今宵の死者はよく喋る
GM | : | じゃあシナリオ4を始めましょうか。前回のおさらい。 |
ボーデル | : | ユニコーンの森から帰ってきて・・・・・・。 |
サンドロ | : | 船でどっか行くんだよな。 |
アーティ | : | そんな話もあったか? |
GM | : | 忘れたんなら、お前だけ来るな。 |
アーティ | : | ノォウ(笑)。 |
GM | : | じゃあ君達は何事もなく港町“ルーガス”に着いてしまうわけです。 |
GM | : | じゃあ“氷結海”に着くと、“ラムリアース”国有の船に乗せていただけます。 |
ラヴェルナ | : | 「“氷結海”とはアレクラスト大陸北西部湾岸に広がる海で、文字通り氷に閉ざされています。その昔、とある魔法建造物の暴走によりアレクラスト崩壊の危機が訪れた為、氷の精霊力を暴走させることで全てを氷の下に封じ込めたと言う伝承があります。それ以来、この海は凍り付いたままなのです。」 |
クロウ | : | 歩いていけるの? |
サンドロ | : | ソリに乗るんだ。 |
GM | : | “プロミジー” 出身の人間はスケートも出来るという。 |
サンドロ | : | さぁ、とりあえず船だ。 |
GM | : | 帆の張られた帆船にて、風にのってシュルシュルと進んで行く。しばらくするとイエティなんかがポロポロと見えるかもしれないが。 |
クロウ | : | 仲良く暮らしてるならいいよ。こっちに被害がなければ。 |
サンドロ | : | 雪上船なの? これは。 |
GM | : | 氷上船です。船の脇にソリ状の足を付けて安定させており、風を受けて進んで行く訳なんだけど、いざ海に入れば普通の船のようになる。三輪車の補助輪と思いねぇ。 |
GM | : | というので進んで行くと、2日ぐらい進んだところでようやく海に出てですね、その後ドンドコドンドコ君達は旅を楽しむわけですわ。楽しむかどうか知らんが。 |
サンドロ | : | (嘔吐)フゲゲェ、ウゲェ! |
GM | : | ではですね、海に出て4日程の夜、寝室の方で寝静まっていた君達は『冒険者LV+知力B』で振っていただく必要があります。 |
アーティ | : | 起きるかどうかって事か。 |
サンドロ | : | テェーリャァーーー!(コロコロ)『13』。 |
アーティ | : | (コロコロ)9だから『13』。 |
GM | : | あらま。なんでみんな12超えるの? |
ボーデル | : | (コロコロ)『冒険者LV+知力B』?『11』。 |
クロウ | : | (コロコロ)やばー、ボーデルだけ寝てるよ。 |
GM | : | なんだか船が騒がしいので目が醒めます。ついでに言うと君達の船室は男部屋と女部屋に別れています。ラヴェルナも当然目を覚まします。そして同室のクロウに起きて鎧を着けるように指示します。 |
アーティ | : | どこで騒ぎがあるの? |
GM | : | 上。甲板。 |
サンドロ | : | クソッタレ。実は私はずっと起きていたのさ。昼間うなされながらも寝てたから。 船酔いで「うーん駄目だよ、もう駄目だよ~。」って感じでね。 |
アーティ | : | とりあえず、ボーデルを起こして。 |
ボーデル | : | 「なんじゃー。」 |
クロウ | : | 騒がしいようなので、上に行こうとします。 |
サンドロ | : | 騒がしいし、甲板にでも出れば風に当たって気持ちいいだろう。 |
GM | : | そ、そうか? |
アーティ | : | 俺はボーデルを起こしてからゆっくり行きますよ。 |
GM | : | じゃあサンドロが扉を出ようとした所で、いきなり扉がバン! と蹴り開けられるので、回避振ってくれ。 |
クロウ | : | 何が起きるの? |
GM | : | (コロコロ)『9』と言って攻撃。 |
サンドロ | : | (コロコロ)盾がなくても『11』で回避。 |
GM | : | じゃあねぇ、蹴り開けた扉からスケルトンが2体入ってくる。 |
ボーデル | : | スケルトンだったか(笑)。 |
スケルトン | : | 「金出せ、オラー!」 |
アーティ | : | ええー!?(笑)。 |
