そして彼らは海の藻屑に・・・・・・?
サンドロ | : | よしでは中央に行こう。合言葉だ。 |
クロウ | : | えーと、「『闇夜の暗礁とエイの影』」 |
GM | : | では、中央の大きな扉が『ゴォン・・・』と重々しい音を立てて開いた。 部屋は相当広そうな感じだが、左右には水が天井まで壁のようにせり上がっていて、実質的にまっすぐな通路になっています。『十戒』みたいな感じだ。 |
アーティ | : | OK。 |
サンドロ | : | ちなみに水の中は見えるか? |
GM | : | 透明度は無きに等しいね。 |
ボーデル | : | こういう場所は、左右の壁から怪物が飛び出してくるのが決まりネタだな。 |
クロウ | : | 警戒するしかないね。 |
サンドロ | : | 迂闊に首を突っ込むのもあれだしな。 |
クロウ | : | 昔のボーデルみたいになるよ。 |
サンドロ | : | よし、じゃあガラーナを突っ込ませてみよう(一同笑う)。 |
クロウ | : | なんちゅうことを!(笑)。 |
GM | : | 何が『よし、』だ(笑)。 |
ボーデル | : | ワシら、こいつの命を助けるためにここまで来ているんじゃぞ。 |
サンドロ | : | そうだった。(可愛らしく)いっけね!! |
アーティ | : | オイこの脱線どうにかしようぜ!(一同笑う)。 |
GM | : | では、実は正面に人がいます。 |
サンドロ | : | えっ!? 正面にいたの!?(一同笑う)。 |
クロウ | : | 何か嫌な予感がするね。 |
アーティ | : | 【ミスリルチェイン】着てるか? |
サンドロ | : | まてまて、まずは散開だ。範囲魔法を撃たれたら一網打尽になるぞ。 |
GM | : | いや、とりあえず語り始めるよ。 |
男 | : | 「ようこそ、不滅の魂を持つ海の神ミルリーフの神殿へ。」 |
ボーデル | : | 「貴様、邪教の司祭か。」 |
男 | : | 「それはともかく、我が神殿の宝物庫を荒らしてくれたのは君達かな?」 |
ボーデル | : | 「半分違うが、半分は正解じゃあ。」 |
男 | : | 「素直に宝物を返せばよし。返さぬのなら──」 |
サンドロ | : | 「返すわけねぇだろおっさん。よく考えろよ。」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | お前、さっきからキャラ壊れすぎ(笑)。 「そのような要求はのめんな。そなたこそおとなしく覚悟を決めるんだな、邪教徒め。」 |
サンドロ | : | 「まぁ待て、こっちは6人。神官2人に魔術師もいるんだ。勝ち目は無いぞ。」 |
クロウ | : | あまりこっちの情報を教えるなよ・・・・・・。 |
GM | : | ふふん、と余裕をこいているね。 |
サンドロ | : | では背中から【孤高の宝剣】を抜きながら 「そしてこちらには魔剣が二本ある。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 片方ハッタリだ(笑)。 |
男 | : | 「よせよせ。あまり吠えるな。協力できないと言うのであれば、この神殿の存在を知った君らには死んでもらおう。なに、死体から聞き出せばよいだけのことだ。我が神の創造した魔獣のエサとなるがいい。」 |
GM | : | と、左右の水の壁を突き破って、飛行する鮫が二体出てくる。[ 怪物判定 ] してくれ。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『12』。 |
クロウ | : | (コロコロ)『12』。 |
GM | : | 誰も知らんな(一同笑う)。とりあえず、同じ品種っぽいけど片方が一回り体格が良い。 |
アーティ | : | オス・メス? |
GM | : | そんなものかもね。 |
サンドロ | : | では相手は三体か。 |
GM | : | いや、男の背後からダーク・エルフが出てきた。 |
アーティ | : | 言ってた奴だな。 |
黒エルフ | : | 「お前らは鮫の腹の中がお似合いだよ!」 |
GM | : | そして、自分たちの目の前に <スピリットウォール・サラマンダー> を立てる。 |
アーティ | : | 精霊壁か。 |
