シーン1 | 野望の出陣式 | |
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シーンタロット 【 フルキフェル 】−逆位置− | ||
GM | : | 誰でもいいから、[鎖] の少ない人……フェイムのシーンにしよう。できれば全員登場が望ましいよ。 |
レイン | : | では出ましょう(コロコロ)登場成功です。 |
ラック | : | じゃあレインの因縁で(コロコロ)あ、じゃあ普通に(コロコロ)なぜだぁ!(笑)。 |
レイン | : | 「あれ? 神聖騎士団のラックさんはどこに行ったのかな?」(笑)。 |
ヴァルト | : | じゃあ私も(コロコロ)登場成功。ラックの分まで話しを聞いておきます(笑)。 |
レイン | : | 苦労が多いな(笑)。 |
GM | : | 寒風吹きすさぶ新王国宮殿の中庭。整列した“エステルランド”の主な諸侯と精鋭が見守る中、ヘルマン王に名を呼ばれ、ゲオルグ・シュローダー伯が進み出た。 |
ラック | : | ゲオルグだとっ!? 奴への因縁で登場(コロコロ)した! |
フェイム | : | 気合が入ってるね(笑)。 |
GM | : | ひざまづいたゲオルグに、王が震える手で己の代理であることを意味する指揮杖を授ける。 恭しく杖を押し戴いたゲオルグは、彼を無敵の守護神と信じて疑わぬ無邪気な兵の歓呼に応え、立ち上がると同時に大剣を引き抜いた。“傭兵伯”の象徴ともいえる“魔剣カーネイジ”の漆黒の刃が、晩秋の弱々しい陽光に煌く。 |
ゲオルグ | : | 「王国に勝利を! 出陣!!」 |
GM | : | 歴戦に鍛えられたゲオルグのしゃがれ声が響き渡ると、兵らの唱和で中庭が揺れた。 |
兵達 | : | 「神、それを望みたもう!」 |
レイン | : | 内心、穏やかではありませんね。 |
ラック | : | 俺が人を押し退けて前に行こうとするのを、ノエルが制するのだ。 |
GM | : | ということで出陣だ。ノエルの隣にいるなら、彼女は |
ノエル | : | 「この会戦に勝利すれば、ゲオルグの勢いは誰にも止められなくなるでしょう……。」 |
GM | : | と呟いた。 |
レイン | : | ゲオルグは味方なんだよね? |
GM | : | ああ。攻めてきているのは“ブレダ王国”軍で、ゲオルグは“エステルランド”側の人間だよ。 |
ラック | : | そうだな、レインのところにでも行くか。 「どうしたんだいレイン殿。顔色が悪いみたいだが?」 |
レイン | : | ただでさえゲオルグ見て萎えてるんだ。また今度にしてくれ(一同笑う)。 |
ラック | : | いやいやいや(笑)。「君も見ただろう? あれが“魔剣カーネイジ”だよ。」 |
レイン | : | 「あの漆黒の大剣ですか。見るからに禍々しい……。」 |
GM | : | 軽く抜いただけで、瘴気で辺りの人間が死んで……それはない(一同爆笑)。 |
フェイム | : | 死んじゃあまずいだろう(笑)。 |
ヴァルト | : | 瘴気に当てられていた程度で(笑)。 |
シーン2 | 両軍対峙 | |
シーンタロット 【 ルナ 】−正位置− | ||
GM | : | ではレインのシーンだ。 国境付近の丘陵地帯、“リヒテンフェルト”。ガイリング二世が指定した決戦の舞台では、両軍の睨み合いと小競り合いが数日に渡って続いていた。 横に立つレオポルト卿が、敵陣を指差しながら君に解説してくれる。 |
レオポルト | : | 「旗を見る限り、“ブレダ”軍はヴァルターの領主が主体のようですな。ガイリング二世はあそこ……。」 |
GM | : | レオポルト卿が指差した先には、ひときわ大きな“ブレダ”王国の旗が翻っている。 |
レオポルト | : | 「……に、在陣していますが、本陣は帯同しておらぬようですな。決戦を挑むにはいささか数に乏しい。釣られましたかな。」 |
GM | : | と、状況を教えてくれる。 |
レイン | : | ふ〜ん。よく分かってないけどそうなのな? |
レオポルト | : | 「ガイリング二世、シュローダー伯。甲乙付けがたい勇者ながら、いささか危ういものを感じますな。いや、これは老人の取り越し苦労かも知れませぬがのう。」 |
レイン | : | 当たってるから。そういえばガイリングは? |
ラック | : | 忘れたけど、奴も殺戮者と見て間違いない。 |
