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BLADE of ARCANA
〜 英雄の仮面 〜

シーン7一撃必殺の刃
シーンタロット 【 ウェントス 】−逆位置−
GM
ではフェイムのシーン。今は夜襲の帰りだ。
ラック
レイン
『同行者』で出る!
ヴァルト
ラックが出たからダイス2個で(コロコロ)登場成功。
GM
暗い森の中に、一騎の黒い影が浮かび上がった。隊伍の者はレオポルト卿を含め、誰一人としてその存在に気づいていない。
影は音も無くレオポルトに迫ると、必殺の刃を振り下ろした。
フェイム
それは防げるのか?
ラック
音も無くって、もしかして不可知(インコグニション)か?
GM
当たり。不可知(インコグニション) 絶対攻撃(フェイタル・ブロウ) 死神の手(デスズ・ハンド)が使用されるけど、ここでアルダから天真(イノセンス)が飛んで、不可知(インコグニション)が打ち消される。
レイン
これで姿が認識できましたね。つまり、誰かが何かしろと。
ヴァルト
そうしないとレオポルトさんが……。
レイン
しかし、このGMが相手では、無敵防御(インヴィンシブル)だけでは打ち消しきれない可能性が高いな。
GM
いや、イベントだし宣言すればそれで良いよ。
レイン
では……いや、ここはフェイムが止める方がそれらしいよね(笑)。
フェイム
むぅ。では無敵防御(インヴィンシブル)
GM
では、必殺と思われた一撃は、君の [聖痕] が作り出した盾によって弾かれた。
フェイム
「敵襲〜!」と叫ぶ(笑)。
GM
そうか(笑)。なら、それと同時に辺りが騒がしくなる。現場にはオクタール人の傭兵が殺到し、周囲の騎士を皆殺しにする。黒い男は失敗と見るや、素早く逃げ出すね。
ラック
「待てやコラァ!」 <元力:虚> の一発でも叩き込みたいのだが?
GM
ああ、構わんよ。
ラック
これで傷でも付けられれば、後から追従できるからな。「おや? その傷は何の傷ですかな? ひょ〜ほほほほ〜。」(笑)。
レイン
どうせ男の正体はゲオルグだしね。「ゲオルグ卿、後頭部にハゲがありますが、いかがされましたか?」(一同笑う)。
フェイム
「円形だ。」(一同大爆笑)。
レイン
そんなに気苦労が絶えないのか(笑)。
ラック
特技の組み合わせは……。
GM
成功すればいいぞ。
ラック
そう? なら(コロコロ)『6』で成功。
GM
君の放った雷は、ギリギリの所で惜しくも黒い大男に避けられ、傍をかすめた。
レイン
姿が照らし出されますか?
ラック
いや、『虚』だから光りそうには無い(笑)。
GM
そうだね、『虚』ってのは『void』って書かれてるから、この雷は辺りの空間を削り取りながら直進していってるんだよ(笑)。
レイン
『ジョジョの奇妙な冒険』第三部の吸血鬼か?
ラック
ヴァニラ・アイスだな(一同爆笑)。
GM
<元力付与> すると『ザ・ハンド』だ(笑)。
ラック
虹村憶泰!(爆笑)。
ヴァルト
そろそろ戻ってきてよ(笑)。
GM
おお、そうだ。では伯は、
レオポルト
「先ほどの巨漢……“ブレダ”の仕業に見せかけてわしを消す気だったか。わっはっは。フェイム殿、やはり貴殿に来ていただいて正解でしたな!」
ラック
「……ハズレだったぞ。」
レイン
何を言うか(笑)。
ラック
「オクタール人に変装している今こそ、奴を殺る最大のチャンスだったのに……。」
フェイム
「奴の言動は気にしないでください。」(笑)。
レオポルト
「彼は大丈夫ですかな? 何やら心配になってきますな。」
GM
と、レオポルト卿に心配されつつこのシーンは終了。
……っと、その前に [束縛] しておいてね(笑)。
一同
ぎゃあああああ!!
シーン8真新しき傷跡
シーンタロット 【 コロナ 】−逆位置−
GM
次は本陣で誰でもいい……でもこれはラックだな。
ラック
では俺のシーン。
GM
では君達は本陣に戻り、夜が明けた。それでは翌日。
ヴァルト
登場します(コロコロ)成功。
GM
出陣を控えた君が軍営の中をうろついていると、珍しく数人の部下しか連れていないゲオルグが反対方向から歩いてくるのが見えた。彼も出陣するつもりなのだろう。実戦的な軍装に身を包んでいる。
レイン
フェイム
『同行者』で登場。
GM
では、全員 <知覚> で判定してくれ。
ラック
OK OK!(コロコロ)『17』で成功。
ヴァルト
<心眼> 繰み合わせて(コロコロ)『4』クリティカル。
レイン
(コロコロ)うわ、『6』。成功してしまった。
フェイム
『してしまった』って何よ(笑)。
GM
では、成功した人はラックの放った雷が、大男の頬をかすめていた事を思い出した。そして今、ゲオルグ卿の頬も傷がある。
レイン
頬が削れているのか(一同笑う)。
GM
いや、既にかさぶたになっているね(笑)。
ヴァルト
治るの早すぎっ!(一同笑う)。
GM
いや、ホントかすっただけなんだよ(笑)。
ラック
「おや? ゲオルグ卿、その傷はいかがなされましたか?」
ゲオルグ
「この傷か? 昨夜の夜襲で矢がかすめた為のもの。いわば名誉の負傷だ。レオポルト卿の暗殺? 知らぬなぁ。」
レイン
暗殺って……そんな事聞いてないのに。
フェイム
ね(笑)。
ラック
「そうですか。しかし、矢がかすめたにしては大きな傷ですね。」
ゲオルグ
「こう当たったのだよ。」
GM
と、さもそれらしく身振りをするね。
ラック
「いや、私はそれと同じ傷を付けられる人物に心当たりがあるのですが。」
フェイム
ここは彼に頑張ってもらおう。
ラック
何でだよ!(笑)。レインだって珍しく気づいただろう!
