scenario0 戯言

 幻の第1回セッション。サイトでは公開せずに、そのまま埋もれさせようかと思っていたセッションがこれです。
 リプレイの掲載順序が『No.1』『No.3』『No.4』『No.2』『No.5』『No.0』と不規則になってしまった為に、少々ややこしくなってしまいましたね。
 その後は、『No.6』『No.7』『No.8』と順調に公開できているので一安心ですが。・・・・・・肝心のセッション自体が滞っているのが問題っちゃあ問題ですか。
 シナリオ作成段階ではまだキャラクター達の把握もできておらず、当日に作りたてのキャラクターでセッションに臨んだため、序盤は非常に硬くなっていたのを覚えています。『あれで?』とか言うべからず(笑)。

○ GM視点での各PCへの感想
  • “騎士”サンドロ・オーエンバッツ
     この頃のサンドロは実に正統派の騎士だったのですね。“差別騎士”の片鱗さえ見えません。
     『王国側』と『冒険者側』に分かれてシナリオを進めるという事は、サンドロPLであるmyにのみ伝えてありました。おかげさまでスムーズに進行しました。
     その後、サンドロの異種族に対する態度が豹変したのは、実際の騎士としてのリアリティを忠実に再現したとか。ファンタジーの騎士は万人に優しいイメージがありますが、中世の騎士は頭が固いだの身分や名誉にうるさいだの、ろくなものじゃなかったとか。まぁ忠実に再現した結果が異種族イジメでは悲し過ぎますが(笑)。
     サンドロは物語の進行も脱線も率先してやってくれる、褒めて良いのか悪いのか分からんキャラクター。まぁ、このキャンペーンの1・2を争うスパイスと言える存在なので。大変貴重な人材です。
     
  • “魔術師”アーティ=フォルレイ
     初セッションでの掴みでは、これほど幸薄い迫害キャラクターになるとは夢にも思いませんでした(笑)。
     実はパーティ唯一、死を免れているキャラクターであり、1ゾロの回数も最小と、別に運が無いわけでは無いのですけど。幸薄いイメージはサンドロのせいですね。まぁただ一方的に迫害されるわけではなく、しっかり対抗してくれるので面白く、放っておいてますが(笑)。
     いいツッコミを入れてくれるので、リプレイの笑いの面で非常に嬉しいキャラクターです。それが物語の展開に影響しないのが残念ですね。
     
  • “神官”ボーデル
     キャンペーンのスパイス其の2(笑)。初回から派手にトバしてくれました(笑)。今後の展開が非常に 危ぶまれ 期待させられましたね!
     真面目な話、ボーデルというキャラクターは話を進めてくれるキャラクターなので重宝してます。あと、ヴァイオレンスな展開にする時の生贄としても最適(笑)。
     モールという武器の魅力は、クリティカルこそ遠のくものの命中率が上がるので、安定して高いダメージを量産できる点にあります。“一発”を捨てる事で非常に安定した戦闘能力を発揮できるのです。攻撃力の低いキャラクターが欠点を補うのに適した武器ですが、ボーデルのように元の打撃力が高いとクリティカルの必要もあまりないので、まさにグッドチョイスと言えるでしょう。
     ボーデルほどモールの似合うキャラクターもそうそう居ませんな(笑)。
     
  • “盗賊”クロウ
     盗賊的活躍シーンを用意せず申し訳ない。
     それはそうと、彼女がパーティ1のエースヒッターになろうとは思いもしませんでした。盗賊の上に筋力『14』と、その要素は無いのですが。まぁクリティカル性の高いシーフは、キャラクターよりプレイヤーのダイス目が影響しやすいですから、単にPLがバケモノだという事ですね。
     このキャラクターは脱線した話を修正してくれる貴重なキャラクターです。彼女がいないとセッション時間が1.5倍に膨れ上がります(誇張あり)。