GM | : | そうこうしているうちに、前方の方で 神聖騎士団が苦戦している様子だね。 |
ヴァルト | : | なにっ? これはまずいんじゃないの? |
レオポルト | : | 「何やら苦戦しているようですな。さて、救援に向かいますかな?」 |
レイン | : | 当然です。「急ぎましょう!」 |
ラック | : | その頃俺は宙に飛び上がって、剣で打ち合うしか能のない騎士を相手に一方的な攻撃を仕掛けているのだ。 |
ヴァルト | : | 助けに行ったらどうなのよ。 |
フェイム | : | 何をやってるんだか……。 |
GM | : | では、レオポルト卿が一声、 |
レオポルト | : | 「では参ろう!」 |
GM | : | と、騎士団に命令を下すね。騎馬隊かな? |
レイン | : | それはいい、ここぞとばかりに愛馬“レッドホーン”に乗っている事を強調しましょう(一同笑う)。 |
GM | : | おぉー!(笑)。 |
フェイム | : | そういやそんなのもいたなぁ(笑)。 |
レイン | : | 忘れんな(笑)。 |
シーン3 | 乱戦の中で | |
シーンタロット 【 レクス 】−正位置− | ||
GM | : | 指定が無いから [鎖] の少ない人……。 |
ヴァルト | : | レインとフェイムと私は同じ。 |
GM | : | じゃあ、連続になるけどレインのシーンにしよう。 |
ラック | : | 続けて登場!(コロコロ)あっぶねぇ『10』(笑)。 |
ヴァルト | : | 私も(コロコロ)『11』で出た。 |
フェイム | : | (コロコロ)登場したが、なぜこうも逆位置のカードばかり来るんだ……。 |
GM | : | 神聖騎士団は“エステルランド”勢屈指の精強な部隊だ。しかし本日の戦闘では、敵部隊に巧妙に釣り込まれ、意外な苦戦を余儀なくされていた。すでに数名の騎士が討たれ、少なからぬ従者が負傷している。 |
ノエル | : | 「陣まで退け!!」 |
GM | : | ノエルの指示が繰り返されるが、一度乱れた足並みはそう簡単には整わない。するとその時、ノエルの白馬に数本の矢が突き立ち、どうと横倒しになった。 |
ヴァルト | : | 私達は神聖騎士団と行動を共にしてるんだよね? |
GM | : | ああ、そうだな。 |
ヴァルト | : | じゃあ、近くにいたことにしてもいいですか? |
GM | : | 構わんよ。 |
ヴァルト | : | じゃあ助けに行きます。あれ〜、ラックはどこに行ったのかなぁ〜(一同笑う)。 |
ラック | : | ちゃんと戦っているぞ(笑)。 |
GM | : | 倒れたノエルにブレダ兵が殺到するが、神聖騎士団の者達がその行く手を必死に阻む。だが、それでもすり抜ける者はいる。しかし、それらはヴァルトが一刀のもとに薙ぎ払った。全員首がすっ飛ぶ。 |
ラック | : | 所詮エキストラか(笑)。 |
ヴァルト | : | えっと、駆け寄りたいけど、どうしたらいの?(笑)。助け起こす? |
レイン | : | じゃあ、走って行ってノエルをかっさらおうか。 |
フェイム | : | お約束だ(笑)。 |
ヴァルト | : | そうしてください。 |
レイン | : | よし行け愛馬“レッドホーン”! |
GM | : | なら <騎乗> で判定してくれ。 |
レイン | : | なにぃ!?(一同爆笑)。 |
ラック | : | 当たり前といえば当たり前だな(笑)。 |
レイン | : | 実は <騎乗> は2レベルあるのさ。それっ(コロコロ)『1』!?(一同爆笑)。 |
ヴァルト | : | お見事!(爆笑)。 |
フェイム | : | やらせくさい出目だな(笑)。 |
ラック | : | えらくアクロバティックに助け出したな(笑)。 |
レイン | : | 成功したんだ、文句はないだろ(笑)。 |
GM | : | では、君は無事にノエルを助け出す事に成功した。 |
レイン | : | さすが俺。一応「大丈夫ですかノエル?」とか声をかけておこう。 |
ノエル | : | 「ええ、大丈夫です。」 |
GM | : | と、少し顔色は悪くなっているが、彼女は全軍に陣まで引き返すよう命令し、何とかこの場は収まるね。 |
レイン | : | というわけだ。ヴァルトも早く戻るのです。 |
ヴァルト | : | はーい。 |
GM | : | 戻る最中、 |
