■2020年12月号

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バイオジャーナル

ニュース


●北米事情
●米裁判所がFDAによるGM鮭の承認は違法と判断

 11月5日、米国カリフォルニア州北部地域の連邦地方裁判所は、FDAがGM鮭の養殖や流通を承認したのは連邦環境政策法に違反するという判決を下した。それによるとGM鮭が逃げ出した場合の野生の鮭への影響評価が不十分であり、さらに詳しく分析し評価しなければならないとした。〔GM Watch 2020/11/5〕

●米国EPA、除草剤ジカンバの使用継続を認可

 米国環境保護庁(EPA)は、除草剤ジカンバの使用継続を認めるかどうか検討してきたが、10月27日、2025年までの使用継続を認めた。ジカンバはGM作物に用いられ、大規模な被害をもたらしてきたことから、その是非が焦点になっていた。バイエル社は、この決定を歓迎している。〔Investigate Midwest 2020/10/28〕

●グリホサート訴訟の法廷再開へ

 米国のグリホサート訴訟の法廷が再開された。裁判所による11月2日を期限とした和解交渉の提案にもとづき、バイエル社は和解案を提出し、交渉が進められてきた。最初バイエルは一括和解案を提示したが、あまりにも同社に都合の良いものだったことから原告側は拒否した。以降、個別の交渉が進められていたが、大半が拒否されたため、交渉は決裂。そのため裁判が再開されることになった。〔Insurance Journal 2020/11/3〕