■2021年11月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

ニュース


●欧州事情
●EUでグリホサートの有効期限迫る
 EUでは、グリホサートの有効期限が今年末の12月15日に迫っている。再承認に向けて産業界から38本もの発がん性や遺伝毒性にかかわる論文が提出されたが、評価に値するものは2本に過ぎなかった。38本の論文を分析したのは41に及ぶ科学者団体などで、その2本のうち1本はイタリアのラマッツィーニ研究所が行なったもので、この論文が最も包括的な毒性実験になっていた、と分析した団体は述べている。〔HEAL 2021/10/13〕

●北米事情
●アルゼンチンのゲノム編集小麦栽培、カナダ市場にも影響か
 現在、アルゼンチンでゲノム編集小麦の栽培計画が進められているが、カナダ・サスカチュワン州の小麦開発委員会が、もし実行されると、カナダの市場にも大混乱が起きると警告した。最大の理由は、ブラジルがアルゼンチンからの小麦輸入を止めると宣言しており、国際市場での小麦価格が暴落しかねないからだとしている。〔620CKRM 2021/10/8〕

●アフリカ事情
●市民団体がコロナ禍でのアフリカにおけるGMO推進を調査
 市民団体と科学者などが共同で設立したアフリカ技術評価プラットフォームが、コロナ禍の中で、アフリカでGMOを推進する動きが強まっていることに対して調査を開始した。GMO推進のこの動きは、アフリカの再植民地化をもたらす可能性があると指摘している。〔AfriTAP 2021/10/4〕