■2015年1月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●EU、GMO承認を加盟国単位に


  欧州議会本会議と欧州委員会(EC)常任代表委員会の間で、GM作物栽培に関する暫定的な協定が合意された。今後は、EU加盟国が独自に、GM作物栽培の限定や禁止ができるようになる。しかし同時に、加盟国の合意を経ることなく、EUによってGM作物の承認が可能になる。すべての加盟国の合意を必要としてきたこれまでの方針からの変更は、新たなGM食品の流入を許すことにもなりかねない。ただし、食品としての安全性評価の仕組みはこれまで同様変わらないことから、GM作物を推進する国や企業には不満の声も出ている。〔Digital Journal 2014/12/14〕

 11月14日ドイツとブルガリア両国は、GM作物への反対を確認した。ドイツ農業大臣クリスティアン・シュミットが、ロイターからの取材に答えたもの。ブルガリア外務大臣ダニエル・ミトフは、通信社からEUと米国との自由貿易交渉について問われた際に述べた。〔Sustainable Pulse 2014/11/16)〕