■2010年10月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(8月11日〜9月10日)報道媒体発表時



17日 ・やけどや手術などが原因で皮膚が盛り上がるケロイドの発症にかかわる遺伝子を、東京大医科学研究所と理化学研究所の研究チームが突き止めた。
18日 ・インド、パキスタンが発生源とみられる、ほとんどの抗生物質が効かない新種の細菌「NDM1」に感染した患者が欧州などで増え、ベルギーで最初とみられる死者を確認。
19日 ・新型の多剤耐性の病原性大腸菌が米国で拡大。日本でも西日本などで拡大中。
21日 ・世界保健機関(WHO)、「NDM1」感染患者が増えている問題で、院内感染の予防と感染状況の監視を呼びかけた。
24日 ・米連邦地裁、オバマ政権が解禁した公的資金を使った胚性幹細胞(ES細胞)研究に対する仮差し止め命令を出した。
・農水省、輸入港湾付近でのGM作物の調査を報告。セイヨウナタネを調べ、12地域中8地域で繁殖を確認。繁殖の拡大や国内の作物との交雑は見られず、影響はきわめて低いと判断。
27日 ・宮崎県の東国原英夫知事、家畜伝染病、口蹄疫の「終息」を正式に宣言。発生から4カ月。
28日 ・治療薬タミフルに耐性を持つ新型インフルエンザウイルス(H1N1)が、通常の新型ウイルスと同程度に感染拡大することが、東京大医科学研究所のチームによる動物実験でわかった。
29日 ・デング熱撲滅のため、マレーシア政府は遺伝子組み換え技術で誕生させた蚊の雄を、10月にも野に放つ準備を進めている。
30日 ・イタリアのエドムンド・マック財団などの国際研究チーム、リンゴの全遺伝情報(ゲノム)の概要を解読。 
9月3日 ・東京大医科学研究所のチーム、さまざまな種類の細胞になることができる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、マウスの体内でラットの膵臓を完全な形で作製。
4日 ・帝京大病院、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニに患者46人が院内感染し、27人が死亡。うち9人は死亡と感染の因果関係が否定できないという。
6日 ・ほとんどの抗生物質が効かない新種の細菌「NDM1」が、インドから帰国し栃木県内の病院に入院していた患者から検出。
7日 ・コメにカドミウムが蓄積しないよう制御するイネの遺伝子を岡山大などの研究チームが特定した。
8日 ・国内94例目、改正臓器移植法施行後、家族の承諾のみでの7例目の脳死臓器移植手術終了。
10日 ・文科省、製薬会社「協和発酵キリン」の研究所で遺伝子組み換えマウスが逃走した可能性があるとして、同社を厳重注意処分。