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BLADE of ARCANA
〜 英雄の仮面 〜

対決ステージ殺戮の嵐(カーネイジ・ストーム)
シーンタロット 【 アルドール 】−正位置−
GM
次はレインのシーンだ。
レイン
おお、【アルドール】! できればこの先のシーンで出て欲しかった(笑)。
ヴァルト
諦めて(笑)。
GM
最初の犠牲になったのは亡霊狩猟団だった。その後は“ブレダ”“エステルランド”王国両軍の軍勢が、見境なしに虐殺されていく。両軍の士気は崩壊し、兵も将も逃げ惑うが、瘴気を放ちながら人間離れした速度で追いすがるゲオルグは、彼らを情け容赦無く惨殺していった。傭兵伯が魔剣を振る度、十人以上の兵が文字通り粉砕される。
“エステルランド”と“ブレダ”の軍勢が、たった一人の男に怯え、逃げ惑っているのだ。
戦鬼。そんな形容が君達の脳裏を過ぎった。
ラック
まさしく化け物だな、ひょ〜ほほほっ!(笑)。
レイン
何が楽しいんだ(笑)。
GM
そんなゲオルグの姿を見て、ノエルが神聖騎士団に指示を飛ばすね。
ノエル
「まさかこれほどとは……神聖騎士団終結せよ! 乱心したシュローダー伯を取り押さえる!」
レイン
無謀じゃないか?
ヴァルト
危ないよ。
GM
君達の心配も虚しく、ノエルの持つ [聖痕] を嗅ぎ付けたゲオルグは、それを喰らう為に騎士団に襲い掛かる。
レイン
のぁあああああ!?
ヴァルト
頑張ってレイン。シーンプレイヤー(笑)。
レイン
うぎっ。や、やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!と叫びながら突撃。
ラック
「馬鹿野郎! 一人で突っ込んでどうする!」飛びながら追うぞ!
GM
ゲオルグは正気が無い様で、完全に白目を剥いているね。今はノエルに向かって、邪魔な神聖騎士団をバッキバッキと薙ぎ倒してる。
さてどうする?
レイン
“レッドホーン”に騎乗したまま突っ込みます。と言っても <騎乗> で使える技が無いので、直前で飛び掛るけどね。
ラック
仕方ないから俺も突っ込む。
GM
(決断も早かったし、先制攻撃あげてもいいかな)じゃあレインは攻撃判定。
レイン
へっ? いきなり攻撃?
フェイム
何かありそうだな(笑)。
ヴァルト
ゴーゴー! やっちゃって!
レイン
(休まず一気に)<魔技破斬剣鋭き刃魔撃魔器所有剛力騎士の誉れ旋風撃> で−13。判定値『6』。では参ります。(コロコロ)『2』でクリティカル!
ラック
よくやった!
GM
ゲオルグには防御する意思が無いから、自動的にヒットするよ。ただ、ダメージは入らないから。
レイン
うそ、[代償] の払い損!?(一同笑う)。
GM
<旋風撃> とか外していいから(笑)。
レイン
助かります(笑)。
GM
ではここで一旦シーンを切り替えよう。
対決ステージ対決
シーンタロット 【 ディアボルス 】−正位置−
GM
続けてレインのシーン。
ラック
同行者〜。
ヴァルト
登場(コロコロ)成功。
フェイム
登場しない(笑)。
ラック
阿呆ぅ、さっさと出ろ!
フェイム
分かってるから(笑)。
GM
予想外の一撃を受けたゲオルグの目に、理性の光が甦った。
ゲオルグ
「とうとうやっちまったか。相変わらず凄まじい有様よな。ククククク。」
GM
“エステルランド”建国の英雄は、己が血に染めた戦場を眺め、心底楽しげに笑った。
ゲオルグ
「仕方のない奴め。」
GM
ゲオルグは呟くと、ポンポンと“カーネイジ”を叩いて肩に担ぎ、君達の方を向いた。
ヴァルト
兵を逃がしたいのですが。
ラック
いや、生きている兵がいるのか?
