■2014年10月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●GM作物栽培地帯でがん増加


 アルゼンチン中北部にあるコルドバ州政府の保健省が発表した過去5年間のがんに関する報告書によると、GM作物栽培地帯のがん発生率が高いことが判明した。コルドバ州のがんによる死者は10万人あたり158人だが、農業が盛んな東部パンパ・グリンガ地域では200人を超え、農業地域全体でも200人弱であった。環境と健康のための大学ネットワークのメダルド・アビラ・バスケス博士は、がん増加の原因はGM作物に使用される農薬であり、農薬の空中散布の即時停止と住宅から1キロメートル以内での農薬使用禁止を求めた。〔The Ecologist 2014/8/25〕