クロウ | : | スケルトンって喋れたの? |
GM | : | このシナリオに限り、アンデッドは喋ります(一同爆笑)。 |
アーティ | : | (ぼそっと)[ 怪物判定 ] 振ってなぁい。 |
サンドロ | : | (コロコロ)ああ、無駄に高ぇ、『15』だ。 |
GM | : | 全員知ってるみたいだね。さすがスケルトンだな。 とりあえず君達が知っておかなければならない情報としては、刃の武器ではクリティカルしません。以上。 彼らはドカーンと開けて入って来ると、君達に 「金だせー!」 と言ってくる訳ですな。 |
ボーデル | : | 骨が何で金欲しがるんだろうね(笑)。 |
アーティ | : | 装備はどうなってるの? |
GM | : | 寝てた人は持っていません。何かサンドロがさりげなく寝てないとか言ってたので、そこはどうなってるかわかんないんだけど(笑)。 そうだな、サンドロは2D6振って7以上だったら完全に着込んでた事にしていいぞ。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『8』。 |
アーティ | : | GM、俺の場合。 |
GM | : | お前寝てた。武器は1ラウンドかけて準備して下さい。 |
ボーデル | : | わし、1ラウンドで準備できるのか? |
サンドロ | : | じゃあ私も武器を抜くのに1ラウンドか。 |
GM | : | うん。そしてクロウ側にもスケルトンが現れます。 |
ボーデル | : | 本音言うと、そっちは1ターンぼーっとしてるだけで相手が死ぬ。 |
サンドロ | : | ラヴェルナ様がポンポンポンポンダーンドガーン「ヒャー!」 ってやっつける。 |
アーティ | : | 最後の悲鳴なに?(笑)。 |
GM | : | ラヴェルナはスケルトン如きと思って、もう1回寝に入ります(一同大爆笑)。 |
アーティ | : | 流石です!(大爆笑)。 |
クロウ | : | ヤッバ! あたし1人じゃん(爆笑)。 |
サンドロ | : | とりあえず戦闘ラウンドかな。 |
ボーデル | : | じゃあ扉の前で「大丈夫か?」とか言って。 |
クロウ | : | 大丈夫よ~ん。 |
ボーデル | : | じゃあ寝に戻ろう。と言いたいけど、無理だ(笑)。 |
クロウ | : | 外が騒がしいんだけど、様子見ましょうよ。 |
GM | : | 君達の部屋は船の甲板を下りて最初の部屋なので、その奥の人達は「なんじゃ? なんじゃ?」と起きてきただけで全員無事です。 |
ボーデル | : | 甲板に行こう。 |
サンドロ | : | とりあえず、鎧を着てない奴はさっさと着て武装を整えるんだ。 |
ボーデル | : | そうだね。 |
サンドロ | : | 私はその間に甲板に向かって見る。アーティ、貴様も来い。 |
アーティ | : | じゃあ、ガバッと起きて鎧を着こむ。 |
サンドロ | : | ああ、お前も着てないのか。 |
クロウ | : | あたしも行くよ。 |
サンドロ | : | わかった。クロウよ、この2人が鎧を着こむまで先に行くぞ。 |
ボーデル | : | 今回はアンデット海賊団か。 |
サンドロ | : | じゃあ偵察だ。フゲゲゲェ!(嘔吐)。 |
GM | : | 吐くの? 甲板には多数のモンスターがいる訳ですが(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | なに~? |
クロウ | : | へるぷみー。 |
GM | : | (ボーデルとアーティに)2人はサイコロ1個振って下さい。 |
アーティ | : | 6出ろ6出ろ6出ろ(コロコロ)1(笑)。 |
GM | : | 1ラウンド後に駆けつけます。 |
ボーデル | : | (コロコロ)6(一同爆笑)。 |
GM | : | やばい。所詮はドワーフか。 |
ボーデル | : | ネクタイがなかなか締まらんなぁ(一同爆笑)。 |
GM | : | そんなんしてねー!(爆笑)。じゃあねぇ、甲板には2種類のモンスターがいるので [ 怪物判定 ] をしてください。いない奴も一緒に振っちゃって。どうせあとでわかってるのに振るのも変だから。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『9』と『13』。 |
