シーン1 | 静寂の村 | |
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シーンタロット 【 オービス 】−逆位置− | ||
GM | : | シーンプレイヤーはヴァルト。他のPCもなるべく出た方が良いよ。特に動機の無い人なんかは(笑)。 |
ラック | : | うるせぇーよ!(笑)。 |
GM | : | ヴァルトは“ルーヴィス”の村に着いた。 |
ヴァルト | : | 着いちゃった。 |
GM | : | ……まぁいい。 その村に人の気配は無かった。大人も子供も、牛馬のいななきさえも無い。一切の生命が無いかのようだった。 |
レイン | : | さっさと出よう!(コロコロ)『5』。 |
フェイム | : | ヴァルトへの因縁で(コロコロ)『4』。 |
ラック | : | 俺も出たいよ〜(コロコロ)『3』! |
ヴァルト | : | ではマスター、どうなっていますか? |
GM | : | 【知覚】チェックをしてくれ。 |
ラック | : | はぁ〜〜〜ん? 【知覚】チェックだぁ? 俺『19』以下なら成功だぜ!(笑)。 |
レイン | : | 俺、『8』以上で失敗だぜ(一同爆笑)。 |
ラック | : | あっはっはっはっは!(爆笑)。 |
ヴァルト | : | 低すぎだよ(笑)。 |
フェイム | : | ……あえて何も言わない(笑)。(コロコロ)失敗。 |
ラック | : | (コロコロ)『12』でも成功。 |
ヴァルト | : | (コロコロ)『8』で成功。 |
レイン | : | (コロコロ)『5』だ。 |
GM | : | ではレインが一番初めに気づく。村の広場に塚のようなものがあるね。 |
レイン | : | 何でしょうか? 行ってみます。おっと、“ライトブリンガー”は抜いておきます。 |
ヴァルト | : | 行こう行こう。 |
GM | : | では君達は全員合流したと。 村の広場には、塚のようなものがあった。その周囲は、おびただしい量の赤い液体によってぬかるんでいた。 その塚は、人の屍骸で築かれていた。 |
レイン | : | 嫌なものを見た……。家畜も一緒ですか? |
GM | : | そうだね。生きとし生けるもの全てだね。 |
フェイム | : | マスター、ツカってどのツカ? |
レイン | : | ツカと言えば、積み重ねて作った“塚”に決まってるだろ。 |
フェイム | : | あ、そうなん? 俺、剣の“柄”かと思った(一同爆笑)。 |
GM | : | 馬鹿は放っておく!(笑)。 |
ヴァルト | : | ば〜か。 |
フェイム | : | ああっ!(笑)。 |
ラック | : | 「なんて……惨い事を……!」 |
GM | : | あ、これ [悪徳] だから。[鎖] をあげよう。 |
ラック | : | (一変して嬉々)よっしゃあ! |
フェイム | : | お前、さっき何か言ってなかった?(笑)。 |
一同 | : | (GMの配った [悪徳] により、悲鳴&歓声)。 |
ヴァルト | : | みんな、溜まるの早いね。 |
レイン | : | 死体は新鮮ですか? 血は固まってますか? |
GM | : | 地面はぬかるんでいるが、死体は固まり始めてるね。1日ぐらいかな? |
フェイム | : | 死体に共通点は? |
GM | : | 見事に無いね。 |
レイン | : | あえて言うなら“ルーヴィス”の村の生き物(一同笑う)。 |
ラック | : | (演技がかった口調で)「こんな死体の山、今まで見たこと無いよ!」 |
レイン | : | 「つい先日、盗賊団を血祭りにあげたでしょうがー!」(一同爆笑)。 |
フェイム | : | 上空から落としてー(笑)。 |
レイン | : | 「そういえばラック……あの時、全員同じ所に落として死体を積み上げていたような……。」 |
フェイム | : | 「お前が犯人か!」(爆笑)。 |
ラック | : | あれは伏線だったのか(笑)。 |
レイン | : | 同じ場所に落とす・積まれる・塚になる(笑)。 |
