■2021年7月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

ニュース


●北米事情
●米国でGM鮭の出荷始まる
米国のアクアバウンティ・テクノロジーズ社のインディアナ州内にある屋内養殖場でGM鮭の収穫が始まった。成長を早めたこの鮭は、米国内の表示制度が整い、出荷に踏み切った。同社によると、米国中西部や東部海岸のレストランや各家庭に向け、数トンのGM鮭が出荷されるという。〔PHYS org 2021/5/28〕


●欧州事情
●欧州の食品小売業界がゲノム食品表示を求める
欧州の食品小売業界が、「ニューGMO」と呼ばれるゲノム編集技術など新しい遺伝子操作食品への表示を、改めて求める声明を発表した。4月にEUの行政組織である欧州委員会が、ニューGMOについては規制しないという方針を示したことによるもの。声明では、規制緩和をするのではなく、GMO同様の承認手続き、トレーサビリティ、消費者に対する透明性確保を求めている。〔GMWatch 2021/5/26〕


●除草剤
●グリホサートは早産をもたらす
グリホサートが早産をもたらすという研究結果が発表された。ミシガン大学のモニカ・K・シルバーらの研究チームが、プエルトリコの住民を対象に、グリホサート及びグリホサートの分解物AMPAの尿中濃度と早産の関係を調査して判明した。この研究は、米国の国立環境健康科学研究所と国立衛生研究所の助成で行われた。〔Environmental Health Perspectives 2021/5/19〕