シーン− | シーンの合間に | |
---|---|---|
シーンタロット なし | ||
GM | : | ここからは君達の行動に任せよう。好きにシーンを演出してくれ。 |
ラック | : | (腕を広げて)するぞ! |
フェイム | : | なんだよそのポーズは。 |
レイン | : | とは言っても、私は“ヴィリア”に直行したいぐらいの気分ですし。 |
ラック | : | クラウスは間違いなく死んでる? |
GM | : | 全身、恨みの篭った刃で滅多刺しにされているね。 |
ラック | : | ……甦らせてみるか。 |
ヴァルト | : | えーっ!? |
レイン | : | ……何を言っている? |
ラック | : | <言づけ> で流言蜚語を垂れ流すんだ。 |
レイン | : | それって、∵再生∵使うとかじゃなくって、情報の上で“生きている事にする”って訳な? |
ラック | : | 察しが良いではないかレイン。 |
レイン | : | クラウスが生きていたという噂を流して、それでノアを釣る訳だな? |
ラック | : | 『奇跡的に助かった』と。 |
レイン | : | 『あの後すぐ、著名な高司祭があの村を訪れ、虫の息だったクラウス氏の命を救った』と。 |
ラック | : | ……そういうことにしておいてやろう(一同笑う)。 |
フェイム | : | つまりデマを流す訳な? |
ラック | : | そう、<言づけ>! 俺が唯一持っている【ステラ】の特技だ(笑)。 |
レイン | : | ……なんか使わせてやりてぇな(一同笑う)。 |
ラック | : | あっはっはっはっは(爆笑)。 |
レイン | : | シナリオ崩れないかな……でも、やってみる価値はあると思いますよ? |
フェイム | : | そうだね、他の村を回って噂を流しますか。 |
ラック | : | しかし……どんな噂を流すべきかで迷うな。 |
レイン | : | 例えば、『旅の一座に助けられたクラウス氏が“ヴィリア”の街にいる』という噂を流すわな? |
一同 | : | うんうん。 |
レイン | : | すると、クラウスを亡き者にする為に、いずれ“ヴィリア”の街でもノアの大量殺戮が始まるわけだ(一同大爆笑)。 |
ヴァルト | : | やめ! 止めっ!!(笑)。 |
ラック | : | それは嫌だな(笑)。 |
フェイム | : | そこは、俺らがスタンバってればいいんじゃないの? |
ラック | : | ……“ヴィリア”の街へ行ってみよう! |
レイン | : | もう少し情報を仕入れますか。 |
ラック | : | その通りだ。 |
GM | : | もう一直線に向かうのかな? |
フェイム | : | どこかに寄った方が良いんじゃないか? |
ヴァルト | : | 何か情報があるかもよ? |
シーン4 | 殺戮の人形達 | |
シーンタロット 【 ウェントス 】−正位置− | ||
GM | : | じゃあ誰のシーンでやる? |
レイン | : | 鎖の少ない奴は誰? |
フェイム | : | お前だ(笑)。 |
レイン | : | ラックも同数だな。 |
ラック | : | 俺はさっきシーンプレイヤーだったし、レインのシーンにしよう。 |
GM | : | ではシーンタロットは【ウェントス】だ。 |
レイン | : | ちょっと待てぇぇぇ! 【ウェントス】はいらん! 謀ったなラック! |
ラック | : | 偶然だ!(笑)。まぁいいや出たい出たい!(コロコロ)『15』だと。 |
ヴァルト | : | 出れないね。(コロコロ)『20』ってファンブル(笑)。 |
レイン | : | いや、別に【ウェントス】だから逆でも良いけどね(笑)。 |
GM | : | ではシーンを進めよう。君達は次の村に着いた。だが、すでに遅かったようだ。“ルーヴィス”の村と同じく、この村にも『死体の塚』が築かれていた。地面には無数の蹄の跡がある。おそらく、ヴィンセント達の隊が一足早く辿り着き、すでに立ち去ったのだろう。 |
レイン | : | ヴィンセントが──。 |
GM | : | 待った。突如、塚の中からいくつもの人形が飛び出してきた。それは、全く同じ形の人間大の人形だ。 |
