獣が獣を狩って打つ
ボーデル | : | もう一息! もう一息! (コロコロ) |
アーティ | : | あー下がった。 |
ボーデル | : | うーむ達成値『16』! んーいまいちじゃ。昨日より悪い! これは見せずに処理しておこう(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 何気にこの男、性質が悪いぞ! 出来が悪いと隠すって(爆笑)。 |
ボーデル | : | その根性がいけないのかもしれない(笑)。 |
GM | : | ではサンドロたちはそろそろ “ドナドナ牧場” に到着します。 |
サンドロ | : | 結構時間がかかったものだ。 |
GM | : | では牧場主のドナドナさんが(一同笑う)。 |
アーティ | : | 本当にドナドナさん?(笑)。 |
GM | : | そうだよね。ドナドナさんの運営する牧場だから “ドナドナ牧場” なんじゃない? 正直どうでもいい(一同笑う)。 |
ドナドナ | : | 「クリントンさん、こんな時期に珍しいですね。」 |
GM | : | と、軽く挨拶を交わした後、クリントンJr.は本題に入ります。すると。 |
ドナドナ | : | 「実は、ここでも病気が出ておりまして。」 |
サンドロ | : | なんですって! |
クロウ | : | 残念。 |
ドナドナ | : | 「でもまだそんなには蔓延していません。発症していない羊もいますので、それを調べて見つけ出せば出荷出来ますよ。」 |
GM | : | というわけで、病気にかかっていない羊を調べる必要があります。 |
ボーデル | : | 毛狩りの時期が来たようじゃな!(笑)。 |
クロウ | : | 『器用度』? |
GM | : | 調べるんだから『知力』だ。『セージLV+知力B』か、『冒険者LV+知力B』で判定可能。 |
アーティ | : | 俺は冒険者の方が高いな。 |
GM | : | ただし、冒険者で判定した方が目標値が高いです。 |
アーティ | : | どのくらい差があるか、だな。 |
GM | : | 1日の調査を3回に分けて、結果を判定してもらいます。調査に成功した、つまり、病の羊を無事に仕分けできた回数が『20』に達するまで続きます。 ちなみに目標値は教えません。達成値を出して、これは判別に成功していると思ったら成功として計上してください。 |
サンドロ | : | オーケイ(笑)。 |
アーティ | : | 20匹ってわけじゃないよな? |
GM | : | 違うよ。何匹も調査した結果が問題なかったかどうかが1回の判定になる。 |
アーティ | : | 了解した。 |
GM | : | 勿論、達成値が目標値に達していないと思ったら、それは成功に計上しない事ができます。 もし、目標値に達していない達成値の結果を成功に計上した場合、その日の作業がやり直しとなり、合計成功数が『-4』されます。 |
アーティ | : | うがー、キツイなぁ。どちらで振るか。 |
GM | : | では、『セージLV+知力B』か、持ってるなら『ファーマーLV+知力B』で。 |
サンドロ | : | ねぇよ(笑)。(コロコロ)『17』。 |
GM | : | サンドロは病気について知っているね。目標値は教えられませんが、『セージ』と『冒険者』での目標値の差は『4』あります。 |
アーティ | : | じゃあ『セージ』だな。 |
サンドロ | : | 良かった。こっちに来たのは全員セージ持ちだ(笑)。 |
クロウ | : | じゃあ判定? |
サンドロ | : | いや、到着したのは夕刻だったはずだ。 |
GM | : | もう夜なので明日から。 |
サンドロ | : | では今日はゆっくり休んで、明日から頑張りましょうか。 毛狩り隊だ。我々は明日から毛狩り隊になるぞ!(笑)。 |
アーティ | : | えっ? 毛も刈るの? |
GM | : | まぁ、皮膚を見るんだから刈った方がやりやすいだろうね。じゃあ、それで(笑)。 |
サンドロ | : | ボボボーボ・ボーデルの再来だ!(一同爆笑)。 |
GM | : | ちなみにクリントンやラヴェルナも参加しているよ。それを含めて、君らの成功数が『20』になったら目標達成ということだ。 |
GM | : | ではボーデルの夜のお勤め。 |
ボーデル | : | てーい(コロコロ)7。『17』。昨日と一緒。ショック(笑)。 |
アーティ | : | ポイッ(笑)。 |
ボーデル | : | 期待値以上がでない(笑)。 |
サンドロ | : | 何かだ。何かが違う・・・・・・。 |
GM | : | では翌日。ボーデルさん、今日も朝からやるかい? |