ボーデル | : | (コロコロ)『7』と『9』。 |
アーティ | : | (コロコロ)両方『13』。 |
クロウ | : | (コロコロ)『11』の『15』。 |
GM | : | じゃあ、どこぞのドワーフ以外はわかります。 |
ボーデル | : | (低い声で)わーい(笑)。 |
GM | : | 最初がゾンビで2体目がグール。グールは2体いる。 |
ボーデル | : | 神官は何処かへ(一同爆笑)。 |
クロウ | : | お前ぶち殺すよ? |
アーティ | : | 炎はどう? |
GM | : | 炎? 炎は特に弱点ではないです。 |
アーティ | : | ないんだ。神聖のみか。 |
GM | : | そう。炎はありません。逆にアッシュが炎無効ってだけ。 |
サンドロ | : | <ホーリー・ウェポン> が強ぇのか。 |
ボーデル | : | でも神官がやって来るのは6ラウンド後。 |
アーティ | : | 敵が3匹ならいいや。 |
GM | : | では状況報告を。甲板には死体がコロコロ転がっていますね。 |
ボーデル | : | 「なに、これはどういう事じゃ?」 と言って辺りを調べ始めよう。 |
GM | : | そうすると、横っちょにね、変な船がある。 |
ボーデル | : | うわー、海賊船じゃあ。 |
サンドロ | : | 幽霊船かな? |
GM | : | 帆はボロボロで所々こけむしていててね、冷気が漂い、そしてとても臭い。 |
アーティ | : | 大きさは? |
GM | : | 同じくらい。 |
サンドロ | : | 海に出たんだよな。まさかソリの幽霊船なんていったら終わりだって(笑)。 |
ボーデル | : | 首無し狼が引いてるの?(笑)。 |
GM | : | でもそれじゃ犬ゾリじゃん(一同笑う)。 |
ボーデル | : | よし、ここはラヴェルナ様に相談して。 |
GM | : | ラヴェルナはちゃんと見てたぞ、今の。 |
アーティ | : | 起きてんのか。 |
ラヴェルナ | : | (アーティに)「戦士よ、ファイター技能を取りなさい。」 |
アーティ | : | 「バレン導師を見習うべきでしょうか?」 |
ラヴェルナ | : | 「そうです。」 |
クロウ | : | それはもういいからさ。 |
ラヴェルナ | : | 「そうですね、このようなものにとり憑かれていたら、この先の航海が危ぶまれます。サンドロ、お手数ですが、かの船に乗り込み、魂を開放してきて下さい。」 |
サンドロ | : | 「ラヴェルナ様はお1人で大丈夫なのでしょうか?」 |
ラヴェルナ | : | 「はい。私はこの船を守りましょう。無理をせず、危険になったら戻ってきなさい。」 |
アーティ | : | こっから <ファイアボール> の1発でも撃てば沈むのに(笑)。 |
GM | : | 沈まない沈まない。これはれっきとした幽霊船だから。 |
クロウ | : | れっきとした・・・・・・? |
GM | : | 船底に穴が開いていたとしても大丈夫。 |
サンドロ | : | ラヴェルナ様に 「申し訳ありません。」 と一礼して。 |
アーティ | : | なんであやまってるの? |
ボーデル | : | すまん、念の為聞いておこう。この 【対アンデットの護符】 は何の役に立つんだ? |
GM | : | <ターン・アンデット> のダイス目に+1。 |
サンドロ | : | すげー強いよ。確か3000ガメルだぜ。 |
アーティ | : | 手作りでも効果を付与できるのは凄いよ。あ、そういえば <リザレクション> が使えるような人だったか。 |
GM | : | 幽霊船なんてシチュエーションはこんな時ぐらいしか使えないからさ。“バイカル”と、あとは“ムディール”のシナリオくらい。 |
クロウ | : | じゃ、幽霊船に入ろっか。 |
ボーデル | : | 「ここは一刻を争うでのう。ワシ等で早く行こうではないか。」 後から出てきたくせにでしゃばる奴。 |