フェイム | : | 4つ重なると消えるんでしょ(一同笑う)。 |
ヴァルト | : | ぷよかよ(笑)。 |
ラック | : | 「汚ねぇ花火だぜ。」(一同大爆笑)。 |
ヴァルト | : | い、一応、親しい人がいないか確認しますけど? |
レイン | : | そうですよ、目的の人を探しましょう。 |
ラック | : | 「この村にはノア少年が!……いや、もはや青年というべきか。」 |
GM | : | 全員【知覚】でチェックだ。 |
ヴァルト | : | マジですか!? |
レイン | : | まさか、この中にヴィンセントがぁ!?(笑)。 |
GM | : | ヴィンセント、出た次のシーンで早くもお亡くなりかよ(一同笑う)。 |
フェイム | : | (コロコロ)『4』成功。 |
レイン | : | (コロコロ)『13』失敗。 |
ヴァルト | : | <心眼> を使って(コロコロ)『2』クリティカル。 |
GM | : | 凄いな。この中には、過去に親しかった人はいるけど、ウルフィブラやクラウスといった本命はいないね。 |
ヴァルト | : | それは黙っておいて、クラウスさんの家に行く。 |
GM | : | その前に。君達はどこかから子供の泣き声が聞こえてくるのに気づいた。 |
ヴァルト | : | 聞こえた方向へ行ってみよう。 |
GM | : | では、子供がうずくまっているね。 |
ラック | : | 飛んでいこう。 |
レイン | : | いやいや、何処に殺戮者がいるか分からないんですよ? 今はそういう目立つ行動は控えてくださいよ。 |
ラック | : | 低空飛行だ(一同笑う)。 |
レイン | : | そういう問題じゃないだろう(笑)。 |
ヴァルト | : | 早く行こうよ。 |
GM | : | 君達が走り寄ってくると、子供達は……。 |
レイン | : | 達ですか? |
GM | : | 4、5人いる事にしよう。 |
レイン | : | ふ〜ん……さっきの死体の塚に子供っていた? |
GM | : | いたよ。 |
ヴァルト | : | あれ? |
GM | : | 運良く助かったといったところだろうね。 |
ラック | : | (過剰な口調で)「うおおおお、良かったよぉぉぉ!!」 |
レイン | : | 止めましょう、ラックが生き残りを始末しようとしています!(一同大爆笑)。 |
フェイム | : | 上から落とす気か!(爆笑)。 |
ヴァルト | : | はいはい(笑)、子供達に近寄るよ。 |
GM | : | すると子供達は泣きついてくるね。 |
ヴァルト | : | わあっ!「皆、どうしたの?」と声をかけてみる。 |
子供 | : | 「ノア兄ちゃんが、ノア兄ちゃんが! 変な人形に命令して、お母さんや、お父さんや、友達を……。」 |
ヴァルト | : | ノアはデクストラなんだよね? |
レイン | : | 殺戮者確定。(自分の [鎖] の【デクストラ】を摘んで)【デクストラ】は廻してやらねぇぜ(一同笑う)。 |
ラック | : | では、生き残った子供の首根っこをガクガク揺さぶってだな。 「ノアは! ノアはどうした!?」 |
レイン | : | 「乱暴は止めなさい!」パンッ!(笑)。 |
ラック | : | 「ああっ!!……ぶったな、親父にだってぶたれた事ないのに!!」(一同大爆笑)。 |
フェイム | : | この大馬鹿アムロ野郎(笑)。 |
GM | : | 質問に答えるよ(笑)。 |
子供 | : | 「『まだ足りない』とか言って、どこかに行っちゃった。腰に下げた小さな箱に向かってお話ししてた。」 |
ラック | : | ……サイコになっちゃったよ。クララがサイコになっちゃったよ(一同爆笑)。 |
ヴァルト | : | 今度はハイジかよ(笑)。 |
フェイム | : | どこからネタを搾り出してくるんだ?(笑)。 |
レイン | : | 「貴方達、よく逃れましたね?」 |
子供 | : | 「ずっと隠れてた。」 |
ヴァルト | : | じゃあ、安全な所に避難させましょうよ。 |