レイン
こんな公の場で行動を起こしたくない。
ゲオルグ
「気をつけられよ。軍営をみだりに流言で惑わす者は、我が権限において処罰するぞ。話が終わりなら、これで失礼する。」
ラック
僕はどうすればいいんだ。
レイン
お前が危険人物であるとゲオルグが確信すれば、放っておいても消しに来る。その時に迎え撃てばいいだろう。
ラック
いや、俺はここでやっておきたい。
レイン
ここで? 周りにはゲオルグの部下が大勢いるし、ゲオルグが暗殺を謀ったという決定的な証拠はない。ここで斬りかかっても犯罪者になるだけだぞ。
ラック
う〜む。
レイン
傷だって、ゲオルグが矢傷だと言い張ったらそれまでだ。
ヴァルト
ゲオルグの部下だってそう証言するよ。
レイン
どう考えても私達が悪役になるよ。
ラック
いや、それは分かっている。それでもゲオルグを殺っておきたいんだ。
レイン
お前はそれで良いかもしれないが、私は“お館さま”の部下だからな。私が犯罪者となれば“お館さま”にも迷惑がかかる。それはできない。
ラック
なるほど……。では、「(ゆっくりと、意味深に)いえ……その人物の元へと案内さしあげようかと思ったのですが……どうぞお気になさらずに……ゲオルグ・シュローダー殿……。」
レイン
それで十分だと思うぞ。
GM
では、ゲオルグはフンと鼻を鳴らし、その場を立ち去るよ。
シーン9巨人の激突
シーンタロット 【 マーテル 】−正位置−
GM
次のシーンはマスターシーンだ。登場はしないでね。
ヴァルト
分かったよ〜。
GM
翌日の早朝から始まった戦闘は、昼をとうに過ぎてなお続く激戦となった。その泥仕合の渦中で、運命はそれが必然であるかのように二人の野心家を引き合わせた。
君達の目の前で対峙する“傭兵伯”ゲオルグガイリング二世。その人知を超えた死闘に巻き込まれた兵達は、ことごとく死体となって転がっている。
レイン
近寄れませんね。
フェイム
近寄りたくないね(笑)。
GM
ゲオルグの手中では“魔剣カーネイジ”が殺戮の喜びに震え、ガイリングの傍らには不気味な預言者の姿がある。二匹の獣は周囲の惨禍には目もくれず、激しく肩を上下させながら互いの動きに見入っている。
二人が互いの剣を掲げ、同時に吼えた。
ガイリング二世が大破壊(ラヴェイジ)死神の手(デスズ・ハンド)を重ねる。
ヴァルト
うっわ。
ラック
やりやがった(笑)。
GM
しかし、ここでゲオルグがこれに拡大(アンプリフィケイション)
ゲオルグ
「ぐはははははぁ〜! 貴様も死ねぇぇえ!!」(一同大爆笑)。
ラック
このアホー!!(爆笑)。
レイン
なんて事を〜!(爆笑)。
フェイム
一人キチ○イがいますがっ!?(笑)。
ラック
そして自分だけは無敵防御(インヴィンシブル)するつもりか(笑)。
GM
しかし、ここで形勢不利と見たエロイーズが、
エロイーズ
「ここは引くべきでしょう。陛下、ここまでです。」
GM
と言って、神移(ワールウィンドウ)拡大(アンプリフィケイション)。この場から立ち去るね。
ゲオルグ
「逃げるかガイリング!? ごわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」(一同笑う)。
ヴァルト
死んじゃった(笑)。
レイン
いや、まだでしょう(笑)。
ラック
不死(イモータリティ)か何か使うだろうな(笑)。
GM
では、後には見渡す限りの屍が転がっているのだが、そんな中、ゲオルグの≪転生の印≫が輝き、そのままゆっくりと立ち上がるね。
ラック
魔印があったか。
GM
そしてこのマスターシーンは終了だ。
シーン10暴走(ブラッド・レイジ)
シーンタロット 【 ファンタスマ 】−正位置−
GM
後に残されたブレダ騎士団を次々と殺戮したゲオルグは、そこでようやく我に返ったかに見えた。両軍の兵士から見えるよう“魔剣カーネイジ”を高々と掲げ、勝ち名乗りを上げようとする。だが、
???
『ひもじい……』
GM
戦場にいる全員の心に、何者かの意思と飢餓感が流れ込んで来た。
ヴァルト
うげ。
GM
ゲオルグが狼狽の表情を浮かべ、己の剣をまじまじと見つめる。声なき声が続く。
???
『ひもじい……ひもじい、ひもじいひもじい〜!!
ゲオルグ
「待てっ! 抑えろ“カーネイジ”!!」
GM
ゲオルグの言葉も虚しく、魔剣から目に見えるほど濃い瘴気が噴出した。ガイリングとエロイーズとの闘争で力を消費しすぎた魔剣は、飢餓感を癒すため、周囲の血と肉と魂持つ存在を片っ端から食らうことを選択したのだ。殺戮の衝動に駆られるまま。
魔剣の衝動に完全に支配されたゲオルグは、悪鬼の形相となって一歩を踏み出した。己の部下に向かって……。
ラック
ついに本性を現したか。
GM
といった所で対決ステージに移るね。


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