ボーデル | : | おお? 通れなくなったのかな? |
GM | : | いや、無理に通り抜けるとダメージを受けるだけだ。 さて、炎に煽られた鮫たちは、反対側の君たちに向かって牙を剥いてくる。 |
サンドロ | : | ボーデル、それほどくらってはいないが一応回復しておいてくれ。 |
クロウ | : | あ、あたしもくれ! |
ボーデル | : | ほいほい。精神点『1点』しか消費しないと、みんなありがたみを無くすのぅ。(コロコロ)『11』点回復。 |
クロウ | : | 鼻血が出てくる(笑)。 |
サンドロ | : | さて、この <スピリットウォール> をどうするかだ。 |
ボーデル | : | GM、これの持続時間は? |
GM | : | 1時間だ。 |
アーティ | : | ボーデルの前回のアレでなんとかならないの? |
サンドロ | : | 何とかなるだろ。 |
最も使われない神聖魔法の一つと思われる <ヒート・プロテクティブ・サークル> の事である。 | ||
ボーデル | : | 範囲内にサラマンダー入ってこれないからな。 |
GM | : | ・・・・・・・・・・・・そうだね(一同笑う)。 |
サンドロ | : | ではボーデル司教、お願い致します(笑)。 |
ボーデル | : | そりゃ(コロコロ)発動した。では、ワシの周囲に集まるように。 |
GM | : | では、サラマンダーの壁に穴が開いた。奥に扉があるね。 |
クロウ | : | とりあえず [ 罠感知 ] (コロコロ)『13』。 |
GM | : | 見つからない。 |
サンドロ | : | では私が開ける! ドーン! |
GM | : | バーンと開いた。 |
GM | : | では、この神殿の入り口で描写したのと同じように、海の中に一本道が伸びていて、突き当りの正面には台座がある。男はそこに腰掛けていて、ダーク・エルフは隣に控えている。更にインプがいる。 |
アーティ | : | (コロコロ)知ってる。 |
サンドロ | : | レベルはいくつだっけか? |
GM | : | 1LVです。毒を持っている。それと暗黒魔法も。 |
クロウ | : | ええっ!? |
サンドロ | : | 1LVごときじゃ、魔力は大した事は無いだろう。 |
ボーデル | : | 普通に考えて使い魔なんだろうが。 |
サンドロ | : | 道はそれ一本なのか? |
GM | : | これしかないみたいだね。 |
サンドロ | : | チッ。クロウ、これは一気に突っ込むぞ。離れていると集団魔法の餌食だ。 |
クロウ | : | 突っ込むんですか。分かりました。 |
アーティ | : | GM、距離は? |
GM | : | 決めて無いなぁ。じゃあ180メートルってことで(一同笑う)。 |
アーティ | : | 届かない(笑)。 |
GM | : | ウソウソ(笑)。30メートルってところで。 |
アーティ | : | 30メートルか。<カウンター・マジック> の射程10メートルだぜ。君らが全力移動したらかけられないよ。 |
GM | : | まぁまぁ。玉座から男が話しかけてくるよ。 |
男 | : | 「ほぅ・・・キラー・シャークどもを殺ったか。これは見所のある連中のようだ。」 |
クロウ | : | ありがと。 |
ミレイド | : | 「では改めて名乗ろう。我が名はミレイド。そして彼女は配下のコヨーテだ。我々はここで力を送っている。そう、偉大なるあの御方の為に。」 |
サンドロ | : | ・・・・・・無言で近寄っていったらどうなるだろう(一同爆笑)。 |
GM | : | それでもこっちは語りを続けるよ。 |
ミレイド | : | 「予言しよう。これから10年とかからぬ未来、海の偉大なる神が復活なされる時が必ず訪れる。」 |
サンドロ | : | もしかしてこれ、『ソードワールドSFC』 と連動してるの?(笑)。 |
GM | : | うん(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 『漆黒のカース』 かも(笑)。 |
GM | : | どちらかというと 『死せる神の島』 ベースかな。 |
どれも “オラン” で発生した『ミルリーフ事件』を取り扱った作品です。 | ||