ボーデル | : | やるよ。 |
GM | : | では悲しいお知らせです。今日がラストチャンスになります。 |
ボーデル | : | えっ、マジで? |
クロウ | : | 気合入れろ! |
サンドロ | : | いけ、ボーデル。 |
ボーデル | : | (コロコロ)おお、『21』 |
サンドロ | : | 『21』(笑)。怪物的な数字を叩き出したぞ(笑)。 |
GM | : | 最後に決めた。熱い(笑)。 |
クロウ | : | 熱いね(笑)。 |
GM | : | これが伝説の『鎧の魔槍』か(一同笑う)。 |
ボーデル | : | おおこれは素晴らしい。 |
GM | : | では自分でも惚れ惚れする様な素晴らしい作品が仕上がった。 2D6を2回振ってくれ。 |
ボーデル | : | (コロコロ)『10』『8』 |
GM | : | じゃあ、必要筋力『13』(高品質5)の剣が出来た。 |
アーティ | : | 俺、持てる!(笑)。 |
クロウ | : | やったーあたしも持てる(笑)。 |
サンドロ | : | お前シーフだから駄目だろうが(笑)。 |
ボーデル | : | 何にしようかな。剣なんだよね。 |
GM | : | うむ、一応、今回は剣のみで。 |
サンドロ | : | でもそうすると、シャムシールとグレソとフランベルジュの3択しかないぞ(笑)。 |
GM | : | そうだね。じゃあ筋力を下げる分にはありとしよう。 |
クロウ | : | ダガーとか? |
GM | : | いや、別にいいけど。それだと高品質にする旨味がないよ。 「凄い傑作が出来たぞ! ダガー。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 悲しいね(笑)。 |
クロウ | : | ゴメン(笑)。それじゃ包丁だね。 |
アーティ | : | 投げれば『9999』(笑)。 |
ボーデル | : | じゃあ青龍刀みたいなシャムシールにしよう(笑)。 |
GM | : | では、こう、沿った刃で。 |
ボーデル | : | 「うむ、素晴らしい刀身。よく切れそうだ!」 |
GM | : | どうする? 自分の腕で試し斬りしてみるか? |
ボーデル | : | それはやめておくわ(一同笑う)。 銘も打っておくぞ。『獣』(一同爆笑)。 |
GM | : | ではそれを見せるかい? |
ボーデル | : | 見せる! |
GM | : | トルスタックも感嘆の声を漏らすね。 |
トルスタック | : | 「ボーデル・・・・・・良くぞ習得した。お前に教えることは何も無い。」 |
ボーデル | : | おお・・・・・・ここまで言って貰えるとは! |
トルスタック | : | 「今後も鍛錬を積んでいけば、いずれ【ミスリル銀】を打つ時に役立つだろう。」 |
GM | : | 今回の修行によって、通常に判定したのと違い、完成度はもちろんのこと芸術性や独創性など、価値ある刀剣としてのノウハウなどが身についたと思ってくれ。 |
ボーデル | : | おお、わかった。 |
GM | : | というわけで、昼過ぎにイベントが始まります。突然の来客に扉が思い切り開けられます。 |
ザップ | : | 「ボーデル君、おるかねー!?」 |
ボーデル | : | 「おお、ワシはここにおりますぞー!」 |
クロウ | : | シャムシール持って? |
GM | : | 怖いな(笑)。 |
ザップ | : | 「スマンが、工房で怪我人が出た! 見てやってくれ!」 |
ボーデル | : | 「おお、それぞワシの使命! すぐに行きますぞ! 師匠! 教えは忘れませんぞ!」 |
トルスタック | : | 「おいボーデル。何か忘れてる物はないか?」 |
ボーデル | : | あ、【シャープネス・リング】だ(一同爆笑)。 |
トルスタック | : | 「・・・・・・ケッ。テメェの太い指で広がっちまったみてぇだ。こんな物もう使えねぇな。 お前にくれてやるわ!」 |
ボーデル | : | えっ? マジで!? くれるの!? |
サンドロ | : | やった!(笑)。 |
クロウ | : | やったじゃん! |
ボーデル | : | 感銘を受ける・・・! |
サンドロ | : | まあ、実際ボーデルって装備面で冷遇されているからな(笑)。 |
GM | : | 飾り気が一切無い、金のリングです。効果は『器用度B+1』で、“身体能力” に属する魔法がかからなくなる。 |
サンドロ | : | これでボーデルの安定性が更に向上した。 |
GM | : | ではボーデルは工房に駆けつけた。工房では工員が1人、腕を押さえて苦しんでいる。 |