GM
神聖騎士団が少し。
ヴァルト
逃がしま〜す。
GM
それは結構。
ゲオルグ
「クックック。まぁた、お前らか……。」
ラック
「やぁ大将。アンタにはそっちの方が似合っているぞ。」
ゲオルグ
「いつでも来いとは言ったが、とうとうこんな所まで来るとはな。」
GM
ゲオルグは心底愉快そうに笑うね。
ゲオルグ
「くっははははっ! この国に身を寄せてから英雄の仮面を被り通してきたが、今日はちょいと張り切りすぎた。俺の可愛い“カーネイジ”はな、啜った生命を力に変える。その代わりに飢えると、見境がなくなる。そうなるとこの様よ。
部下達には可哀そうな事をしたが、また集めれば済む。ま、今回の件は不幸な事故だったというあたりで一件落着だ。」
レイン
「自分の部下まで殺しておいて、それで済ませるつもりなのか?」
ゲオルグ
無理が通れば道理が引っ込む。第一、俺の他にガイリングを阻める者が、この国にいるか。“エステルランド”は俺抜きでは生き残れんのだ。貴様らに選択肢はない。ならば俺が君臨するのに何の不思議がある。
しばらく謹慎していれば、じきに王が死に、王国の実権は俺の手に転がり込むだろう。」
ラック
「果たして、そう上手く行くかな?」
ヴァルト
「させないよ。」
ゲオルグ
「とはいえ、確かに俺の本性を察している貴様らを生かしておくのは都合が悪い。」
フェイム
ぎく(笑)。
ゲオルグ
「ついでに後の禍根を絶つ為、臆病者の諸侯どももブチ殺しておくとしよう。そうすればつまらぬ噂など、今日まで培ってきた名声が打ち消してくれよう。」
ラック
では、「ふぁぁぁぁ……。」と大あくびをしてだな、
ふぅ、お喋りは終わったかい? 饒舌大将。
ゲオルグ
「クックック。貴様は本当にしつこい男だな。よかろう、その執念に免じて相手をしてやる。望み通り“カーネイジ”の錆となれぃ!!
レイン
「貴様の思い通りにはさせない。ゲオルグ卿、貴様の首を心待ちにしている者がいるのだよ。だから、今ここで引導を渡します!
ゲオルグ
「ああ……あの“ベルカディッツ”家の小娘か。くだらん話だ。
“カーネイジ”が語るには、どうやら貴様らは俺の野望を阻む運命を背負っているようだな。ならば! 俺はこの“カーネイジ”で運命すら断ち切って見せよう! ゆくぞ!!
捧げよ聖痕! 今宵は殺戮の宴なり!!
ラック
[宴] 判定〜。(コロコロ)一枚ひっくり返った。
レイン
(コロコロコロコロ)ぜ、全部ひっくり返った(一同爆笑)。
GM
<旋風撃> が使用不能になったな(笑)。
ヴァルト
救われないね(笑)。(←全部正位置)。
レイン
大丈夫、ラックがさっさと [束縛] を起こしてくれるさ。
フェイム
それはそれでピンチじゃないの?(笑)。
 
戦闘経過
 凶悪な“魔剣カーネイジ”を帯刀するゲオルグは、まさに最悪の殺戮者だ。しかし、それよりも恐ろしいのは彼の持つ <憤怒> だと言い切っておく(笑)。お前、≪魔汁の印≫に <憤怒> って、どんなイヤガラセコンボだよ!
 此度の戦闘で、史上最凶・最悪ダメージが発生する!

vs ゲオルグ・シュローダー 詳しい戦闘経過
終局ステージ傭兵伯の最後
シーンタロット 【 イグニス 】−正位置−
GM
いつ果てるとも知れぬ死闘の末、ついに致命の一撃がゲオルグの急所を捉える。もんどりうって倒れた“傭兵伯”が、傷口から血を迸らせつつ、ゆらりと立ち上がった。
ゲオルグ
「……くく、くくく……。見事だ……この20年で……最高の勝負。だが 、俺の野望はこの程度では挫けん……俺は……王になる男。戦い戦い、さらに戦う……さぁ“カーネイジ”……続き……だ…………。」
GM
それと同時に、空中に【デクストラ】の [聖痕] が浮かび上がる。爆破(デヴァステーション)でレインの魔器が弾け飛ぶ!