ミレイド | : | 「(超早口で)その大いなる死と破壊の瞬間をミルリーフ様の信徒として迎えようではないかッ!!」 |
ボーデル | : | むぅっ。 |
ミレイド | : | 「(超早口で)君達がそれを望むなら私は喜んで君達を受け入れようッッッ!!」 |
アーティ | : | うおお、すげーキレたキャラだ(笑)。 |
サンドロ | : | じゃあ、ニコニコしながら突っ込んで行こう(一同爆笑)。 |
クロウ | : | ごめん、隣にいたけど不気味に思ってしまう(笑)。 |
ボーデル | : | ヤバイ、ヤバ過ぎる(笑)。 |
アーティ | : | サンドロに <サニティ> をッ!(笑)。 |
サンドロ | : | 「アーハハハハハハッ!!」 |
ミレイド | : | 「そうだ! さぁ、我が手を取るがいいッッッ!!」 |
GM | : | と、サンドロに向かって手を差し伸べる! |
サンドロ | : | 「うわーい!」 とか言いながら走っていこう。 |
ボーデル | : | むむっ、これはワシらも行かんといかんのう。 |
GM | : | なぁなぁ、本当に近づいてきているのか? |
サンドロ | : | 返り血を浴びた顔で、満面の笑みでダッシュだ(一同笑う)。 |
アーティ | : | 『キ~ン!!』(笑)。 |
ミレイド | : | 「そうだ、来いッ! さぁ、さぁ、さぁーッ!!」 |
アーティ | : | そして手前で落とし穴がガコッと(笑)。 |
サンドロ | : | 「○○○○も×××も皆殺しじゃ! アヒャヒャー!!」(一同笑う)。 |
GM | : | サイト掲載時は伏字にさせてもらうぞ(笑)。 |
サンドロ | : | よろしく頼む(笑)。 |
GM | : | じゃあ、近づいてきたんなら・・・・・・ |
サンドロ | : | (早口で)どうせ罠あんだろ警戒しなかったから突っ込む覚悟あるよ何なんだよ(一同笑う)。 とりあえずなんと言って罠にハマろうか(笑)。「貴様、許さん!」 スポッ(一同爆笑)。 |
GM | : | エ、エイドリア~ン!(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | さて、そろそろ真面目に行こう。 |
これまでのやり取りは何だったのだろう。 | ||
サンドロ | : | 私は抜刀して突っ込むよ。 |
クロウ | : | じゃああたしは周囲警戒。 |
サンドロ | : | 「騎士サンドロ・オーエンバッツ! 正義の名の下に貴様らを討つ! 私が正義だーッ!! 」 (一同爆笑)。 |
ミレイド | : | 「来ぬなら仕方ないッ!! 貴様らにはこの手で引導をくれて、ミルリーフ様への生贄にしてくれるわ!」 |
サンドロ | : | 「やれるもんならやってみやがれッ!!」 |
GM | : | ではサンドロ。一人で突っ込んできた君の背後に <スピリットウォール・ウンディーネ> が立つ。 |
サンドロ | : | ん? それって一対一になったってか? つーか一対三? |
GM | : | ああ。じゃあ戦闘ラウンドに入る。 |
サンドロ | : | はぁぁーーーッ!?(一同爆笑)。 |
クロウ | : | が、頑張ってくれ。 |
GM | : | ほ~。こういうオチがつくか~(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ああいったセリフを吐いた直後にやられるってのは酷すぎじゃよ。ギレン・ザビを彷彿とさせる(笑)。 |
クロウ | : | あたしは【ミスリル・チェイン】を貰った。 |
サンドロ | : | お前のじゃない! 私のだ!!(一同笑う)。 |
クロウ | : | そうじゃないっつの!(笑)。 |
GM | : | いやいやまだまだ。もう少し喋らせろ。 |
サンドロ | : | 聞いてやろう。 |
GM | : | では、ゴボッと血を吐きながらミレイドは、 |
ミレイド | : | 「・・・・・・そうか、私は敗れたのか。・・・・・・かなり不本意だが。」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 事故に近いからな(笑)。 |
ミレイド | : | 「・・・・・・だが、ただでは死なんぞ・・・・・・」 |
GM | : | と言うと、神殿全体が地響きを立て始める。 |
