで持ち上げて、地面に落とす(笑)。
 この奇行が、後ほど大きな意味を持ってくる事になる。
GM
……変な奴がいるけどまぁいいや。その最中、君の持っている剣が『パッキーン』っと音を立てて折れてしまう。
フェイム
え、マジ?
GM
さっきあらかじめ言っておいただろう(笑)。
レイン
とりあえず助けるか。フェイムの横に割って入る。
「今の内に剣を拾いなさい!」
フェイム
ではそこら辺の山賊の持っていた剣を奪おう。
GM
奪うか。では君は、奪った剣を振るいながら振りながら思うのだ。
「こんなナマクラじゃダメだ。」
フェイム
なまくらかよ(笑)。
GM
そんな君の脳裏に、かつて会った事のある“刀匠”クラウスのことを思い出すね。君はかつて、かの有名なデクストラから一振りの剣を譲り受けたことがある。だが、どうしても断れない理由から、他人に譲ってしまったのだ。だから今は手元にない。
フェイム
なんて事だ。
GM
君は思った。「折れた剣の代わりが必要だ。」
フェイム
そらそうだな。
GM
そんな事を考えながら、君達は盗賊団を壊滅させた。
レイン
私じゃなくって良かった(笑)。「どうやら代わりの剣がいるようですが、大丈夫ですか?」
フェイム
「大丈夫なわけ無いだろうが!」(一同笑う)。
GM
当然“刀匠”クラウスの所在地は知っている。彼の工房は“ルーヴィス”という村に構えてあるね。
ラック
なんなら、僕の剣を譲ってやっても良いぞ。
フェイム
邪悪な感じがするからいい(笑)。
ラック
何でだ。れっきとしたケルバーソードだぞ。
レイン
きっとね、素材のことを言ってるんじゃないよ(笑)。
フェイム
それにそれ【軽武器】用だろ?
GM
あと、前回からの続きとしては、君達はゲオルグに対して敵対心を持っただろうけど、相手は“傭兵伯”であるし、表立って切り倒すわけにはいかない。もう少し準備が整うまで待つようにという事なのだ。
ラック
僕もエリックと手を組んで動いていたりしてるよ。
GM
レオポルド卿も、色々と裏で動いている。
レイン
でも、最終的に鉄砲玉になるのは我々なのな?
フェイム
そんなストレートに言うなよ(笑)。
GM
そう言うと悲しいな(笑)。前回のノリだとそのまま突撃しそうだからな。とりあえずゲオルグの事はしばらく忘れてくれていい。
レイン
了解しました。では、フェイムの知り合いらしい“刀匠”のもとに向かいましょうか。
フェイム
おう。
ラック
「ここには殺戮者がいなかったな。」と言って、『ぴゅー』っと空を飛んでいこう。
フェイム
せめてお名前を(笑)。
レイン
私にはお前の奇行こそが殺戮者に見えるよ(笑)。
GM
とりあえず、君の動向はどういったものなの?
ラック
とりあえずエリックと手を組んではいるが、まだ時期尚早ということで、己を鍛錬しているのだ。
GM
ではここでシーンを切ろう。
導入1懐かしき場所
シーンタロット 【 フィニス 】−正位置−
ヴァルト ── PC(3)用シナリオ因縁   ◎恩人/ウルフィブラ
 あなたは、彼女に救われたことがある。つまらないミスで死にかけていたあなたを見つけ、手当てしてくれたのだ。彼女にもう一度礼が言いたい。そして、この恩に報いたい。だが、どうすればこの恩を返すことができるのだろうか?
GM
では次、ヴァルトのシーンだ。
ヴァルト
はいはーい。
GM
君はもうすぐ“ルーヴィス”の村へ着く。昔、瀕死の重傷を負って行き倒れていた君を助けてくれた人々のいる村だ。
かいがいしく手当てや世話をしてくれた娘で、確か名をウルフィブラといったか。
ヴァルト
恩人ですね。
GM
無愛想なデクストラの一人娘で、決して人目を引くほどの美女ではなかったが、気立てがよく、優しい娘であった。
ヴァルト
無愛想なデクストラなの?