レイン
「うわぁぁっ!」 ペ、“ペナンス”がぁぁ!(爆笑)。
GM
ゲオルグは不敵に笑った。
鮮血の如き朱に染まった夕焼けの空の下、“エステルランド”の守護神ゲオルグ・シュローダーは、目をカッと見開いたまま動きを止めた。死屍累々たる戦場に立ち尽くし、息絶えてなお戦わんと身構える凄絶な姿は、まさに“形を取った悪夢”だった。
ラック
ゲオルグの死を確認しよう。その後“カーネイジ”を──。
GM
おっと、それはちょっと待ってもらおう。
レイン
では私は、手首を押さえて膝を着きます。
ヴァルト
「大丈夫? それに、何か大切な剣が折れたみたいだけど……。」
ラック
「大丈夫だ。一時的とはいえ“ペナンス”の力を与えた剣だ。そう簡単に壊れたりはしない。」 だからさっさと魔器(アーティファクト)を使えよ。
レイン
ちっ、温存しようと思っていたのに(笑)。では魔器(アーティファクト)
GM
なら、“ライトブリンガー”は再生されたね。
レイン
「吹き飛んだものと思ったのに……。」
フェイム
直したのはお前だろう(笑)。
ヴァルト
つっこんじゃダメだよ(笑)。
GM
それでは [聖痕開放] だ。今回使用した聖痕は10個。まずはDPが10回復ね。
フェイム
この後に期待してる。
GM
≪魔印≫は5つだ。それでは [魔の破壊] いくよ(コロコロコロコロ)ぐわわわ、高すぎだ。『36』点回復。
フェイム
お釣りが出るから(笑)。
レイン
GM、[聖痕] を入れ替えたい。
GM
ん? 何と何?
レイン
[過去] の【アダマス】と [未来] の【ディアボルス】を入れ替える。構わないかな?
GM
別に構わんよ。しかし何でまた?
レイン
演出って奴です。
GM
はい分かった。OKです。ではエンディングフェイズに移ろう。
エンディング1拭われぬ不安
シーンタロット 【 ディアボルス 】−正位置−
GM
まずはラック。
君の目前に、地面に放置されたゲオルグの遺体が転がっている。王都で首実検にかけられるため、死後斬首された首無しの死体だ。魔剣に魂を売った悪鬼ゲオルグを討ち、君の復讐はここに果たされた。
だが、君の胸に一抹の不安が過ぎる。これで本当に終わったのか……? 確かにゲオルグは目前で無残な屍を晒している。しかし胸中の雲は拭われない。君は不安の正体を見極めようと、戦場跡に立ち尽くしていた。
ラック
「やった……ついに倒した……。」 しかし気になるのは“カーネイジ”の行方なのだが?
GM
この後ですぐに説明する。
ラック
分かった。じゃあ僕はその場に立ち尽くしたまま、かすかに身体を震わしているのだ。
レイン
なぜ? 感極まった?
ラック
色々な意味でだ。
エンディング2覚めない悪夢
シーンタロット 【 フルキフェル 】−正位置−
GM
“エステルランド”“ブレダ”両軍が立ち去った後の寂しい戦場に、君はただひとり残っている。被害を防げなかったものの、君は玉座を狙う凶悪な殺戮者の魔手から“ハイデルランド”を救ったのだ。“お館さま”も満足してくれるだろう。
レイン
そうなら良いけど。
GM
すると一騎の騎馬武者が、丘を越えて君の方へ向かってくるのが見えた。騎士の纏った暗い外套が、屍の間を渡る夜風にはためいている。
驚いた事に、それは“シュラーフブルク”で眠りについているはずのヴォルフガングだった。
レイン
まさか登場されるとは(笑)。
ヴァルト
びっくりだね(笑)。
ヴォルフガング
「気を緩めるな。」
GM
開口一番、“黒騎士”が注意を発した。
ヴォルフガング
「感じぬか? 汝らがゲオルグを倒した後も、闇の力はむしろ増している。巨大な災いがすぐそこまで迫っておる。汝にはいま一度、死力を振り絞ってもらわねばならぬ。」
レイン
「かしこまりました。このレイン、命に換えましても。“お館さま”、ひとつお願いがございます。」
ヴォルフガング
「聞こう。何なりと申せ。」
レイン
「どうか、この戦いが終わるまで、私の騎士の称号をお預かりください。」
ヴォルフガング
「一個人として戦うつもりか? それもまた良かろう。この一件が終えるまで預かろう。」
レイン
「ありがとうございます。」
ヴォルフガング
「とはいえ、一族の名に恥じぬようにな。」
レイン
「かしこまりました。それでは、[因縁] にカタを付けてまいります。」