レイン | : | 人形……子供達の言っていた例の人形か。 |
GM | : | その数約10体。 |
レイン | : | 「たかが10体……さぁフェイム、修行の成果を見せるのです!」 |
フェイム | : | (小躍りしながら)やっと剣が振れる〜!(笑)。 |
レイン | : | 「この程度、一人で倒してみせなさい。」(一同爆笑)。 |
フェイム | : | 「うおおおおっ!?」(爆笑)。 |
GM | : | (こいつらエキストラだけど、まぁいいか)では、初のトループ戦闘をやってみよう。 |
レインの言葉とは裏腹に、ほぼ全員の攻撃により、【クレアータ】トループは1ラウンドで砕け散った。 何の事はない、皆、フェイムが一人で戦闘しているのを黙って見ていられるほど気が長くなかったのである(笑)。 | ||
GM | : | 君達が人形を吹き飛ばすと、辺りには静寂が戻る。一陣の風が過ぎた寂しい村だ。 |
ヴァルト | : | 急ごう、被害が大きくなる! |
フェイム | : | 馬だ! 馬を出せ〜い!(笑)。 |
レイン | : | “レッドホーン”を駆りましょう。「後ろに乗せてさしあげます。」 |
GM | : | コレでこのシーンは終了です。 |
シーン5 | 伝令 | |
シーンタロット 【 ルナ 】−正位置− | ||
GM | : | では次、レインのシーン。 |
ラック | : | 出るぞ! |
GM | : | [鎖] も溜まってるだろし、『同行者』という手もあるぞ? |
ラック | : | いいや、登場する! |
レイン | : | 残念ですね、また出られないなんて(一同爆笑)。 |
ラック | : | 決めつけるな(笑)。 |
GM | : | (シーンタロットをめくって)いや、大丈夫みたいだぞ(笑)。 |
ヴァルト | : | シーン効果が使えるね(笑)。 |
ラック | : | 俺は“導く者”【ステラ】だ!(一同爆笑)。 |
GM | : | では、君達が“ヴィリア”に向けて急いでいると。街道の向こうから一頭の馬が歩いてくる。 |
ヴァルト | : | 人は乗っていますか? |
GM | : | 乗っているようだね。 |
ヴァルト | : | 誰だろ? |
フェイム | : | 一匹?(←馬は一頭だ!) |
レイン | : | え〜と、ヴィンセントかノアとみた。 |
GM | : | えっと、馬の背には、巡回隊の徽章 |
レイン | : | 「ヴィ……ヴィンセントォ───!!」と叫んで──。 |
GM | : | ヴィンセントじゃないね(笑)。 |
レイン | : | あれ?(一同大爆笑)。「──は、どうしたぁ────!!」と叫んで(一同再爆笑)。駆け寄ります(笑)。 |
フェイム | : | 苦しいなぁオイ(笑)。 |
ラック | : | 駆けつけよう。飛んでいく。 |
GM | : | 君達が近づくのなら、騎士は衰弱しきっていてもう長くはないだろうという事が分かるね。 |
ヴァルト | : | 話を聞く。 |
レイン | : | 「何か言い残す事はありますか?」 |
巡回騎士 | : | 「おお、貴方がたは……“ヴィリア”の街に、恐るべき何かが……それを伝えよと……。」がくっ。 |
レイン | : | 『がくっ』って、死んだ? |
GM | : | うん。事切れた。 |
ラック | : | (緊張感の無い声で)なぁ〜んてこったい! |
レイン | : | 埋めてやりたいのもやまやまなのですが……そんな時間はない感じ。馬だけ貰って、君達にはその馬に乗ってもらって、私の後ろに乗せて行きましょう。 |
ヴァルト | : | ノア少年の持っていた『黒い箱』が微妙に気になるんだよね。 |
シーン6 | 滅びの剣 | |
シーンタロット 【 ウェントス 】−逆位置− | ||
GM | : | ではマスターシーンだね。 |
フェイム | : | おお? |
ノア | : | 「さぁ、始めようか・・・・・・。」 |
GM | : | ノアは立ち上がり、剣を鞘から抜き放つ。 彼が立っているのは教会の鐘桜部。見下ろせば、足元には無数の人々が行き交っている姿が見える。 |