ノエル | : | 「見苦しい所を見せてしまった。すまない。」 |
GM | : | と、君に詫びを入れるね。 |
レイン | : | 「いいえ。しかし、指揮官とは狙われるもの。次からはもう少し慎重にね。」 |
ノエル | : | 「ああ。気に留めておくよ。」 |
GM | : | そして君達は陣にまで引き返すことが出来た。 |
シーン4 | 謀略の軍議 | |
シーンタロット 【 アクア 】−逆位置− | ||
GM | : | 次はエステルランド軍本陣。シーンプレイヤーは(3)が指定されているから、フェイムのシーンだ。一旦戦闘は終了している。 |
レイン | : | 本陣ですか、なら登場しましょう。(コロコロ)『3』で成功。 |
GM | : | ああっと、ヴァルトは登場できないわ。 |
ヴァルト | : | 私、[鎖] が一番少ないのに……。 |
ラック | : | 俺はまだ出ない。様子を見ていよう。 |
GM | : | 膠着した戦況を打開する為の軍議は紛糾した。そんな中、打開策としてゲオルグが提案したのはなんと夜襲! |
レイン | : | はぁ? |
ゲオルグ | : | 「誇り高き“エステルランド”勢が闇討ちをするなど、ガイリングの小僧も夢にも思いますまい。」 |
GM | : | 大小諸侯が夜襲が戦局を変えた例がないことを挙げて、口々に反対する。しかしゲオルグは諦めず、一手は自分の亡霊狩猟団が受け持つと言い切った。そこまで言われては諸侯とて黙る他ない。ただ、ほとんどの者が『自分は参加せぬぞ』と表情で宣言していた。そしてゲオルグは、 |
ゲオルグ | : | 「フライグルク伯、名将と謳われる貴殿と肩を並べて戦ったとあれば末代までの誉れ。もう一手を率いてはいただけぬか?」 |
GM | : | と、レオポルト卿に水を向けた。ノエルの表情が一気に緊迫の度合いを増した。 |
ラック | : | ここは登場だ! ゲオルグへの因縁で2個振る(コロコロ)『2』成功。 |
レイン | : | 私も顔色が変わります。 |
ラック | : | 僕も顔色が変わるが、それは歓喜の表情となるのだ。「夜襲……(ニタリ)。」 |
GM | : | コラコラ。お前はただ夜襲が好きなだけか。 |
レイン | : | 違うだろう(笑)。 |
ラック | : | 闇に乗じてゲオルグの首を取れると思ったからだ(笑)。 |
GM | : | しかし、それに対してレオポルト卿は、 |
レオポルト | : | 「……そこまで頼まれては断る事はできまい。承知しよう。」 |
レイン | : | 「夜襲など、騎士のする事か!!」と怒鳴る。 |
フェイム | : | うるさーい(笑)。 |
レイン | : | 「まさか本気で行かれるつもりですか?」とレオポルトに尋ねるよ。 |
GM | : | では卿は小声で、 |
レオポルト | : | 「相手の心底を見届けるには、あえて思惑に乗ってみる事も必要なのですよ。」 |
レイン | : | 「承服できません。」 |
ラック | : | そこに割って入って止めながらだな、「ゲオルグ卿、一つお聞きしたい事があるのですが。」と尋ねるよ。 |
GM | : | 君の顔には見覚えがあるから、ニヤニヤしながら |
ゲオルグ | : | 「ん〜〜〜? そこの一兵卒、何だ?」 |
GM | : | と言うよ(一同笑う)。 |
ラック | : | 「……はい、一兵卒ながら失礼いたします(一同笑う)。卿も此度の夜襲に参加されるのでしょうか?」 |
ゲオルグ | : | 「ん? もちろんだ。」 |
ラック | : | ……クックック。「そうですか。流石です。」 |
フェイム | : | 何か変な会話だな(笑)。 |
ゲオルグ | : | 「ここまで言い出した以上、私が出んでどうする。」 |
ラック | : | では一礼しよう。 |
レイン | : | 後ろで暴れてる(笑)。「放せー! 放せー!」 |
フェイム | : | 駄々っ子か(笑)。 |
ゲオルグ | : | 「一部火がついているようだが、これにて軍議を終了する。」 |
GM | : | と言って、ゲオルグは去っていくよ。 |
レイン | : | 「待て! ゲオルグぅ!」とか負け犬チックに叫んでおく。 |
GM | : | ゲオルグは鼻で笑って去っていくね。 |
ラック | : | 「まぁ待てレイン。落ち着け。良いじゃないか夜襲ぐらい。」 |
レイン | : | 「私は“お館さま”からも師匠からも、そのような騎士道は学んでいない!」 |