レイン | : | 私としては、先ほどの村へ戻るのが良いと思いますが。最悪の場合、ノア少年と戦うところを見せる羽目になるかも知れません。 |
ラック | : | 僕はノアの行方を探ろう。 |
レイン | : | 私は、この子供達を安全な所へ。 |
ヴァルト | : | じゃあ、私はウルフィブラを探します。 |
フェイム | : | クラウスに剣を。 |
GM | : | OK、全員の動向は分かった。 |
シーン2 | 妄執 | |
シーンタロット 【 アダマス 】−正位置− | ||
GM | : | ではヴァルトのシーン。クラウスの工房だ。 |
フェイム | : | 出る(コロコロ)『3』で登場。 |
レイン | : | まだ出ない。『場所的時間的なものに縛られない』から出ることは可能だよね? |
GM | : | まぁ……そうなるな。 |
レイン | : | なるべく出たくないから、様子を見ていよう。舞台裏で子供達の面倒を見ていよう。 |
ラック | : | ノアがいるかな(コロコロ)『18』とは! |
レイン | : | 2人で子守をしていましょう(笑)。 |
ヴァルト | : | では工房に行きます。 |
GM | : | 工房には切り刻まれたクラウスの死体が転がっている。 |
フェイム | : | うぉーお! |
GM | : | ちなみに、ノアとウルフィブラの姿は無い。 |
ヴァルト | : | 良かった。 |
GM | : | クラウスの死体の傍には、血に濡れた羊皮紙が落ちている。 |
ヴァルト | : | 読めますか? |
GM | : | 読めるぞ。それに書かれた内容は、恐るべきものであった。それは“人を炉に捧げて、魔剣を鍛え上げる”というものだった。 |
レイン | : | 人身御供? 獣の槍でも作りたかったのか? |
GM | : | まさしくそんな感じだね。 |
フェイム | : | よく分からなかったんだけど? |
GM | : | 簡単に言えば、煮えたぎった溶鉱炉の中に、鉄と一緒に人を放り込むんだよ。 |
フェイム | : | うわぁ〜い(笑)。 |
ヴァルト | : | だから人が殺されていたの? |
ラック | : | 後でまとめて放り込むんだろ。 |
レイン | : | アレって生きていないと意味が無いんじゃないの? |
GM | : | 続きを読むぞ。羊皮紙には、生贄は捧げる者と血縁が近いほど良いと書いてある。 |
ヴァルト | : | うわー……。嫌な予感がひしひしなんだけど(笑)。 |
GM | : | 工房を調べるなら【知覚】チェックだ。 |
ヴァルト | : | 本気ぃ? |
ラック | : | (ダイスを握って)よぉし! |
GM | : | お前登場してないし(笑)。 |
フェイム | : | (コロコロ)『10』失敗。 |
レイン | : | 『10』で失敗!? |
ラック | : | (大げさに)うっそぉぉお? |
レイン | : | (首を振りながら)信じられませんねぇ。 |
GM | : | お前だって失敗だろう(一同爆笑)。 |
ヴァルト | : | (コロコロ)『1』。 |
GM | : | <心眼> なくてもクリティカルかよ。 |
ラック | : | (偉そうに)やぁぁぁった! 凄いだろう、やぁぁぁった! |
レイン | : | いや、お前の手柄じゃないから(一同笑う)。 |
ヴァルト | : | さて、工房を調べた結果は!?(笑)。 |
レイン | : | ろくな事は無いだろうな(笑)。 |
GM | : | 炉の中の灰から、微かに髪の毛と、人のものと思われる骨が見つかるね。 |
ヴァルト | : | (心底嫌そうに)あああああ〜。 |
GM | : | [悪徳] も一緒にあげよう(笑)。 |
ヴァルト | : | うー、骨なんかいらない! これってウルフィブラの? |
GM | : | 確信はないよ。ただ、君がそう考えることは多いに有り得るとだけ言っておこう。 |
ヴァルト | : | 「冗談でしょ……?」こうなったら、ノア君を探すしか無いわね。 |
GM | : | ではここでシーンを切ろう。 |
