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ニュース
●アジア事情
●インドでGMマスタード承認へ
インドのGMO承認機関である遺伝子工学承認委員会技術小委員会は、GMマスタードを「安全」と評価した。これにより承認は確実となった。このGMマスタードは、インド科学技術庁やダーラ社などの資金を得て、デリー大学が開発した。〔インド環境省 2016/10/5〕
●企業動向
●モンサント国際法廷が開かれる
10月14〜16日にかけて、市民団体や国際環境NGOが中心となって、オランダのハーグでモンサント社を裁く国際法廷が開かれ、裁判長にフランソワーズ・トゥルケンズが就任した。トゥルケンズは14年間にわたり欧州司法裁判所人権部門の判事を務め、2012年9月には国連人権諮問委員会副代表に指名されている。法廷では、モンサント社による食料、健康、科学研究の自由などへの権利侵害行為が裁かれる。〔GM
Watch 2016/10/15〕
●省庁動向
●消費者庁のGM食品表示制度見直し状況
9月29日消費者庁は市民団体の質問に答え、GM食品表示に関する見解を示した。GM食品表示制度見直しに関しては、今年度行う3つの調査(@醤油、食用油など表示対象品目に関する調査、A米国・カナダからのGM大豆とトウモロコシの流通実態調査、B消費者の意識調査)の結果を踏まえ検討する。世界で進む表示制度の厳密化に関しては、諸外国での表示の状況は消費者庁でも把握しており、専門家会議ではそれを参考にしつつ、日本での流通実態をふまえ、実行可能性を配慮して検討する。回答は、厳密なGM食品表示を求める署名を提出するにあたって、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンなどの市民団体が出した質問に対し、消費者庁食品表示企画課課長補佐の西川真由が口頭で行なった。
●カーギル社使用の違法GM食品添加物の安全審査開始
前号(2016年10月号)でお伝えした、違法なGM食品添加物を用いていたとして厚労省が輸入販売の中止を指示したカーギル・カナダ社製の植物性原料油脂について、食品安全委員会の遺伝子組換え食品等専門調査会は10月19日審査を開始した。審査対象は、GM微生物を用いて生産される、油脂の製造工程で不純物の除去を目的に使われるデンマークのノボザイムズ社製のGMリパーゼ。
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