レイン | : | まだ、無事なのか? |
ヴァルト | : | そうみたいだね。 |
ノア | : | 「・・・・・・捧げよ・・・・・・」 |
GM | : | 明らかにノアのものとは異なる声。次の瞬間、彼は剣を振り下ろした。それに呼応して、周囲の空間に【アクシス】の聖印がふたつ浮かび上がり、禍々しい赤光を放つ。 そして、街の人々の体が次々と切り裂かれていく。見えない刃によって。絶叫が街を支配し、やがて静寂が訪れた──。 |
フェイム | : | よく分からないんだけど、【アクシス】ってどういう効果だっけ? |
GM | : | ∵拡大 |
フェイム | : | それで皆切られたのか。 |
GM | : | 辺りが静寂に満たされた後、ノア少年は、 |
ノア | : | 「・・・・・・まだか、まだ足りないのか! まだお前の空腹は満たされないというのか! 答えろ! カーネイジィィィ!!」(なぜか一同爆笑)。 |
GM | : | 何故笑う(笑)。 |
ラック | : | いや、名演技だったぞ(笑)。 |
フェイム | : | 叫びすぎ(一同笑う)。 |
GM | : | ムカツク(笑)。 |
フェイム | : | “カーネイジ”って誰だっけ? |
ラック | : | 俺の“ペナンス”と対をなす魔剣だ。 |
ヴァルト | : | 悪い方よね? |
ラック | : | そのとーりっ! |
レイン | : | “カーネイジ”の手の者ですか。我々はそこに行き着いてよろしいのですか? |
GM | : | その前に、今ので全員に【束縛】が発生します。 |
ラック | : | おおうっ! |
GM | : | 各自、DPダメージを食らってくれ。 |
ヴァルト | : | 「痛たたたたたっ!」(笑)。 |
レイン | : | 突然髪の毛が黒くなった(笑)。「これは……何者かが聖痕を……。」 |
ラック | : | 瞳が真っ赤に染まるぞ(笑)。 |
レイン | : | 化け物が一人(一同笑う)。 |
フェイム | : | 自分の事を棚に上げるな!(笑)。 |
ラック | : | (ムスカの声音で)「目がぁ〜、目がぁぁ〜〜〜!」(一同大爆笑)。 |
レイン | : | それがやりたくて共振を設定したのか(笑)。 |
ラック | : | 断じて違うぞ(笑)。 |
フェイム | : | 俺、血塗れー(笑)。 |
レイン | : | この近くにいますね。 |
GM | : | というか、共振は“ヴィリア”の街から明確に発せられたね。 |
レイン | : | 急ぎましょう。 |
シーン7 | 守るべきもの | |
シーンタロット 【 グラディウス 】−逆位置− | ||
GM | : | では次、シーンプレイヤーはレイン! |
レイン | : | またですか? |
GM | : | シナリオに指定があった。シーンタロットは【グラディウス】の逆位置! |
レイン | : | ぐはぁ!(笑)。 |
ヴァルト | : | やった(笑)。登場します(コロコロ)成功。 |
ラック | : | 出るぞ(コロコロ)出た! |
フェイム | : | 『同行者』で確実に。 |
GM | : | 全員で“ヴィリア”に着いた。至る所に人々の死体が転がっている。人々を守ろうとしたのであろう、ヴィンセントの部下達の死体も見受けられる。 その時、路地の奥から泣き声が聞こえてくる。 |
レイン | : | 駆けつけよう。 |
GM | : | ならば、巨大な人影に数人の子供たちが取りすがって泣いている。 その人影はヴィンセントだった。盾を構え、立ったまま息絶えていた。 |
レイン | : | おおぉぉぉ……。 |
ヴィンセント | : | 「遅いぜ、レイン。」 |
GM | : | そんな声が聞こえたような気がした。 |
レイン | : | 「す、すまない──ッ!」 |
GM | : | 教会の鐘からは、重々しい鐘の音が響いてくる。恐らく、この虐殺の張本人が鳴らしているのだろう。 |
レイン | : | そこを睨みつける。「ヴィンセントの仇は、あそこか!」 |
GM | : | と言ったところでシーン終了。 |