ボーデル | : | おおこれは酷い。では <キュアー・ウーンズ> を。 |
GM | : | いや、見れば分かるけど、これは折れているね。粉砕骨折だ。 |
サンドロ | : | だとすると回復不能だな。 |
ボーデル | : | いわゆる <リフレッシュ> が必要な話? |
GM | : | そうなるね。 作業に集中しすぎて、鉄と自身の境界が曖昧になっちゃって、自分の腕を鍛えちゃったって事なので(一同笑う)。 |
アーティ | : | 馬鹿なんじゃないの(笑)。 |
クロウ | : | マーファ神殿に行ってもらうしかないね。 |
GM | : | いや、マーファ神殿になんて連れて行けないよ。<リフレッシュ> にかかる費用は馬鹿にならないから、そんな事していると売り上げがマイナスになる。 |
アーティ | : | ボーデルは使えないっけ? |
ボーデル | : | 8レベル魔法だよ。 |
<リフレッシュ> をかけて貰うなら最低でも 『8×8×100=6400ガメル』が必要。 | ||
アーティ | : | ボーデルは6レベルになって何が使えるようになったんだ? |
ボーデル | : | <イクソシズム> と <ブリザーベイション> 。 |
GM | : | もし万が一切断されていたら冷凍処理する事が出来る(一同笑う)。 |
ボーデル | : | とりあえず、痛覚を抑える事ぐらい出来るかな? |
GM | : | まぁ、いいかな? 痛みくらいはね。 |
ボーデル | : | では痛みだけ和らげて、後は接木でもして普通に治しなさいと。 |
GM | : | そうだね、あるなら手術とかそういう話だね。 やっぱり粉砕骨折って言い過ぎたかな?(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 粉砕骨折って職人生命絶たれるぞ(笑)。 |
GM | : | じゃあ普通に骨折にしておくか。 |
ボーデル | : | じゃあ <キュアー・ウーンズ> (コロコロ)成功じゃ。 |
GM | : | ではそいつは医者へ行く事になった。 |
ボーデル | : | 「うい~。お大事に~。」 |
サンドロ | : | しばらく、その穴埋めをお前がする訳か。 |
GM | : | ザップさんが切羽詰った顔でボーデルにお願いするよ。 |
ザップ | : | 「すまないボーデル、人数が欠けては納期までにとても間に合わない。 納期を守るため、製造の手助けをお願いしたい!」 |
サンドロ | : | いきなりレベルが上がったぞ(笑)。 |
GM | : | いや、最後の仕上げはこっちでやるので、これも重要だが大元の部分の造形をお願いしたい。 |
ザップ | : | 「大丈夫、トルスタックさんの所で修行を積んだお前ならやれる!」 |
ボーデル | : | 「うむ。」 |
アーティ | : | 大丈夫。 ボーデルなら失敗しても隠しておくから(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | それを言われると痛いな(笑)。 では目に炎を宿して!! |
ザップ | : | 「納期は10日後なのだ。それまでに頼むぞ、ボーデル!」 |
ボーデル | : | 「うむ、任されました! では早速作業に入りましょう!」 |
GM | : | じゃあ早速だけど判定なんだが。『クラフトマンLV+器用度B』で振ってもらいます。 |
サンドロ | : | こっちもこっちで判定なのか(笑)。 |
GM | : | こっちも1日3回の判定だ。 |
クロウ | : | やったじゃーん(笑)。 |
サンドロ | : | 凄いな、完全に別行動を想定したシナリオだ(笑)。 |
GM | : | 成功数が『20』に達した時点で終了となります。 |
サンドロ | : | 1人でかよ!(爆笑)。 |
GM | : | しかも猶予が『10日後』で決まってる(笑)。 |
ボーデル | : | それまでに『20』か(笑)。 |
サンドロ | : | お前、1日1回しか判定失敗許されないのかよ(笑)。 |
ボーデル | : | 厳しいなぁ(笑)。 |
GM | : | シビアでいいだろ(笑)。ただ、ボーデルは目標値が分かるよ。『17』です。 |
クロウ | : | 高っか! |
ボーデル | : | 期待値を常に上回らないといけないわけだ(笑)。 |
こうして、毛狩り部隊とボーデル単身決死隊の仁義無き戦いが幕を開けた。 毛狩り部隊 羊抗争編 → クドイ顔の羊に囲まれて ボーデル単身 鉄打ち編 → 結果は常に0か10。それがドワーフ流 ※ セッションでは1日ずつ同時進行で進めましたが、別個に編集してあります。 |