■2015年1月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

ニュース



●欧州事情
●抗生物質耐性遺伝子挿入のGM飼料の承認取消

 ノルウェーのバイオテクノロジー勧告委員会と食品安全局は、魚の養殖に使用されている抗生物質耐性遺伝子を用いたGM作物の承認を取り消した。2008年に養殖魚用飼料として承認した19種類のGM作物の内、抗生物質耐性遺伝子を用いた8種類がその対象。〔Sustainable Pulse 2014/11/30〕

●GMOフリー鶏肉を求める声、業者に届く

 2014年2月にドイツ鶏肉協会(ZDG)が非GM作物の飼料供給が難しくなったため、GMOフリーの中止を宣言した(本誌2014年10月号参照)。GMOフリー鶏肉を求める声に応え、ドイツ最大の養鶏業者ヴィーゼンホフが、2015年1月1日からGMOフリーの飼料に戻すことを明らかにした。〔Sustainable Pulse 2014/12/7〕

●北米事情
●オレゴン州のGM食品表示法案の開票が再集計

 オレゴン州で行われた遺伝子組み換え食品表示法案の住民投票は、賛成75万2664票、反対75万3473票の僅差であったため、無効票の点検を進めたところ、票差がわずかになり、同州の選挙規定に基づき再集計となった。最終的にどのような結果になるかが注目されるが、12月10日現在まだ確定していない。〔ABC News 2014/12/11ほか〕

●米の有名シェフがGM食品表示を求める

 テレビ番組「トップシェフ」に出演しているトム・コリッチーノなど700人を超える米国の有名シェフらが、GM食品表示を求める署名を連邦議会に提出した。コリッチーノは「私たちが食べるものが何物か明確にわかる表示が必要だ」と述べている。〔Washington Wire 2014/12/1〕

●フロリダでGM蚊放出実験の説明会

 GM蚊を開発し、世界各国で放出実験を行っている英国オキシテック社が、米国での実験を行うため、フロリダ州キーウェストで説明会を開催した。デング熱を媒介するネッタイシマカを減らす目的のGM蚊を、今春にも同地で放出する予定である。説明会では一貫して安全性を強調したが、住民は、「私たちを人体実験するのか」と批判した。〔Global Research 2014/12/10〕

●スターバックスのGMOへの見解

 米国の消費者団体がコーヒーチェーンのスターバックスに、GM飼料を用いない有機牛乳の提供(本誌2014年4月号参照)と、食品表示法案に反対しないよう求めていたが、11月15日同社は、GM食品表示法案に敵対するキャンペーンへの資金提供はしておらず、バーモント州での無効訴訟にもかかわっていないとコメントを発表した。それ以上の言及はなかった。〔The Gurdian 2014/11/17〕

●遺伝子組み換え作物
●GMバナナはバイオパイラシー

 オーストラリア・クイーンズランド工科大学で開発が進められている、ビタミンAの前駆体であるベータ・カロチンを増やした「スーパーバナナ」が、バイオパイラシー(生物学的海賊行為)に当たる、と「エコロジスト」誌が指摘した。このGMバナナは、同大学のジェームズ・デールによって開発が進められているが、パプア・ニューギニアで栽培されているベータ・カロチンを多く含むバナナから遺伝子を採取しているため、バイオパイラシーに当たるという。〔The Ecologist 2014/11/24〕