GM
無愛想なのは父のことだ。ちなみに名前はクラウスね。
レイン
ふ〜ん。
GM
もう一人、その工房には少年がいた。ウルフィブラと同年代らしく、互いに憎からず思っていたようだ。幼い恋人達を見て、君の心は随分と和んだものだ。
あの愛すべき人々との再会を思うと、君の頬は自然と緩んだ。
ヴァルト
うん。楽しみ。「久しぶりだな〜。」とか思ってる。
GM
特に無ければ、ここでシーンを切るね。
導入2酔いどれ騎士
シーンタロット 【 エルス 】−正位置−
レイン ── PC(4)用シナリオ因縁   ◎友人/ヴィンセント
 彼とあなたは、若い頃は一緒に悪さをしたものだ。若い頃、あなたは彼の悪戯に困らされたものだ。それが今では、“エステルランド”に仕える騎士だ。そういえば昔、「俺は騎士になる」といっていたことを思い出す。彼は夢を実現したのだ。そんな友を、あなたは誇りに思っている。
GM
次はレインだ。
ラック
ふふん。真打ちは最後というわけか。
GM
スマンが君に導入シーンはない(一同爆笑)。
ラック
えーーー!!(爆笑)。
GM
だから、他のPCの導入シーンで今回の動機付けを行ってくれ。
ラック
そんなのもっと早く言って欲しかったよ!(一同爆笑)。
レイン
フェイムのシーンも、特に何もするでなく終わったしな(笑)。
GM
ここでやってくれ(笑)。
ラック
(コロコロ)……登場失敗(一同爆笑)。
フェイム
動機が無くなったな(笑)。
ラック
な、なんとかなるよ(笑)。
GM
レイン達は“ルーヴィス”の村に向かう途中、宿場町に立ち寄った。そこで君は懐かしい友と逢った。
レイン
どなたですか? ってヴィンセントですね?
GM
そう。その夜君は、久しぶりにヴィンセントと酒を酌み交わすことになった。
レイン
そうか、私は酒を飲むのか。
GM
ヴィンセントとは結構古い付き合いだ。彼は髭面の大男で、盗賊団の頭目と言っても通用しそうな風貌だが、これでも立派な“エステルランド”の騎士だ。今は街道巡視隊の隊長の任につき、各地の治安を維持する毎日だという。
彼と再会したのはまったくの偶然だ。
レイン
「久しぶりですねヴィンセント。それにしても相変わらずの風体ですね。思わず盗賊団の首領が生き延びていたのかと思いましたよ。」
ヴィンセント
「言ってくれるなこの野郎!」
GM
と、酔いで真っ赤になった顔で、君の頭を小突くね(笑)。
レイン
「今夜は私のおごりで、パァーッとやりましょう。」
ヴィンセント
「チッチッチ、それは面白くねぇな。ここは一つ、飲み勝った方が奢るとしよう。」
レイン
「ん?……勝った方が奢るのですか!?」(一同爆笑)。
ヴィンセント
「そうだ(笑)。奢りたかったら俺に勝ってみやがれ!」(一同爆笑)。
レイン
素晴らしく馬鹿な勝負だ(笑)。
ラック
よ〜し(グラスを掴む)。
レイン
フェイム
お前は登場してない!(爆笑)。
レイン
積もる話は幾らでもあるでしょう。飲みながら語り合いましょうか。
GM
そうして夜は更けていく。
ラック
あ、所持金を決めていないぞ。どうせだから決めよう。(コロコロ)『16』。
レイン
これがさっきの盗賊退治の報奨金ですね。
GM
そんな感じだね。
レイン
(コロコロ)『19』!(一同笑う)。えらく羽振りの良い仕事だったみたいですね!
フェイム
(コロコロ)『4』?(一同爆笑)。
ヴァルト
何があったの?(笑)。
フェイム
なぜだー(笑)。
レイン
さて。「貴方はこの辺りの巡察をしているのですか?」
ヴィンセント
「ああそうだ。久しぶりに逢ったところだが、明日にはもう別の村へ向かわなくちゃならねぇ。」
レイン
「仕方ないですよ。今夜は存分に飲み明かしましょう。」
ヴィンセント
「おお。」
レイン
彼も立派になったものだ。
導入3宴の前に
シーンタロット 【 フィニス 】−正位置−
GM
今回はマスターシーンだ。登場不可ね。
夕刻。教会の鐘楼に青年が座っている。物悲しい旋律の歌を口ずさみながら、一振りの剣を抱きしめている。
やがて歌は終わり、青年は剣に向かって語りかけた。
青年
「さぁ……始めようか……。」
フェイム
その直後、大破壊(ラヴェイジ)が(笑)。
GM
(ドキッ!)。
レイン
(無言でラックのシナリオ因縁を指差す)。
ヴァルト
? なに、この子だと言いたいの?
レイン
確信は無いがな。


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