一同 | : | お~。 |
ボーデル | : | やはりこういう展開になるか。 |
ミレイド | : | 「貴様らも道連れだ。共にミルリーフ様の生贄になるがいい・・・・・・」 |
クロウ | : | やだよ。 |
サンドロ | : | ・・・・・・おい、私はどうやって水の壁を抜ければいいんだ? |
ボーデル | : | 鎧を脱いで泳ぐ。 |
サンドロ | : | ・・・・・・騎士の鎧を捨てないといけないのかぁ~(一同笑う)。 |
GM | : | 金属鎧ってそんな簡単に脱げるものじゃないと思うけどね。 |
サンドロ | : | そうなんだよ。どうしよう。 |
GM | : | では、神殿にかけられていたミルリーフの魔力が消滅し、押さえつけられていた海面が上昇し始めました。 |
クロウ | : | ヤバイヤバイ! |
サンドロ | : | どうすんだ! 死んじまうって!! |
GM | : | では、ガラーナは |
ガラーナ | : | 「チィッ!!」 |
GM | : | と吐き捨てて海に飛び込むと、サンドロが苦しんでいる壁をあっさり超えて(笑)駆け出していきます。 |
ガラーナ | : | 「このままじゃ溺れちまうぜッ!!」 |
アーティ | : | あ、逃げた(笑)。 |
クロウ | : | 誰か、あいつを捕まえておいてくれ。 |
サンドロ | : | いやいい。 |
アーティ | : | ガラーナには助けを呼んできてもらおう。 |
ボーデル | : | 左様。この騎士をどうするかが問題じゃ。 |
PL達はサンドロ救出のための案を練り始める。 | ||
GM | : | (色々検討しているPLを尻目に)・・・・・・さて、そうしているうちに海面が上がっていました。もう足首まで来ている。 |
クロウ | : | 奥の方を調べてみる! |
サンドロ | : | うむ、奥へダッシュだ。 |
ボーデル | : | むぅ、ワシらはどうしよう。 |
サンドロ | : | ボーデル、お前らは逃げろ!(笑)。 |
クロウ | : | ボーデルとアヴィリアは逃げて! |
アーティ | : | 俺もだ(笑)。 |
クロウ | : | アーティも(笑)。 |
GM | : | では、奥を探したが特に何も無い。台座には立派な装飾があるので、それを足がかりにして登れそうなことが分かった。5メートルくらいの高さがある。 |
クロウ | : | よし、登ろう! |
サンドロ | : | 待て、登って何になる(笑)。 |
GM | : | 水面が腰くらいまで上がってきました。 |
サンドロ | : | うぉぉ仕方ない、登ろう! ああ、判定が必要なのか!?(一同爆笑)。 |
GM | : | そうだね、失敗したら転げ落ちてそのまま深みにはまる(一同爆笑)。 登りやすいけど金属鎧だから『目標値:14』ね。 |
サンドロ | : | どりゃあ(コロコロ)よし『18』! |
クロウ | : | どこか、外に抜ける道は無い? |
GM | : | お前ら、玉座の背もたれの上にいるんだぞ(一同笑う)。 |
クロウ | : | そうだ、コヨーテが消えた水面はどこに繋がってるの? |
GM | : | 外に繋がっているよ。そこから幽霊船が出入りしているんだ。 |
クロウ | : | でも、サンドロは溺れるから・・・。 |
GM | : | いや、泳げようが泳げまいが、結局は息が続かないので無理。 |
アーティ | : | ダーク・エルフには <ウォーター・ブリージング> があるからな。 |
サンドロ | : | ちょっと待て! 完全に袋小路じゃないか!!(笑)。 |
アーティ | : | よしサンドロ、今こそこれを飲め! 【不死の秘薬】(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | (身を乗り出して)な、なるほどぉッ!!(爆笑)。 |
クロウ | : | やめろよッ!(笑)。 |
GM | : | では、泳げるクロウの目の前でサンドロが水没しました。 |
サンドロ | : | うぉぉぉッ!? |
クロウ | : | うう、鎧を脱がす暇も無いよね・・・・・・ごめんな~。 |
GM | : | では、サンドロの意識はゆっくりと薄れていきます── |
そして、無情にも途切れた。 |