エンディング3残された脅威
シーンタロット 【 ステラ 】−正位置−
GM
レイン、君はその後、“カーネイジ”を護送する任に就いたノエルと合流した。
レイン
はいよ。
GM
“神聖騎士団”によって鉛の箱に封じられ、戦場跡から持ち出される“カーネイジ”を目で追いながら、ノエルが小さく身体を震わせた。
ノエル
「あの邪剣がゲオルグにあれほどの力を授けていようとは、想像もしませんでした。皆さんがいなければ、私もここにこうしてはいられなかったでしょう。感謝します。」
GM
だが、無数の屍が横たわる戦場を見渡す彼女の顔は、晴れてはいなかった。
ノエル
「この惨劇を二度と繰り返させてはいけない。“カーネイジ”は再び人の世に出ることが無きよう、確実に処分にします。それが今日を生き残った私の使命だと思います。」
レイン
「力を添えさせていただきますよ。」
ノエル
「ご同行、お願いいたします。」
GM
それでは、君達は“カーネイジ”を積み込むと、“リヒテンフェルト”を後にした。
エンディング4次なる英雄
シーンタロット 【 マーテル 】−逆位置−
GM
緊急の軍議から戻ったレオポルトが、さばさばとした面持ちで告げた。
レオポルト
「満場一致で徴兵が決まった。ゲオルグが引き起こしおった此度の被害は、あまりにもひどい。兵も将も戦う気力を根こそぎ奪われてしまいましたな。」
GM
レオポルトが遠くに向けた視線の先には、戦場から退却を始めたブレダ軍が見えた。
レオポルト
「だが、ゲオルグの乱心で受けた被害は、ブレダ軍の方が深刻らしい。皮肉なものだ。結果的にはゲオルグめがガイリングの挑戦を退けた形になったのですからな。しかしその英雄は、仮面を被った背徳の英雄に他ならなかった。偽物は己の所業の報いを受けて滅びた。されど我々には英雄がいる。いまだ健在なガイリング王に対抗できる英雄が。期待しておりますぞ、フェイム殿。
フェイム
この俺に何を期待しておるのやら(笑)。
ラック
ゲオルグを殺ったのは俺だ!(笑)。
フェイム
俺、何もしてないよ(笑)。
レイン
死にまくった挙句、美味しいところを持っていかれた私よりは良いでしょ。
ラック
ひっひっひ(笑)。
エンディング5百合 恩返し
シーンタロット 【 コロナ 】−正位置−
GM
では最後にヴァルト。君はいつまでも軍隊と共にいるのを良しとしなかったのだろう、ひとり戦場を立ち去った。
ヴァルト
はーい。
GM
戦場から立ち去った君を待っていたのはアルダだった。彼女は君の顔を見ると何事か言おうとしたが、思いなおしたかのように口をつぐみ、黙って隣を歩き始めた。
アルダ
「あの……。」
GM
しばらく黙々と歩みを進めた後、アルダがようやく口を開いた。
ヴァルト
「何?」
アルダ
「見届けました。全部。」
GM
落ち着いた、優しい声音だった。
アルダ
「私のため、ですか?」
一同
???(←全員、言っている事が理解できていない)
ヴァルト
何が?(笑)。
GM
???(それはGMもだった) つと流し見ると、彼女は微かに優しく微笑んでいた? 何だこれ(一同爆笑)。
レイン
GM、一体何を喋っている?(笑)。
GM
いや、スマン。どうやらこのエンディングは相応しくない事がわかった(一同爆笑)。
ヴァルト
なによー!!(爆笑)。
GM
だって、どうにも雰囲気がおかしいだろ!?(爆笑)。
ラック
というか、展開が良く分からなかった(笑)。
レイン
ちょっとシナリオ見せてよ。
フェイム
何がそいつの為なの?
GM
知るかよ!(笑)。
レイン
……あ〜。ヴァルトの [因縁] に『彼女を縛る冷たい憎悪の鎖を砕くにはどうしたらいいのかと考えてしまう。』とか書いてある。だからだろ。
ラック
そんな事、これっぽっちも考えていなかったな。
ヴァルト
うっさいなぁ!(笑)。
GM
それなら状況は把握できた。では、君達二人は肩を並べ、ゆっくりと戦場を後にした。
レイン
そうだ、エリノア様に報告しに行こう。約束でしたからね。
GM
それは素晴らしいね。でもそれは次のアクトまで待ってね。
レイン
はいよ。
ヴァルト
それでは、お疲れ様でしたー!


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