GM | : | そうだろう。<騎士の誉れ> を失うかも知れないしな。 |
レイン | : | ……まぁぶっちゃけ、一番の問題点はそこなんだけどね(一同笑う)。 |
ラック | : | 「よく聞け。君は夜襲しに行くんじゃない。闇に乗じてゲオルグを殺りに行くだけなんだ。」(一同笑う)。 |
レイン | : | あほぅ! それがド真ん中ストレートで悪いんじゃあ!(一同爆笑)。 |
GM | : | そうだな(笑)。 |
レイン | : | 「騎士たる者は正々堂々。正面から打ち倒すまでです。」 |
ラック | : | 「別に夜襲に参加する必要は無い。一緒に付いて行って、正々堂々と戦いを挑めばいい。」 |
レイン | : | それにしてもねぇ……。 |
ラック | : | 「じゃあ、僕はこれで……。」と言って、レインの肩をポンポンと叩いて出て行こう。 |
GM | : | では、突っ立ったままのフェイムに対してレオポルトが、 |
レオポルト | : | 「ではフェイム殿、よろしく頼みますぞ。」 |
フェイム | : | え? 夜襲にも参加しろっての?(笑)。 |
GM | : | レオポルト卿だって馬鹿じゃない。もしもの時の為に君に護衛について欲しいそうだ。 |
フェイム | : | うわ〜い、<騎士の誉れ> なんて持ってないから関係ないねぇ(笑)。 |
GM | : | では、出てきたラックにノエルが |
ノエル | : | 「それでは、貴方がたも同行してくださるのですね?」 |
ラック | : | 「当然だ。たとえ貴様が止めたとしても、僕は夜襲に参加する。」 |
GM | : | 流石にムッとするぞ(笑)。 |
ヴァルト | : | 『貴様』はないんじゃない? |
ラック | : | そうだな、「いや、失礼。ゲオルグと“カーネイジ”を前にして、少々気が高ぶったようだ。謝罪しましょう……騎士団長殿(ニタリ)。」 |
フェイム | : | 何か厭らしいなぁ(笑)。 |
ノエル | : | 「……わかりました。よろしくお願いいたします。」 |
GM | : | そして、ノエルは足早に去っていく。 |
レイン | : | お前のキャラクターは、N◎VAだったら四六時中“社会戦”を挑まれているだろうな(一同爆笑)。 |
GM | : | 50人くらいから“パニッシュ”!(笑)。 |
ラック | : | ぐわぁぁっ!!(爆笑)。 |
シーン5 | 消えた傭兵伯 | |
シーンタロット 【 アダマス 】−逆位置− | ||
GM | : | 次のシーンだ。シーンプレイヤーはラック。 |
ヴァルト | : | 登場は? |
GM | : | 君だけ不可だ(一同笑う)。 |
ヴァルト | : | ……いいも〜ん。『物忌み』してるも〜ん。 |
レイン | : | する [鎖] も無いだろうに(笑)。 |
フェイム | : | いいなー、全部正位置(笑)。 |
ラック | : | 場面は? 夜襲か? |
GM | : | 当たりだ。 |
ラック | : | では、嫌がるレインを無理矢理登場させよう。 |
レイン | : | いや、自分の意思で出ますよ。 |
ラック | : | おや? どういう風の吹き回しだ? |
レイン | : | 「レオポルト卿が行くと言うのなら、守らねばならないでしょう。」 |
フェイム | : | 上手く理由を作ったな(笑)。 |
ヴァルト | : | いいわよ、酒場で歌ってるわよ。 |
GM | : | 戦場には娯楽が無いからね。詩人は大歓迎だろう。 元々が傭兵部隊であるだけに、亡霊狩猟団の夜襲は惚れ惚れするほど手際がよかった。戦場で大仰に挑戦の声を上げている、時の止まった世界に住んでいる騎士達ではとてもこうはいかないだろう。 軽装の利を活かして風の如く敵陣に突入し、目に付く物に次々と火をかける。おっとり刀で出てきた敵兵を情け容赦なく突き、払い、薙ぐ。ブレダ陣営のこの一角はたちまち大混乱に陥った。 |
レイン | : | 顔を背けるよ。見てられないってね。 |
ラック | : | 「中々手際の良い夜襲じゃないか。他の連中ではこうは行かない。」 |
レイン | : | ……襟首掴んで、力任せに馬から叩き落します(一同笑う)。 |
ラック | : | 「うわぁぁぁ!」(落馬したらしい) 酷いぞ(笑)。 |
GM | : | じゃあ全員 <知覚> でチェックしてみて。 |
フェイム | : | ちかくぅぅぅぅ? |