フェイム | : | その前に、どこかに代わりになる武器が転がってないかな? |
GM | : | いや、もう新しい剣を調達しているよ。今までと同じ物でいいや。 |
シーン3 | 騎士の行進 | |
シーンタロット 【 グラディウス 】−逆位置− | ||
GM | : | レインとラックでは、[鎖] が少ないのはラックか。ではラックのシーンな。 |
ラック | : | (唐突に)引っこ抜か〜れて〜♪ |
ヴァルト | : | 何でピクミンなんだよ(笑)。 |
ラック | : | (ずっと歌っている)。 |
レイン | : | ……死ね(一同爆笑)。 |
ラック | : | すまん(笑)。全力でノアを探しまくるぞ! |
GM | : | 探しまくっていると── |
ラック | : | (野太い声で)「ノォォアァァァァァ!!」 |
GM | : | 君は探しまくっているが、辺りは血の海が広がるばかりで、目新しいものは見つからない。そうこうしていると、街道の方から巡回騎士団が近づいてくるよ。 |
レイン | : | ヴィンセントか、ここで登場しよう(コロコロ)『1』クリティカル。 |
GM | : | 巡回騎士団は、塚の周りを調べ始めるね。 |
レイン | : | ヴィンセントに説明したい。 |
GM | : | 君達に気づいた巡回騎士団は武器を構えるけど、後ろからヴィンセントが、 |
ヴィンセント | : | 「やめんかぁ!」 |
GM | : | と一喝し、全員武器を下ろすね。 |
レイン | : | うん、よく統制がとれているなぁ。 |
GM | : | そしてヴィンセントは前に出てくるね。 |
ヴィンセント | : | 「レイン、お前か。奇妙な報告を受けたので来てみたが……。」 |
レイン | : | 「『これこれこの通り』です。彼らの情報によると、一人行方の知れない青年がいるようですが。」 |
ヴィンセント | : | 「そうか。」 |
ラック | : | あと、何だっけ……ウルフィブラか。 |
レイン | : | 彼女は残念ながらこの世には居そうにないけどね。 |
ヴァルト | : | 骨は回収しました。どこかに埋めてあげる。 |
レイン | : | 「ヴィンセント、この子供達は生存者です。貴方の方で保護していただけませんか?」 |
ヴィンセント | : | 「うむ、この子達は預かろう。」 |
レイン | : | 「この塚は何なのでしょうか?」 |
ヴィンセント | : | 「邪心信仰のやつらかもしれんな。しかし、この辺りにはそういった手合いは存在しなかったはずだが。」 |
GM | : | と、訝しげにしているね。 |
レイン | : | 「隠れ信者は何処にでもいますよ。」 |
ヴィンセント | : | 「レイン、できればお前の力を借りたい。“ヴィリア”の街で落ち合おう。」 |
レイン | : | “ヴィリア”? この間の街ですか? |
GM | : | そういう事にしよう。 |
レイン | : | 「分かりました。」えっと、すぐですか? |
ヴィンセント | : | 「俺達はこの辺りの村を巡回してから向かう。“ヴィリア”はこの辺りで一番大きな街だ。あそこなら、とりあえず兵力を整える事もできる。今は、祈るより他にする事があるからな。」 |
レイン | : | 「私の方でも、できる限りの事をしておきましょう。」 |
GM | : | では、巡回騎士団は去っていく。 |
フェイム | : | 死体は埋めなくていいのか?(笑)。 |
レイン | : | 今は凶行に走った殺人鬼を捕らえるのが先決でしょう。 |
ヴァルト | : | 子供達に、ウルフィブラの行方を知っていないか尋ねたいのですが。 |
子供 | : | 「分かんない。ただ、クラウスのおじさんがなんだか怖かった。」 |
ヴァルト | : | 分からないかぁ。じゃあ、諦めてネロ少年を探します。 |
フェイム | : | ネロ?(笑)。 |
レイン | : | 今はパトラッシュに用はないです(一同笑う)。 |
ヴァルト | : | 間違えました! ノアです!(笑)。 |