■2017年8月号

今月の潮流
News
News2


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る






























バイオジャーナル

ニュース



●遺伝子組み換え作物
●中国農業科学院が新たなGM綿を開発
 
 中国農業科学院(CAAS)はグリホサートの残留が少ない除草剤耐性綿を開発した。従来の5倍の耐性を示す遺伝子を見つけ出し、その遺伝子を綿に組み込むことで、グリホサートの残留を10分の1にした。〔ISAAA 2017/6〕

●GM昆虫
●ニューヨーク州でGM蛾の放出実験
 
 米国ニューヨーク州ジュネーブでGM蛾の放出実験が行われることが明らかになった。実験を行なうのは、世界各地でGM蚊の放出実験を繰り返している米Intrexon社傘下のオキシテックで、すでに農務省(USDA)が許可している。蛾の種類はダイヤモンドバックで、幼虫はキャベツや白菜などのアブラナ科を食い荒らす害虫である。このGM蛾は、雄にGM遺伝子を導入して雌を殺し、蛾の数の抑制を図るとしている。〔NOFA-NY 2017/7/7〕

●GM魚
●カナダでGM鮭の養殖承認
 
 カナダのプリンスエドワード州政府は、プリンスエドワード島でのGM鮭の養殖を承認した。これまで米Intrexon社傘下のアクアバウンティ・テクノロジーズ社はプリンスエドワード島で受精卵を生産し、養殖はパナマで行なっていた。同社は新たに1300万ドルを投じて養殖場を建設、年間250トン生産する予定だという。環境保護団体はGM鮭が逃げ出した際の問題など、リスクアセスメントの見直しを求めている。〔CBC News 2017/6/27〕

●企業動向
●モンサント社がAI企業と提携
 
 モンサント社は6月14日、医薬品開発などでAIを駆使してきたアトムワイズ社と共同研究を行なうことを発表した。モンサント社の農業生産性イノベーション責任者のジェレミー・ウィリアムズは「新しいソリューションの発見は重要」と述べ、アトムワイズ社の最高経営責任者のアブラハム・ハイフェッツは、「これからはAIシステムを害虫や病害とのたたかいに活かす」と述べた。
現在モンサント社は、研究・開発の主軸をゲノム編集やRNAi(RNA干渉)に移しつつあり、AIシステムを駆使して新たな作物や農薬の開発につなげるのが目的のようである。アトムワイズ社が開発したAtom Netテクノロジーは、ソフトウェア自体が分子間の相互作用を自己学習する仕組みで、それを用いて開発することになる。〔AGRI in ASIA 2017/6/29など〕