ラック | : | あ〜、<知覚> は1レベルしかないんだよなぁ。 |
レイン | : | お前、能力値いくつだよ。 |
ラック | : | 20(笑)。 |
フェイム | : | 国に帰れ。 |
ラック | : | (コロコロ)『3』成功。 |
フェイム | : | (コロコロ)『5』成功。 |
レイン | : | (コロコロ)『10』でも失敗だ(笑)。シーン効果で振りなおす(コロコロ)『14』!(一同笑う)。 |
ヴァルト | : | 無理だったね(笑)。 |
ラック | : | 何かあったらすぐに知らせるから(笑)。 |
GM | : | では、判定に成功した者は奇妙なことに気づく。ゲオルグを討つ好機はないかと亡霊狩猟団の後をつけてきたのだが、肝心のゲオルグの姿がどこにも見当たらない。 |
ラック | : | 何で? |
GM | : | といったところでシーンを切る。 |
シーン6 | レオポルト襲撃 | |
シーンタロット 【 フィニス 】−位置− | ||
GM | : | 次はようやくヴァルトのシーンだ。 |
ヴァルト | : | やったぁ!(笑)。 |
GM | : | 先ほど、君の元に矢文が届いた。 |
ヴァルト | : | 読みます。 |
GM | : | 手紙はアルダからだった。 |
アルダ | : | 『貴方に見せたいものがあります。』 |
GM | : | と書いてあり、森の奥に待ち合わせ場所が記されている。 |
ヴァルト | : | じゃあ周りにバレないように静かに出て行きます。 |
レイン | : | 行くと、アルダの胸に剣が刺さってたりして(笑)。 「見て、これ……魔剣“カーネイジ”」(一同笑う)。 |
ヴァルト | : | 怖いよ!(笑)。 |
ラック | : | (上を向き、スルスルと口から剣を抜き出す仕草)。 |
レイン | : | 口から出すな!(一同爆笑)。 |
フェイム | : | マジックショーか!(爆笑)。 |
ヴァルト | : | じゃあ森に入っていくよ。 |
GM | : | では、指定された場所ではアルダが待っているね。 |
アルダ | : | 「ヴァルト、来てはいけないと忠告したのに、来てしまいましたね。」 |
ヴァルト | : | 呼んだのはアルダじゃ……。 |
レイン | : | ここにじゃなくて、戦場にという意味だ(笑)。 |
ヴァルト | : | あはっはは!(笑)。「え〜と、色々事情があって。ごめんね。」 |
アルダ | : | 「過ぎた事は仕方ありません。それより、来てしまったのでしたら貴方に見せたいものがあります。」 |
GM | : | と言って、森の奥へと誘ってくる。 |
ヴァルト | : | 付いて行こう。 |
GM | : | 遠く離れたブレダ陣営から火の手が上がり、風に乗って喧騒が届いてくる中、君はひたすらにアルダの後を追った。 |
ヴァルト | : | 相手はエルフだから、付いて行くのが大変。 |
アルダ | : | 「頭を下げてください。」 |
GM | : | 名もない小山の斜面に陣取った君達の眼下を、夜襲を成功させて帰還中のレオポルト勢が通過しようとしている。森の隘路を抜ける為、隊伍は細長い縦隊だ。 |
アルダ | : | 「あの男が持つ“カーネイジ”の力。いかほどのものかここで見届けてください。」 |
ヴァルト | : | 「えっ? ここにゲオルグがいるのですか?」 |
GM | : | よく闇を見透かせば、隘路の左右には伏兵が控えていた。中央には、黒馬に跨った体格の良い覆面の男があり、その背には布に覆われた大剣が背負われている。 |
フェイム | : | ……引き返してぇ〜(一同爆笑)。 |
GM | : | どうやら、伏兵はオクタール人傭兵のようだね。 |
ヴァルト | : | え……っと。「助けなければ!」と。 |
GM | : | どうするの? |
ヴァルト | : | 行きたいような、行きたくないような(笑)。 |
レイン | : | まぁ、レオポルトが死ぬかどうかの分かれ道になるかな? |
ヴァルト | : | ゔ……なら行きます。レオポルトは『友人』ですし。 |
GM | : | なら、行こうとする君に向かい、アルダが悲痛な声で |
アルダ | : | 「行かないで! 殺されてしまいます!」 |
GM | : | と叫んだ所でシーンを切る。 |
ヴァルト | : | いやぁぁぁ、何か怖いぃ!(笑)。 |